歯石除去等気をつけていたのに歯周病で骨が減少
相談者:
まほみほさん (50歳:女性)
投稿日時:2014-01-15 14:43:49
右7番がグラグラし、痛み、腫れがあり、12月に1回、昨日1回、通院しました。
歯槽膿漏だと言われて、昨年撮影したレントゲンを見ると右下7番だけがおどろくほど骨が減っていました。
原因と今後のことについて教えてください。
一昨年、左上6番が歯根膜炎になり、その時に左側はだいじに使ってくださいと言われ、左をかばってきたので、そのせいではないかと尋ねてみましたが、
「なくはないけど、そういうことではないと思う」
と言われました。
左6番の治療の時に、かみあわせを調整して左に負担がかからないようにしています。
それも原因になることはあるでしょうか。
もともと歯が弱かったことや、以前(20年以上前)には喫煙もしていたので、年に1回程度、歯のメンテナンスでスケーリングをし、歯磨きや歯間ブラシなども気を遣ってきました。
歯科医でスケーリングをしてもらうと
「きれいですね」
と言われます。
「歯肉もポケットはあるけれどぶよぶよしていることはない」
と状態は良いように言われてきました。
それが突然このようなことになり、あとは何に気をつけて生きていけばよいのか、途方に暮れています。
奥の歯でもありますので、これまで以上にブラッシングは気をつけていきますが、他に原因として考えられること、対策は何でしょうか。
(お医者様からは「年ですからね」と言われています。)
治療ですが
「炎症が治まってからおそらく抜く方向になる」
といわれています。
他のかたのご相談などを拝見していると、「歯肉の中に普段隠れているプラークがある場合それを除去する」などの治療法もあるようですが、普通に見えている部分にプラークがない、と言う状態では、中にもプラークがないと判断できていると考えてよいのでしょうか。
まとまらない質問で恐縮ですが、アドバイスどうぞよろしくお願いします。
歯槽膿漏だと言われて、昨年撮影したレントゲンを見ると右下7番だけがおどろくほど骨が減っていました。
原因と今後のことについて教えてください。
一昨年、左上6番が歯根膜炎になり、その時に左側はだいじに使ってくださいと言われ、左をかばってきたので、そのせいではないかと尋ねてみましたが、
「なくはないけど、そういうことではないと思う」
と言われました。
左6番の治療の時に、かみあわせを調整して左に負担がかからないようにしています。
それも原因になることはあるでしょうか。
もともと歯が弱かったことや、以前(20年以上前)には喫煙もしていたので、年に1回程度、歯のメンテナンスでスケーリングをし、歯磨きや歯間ブラシなども気を遣ってきました。
歯科医でスケーリングをしてもらうと
「きれいですね」
と言われます。
「歯肉もポケットはあるけれどぶよぶよしていることはない」
と状態は良いように言われてきました。
それが突然このようなことになり、あとは何に気をつけて生きていけばよいのか、途方に暮れています。
奥の歯でもありますので、これまで以上にブラッシングは気をつけていきますが、他に原因として考えられること、対策は何でしょうか。
(お医者様からは「年ですからね」と言われています。)
治療ですが
「炎症が治まってからおそらく抜く方向になる」
といわれています。
他のかたのご相談などを拝見していると、「歯肉の中に普段隠れているプラークがある場合それを除去する」などの治療法もあるようですが、普通に見えている部分にプラークがない、と言う状態では、中にもプラークがないと判断できていると考えてよいのでしょうか。
まとまらない質問で恐縮ですが、アドバイスどうぞよろしくお願いします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2014-01-15 15:13:57
んんん…。
実際に拝見していないので何とも言えませんが…。
>昨年撮影したレントゲンを見ると右下7番だけがおどろくほど骨が減っていました。
もともと歯周病があり、そこに不必要な力が加わると歯周病を加速させてしまう事があります。
また、レントゲンには映らない程度の歯根破折があるのかも知れません。
>左上6番が歯根膜炎になり
いずれしても個人的には「力のコントロール」に問題があるような気がします。
>あとは何に気をつけて生きていけばよいのか、途方に暮れています。
TCHを意識して生活されてみてはいかがでしょうか?
