[写真あり] う蝕検知液に染まった歯は全て削らなければならない?
相談者:
ひなぎくさん (41歳:女性)
投稿日時:2014-02-24 00:15:21
3年前にA歯科で銀歯2本を、セラミックに変えました。
その後、B歯科でかみ合わせ治療を受けることになりました。
その際、A歯科のセットしたセラミックは高さが低すぎると言われ、A歯科でセットしてからわずか1年半で、A歯科のセットした2本のセラミックを外して、B歯科で作る高さの高いセラミックに変えることになりました。
B歯科でセラミックを外すと、中の歯が真っ黒になっており、B歯科医は「やけに黒いなあ、なんでこんなに黒いんだろう」とぶつぶつ言っていました。
う蝕検知液を使ったところ、染まったので、染まったところを全て削ったところ、歯髄が露出してしまいました。
「これはもう神経を抜くしかない」
と言われて、神経を抜きました。
2本の歯、両方ともです。
当初は、A歯科が取り残した虫歯をB歯科が見つけてくれなかったら、セラミックは10年は外さないと思うので、気づかないうちに虫歯がどんどん進行して、取り返しのつかないことになったかもしれないので、B歯科でたまたまセラミックを外したおかげで虫歯を見つけてもらえて良かった、と思っていました。
けれど、その後A歯科医と話す機会があり、思い切って上記の話をしたところ、衝撃の回答をされました。
A歯科医いわく、
・中の歯が真っ黒になっていたのはと銀である。
B歯科医がと銀と虫歯を見分けられなかったなど、歯科医の能力を疑う。
・う蝕検知液に染まった歯は、全て削らなければならないわけではない。
・と銀してある虫歯でない歯がたった1年半で神経を取るほど虫歯が進行してしまうなど、常識的に言って考えられない。
・そもそもあなた(私)に痛みなどの自覚症状のなかった歯が、神経を取るほどの大きな虫歯であったはずがない。
とのことです。
それだけでもショックなのに、最近、そのうちの1本に激痛が起こり、レントゲンを取った結果、歯根周辺に膿がたまっていることが分かりました。
抜髄後の処置が不十分だったか、歯根が破折した可能性があるそうです。
歯根破折であれば抜歯と言われました。
A歯科でセラミックをセットした時には、まだ十分大きい生活歯だったのに、B歯科の処置により、高いセラミックの歯を外し、歯髄を失い、歯そのものを失うかもしれなくなり、本当に精神的に参っています。
そこで、教えてください。
B歯科医はと銀と虫歯は見分けられなかったようですが、ただ黒いからという理由ではなく、う蝕検知液に染まったことを根拠に削っていました。
A歯科の言う「う蝕検知液に染まったからといって、全て削る必要はない」という言い分とどちらが正しいのでしょうか?
う蝕検知液に染まったなら、自覚症状は出ていなかったけれど、早晩大きな虫歯になっていただろうということならまだ納得もできるのですが。
A歯科の言うことが本当なら、B歯科を訴えたいくらいの気持ちです。
お忙しいところとは存じますが、ご回答よろしくお願いいたします。
その後、B歯科でかみ合わせ治療を受けることになりました。
その際、A歯科のセットしたセラミックは高さが低すぎると言われ、A歯科でセットしてからわずか1年半で、A歯科のセットした2本のセラミックを外して、B歯科で作る高さの高いセラミックに変えることになりました。
B歯科でセラミックを外すと、中の歯が真っ黒になっており、B歯科医は「やけに黒いなあ、なんでこんなに黒いんだろう」とぶつぶつ言っていました。
う蝕検知液を使ったところ、染まったので、染まったところを全て削ったところ、歯髄が露出してしまいました。
「これはもう神経を抜くしかない」
と言われて、神経を抜きました。
2本の歯、両方ともです。
当初は、A歯科が取り残した虫歯をB歯科が見つけてくれなかったら、セラミックは10年は外さないと思うので、気づかないうちに虫歯がどんどん進行して、取り返しのつかないことになったかもしれないので、B歯科でたまたまセラミックを外したおかげで虫歯を見つけてもらえて良かった、と思っていました。
けれど、その後A歯科医と話す機会があり、思い切って上記の話をしたところ、衝撃の回答をされました。
A歯科医いわく、
・中の歯が真っ黒になっていたのはと銀である。
B歯科医がと銀と虫歯を見分けられなかったなど、歯科医の能力を疑う。
・う蝕検知液に染まった歯は、全て削らなければならないわけではない。
・と銀してある虫歯でない歯がたった1年半で神経を取るほど虫歯が進行してしまうなど、常識的に言って考えられない。
