間食(お茶、キシリトール)と口腔のpH、歯磨きについて
相談者:
ゆきたまさん (37歳:女性)
投稿日時:2014-02-19 12:58:16
いつも掲示板を楽しみにしています。
さて、タイトルの間食と口腔のphについてなのですが、間食を行うと、唾液が酸性になり、虫歯になるリスクが増えるとよく言われているため、気をつけているのですが、そこで疑問です。
お茶(phが高い)やお湯、お水、また歯によいとされているキシリトールのガムやタブレットを間食で取ることも、唾液が酸性に傾いたり、虫歯リスクが増えるのでしょうか。
さて、タイトルの間食と口腔のphについてなのですが、間食を行うと、唾液が酸性になり、虫歯になるリスクが増えるとよく言われているため、気をつけているのですが、そこで疑問です。
お茶(phが高い)やお湯、お水、また歯によいとされているキシリトールのガムやタブレットを間食で取ることも、唾液が酸性に傾いたり、虫歯リスクが増えるのでしょうか。
[過去のご相談]
回答1
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2014-02-19 15:10:56
ゆきたまさん、こんにちは。
間違った情報がネットに流れているようですね。
歯科医の中にも間違えて理解している先生が多数みえますので、一般の方が正しく判断するのは不可能に近いかもしれません。
「間食を行うと、唾液が酸性にる」は間違いで、「歯垢の中が酸性になる」が正しいです。
>お茶(phが高い)やお湯、お水、また歯によいとされているキシリトールのガムやタブレットを間食で取ることも
どれも、虫歯のリスクにはなりません。
間違った情報がネットに流れているようですね。
歯科医の中にも間違えて理解している先生が多数みえますので、一般の方が正しく判断するのは不可能に近いかもしれません。
「間食を行うと、唾液が酸性にる」は間違いで、「歯垢の中が酸性になる」が正しいです。
>お茶(phが高い)やお湯、お水、また歯によいとされているキシリトールのガムやタブレットを間食で取ることも
どれも、虫歯のリスクにはなりません。
回答2
本郷壱岐坂矯正歯科(東京都文京区)の大原です。
回答日時:2014-02-19 15:11:31
唾液ではなく、プラークですね。
間食もダラダラと食べなければ、それだけで致命的なダメージを受けることはないと思います。
ただ、甘いものは控えるといいと思います。
キシリトールは酸産生能を抑えると言われていますが、正直本当かどうかわかりません。
私はオススメしません。
間食もダラダラと食べなければ、それだけで致命的なダメージを受けることはないと思います。
ただ、甘いものは控えるといいと思います。
キシリトールは酸産生能を抑えると言われていますが、正直本当かどうかわかりません。
私はオススメしません。
相談者からの返信
相談者:
ゆきたまさん
返信日時:2014-02-19 18:01:18
小牧先生、大原先生ありがとうございます。
>キシリトールは酸産生能を抑える
のも疑わしいというのは、初めて知りました。
なかなか素人が正しい情報を得るのは難しいです。
よく、図で食事と間食で口の中が酸性になる、というものを見かけたので質問しました。
また、砂糖を取るのはよくないとの情報もよく見かけるのですが、もし砂糖を含むお菓子や和菓子などを間食する場合、「間食」としてではなく、「食後すぐ」がいいのでしょうか。
>「歯垢の中が酸性になる」
仕組みも難しいです。
なぜ、食べると歯垢のphが変わるのでしょうか。
>甘いものは控えるといいと思います。
おせんべいなどの間食などの方が、甘いものより良いのでしょうか。
おやつとして、プラークや虫歯などになるべくつながらないものはありますでしょうか。
>キシリトールは酸産生能を抑える
のも疑わしいというのは、初めて知りました。
なかなか素人が正しい情報を得るのは難しいです。
よく、図で食事と間食で口の中が酸性になる、というものを見かけたので質問しました。
また、砂糖を取るのはよくないとの情報もよく見かけるのですが、もし砂糖を含むお菓子や和菓子などを間食する場合、「間食」としてではなく、「食後すぐ」がいいのでしょうか。
>「歯垢の中が酸性になる」
仕組みも難しいです。
なぜ、食べると歯垢のphが変わるのでしょうか。
>甘いものは控えるといいと思います。
おせんべいなどの間食などの方が、甘いものより良いのでしょうか。
おやつとして、プラークや虫歯などになるべくつながらないものはありますでしょうか。
回答3
フルダテ歯科(青森県八戸市)の古舘です。
回答日時:2014-02-24 11:20:53
唾液のことを考えると、いちがいに間食がだめとは言いがたいです。
歯垢が酸性になるからということは、確かです。
だらだらと、間食は良くないです。
キシリトールも大原先生が言うように、正解かどうかわかりません。
決まった時間に甘くない間食ではどうですか?