参考
TCH、歯列接触癖
実際に拝見していないので何とも言えませんが…。
>昨年撮影したレントゲンを見ると右下7番だけがおどろくほど骨が減っていました。
もともと歯周病があり、そこに不必要な力が加わると歯周病を加速させてしまう事があります。
また、レントゲンには映らない程度の歯根破折があるのかも知れません。
>左上6番が歯根膜炎になり
いずれしても個人的には「力のコントロール」に問題があるような気がします。
>あとは何に気をつけて生きていけばよいのか、途方に暮れています。
TCHを意識して生活されてみてはいかがでしょうか?
参考
TCH、歯列接触癖
回答2
水川歯科医院(荒川区東日暮里)の水川です。
回答日時:2014-01-15 15:37:56
まほみほさんこんにちは
>昨年撮影したレントゲンを見ると右下7番だけがおどろくほど骨が減っていました。
そうですね。はっきりとはいえませんが、櫻井先生のおっしゃるように、一カ所だけの骨が急激に減っているのであれば、TCHなどの問題があると思われます。
もし、歯周病の問題は無くて力の問題であれば、力のコントロールができればある程度骨が再生する場合もあります。
右下の歯は虫歯の治療はされていませんか?
もし不良な詰め物などがあればプラークや歯石がたまりやすくなり歯周病が進行する恐れもあります。
ご参考になれば
>昨年撮影したレントゲンを見ると右下7番だけがおどろくほど骨が減っていました。
そうですね。はっきりとはいえませんが、櫻井先生のおっしゃるように、一カ所だけの骨が急激に減っているのであれば、TCHなどの問題があると思われます。
もし、歯周病の問題は無くて力の問題であれば、力のコントロールができればある程度骨が再生する場合もあります。
右下の歯は虫歯の治療はされていませんか?
もし不良な詰め物などがあればプラークや歯石がたまりやすくなり歯周病が進行する恐れもあります。
ご参考になれば
相談者からの返信
相談者:
まほみほさん
返信日時:2014-01-21 12:57:39
櫻井先生、水川先生、ご回答ありがとうございます。
「くいしばり」あります。
一昨年、胃の不調やふとしたとき気がついて、気にしていました。
今回、書き漏れていました。申し訳ありません。
今回もそのせいかと思って尋ねてみたのですが、
「TCHなら他の部分も影響があるはずですから違います」
とはっきり言われました。
原因とは考えられていないようです。
虫歯の治療はしております。
つめたところの虫歯もレントゲンや診療の際に
「ありません」
といわれています。
2度目の腫れが来てから1週間。
抗生物質を飲みましたが、腫れは思ったようにひきません。
抜歯になるかもしれませんが、TCHは他の歯のこともあるので、いま一度聞いてみます。
また、TCHに詳しい医院を探して、詳細に見てもらったほうがよいでしょうか。
本題の歯周病、歯槽膿漏とははずれますが、いま一度、アドバイスしていただけることがありましたら、お願いいたします。
「くいしばり」あります。
一昨年、胃の不調やふとしたとき気がついて、気にしていました。
今回、書き漏れていました。申し訳ありません。
今回もそのせいかと思って尋ねてみたのですが、
「TCHなら他の部分も影響があるはずですから違います」
とはっきり言われました。
原因とは考えられていないようです。
虫歯の治療はしております。
つめたところの虫歯もレントゲンや診療の際に
「ありません」
といわれています。
2度目の腫れが来てから1週間。
抗生物質を飲みましたが、腫れは思ったようにひきません。
抜歯になるかもしれませんが、TCHは他の歯のこともあるので、いま一度聞いてみます。
また、TCHに詳しい医院を探して、詳細に見てもらったほうがよいでしょうか。
本題の歯周病、歯槽膿漏とははずれますが、いま一度、アドバイスしていただけることがありましたら、お願いいたします。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-01-21 13:56:29
ご相談ありがとうございます。
>原因と今後のことについて教えてください。
特に日本人の下の7番はそういうことが起きやすいことは歯周病の管理では常識です。
原因は歯の裏側にあります。
>歯科医でスケーリングをしてもらうと「きれいですね」と言われます。
>「歯肉もポケットはあるけれどぶよぶよしていることはない」と状態は良いように言われてきました。
全体の見た目も大事ですが、1本ずつの検査が欠かせません。
対策は痛くない時から、その歯については特に裏側の検査数字や病気の活性度検査を、今までも歯周病検査記録から傾向を読むことが予後を決めることになります。
