重曹での嗽(うがい)について

相談者: raraboさん (43歳:男性)
投稿日時:2014-02-03 02:15:52
昔から、歯が悪く、20代は酷い歯槽膿漏でしたが、現在は一応、治療も終了し、最低1日に1回は、音波歯ブラシで磨いた後に、以下のリンク先の「コンクールF」で嗽(うがい)をした後に、「サンスター GUMデンタルジェル センシティブ」を指で、歯に塗っております。

また、定期的に歯科医院にて、歯石を除去しております。

「コンクールF」、「サンスター GUMデンタルジェル センシティブ」も、通っている歯科医院の先生に勧められたので、行っております。

…が、最近、重曹での嗽(うがい)の効能を知りました。

「コンクールF」も、1本=1,000円程と高いので、安価な「重曹」で代用できるならと思いましたが、比較して、どうなのでしょうか?

コンクールF:
http://www.weltecnet.co.jp/products/concool/concoolf.php


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-02-03 02:50:31
虫歯歯周病の原因である細菌は、バイオフィルムというバリアーのようなもので守られていますので、歯ブラシなどで機械的にバリアーを破壊する必要があります。

コンクールや重曹もおまじない程度であればやってみてもいいかもしれませんが、あくまでもおまじない程度と考えて、効果に過度な期待はされないほうが良いかと思います。

おまじないのつもりで使われるのであれば、個人的にはコンクールでも重曹でもどちらでもかまわないと思いますが、通われている医院の方針もあるかと思いますので、直接ご相談頂くのが一番かと思います。

毎月歯科医院に行かれているということなので、正しいプラークコントロールができているかどうかをチェックしてもらったり、
生活習慣に問題点があればそれを指摘・改善案を出してもらうなどの指導も受けることができると思います。

正しいプラークコントロールと、正しい生活習慣が、何よりも大切なポイントですので、次回受診された際にはその点を特に意識してコミュニケーションを取られてみてはいかがでしょうか?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-02-03 03:13:25
ついでに、「おまじない」という点について少し補足と、ちょっとした裏話を。


例えばコンクールFの場合、殺菌薬として配合されているグルコン酸クロルヘキシジンの濃度は「0.05%」です。

しかし、グルコン酸クロルヘキシジンの有効濃度は「0.12%〜0.2%以上」となっています。

コンクールFでは原液でさえ有効濃度以下のものをさらに薄めて使うことになりますので、実際に殺菌効果が期待できるかというと…


実は、2003年までのコンクールには「0.36%」グルコン酸クロルヘキシジンが配合されていました。
(僕が学生時代見学させて頂いた医院でも、0.36%CHX配合のコンクールを使っていました)

しかし、アナフィラキシーショックと思われる事例が出てしまったため、濃度が現在の0.05%に変更されることになり、日本では有効濃度のクロルヘキシジンが配合された洗口剤は一切市販されなくなってしまいました。

(ちなみに海外には現在でも、有効濃度のクロルヘキシジンが配合された洗口剤が多数あります)


重曹にいたっては、そもそも予防効果がどの程度あるのか?という信頼できるデータ自体が存在しません。


まぁ、食後水でうがいするだけでも多少の予防効果はあるかもしれませんので、害が無く本人が期待しているのであればやってみてもいいのではないかということで「おまじない」という表現をさせて頂いています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: raraboさん
返信日時:2014-02-03 04:14:33
深夜にもかかわらず、お返事、ありがとうございました。

おなじないですか…

よく理解しました。

また疑問に思うところがあれば、質問します。

ありがとうございました。



タイトル 重曹での嗽(うがい)について
質問者 raraboさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨きに関する疑問
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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