大学生の娘、2.3番と2本連続して先天欠損歯がある場合の治療

相談者: 3児の父さん (51歳:男性)
投稿日時:2014-01-25 10:47:32
はじめてお世話になります

子供の欠損歯治療について伺います。

長女が中学2年生(現在大学生)の時に、先天性欠損歯であることが近所の歯科医で教えられました。

3本あるのですが、そのうち2本が連続しています。

右上2番と3番が連続して永久歯がないのですが、当時はインプラントにしても18歳を過ぎてからでないと治療ができないと言われた為、現在まで放置してきました。
現在乳歯がまだありますが、ぐらぐらして抜けそうな状態です。

これから治療を検討しているのですが、当時1つだけ気になることを先生から言われました。

インプラントで2つ連続して入れると、インプラントの歯と歯の隙間が通常の歯茎のようにきれいに隙間を埋めてくれないので、通常の見え方と少し異なります、と説明されました。

これがどのくらい見た目におかしいのかわかっていませんが、当時から6年ぐらい経過しているので、何か対策や他に良い治療方法が見つかっているようでしたら、教えていただけないでしょうか?

よろしくお願いします


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-01-25 11:08:17
3児の父 さん、こんにちは。

インプラントで2つ連続して入れると、インプラントの歯と歯の隙間が通常の歯茎のようにきれいに隙間を埋めてくれないので、通常の見え方と少し異なります、と説明されました。

2本連続の欠損と言っても、お口全体の状況が判りませんので、何とも言えません。
ただ、一般的にそういったことが起こり易いというのも事実かと思います。

場合によっては矯正治療とインプラントの組み合わせになるでしょうし、出来れば健康な歯を削ることを回避したいものです。

何れにしても、スグに歯を削って安直にブッリジを勧めるような歯科医師ではなく、インプラントに精通した口腔内を総合的に判断できる歯科医師にご相談になれると良いですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 3児の父さん
返信日時:2014-01-25 21:41:33
小林先生

コメントありがとうございます。
やはり、見え方が変わるのですね。
1つの不安が確認できました。


もう少し教えていただけますでしょうか。

>一般的にそういったことが起こり易いというのも事実かと思います

これは、治療がうまくいくと、他の歯茎と同様に見えるケースもあるということでしょうか?


>場合によっては矯正治療インプラントの組み合わせになるでしょうし、出来れば健康な歯を削ることを回避したいものです。

当時はブリッジにするか、見た目を気にするのであれば右上一番の歯を矯正で1本分横に動かして、2番の歯の大きさに削り、1番と3番にインプラントをすれば、歯と歯の間の歯茎の見え方の問題は解決されます、と言われたました。

どのように見た目がおかしくなるのか分からないのに、どちらの方法も歯を削る話なので当時は気が進みませんでした。

小林先生の言われた矯正治療とインプラントとの組み合わせで、できるだけ歯を削るのを回避するというのは、他に何か良い方法があるということでしょうか。

また、上記のような方法を勧める医院は避けた方が良いでしょうか。

よろしく願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-01-25 23:12:46
3児の父 さん、ご返信ありがとうございます。


>治療がうまくいくと、他の歯茎と同様に見えるケースもあるということでしょうか?

その通りかと思います。


>上記のような方法を勧める医院は避けた方が良いでしょうか

国内には何万軒以上もの歯科医院があり、それぞれの考えがあるかと思います。

しかしながら、虫歯に対し「早期発見・早期予防」いったことに理解を示さず、C0でもC1でも迷わず歯を削ることを選択するような歯科医師が未だに居るのが残念ながら事実かと思います。

ですから、インターネットなどで漠然とした情報を得ることよりも、お子さまのお口の中を何軒かの歯科医院で実際に診ていただき、その中で、どの歯科医院にお願いなさるのか熟慮されてはいかがでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 3児の父さん
返信日時:2014-01-26 19:13:09
小林先生、回答ありがとうございます。

良くなるケースもあると聞いて少し安心しました。

最初に言われたインプラントに精通した口腔内を総合的に判断できる歯科医師をいくつか近所で探してみます

ありがとうございました
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-01-27 13:28:30
お嬢さんの欠損状況が分からないのですが、側切歯犬歯がない状態と言うのは、非常に審美的にインプラントで治すのはハイレベルな内容になると思います。

現時点でも尚、インプラント2本植立でまるで天然の歯が2本生えているかのような治療は、かなりチャレンジングなものだと思います。

現時点で、こう言う欠損の場合考えられている治療方法は、犬歯とかに1本だけ植立して、側切歯は被せ物で繋いで治す、と言うのが良いとされています。

但し、一般論の話としてご理解下さい。

失礼しました。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 3児の父さん
返信日時:2014-01-29 23:09:14
コメントありがとうございます

インプラント2本はかなりのチャレンジということで、気分は少し後退しましたが、違った方法があることが分かって、少し前進した感じです。


側切歯被せ物で繋いで治す

これは審美的には良い状態になるのでしょうか?

また、被せ物は2番の乳歯を抜かないで被せるイメージでしょうか?

よろしくお願いします
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-01-29 23:29:22
乳歯は将来的にダメになるでしょうから、抜歯させていただいて、2本欠損に対しての治療として犬歯部とかに1本植立して側切歯に伸ばす、と言うことです。

審美的にはその方が綺麗に仕上がる、と言われています。

2本インプラント並べて植立するより審美性で良い、と言う意味です。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-01-30 09:16:30
3児の父さん、今日は


前歯インプラントを2本連続して埋入した場合、ご自分の歯とインプラントの間の歯肉を自然に見せるより、2本のインプラントの間の粘膜を自然な形に見せる方が難しいです。

それを解決する方法として、松元先生が提案されているように、1本だけ、インプラントボディーを埋入して、作り物の歯を、2本にするという方法です。


ブリッジに関しては否定的な意見が多いようですが、ブリッジはインプラントよりも確立された良い治療法の一つです。

どちらも利点欠点がありますので、早いうちにブリッジという選択肢を除外せずに検討された方が良いと思います。


ブリッジは歯を削るからいけないと言いますが、インプラントのように、粘膜を切って、骨を削るのは良いのか?

