欠損している右下6,7番を補うための治療方法について(スウェーデン)

相談者: てんでるさん (39歳:女性)
投稿日時:2014-02-18 23:13:00
先生方、はじめまして。
当方スウェーデン在住の者です。
右下の6番・7番欠損を補う方法についてご相談させていただきたく、お便り差し上げます。

昨年8月に右下6番を抜歯し、様子見中だったのですが、ここで隣の7番も抜歯せざるを得ない状況になりました。
両方とも日本で20年前に根管治療をした歯ですが、炎症を起こしたため日本で一度投薬治療、その後こちらで再根管治療しています。
こちらでは根管治療の専門医に担当して貰い、再治療が難しいことは説明されていました。
ですので、最終的に抜歯という結果には納得しています。

当地では6番以降の歯はなくても支障なしとされ、代替の歯を入れるとなると保険外のため、患者が特に希望しない限りは放置になるようです。
インプラント発祥の地であるせいか、選択肢もほぼインプラントに限られます。

今回、6番がなくて不便だし7番もなくなるのは不安だと訴えたところ、6番にインプラントを入れたいかと訊かれました。
7番にインプラントを入れるのは一般的でなく、前述の専門医にも、7番がなくなれば後ろの親知らずが移動するため、抜いた後は様子を見た方がいいと言われています。
8番を支えにしたブリッジは勧めないとのことです。
若い人には基本的に入れ歯よりインプラントを勧めるそうで、事前の検査と手術は専門医のもとで行われます。

現時点では3週間後に右下7番を抜歯、またその一ヶ月後に、義歯専門歯科医の診察を受ける予定です。
私としては抜歯前に話を聞いて心の準備をしておきたいのですが、公立病院の歯科で医師に直接連絡できないため、なかなか話が出来ません。
これまでの話からすると6番をインプラント、7番は抜歯後放置、問題のない8番はそのまま、ということになりそうですが、ハッキリしたことは不明です。


現在、

@6番をインプラント、7番は抜歯後放置、健康な8番はそのまま
A6番をインプラント、8番を抜歯して7番に移植
B6番・7番共にインプラント

を想定していますが、妥当でしょうか?
移植には興味があるのですが、当地では行われないようです。
日本への一時帰国は最長4週間ですので、日本でするのも時間的に難しいかと…。
インプラントは予後が気になるのですが、ご意見どうぞ宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-02-18 23:35:41
スウェーデンでは、在住の方は国籍問わずインプラント治療も全て保険で出来る、という話を聞いていたのですが違うのですね。

お考えになっている方法は、どれもありだと思います。

8番がどのような状態で何処まで生えてくれて咬み合せに参加するのか?でしょう。

個人的には多少8番が後ろに生えて、6番インプラントで隙間があってもちゃんと噛める状態になるようなら、それが良いと思います。

移植に関しては、専門的に手掛けている先生を探されればやっていただける可能性もある、と思います。
発祥の地はヨーロッパですから。

6、7共にインプラントは、患者さん側が強く希望すればしていただけるんじゃないでしょうか?

具体的な現状が分からないので、一般論で回答しています。

日本に一時帰国時に、と言うことも4週間滞在されるなら、予め連絡等を取っておいて、レントゲン等をやり取りして、こちらで歯科用CT等を撮影して対応すれば、外科手術は全て終了して差し上げることも可能では、と考えます。
その場合、抜歯即時植立と言う選択肢を取れれば、尚実現可能だと思います。

日本で手術受けたとしても、世界的に流通しているメジャーブランドのインプラントなら、世界中どこでも上部冠を作製していただける、と思います。
私個人的にもそう言う経験はあります。

何が良いのか、どうしたいのか、本質的、客観的、長期的な考えでお考えいただいて決断されることをお勧めします。

失礼しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: てんでるさん
返信日時:2014-02-19 21:24:49
松元先生、早速お返事をいただきどうもありがとうございました。

右下の8番は問題なく生えているのですが、担当医は移動させないほうが良いとの考えです。
個人的には、松元先生の仰る様に、6番インプラントで7番欠損、8番を残してちゃんと噛めるように出来れば、と考えております。
7番に隙間があるのはどうか心配でしたので移植の件を考えましたが、先生のご意見を伺って不安がかなり解消されました。
ただ、毎日使う大事な歯ですので、費用、時間はかかっても長期的に最善と思われる方法を取りたいと思います。

当地では、歯科医療は治療費が一定額を超えないと保険適用になりません。
しかもインプラントの場合、5番までが対象のため6番以降の欠損は放置が基本で、私も「6番がなくてもそのうち慣れますよ」と言われ悩んでいました。
当地の歯科医療水準は高いと思いますし、その点不安はないのですが、考え方が違うといいますか…。
海外にいると、日本の歯科医療は高水準なのに驚くほど安価で、しかもすぐに治療を受けられる恵まれた環境であることを実感します。

お忙しい中、こんなに迅速にご回答いただき本当に感謝しております。
これからもこちらの掲示板を参考にさせていただきます。



タイトル 欠損している右下6,7番を補うための治療方法について(スウェーデン)
質問者 てんでるさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
抜歯:7番(第二大臼歯)
抜歯:複数の歯(臼歯部)
インプラントその他
スウェーデン
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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