歯周病は自覚症状に乏しい病気です。
一見、軽い歯周病に見えても油断ができません。
したがって、一生歯を残したければ、簡単な処置を繰り返すだけではなく、重症な歯周病にも対応できる歯科医院で、軽いと思っているウチから通院して検査データを残すことです。
お話のような状況になってしまうと、ほぼ抜歯となりそうです。
>(お医者様からは「年ですからね」と言われています。)
これはもし、病気が年のせいだという説明であれば、20世紀以前の大昔の考えです。
もし年を取ることが原因ならば、7番だけが年を取ってぐらぐらになり、他の歯はぐらぐらしていないから年を取っていないことになります。
>歯槽膿漏だと言われて
これも歯茎から膿が出るという状態を説明した言葉で、正確ではありません。
一般の人にも分かる言葉として、あえて使ったのかもしれません。
正しくは、歯周病と言います。
年齢のせいで止められないのではなく、病気だから治療をすれば治るという意味です。
年のせいと諦めれば、歯周病の治療をしていないのであれば病気で歯が抜けることは、これまた当然の結果です。
1本1本の歯周病を調べることから、歯周病の管理が始まります。
そうすれば全体を助けることもできるからです。
>、普通に見えている部分にプラークがない、と言う状態では、中にもプラークがないと判断できていると考えてよいのでしょうか。
良いことに気がつきましたね。
中は全く別物です。
しかも見える部分より中が病気の大元なのでとても危険です。
歯周病の管理では基本なので、T本づつ、中もよく調べます。
>原因と今後のことについて教えてください。
特に日本人の下の7番はそういうことが起きやすいことは歯周病の管理では常識です。
原因は歯の裏側にあります。
>歯科医でスケーリングをしてもらうと「きれいですね」と言われます。
>「歯肉もポケットはあるけれどぶよぶよしていることはない」と状態は良いように言われてきました。
全体の見た目も大事ですが、1本ずつの検査が欠かせません。
対策は痛くない時から、その歯については特に裏側の検査数字や病気の活性度検査を、今までも歯周病検査記録から傾向を読むことが予後を決めることになります。
歯周病は自覚症状に乏しい病気です。
一見、軽い歯周病に見えても油断ができません。
したがって、一生歯を残したければ、簡単な処置を繰り返すだけではなく、重症な歯周病にも対応できる歯科医院で、軽いと思っているウチから通院して検査データを残すことです。
お話のような状況になってしまうと、ほぼ抜歯となりそうです。
>(お医者様からは「年ですからね」と言われています。)
これはもし、病気が年のせいだという説明であれば、20世紀以前の大昔の考えです。
もし年を取ることが原因ならば、7番だけが年を取ってぐらぐらになり、他の歯はぐらぐらしていないから年を取っていないことになります。
>歯槽膿漏だと言われて
これも歯茎から膿が出るという状態を説明した言葉で、正確ではありません。
一般の人にも分かる言葉として、あえて使ったのかもしれません。
正しくは、歯周病と言います。
年齢のせいで止められないのではなく、病気だから治療をすれば治るという意味です。
年のせいと諦めれば、歯周病の治療をしていないのであれば病気で歯が抜けることは、これまた当然の結果です。
1本1本の歯周病を調べることから、歯周病の管理が始まります。
そうすれば全体を助けることもできるからです。
>、普通に見えている部分にプラークがない、と言う状態では、中にもプラークがないと判断できていると考えてよいのでしょうか。
良いことに気がつきましたね。
中は全く別物です。
しかも見える部分より中が病気の大元なのでとても危険です。
歯周病の管理では基本なので、T本づつ、中もよく調べます。
相談者からの返信
相談者:
まほみほさん
返信日時:2014-01-21 15:16:08
回答4
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-01-22 10:28:14
歯周病治療に精通している先生に受診されることをお勧めします。
正直に書いてしまうと、私の経験上、インプラント治療希望で受診される患者さんは皆さん歯周病があり、今までの医院でちゃんと治療受けていたつもり、と言われる方ばかりです。
つまり、その医院側も患者さん側も歯周病治療しているつもり治しているつもりでも、実際には???と言うことがほぼ100%で、だからこそ転院して来られているのかも知れませんが、歯周病治療はまだまだちゃんとは普及してない、と感じさせられます。
実質的には10%もないような感じを私は持っています。
