下顎前突の術前矯正5ヶ月、手術後の顔貌が変化することの不安

相談者: りおん!さん (19歳:女性)
投稿日時:2014-01-25 23:39:03
下顎前突の治療のため、現在術前矯正5ヶ月経過中の者です。
矯正専門歯科に通院しています。

下顎のみ手術(7、8mmほど下げる方針です)するのですが、手術に対してとても不安があります。

というのも、大学病院口腔外科矯正歯科の両方とも参考の症例写真を見せない方針であり、症例写真を見ていません。
紙でしかシュミレーションもなく、こちらとしては手術後の自分をイメージできず不安になります。

もしかしたら、手術後に自信がないから見せないのではなどとあらぬ不安も抱く始末です。

外科手術を含む矯正というのは治療という側面に加え顔貌にも関わってきます。
だからこそ、少しのこと(写真がない等)で不安が煽られてしまいます。


質問は手術に関してです。

・執刀医による術後の仕上がりというのは、どの程度個人差があるのですか(顔貌の意味で)。
執刀医の美的センス等による振れ幅はありますか。

例えば、人によって顎の輪郭が不自然に仕上がったり、綺麗に仕上がったりといったことはあるのでしょうか。


・もしあるとすれば、上手な執刀医かどうかはどのように判断すればよいのでしょうか


経験豊富な歯科医、口腔外科医に対し疑いをかけるような不安も口にしづらく、悩んでおります。

ぜひ客観的な意見がいただければと思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-01-26 01:06:15
こんにちは。

骨切り術の際の骨の変化は、骨の移動量(と移動方向)によってほとんど決まります。
骨の移動量(と移動方向)は術前に矯正歯科口腔外科が相談し、主に矯正歯科側が決定します。

そのため、執刀医のセンスで術後の顔貌が決まることはありません。
ただし、予定通りの骨の移動量(と移動方向)となるように手術できるかどうかは執刀医の巧拙により異なります。

執刀医の巧拙は概ね執刀数に比例します。
多くの手術の方式は、誰が行ってきちんとできるように確立されています。
ももともとうまい下手があるというよりも、たくさん手術をすれば自ずから手術が上手になる部分が多いのです。

確かにもともと手先が器用な人と、そうでない人がいるのも事実です。
手術の上手下手は、器用さよりも知識や判断力に左右される部分の方が多いと思います。

上手な執刀医は自信をつけてどんどん手術します。

大学病院などの大きな組織であれば、上手な執刀医に手術が集中する傾向にあります。
下手な執刀医は自信がないので手術数が伸びません。

そのような執刀医には手術があまり回ってきません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-01-26 07:04:54
お悩みのようですね。

まず、症例写真を見せないことに関しては、自信がないからではなく、個人情報の問題もあるかもしれません。
お顔のことですから、患者さんは気になるのは当然ですが、別の患者さんの手術前後のお顔を見せるためには、本来はその患者さんに同意を頂く必要があります。

また、シュミレーションについても、現状ではなかなか難しいものがあります。
お顔には表情がありますから。

シュミレーションを行っても、良くも悪くもその通りにならない場合も多いため、逆に患者さんの誤解をまねいてしまうこともあります。

そのため、症例写真やシュミレーションについてはそのような見解もあるということを知って頂いて、改めて、担当の先生に相談してみた方が良いと思います。

執刀医の技術についても差があるのは当然です。
樋口先生もお書きになっているように経験数も関係していると思います。

ただ、矯正医からすると、あまり上手でない先生に手術をお願いするのはとてもリスキーなんです。
手術が予定通り進まないと、トラブルは矯正医にも降りかかってきます。

そのため、矯正医も手術を行ってもらうなら、「安心して任せられる外科医に」となるわけです。

ですから、そこまで心配されなくても大丈夫だと思います。

執刀される先生に直接聞くのは聞きにくいでしょうから、そのような不安があることを矯正担当医に伝えて、相談にのってもらっておいた方がいいと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りおん!さん
返信日時:2014-01-26 21:18:32
樋口均也先生、福山英治 先生
質問にお答えいただき本当にありがとうございます。

手術に関して専門家の意見を聞けて、不安でいっぱいだった気持ちがすうっと消えました。

私の想像しているよりもずっと綿密な計画の元、誰が行ってもできるよう確立された方式で行っていただけるのですね。

また、写真やシュミレーションを見せないことにもそのような意図があるといことも勉強になりました。
基本的に矯正医は上手な外科医にお願いするということも安心致しました。

担当の矯正医の方にも不安があるときは勇気をだして聞いてみようと思います。

このような疑問に答えて下さり、本当に感謝いたします。



タイトル 下顎前突の術前矯正5ヶ月、手術後の顔貌が変化することの不安
質問者 りおん!さん
地域 非公開
年齢 19歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正(矯正歯科)その他
外科矯正
下顎前突(受け口)
回答者




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