・そもそもあなた(私)に痛みなどの自覚症状のなかった歯が、神経を取るほどの大きな虫歯であったはずがない。
とのことです。
それだけでもショックなのに、最近、そのうちの1本に激痛が起こり、レントゲンを取った結果、歯根周辺に膿がたまっていることが分かりました。
抜髄後の処置が不十分だったか、歯根が破折した可能性があるそうです。
歯根破折であれば抜歯と言われました。
A歯科でセラミックをセットした時には、まだ十分大きい生活歯だったのに、B歯科の処置により、高いセラミックの歯を外し、歯髄を失い、歯そのものを失うかもしれなくなり、本当に精神的に参っています。
そこで、教えてください。
B歯科医はと銀と虫歯は見分けられなかったようですが、ただ黒いからという理由ではなく、う蝕検知液に染まったことを根拠に削っていました。
A歯科の言う「う蝕検知液に染まったからといって、全て削る必要はない」という言い分とどちらが正しいのでしょうか?
う蝕検知液に染まったなら、自覚症状は出ていなかったけれど、早晩大きな虫歯になっていただろうということならまだ納得もできるのですが。
A歯科の言うことが本当なら、B歯科を訴えたいくらいの気持ちです。
お忙しいところとは存じますが、ご回答よろしくお願いいたします。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2014-02-24 00:42:06
こんにちは。
う蝕検知液は異なるメーカーの製品があります。
製品によって話が違うのですが、う蝕検知液に染まった部分が虫歯であるとは限りません。
虫歯の場合も虫歯でない場合もあります。
虫歯であっても、必ず全てを削り取らないといけないというわけでもありません。
歯の硬さや色調、症状などを総合的に判断して虫歯であるか否かを判断します。
虫歯であったとしても、虫歯を削り取ることと神経を抜くことを天秤にかけて判断する部分もあります。
う蝕検知液は異なるメーカーの製品があります。
製品によって話が違うのですが、う蝕検知液に染まった部分が虫歯であるとは限りません。
虫歯の場合も虫歯でない場合もあります。
虫歯であっても、必ず全てを削り取らないといけないというわけでもありません。
歯の硬さや色調、症状などを総合的に判断して虫歯であるか否かを判断します。
虫歯であったとしても、虫歯を削り取ることと神経を抜くことを天秤にかけて判断する部分もあります。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-02-24 08:19:24
う蝕検知液は僅かに染まり過ぎる傾向はあるそうですが、概ね、虫歯部分の除去の目安になると思います。
染まった(虫歯)部分をすべて除去すると歯髄の露出が予測される場合には、虫歯部分を除去して(1)神経を取る、(2)露出した部分に薬剤を置いて、神経を保存する。
或いは、(3)虫歯部分を一部残して薬剤を置き、3ヶ月〜1年以上の間、歯髄の反応を待ってから残った虫歯部分の除去を試みる。
(1)は最も確実な方法だと思います。
(2)よりも(3)の予後成績の方が優れているようですが、(3)は手順が煩雑になるため、行っている歯科医院は限られているかもしれません。
因みに、一時マスコミによく取り上げられた’カリソルブ’は虫歯部分のみ溶かす薬剤で、個人的には優れものだと思っているのですが、値段が高いのと、現在は入手が困難になりました。
染まった(虫歯)部分をすべて除去すると歯髄の露出が予測される場合には、虫歯部分を除去して(1)神経を取る、(2)露出した部分に薬剤を置いて、神経を保存する。
或いは、(3)虫歯部分を一部残して薬剤を置き、3ヶ月〜1年以上の間、歯髄の反応を待ってから残った虫歯部分の除去を試みる。
(1)は最も確実な方法だと思います。
(2)よりも(3)の予後成績の方が優れているようですが、(3)は手順が煩雑になるため、行っている歯科医院は限られているかもしれません。
因みに、一時マスコミによく取り上げられた’カリソルブ’は虫歯部分のみ溶かす薬剤で、個人的には優れものだと思っているのですが、値段が高いのと、現在は入手が困難になりました。
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2014-02-24 09:13:06
こんにちは、
>B歯科医はと銀と虫歯は見分けられなかったようですが、ただ黒いからという理由ではなく、う蝕検知液に染まったことを根拠に削っていました。
>A歯科の言う「う蝕検知液に染まったからといって、全て削る必要はない」という言い分とどちらが正しいのでしょうか?