歯周病治療している医院としては、個人的には歯周外科手術、再生外科手術も日常的に行っている、そして成果をちゃんと出している先生、であることが条件だと考えます。
年齢的に考えましても、今ちゃんとした治療をして、メインテナンスも患者さん自身でも修得され、歯を守ることが非常に重要だ、と思います。
ご参考になれば幸いです。
正直に書いてしまうと、私の経験上、インプラント治療希望で受診される患者さんは皆さん歯周病があり、今までの医院でちゃんと治療受けていたつもり、と言われる方ばかりです。
つまり、その医院側も患者さん側も歯周病治療しているつもり治しているつもりでも、実際には???と言うことがほぼ100%で、だからこそ転院して来られているのかも知れませんが、歯周病治療はまだまだちゃんとは普及してない、と感じさせられます。
実質的には10%もないような感じを私は持っています。
歯周病治療している医院としては、個人的には歯周外科手術、再生外科手術も日常的に行っている、そして成果をちゃんと出している先生、であることが条件だと考えます。
年齢的に考えましても、今ちゃんとした治療をして、メインテナンスも患者さん自身でも修得され、歯を守ることが非常に重要だ、と思います。
ご参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
まほみほさん
返信日時:2014-01-23 14:59:36
松元先生 ご回答ありがとうございます。
かなりケアしている「つもり」でしたから、何か私だけが特別に不運なのか?と愕然としていましたが、
「その医院側も患者さん側も歯周病治療しているつもり治しているつもりでも、実際には???と言うことがほぼ100%で、だからこそ転院して来られているのかも知れませんが、歯周病治療はまだまだちゃんとは普及してない、と感じさせられます。」
というお言葉で、ストンと納得しました。
今の先生も信頼はしていますが、抜歯する前に、歯周病に詳しい先生を探して、治療の道を探ってみようと思います。
TCHについても相談してみます。
櫻井先生、水川先生、さがら先生、あらためて御礼申し上げます。
また、あらためて歯周病によいと言われるデンタルリンス、ペーストや、歯間ブラシなどを先ほど購入してきました。
生活改善も図ろうと思います。
寝不足の解消
間食、甘い物を極力控える
寝る前のビールをやめる
くいしばりをこれまで以上に気をつける
それ以外に、
ヨーグルトやビフィズス菌系の錠剤
と思っています。
いまはまだ炎症が治まっていませんが、新しいお医者様の指導を受けるまでの間、気をつけるべきことはありますでしょうか。
いま一度、先生方にご指導いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
かなりケアしている「つもり」でしたから、何か私だけが特別に不運なのか?と愕然としていましたが、
「その医院側も患者さん側も歯周病治療しているつもり治しているつもりでも、実際には???と言うことがほぼ100%で、だからこそ転院して来られているのかも知れませんが、歯周病治療はまだまだちゃんとは普及してない、と感じさせられます。」
というお言葉で、ストンと納得しました。
今の先生も信頼はしていますが、抜歯する前に、歯周病に詳しい先生を探して、治療の道を探ってみようと思います。
TCHについても相談してみます。
櫻井先生、水川先生、さがら先生、あらためて御礼申し上げます。
また、あらためて歯周病によいと言われるデンタルリンス、ペーストや、歯間ブラシなどを先ほど購入してきました。
生活改善も図ろうと思います。
寝不足の解消
間食、甘い物を極力控える
寝る前のビールをやめる
くいしばりをこれまで以上に気をつける
それ以外に、
ヨーグルトやビフィズス菌系の錠剤
と思っています。
いまはまだ炎症が治まっていませんが、新しいお医者様の指導を受けるまでの間、気をつけるべきことはありますでしょうか。
いま一度、先生方にご指導いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
タイトル | 歯石除去等気をつけていたのに歯周病で骨が減少 |
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質問者 | まほみほさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 50歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病その他 スケーリング(歯石取り) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。