ブリッジは将来悪くなるというが、インプラントは悪くならないのか?

ブリッジは問題点も多くありますが、その問題点はよくわかっており、それを防止する為の対処法や、問題が起こったときの対処法も、よくわかっています。

それにひきかえ、インプラントは、インプラント周囲炎のような、解明されていない問題もあり、問題が起こった場合の対処法も確立されていません。

インプラントも良い治療法で、私自身も状況によってはお勧めすることもあります。
しかし、20歳前後で、インプラント治療を行って、40年先50年先がどうなるかもお考えになった方が良いでしょう。

インプラント周囲炎もすぐに起こるわけではなく、起こってもすぐインプラントがダメになるわけでもありません。
50代、60代の型が入れられれば、ほとんどは一生持つでしょう。

若いからこそ、将来のことを良く考えて、治療の選択をして下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 3児の父さん
返信日時:2014-01-30 23:30:12
松元先生

ご回答ありがとうございます。
前歯のことなので、審美的に良く見える手段があって良かったです。


小牧先生
説得力のあるコメントありがとうございます。
確かに、周囲炎の話はリスクではありますし、今日のSTAP細胞の話題のように将来もっと良い技術ができるかもしれないですしね。

インプラントにすると使用期間が長い割に、何か問題があっても取り替えられないでしょうから、実行する時期は慎重に検討する必要があることも良く理解できます。



どなたか教えていただけると幸いなのですが、一般的な話として最初はブリッジで、途中からインプラントに変えるということは可能なのでしょうか?

その時、削ってあった歯はどうなってしまうのでしょう?

それと、現在右上1番の歯がねじれていている上に、左上1番の歯と少し離れていてすきっ歯の状態なのですが、ブリッジをすると仮定した場合、そうした歯は矯正によって適正な状態に戻してからブリッジの治療になるのでしょうか?

他にも何本か90度ぐらいねじれている歯があるので、矯正も必要かと思ってはいたのですが、永久歯の無い右上2番3番の位置に残っている乳歯がぐらついている状態で矯正治療をしたら、その間に歯が取れてしまうのではないかというのも懸念事項の1つでした。

ブリッジの時だけでなくインプラントをする際にも同様なのかもしれませんが、矯正治療により動かすべき歯がある場合には、治療の順番としてはそちらが優先になるのでしょうか?

よろしくお願いします
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-01-31 12:44:05
ブリッジからインプラントに変える場合、ダミーといわれる歯のない部分だけ切り取って、インプラントを埋入することになります。
残った歯は、かぶせものをしたままです。

しかしそれでは、「インプラントをすることで両側の歯を削ることを避ける」という、インプラントの最大の利点を得ることができません。

一般的に、見た目の点では、ブリッジの方が安定していますので、一旦ブリッジにしたものをインプラントに変えるという治療は、少ないように思います。


矯正については、インプラントを埋入して、仮歯を装着し、矯正のアンカーとして用いると、矯正がしやすくなることがあります。

しかし、インプラントの埋入位置が、大変センシティブで、難易度がかなり高くなりますので、前歯部の場合は、矯正後に埋入した方が綺麗な仕上がりになるかもしれません。


インプラントでも、ブリッジでも、矯正治療を先にされてからの方が良いでしょう。
特に前歯の隙間は、きちんと寄せておいた方が、歯のないところを作る時に、バランスのとれた綺麗な仕上がりになると思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2014-01-31 13:51:14
今回のご相談は2本ない場合なので、個人的にはブリッジで治して長い補綴物入れることになるので、私は余りお勧めしたくないです。
犬歯部のブリッジは、どうしても遊離端になるでしょうから。

何を犠牲にして、何を得るのかのバランス、が非常に重要だと思いますが、若い年齢での長いブリッジで、健全なエナメル質を犠牲にされるのは勿体無いなー、と感じます。

矯正のご相談も加わりましたが、捻れの修正の矯正はなかなか難しく、多少の後戻りし易いので、歯の位置がそれほどおかしくないのなら犬歯部にインプラントされて、それが骨との統合後、それをアンカーにされて矯正されるのが、矯正期間を短く出来、効果も出易く良いのでは、と考えます。

矯正はアンカーが鍵になるんですが、インプラントほど強固なアンカーはないですから。

なので、複合的総合的包括的に治療組み立てられ治して下さる先生とかが見付かれば良いな、と感じます。

勿論、メンテナンスも非常に重要です。

大切な娘さんのことですから、慎重に探されますように。

失礼致しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 3児の父さん
返信日時:2014-02-01 22:55:15
小牧先生
松元先生

いろいろと教えて頂きましてありがとうございました。

現在抱えてる課題が、最善を求めると難しいケースに当たり、最終的には決断を迫られることになることが良く分かりました。

今回お話を伺った中では、1本だけインプラントを入れて2本目は被せ物という方法が良いように思いました。

ただ、今からインプラントをするにしては年齢が若いという問題をどのように整理し、後悔しない結論にもっていけるのか、今後娘と相談して最終的には病院の先生のお話も伺って、熟慮して方向性を決めていきたいと思います。

本当にありがとうございました。



タイトル 大学生の娘、2.3番と2本連続して先天欠損歯がある場合の治療
質問者 3児の父さん
地域 非公開
年齢 51歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
ブリッジ治療法
歯の数が足りない(先天欠損)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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