A先生、B先生、どちらも正しいと思います。
検知液の種類にもより染まりやすいものもありますし、虫歯第1層を除去する先生なのか、第2層まで削る先生なのかというスタンスでも見解は違ってきます。
私は疑わしい層であれば削ってしまっています。
因みに虫歯の第2層は細菌に感染はしていますが、硬い層で削らなくてもいい、接着に有利な層だといわれています。
ただ、治療している人間からすると、虫歯の判断というものは非常に難しいですし、3次元で起こっているものですから、う蝕第1層、第2層平面に書くようなシンプルなものでもありません。
また、検知液に染まりにくいような、虫歯もあり判断に困ることもあります。
検知液の同じような質問は過去にもたくさんありますから検索して見てください。
https://www.google.co.jp/search?q=%82%A4%90I%8C%9F%92m%89t&btnG=%8E%95%89%C8%91%8A%92k%82%F0%8C%9F%8D%F5&hl=ja&as_sitesearch=www2.ha-channel-88.com&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS
歯医者を変わるのは、治療に際しての基準も変わることですから仕方がない部分はあると思います。
また歯はやり代える度に歯の寿命が短くなることもありますから、個人的には信頼できる同じ先生にみてもらった方がいいと思いますよ。
何とか歯を残せるといいですね。
>B歯科医はと銀と虫歯は見分けられなかったようですが、ただ黒いからという理由ではなく、う蝕検知液に染まったことを根拠に削っていました。
>A歯科の言う「う蝕検知液に染まったからといって、全て削る必要はない」という言い分とどちらが正しいのでしょうか?
A先生、B先生、どちらも正しいと思います。
検知液の種類にもより染まりやすいものもありますし、虫歯第1層を除去する先生なのか、第2層まで削る先生なのかというスタンスでも見解は違ってきます。
私は疑わしい層であれば削ってしまっています。
因みに虫歯の第2層は細菌に感染はしていますが、硬い層で削らなくてもいい、接着に有利な層だといわれています。
ただ、治療している人間からすると、虫歯の判断というものは非常に難しいですし、3次元で起こっているものですから、う蝕第1層、第2層平面に書くようなシンプルなものでもありません。
また、検知液に染まりにくいような、虫歯もあり判断に困ることもあります。
検知液の同じような質問は過去にもたくさんありますから検索して見てください。
https://www.google.co.jp/search?q=%82%A4%90I%8C%9F%92m%89t&btnG=%8E%95%89%C8%91%8A%92k%82%F0%8C%9F%8D%F5&hl=ja&as_sitesearch=www2.ha-channel-88.com&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS
歯医者を変わるのは、治療に際しての基準も変わることですから仕方がない部分はあると思います。
また歯はやり代える度に歯の寿命が短くなることもありますから、個人的には信頼できる同じ先生にみてもらった方がいいと思いますよ。
何とか歯を残せるといいですね。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2014-02-24 09:45:41
僕も井野先生に同意です。
>う蝕検知液に染まった部分は全て削らなければならないのか
使用する検知液の種類、「ドコまで削るかのスタンス」の違いだと思います。
個人的には「検知液はあくまでも目安」とし、スプーンエキスカベーターで硬さを確認して最終的な判断としております。
ただ、
>歯髄が露出してしまいました。
>「これはもう神経を抜くしかない」
「露髄=抜髄」と言う判断は間違っていると思います。
露髄しても歯髄に感染が無ければ、歯髄覆罩で神経を守れるケースもあります。
参考⇒歯髄覆罩
他サイトですが、vo.2の動画を参考にされてください。
http://microdentist.net/vs/closeup/sakurai.html