口臭外来では、間食は否定しません。
唾液は出た方が虫歯の発生には効果的です。
全然間食がだめなわけではないと思われます。
ここは意見が分かれるかも知れませんね。
歯垢が酸性になるからということは、確かです。
だらだらと、間食は良くないです。
キシリトールも大原先生が言うように、正解かどうかわかりません。
決まった時間に甘くない間食ではどうですか?
口臭外来では、間食は否定しません。
唾液は出た方が虫歯の発生には効果的です。
全然間食がだめなわけではないと思われます。
ここは意見が分かれるかも知れませんね。
相談者からの返信
相談者:
ゆきたまさん
返信日時:2014-02-28 19:18:23
回答4
フルダテ歯科(青森県八戸市)の古舘です。
回答日時:2014-03-04 15:43:10
食べた後、すぐ磨くのは、正しいです。
3分以内と言われています。
間食はまだデータはありません。
調べてみます。
良く聞くのは、食後30分してからのほうが言いという方もいますが、特殊な状況での研究ですから、食べたら磨いていいと思います。
口腔衛生学会でも保存学会でも、食べたら3分以内の歯磨きを推奨しています、これは昔から変わりません。
歯周病学的には寝る前に時間をかけて磨くことです。
朝起きたら磨いて、食後3分以内に歯磨き、寝る前には時間をかけるのが理想的です。
いろんな意味で唾液は大切ですよ。
口腔は消化器機関でもあります。
唾液の働きは大きいと考えてください。
3分以内と言われています。
間食はまだデータはありません。
調べてみます。
良く聞くのは、食後30分してからのほうが言いという方もいますが、特殊な状況での研究ですから、食べたら磨いていいと思います。
口腔衛生学会でも保存学会でも、食べたら3分以内の歯磨きを推奨しています、これは昔から変わりません。
歯周病学的には寝る前に時間をかけて磨くことです。
朝起きたら磨いて、食後3分以内に歯磨き、寝る前には時間をかけるのが理想的です。
いろんな意味で唾液は大切ですよ。
口腔は消化器機関でもあります。
唾液の働きは大きいと考えてください。
相談者からの返信
相談者:
ゆきたまさん
返信日時:2014-03-05 10:45:11
回答5
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2014-03-06 02:07:22
ゆきたまさん、こんにちは。
個人的には、起床後直ちに歯磨きをして、それとは別に朝食後にも歯磨きをするというのは、通学・出勤前の忙しい朝を考えると現実的ではないと感じます。
就寝前にしっかりとした歯磨きができていれば、朝の歯磨きは朝食後でよいのではないでしょうか。
なお、
>以前、歯の磨きすぎで歯肉が減っていると言われたため、これについてもナーバスになっています。
というのが少々気になります^^;
歯磨きは、そのタイミングも重要ですが、それと同時に「正しい歯磨きができているか?」という観点も重要です。
一度歯科医院で、ブラッシング指導も受けられてはいかがででしょうか。
個人的には、起床後直ちに歯磨きをして、それとは別に朝食後にも歯磨きをするというのは、通学・出勤前の忙しい朝を考えると現実的ではないと感じます。
就寝前にしっかりとした歯磨きができていれば、朝の歯磨きは朝食後でよいのではないでしょうか。
なお、
>以前、歯の磨きすぎで歯肉が減っていると言われたため、これについてもナーバスになっています。
というのが少々気になります^^;
歯磨きは、そのタイミングも重要ですが、それと同時に「正しい歯磨きができているか?」という観点も重要です。
一度歯科医院で、ブラッシング指導も受けられてはいかがででしょうか。
相談者からの返信
相談者:
ゆきたまさん
返信日時:2014-03-06 13:29:23
回答6
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2014-03-06 21:37:41
歯みがきの時間とか回数とかはそのやり方の影響を強く受けるので、有効性に関して、はっきりしたことはよくわかってないです。
1日1回より2回のほうがよいというデータはあるらしいですが、歯みがきのやり方(上手さ)はわからないですし、それ以外の要素も排除するのは簡単ではないですから。
むし歯を引き起す酸による脱灰の速度も、それを修復する唾液による再石灰化の速度もどういった条件でどうなのかといったこともよくわかってないですからね。
中本先生も書いてますけど時間や回数よりも、ほとんどの方はいろいろと忙しいでしょうから「きちんと磨くことのできるタイミング」というのをまずは最優先したほうがよいかと思います。
1日1回より2回のほうがよいというデータはあるらしいですが、歯みがきのやり方(上手さ)はわからないですし、それ以外の要素も排除するのは簡単ではないですから。
むし歯を引き起す酸による脱灰の速度も、それを修復する唾液による再石灰化の速度もどういった条件でどうなのかといったこともよくわかってないですからね。
中本先生も書いてますけど時間や回数よりも、ほとんどの方はいろいろと忙しいでしょうから「きちんと磨くことのできるタイミング」というのをまずは最優先したほうがよいかと思います。
タイトル | 間食(お茶、キシリトール)と口腔のpH、歯磨きについて |
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質問者 | ゆきたまさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ | 歯磨きに関する疑問 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。