>う蝕検知液に染まった部分は全て削らなければならないのか
使用する検知液の種類、「ドコまで削るかのスタンス」の違いだと思います。
個人的には「検知液はあくまでも目安」とし、スプーンエキスカベーターで硬さを確認して最終的な判断としております。
ただ、
>歯髄が露出してしまいました。
>「これはもう神経を抜くしかない」
「露髄=抜髄」と言う判断は間違っていると思います。
露髄しても歯髄に感染が無ければ、歯髄覆罩で神経を守れるケースもあります。
参考⇒歯髄覆罩
他サイトですが、vo.2の動画を参考にされてください。
http://microdentist.net/vs/closeup/sakurai.html
相談者からの返信
相談者:
ひなぎくさん
返信日時:2014-02-24 19:41:29
樋口先生、藤森先生、井野先生、櫻井先生
お忙しい中、詳しくご回答くださいましてありがとうございました。
井野先生は過去の似た質問もご紹介くださり、櫻井先生は歯髄覆罩についてご紹介くださり、ありがとうございました。
大変参考になりました。
虫歯の定義も、どこまでを削るかも、明確な指針がなく、それぞれの歯科のスタンスや考え方やポリシー?流派?で、随分判断が分かれるのですね。
A歯科医の話を聞いていると、B歯科医のしたことがあまりにもデタラメのように感じられたのですが、それなりに妥当性のある治療だった(B歯科と同じような考えの先生は大勢いる)とのことで、歯を失いそうな今、気持ちの上で納得はできませんが、B歯科医を訴えたいと思うほどの怒りはなくなりました。
今後は歯科医によって虫歯に対する考え方が違うということを念頭に、自分がどのような考えを持った先生に担当してもらいたいか、よく考えてから医院選びをしたいと思います。
さて、大変恐れ入りますが、もう一点質問させてください。
B歯科医は、明らかに、と銀と虫歯の見分けがつかないというか、少なくとも私の歯が黒いのはと銀のためだと見抜けていませんでした。
A歯科医が言うには、まっとうな歯科医がと銀を見て、と銀だと分からないなど考えられないし、そんな歯科医がいることが信じられないそうです。
私のケースでは、と銀した歯がう蝕検知液に染まったので、削られてしまったことは致し方ないと思えるようになりましたが、B歯科医がと銀だと分からなかった点については、私はどう理解すればよいでしょうか?
A歯科医の言うように、歯科医としての能力を疑うような話なのか、と銀をほかのものと見間違えるようなことはありうるのでしょうか?
再度お手数をおかけしますが、ご回答よろしくお願いいたします。
お忙しい中、詳しくご回答くださいましてありがとうございました。
井野先生は過去の似た質問もご紹介くださり、櫻井先生は歯髄覆罩についてご紹介くださり、ありがとうございました。
大変参考になりました。
虫歯の定義も、どこまでを削るかも、明確な指針がなく、それぞれの歯科のスタンスや考え方やポリシー?流派?で、随分判断が分かれるのですね。
A歯科医の話を聞いていると、B歯科医のしたことがあまりにもデタラメのように感じられたのですが、それなりに妥当性のある治療だった(B歯科と同じような考えの先生は大勢いる)とのことで、歯を失いそうな今、気持ちの上で納得はできませんが、B歯科医を訴えたいと思うほどの怒りはなくなりました。
今後は歯科医によって虫歯に対する考え方が違うということを念頭に、自分がどのような考えを持った先生に担当してもらいたいか、よく考えてから医院選びをしたいと思います。
さて、大変恐れ入りますが、もう一点質問させてください。
B歯科医は、明らかに、と銀と虫歯の見分けがつかないというか、少なくとも私の歯が黒いのはと銀のためだと見抜けていませんでした。
A歯科医が言うには、まっとうな歯科医がと銀を見て、と銀だと分からないなど考えられないし、そんな歯科医がいることが信じられないそうです。
私のケースでは、と銀した歯がう蝕検知液に染まったので、削られてしまったことは致し方ないと思えるようになりましたが、B歯科医がと銀だと分からなかった点については、私はどう理解すればよいでしょうか?
A歯科医の言うように、歯科医としての能力を疑うような話なのか、と銀をほかのものと見間違えるようなことはありうるのでしょうか?
再度お手数をおかけしますが、ご回答よろしくお願いいたします。
回答5
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2014-02-24 22:09:13
虫歯を削る際の目安は「色」よりも「硬さ」が優先です。
仮に黒くなっていても、カチカチなら着色と判断して削らない場合もありますし、同じように黒っぽくても柔らかくなっているようであれば感染歯質と判断して削ります。
検知液も染まった部分を削るためというよりは、怪しい部分を染め出すため(削るかどうかは硬さで判断)に使うものだと思っています。
あと、銀で黒く変色している場合についてですが、単なる着色の可能性もありますし、同時に虫歯になっている可能性もありえます。
ですので、今回お書き頂いた情報からだけでは、削るべきだったのか?削らないべきだったのかは正直なところわかりません。
タービンではなくスプーンエキスカベーターという小さなスプーン状のもので、硬さと歯髄の位置に気を付けながら注意深く少しずつ削っていき、場合によっては覆罩も行うというのが理想ではありますが、全ての歯科医院でそこまでしているわけではありません。
「歯科医を選ぶのも寿命の内」
というのは当サイトで回答をされている山田先生がよくおっしゃられている言葉ですが、根の治療に限らず医院によって得意不得意、コンセプトの違いなどがありますので、患者さん自身もある程度知識を身に付けて、よい先生を見抜くということもこれからの時代、必要になってくるのかもしれません。
今回の件では悲しいお気持ちになられてしまったと思いますが、僕たちも日々勉強の連続です。
どうか前向きに、今後についてご検討頂ければと願っております。
仮に黒くなっていても、カチカチなら着色と判断して削らない場合もありますし、同じように黒っぽくても柔らかくなっているようであれば感染歯質と判断して削ります。
検知液も染まった部分を削るためというよりは、怪しい部分を染め出すため(削るかどうかは硬さで判断)に使うものだと思っています。
あと、銀で黒く変色している場合についてですが、単なる着色の可能性もありますし、同時に虫歯になっている可能性もありえます。
ですので、今回お書き頂いた情報からだけでは、削るべきだったのか?削らないべきだったのかは正直なところわかりません。
タービンではなくスプーンエキスカベーターという小さなスプーン状のもので、硬さと歯髄の位置に気を付けながら注意深く少しずつ削っていき、場合によっては覆罩も行うというのが理想ではありますが、全ての歯科医院でそこまでしているわけではありません。
「歯科医を選ぶのも寿命の内」
というのは当サイトで回答をされている山田先生がよくおっしゃられている言葉ですが、根の治療に限らず医院によって得意不得意、コンセプトの違いなどがありますので、患者さん自身もある程度知識を身に付けて、よい先生を見抜くということもこれからの時代、必要になってくるのかもしれません。
今回の件では悲しいお気持ちになられてしまったと思いますが、僕たちも日々勉強の連続です。
どうか前向きに、今後についてご検討頂ければと願っております。
回答6
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2014-02-25 16:14:27
A歯科医、B歯科医お互い自分の治療の正当性は話されますので、どちらが正しい言い分なのかは実際横について治療を見ていないと分かりません。
>A歯科医の言うように、歯科医としての能力を疑うような話なのか、と銀をほかのものと見間違えるようなことはありうるのでしょうか?
銀による歯質の黒変のことを言っているのではないでしょうか!?
銀歯の下などは、たまに黒く染色されてしまっていることがあります。
(特に珍しいものではありません)
黒変していても、虫歯ではないケースというのは多くあります。
腑に落ちないとは思いますが、ここではA先生、B先生どちらが正しいかの判断は残念ながらできませんのでね。
画像:黒変が酷い場合はこんな感じで真黒に見えます。
下の黒い部分が健康な歯、上の白い部分がレジンコア
画像1
>A歯科医の言うように、歯科医としての能力を疑うような話なのか、と銀をほかのものと見間違えるようなことはありうるのでしょうか?
銀による歯質の黒変のことを言っているのではないでしょうか!?
銀歯の下などは、たまに黒く染色されてしまっていることがあります。
(特に珍しいものではありません)
黒変していても、虫歯ではないケースというのは多くあります。
腑に落ちないとは思いますが、ここではA先生、B先生どちらが正しいかの判断は残念ながらできませんのでね。
画像:黒変が酷い場合はこんな感じで真黒に見えます。
下の黒い部分が健康な歯、上の白い部分がレジンコア
画像1
相談者からの返信
相談者:
ひなぎくさん
返信日時:2014-02-25 17:58:57
田尾先生、井野先生、ご回答ありがとうございました。
田尾先生、明快かつ心のこもった暖かい言葉をかけていただき、本当にありがとうございました。
井野先生、わざわざ画像までご用意してくださり、本当にありがとうございました。
確かに私の歯もこのように真っ黒になっていました。
また、どちらが正しいのかという、ここで判断のしようのない、先生方を困らせるようなニュアンスを含めた質問をしてしまい、申し訳ありませんでした。
今の状態を受け入れて、今後を明るく生活していけるよう心がけていきたいと思っております。
実は現在、B歯科で入れたセラミックは保障期間内です。
歯根破折が保証対象外ということは特に書かれていません。
もちろん差額は発生するかもしれませんが、本来であれば、今回歯根の周囲に膿がたまっている件についてはB歯科で精査してもらうのが筋だと思います。
しかしA歯科の言うことが正しければ、もうB歯科には歯を触られるのも嫌だと思いました。
けれど、B歯科の治療にもそれなりの妥当性があるのであれば、当然、保証により今後の治療費を安く抑えることができますので、経済面から言えば、当然B歯科で今後の治療をしたほうが助かります。
その見極めをしたかったということで、先日来の質問をしてしまっておりました。
しかし、田尾先生のご紹介くださった山田先生の「歯科医を選ぶのも寿命の内」のお言葉に目が覚めました。
これまでに失った治療費や歯髄や、失うかもしれない歯に目を奪われすぎていました。
ここで今後の治療費をケチることは、さらに多くの損害や、それこそ寿命を縮めることにもなりかねないのですよね。
もちろん払える治療費に限りはありますが、安さを理由にせず、今受けうる最善の治療を受けられるよう、納得のいくまで歯医者さん選びをしたいと思います。
大変参考になりました。
ご回答くださった諸先生方、本当にありがとうございました。
田尾先生、明快かつ心のこもった暖かい言葉をかけていただき、本当にありがとうございました。
井野先生、わざわざ画像までご用意してくださり、本当にありがとうございました。
確かに私の歯もこのように真っ黒になっていました。
また、どちらが正しいのかという、ここで判断のしようのない、先生方を困らせるようなニュアンスを含めた質問をしてしまい、申し訳ありませんでした。
今の状態を受け入れて、今後を明るく生活していけるよう心がけていきたいと思っております。
実は現在、B歯科で入れたセラミックは保障期間内です。
歯根破折が保証対象外ということは特に書かれていません。
もちろん差額は発生するかもしれませんが、本来であれば、今回歯根の周囲に膿がたまっている件についてはB歯科で精査してもらうのが筋だと思います。
しかしA歯科の言うことが正しければ、もうB歯科には歯を触られるのも嫌だと思いました。
けれど、B歯科の治療にもそれなりの妥当性があるのであれば、当然、保証により今後の治療費を安く抑えることができますので、経済面から言えば、当然B歯科で今後の治療をしたほうが助かります。
その見極めをしたかったということで、先日来の質問をしてしまっておりました。
しかし、田尾先生のご紹介くださった山田先生の「歯科医を選ぶのも寿命の内」のお言葉に目が覚めました。
これまでに失った治療費や歯髄や、失うかもしれない歯に目を奪われすぎていました。
ここで今後の治療費をケチることは、さらに多くの損害や、それこそ寿命を縮めることにもなりかねないのですよね。
もちろん払える治療費に限りはありますが、安さを理由にせず、今受けうる最善の治療を受けられるよう、納得のいくまで歯医者さん選びをしたいと思います。
大変参考になりました。
ご回答くださった諸先生方、本当にありがとうございました。
回答7
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2014-02-25 19:32:59
>今後を明るく生活していけるよう心がけていきたいと思っております。
素晴らしい!
>田尾先生のご紹介くださった山田先生の「歯科医を選ぶのも寿命の内」のお言葉に目が覚めました。
名言ですからね^^
根の治療頑張ってください。
歯が残るといいですね^^
素晴らしい!
>田尾先生のご紹介くださった山田先生の「歯科医を選ぶのも寿命の内」のお言葉に目が覚めました。
名言ですからね^^
根の治療頑張ってください。
歯が残るといいですね^^
タイトル | [写真あり] う蝕検知液に染まった歯は全て削らなければならない? |
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質問者 | ひなぎくさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 歯医者への不信感 歯医者への不満・グチ その他(診断) その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。