歯科医院でのフッ素塗布方法について
相談者:
芽さん (11歳:女性)
投稿日時:2014-03-11 10:11:05
回答1
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2014-03-11 10:21:44
イメージ的には、ご友人がかかられている医院での方法の方が効果が高そうですが、塗布方法の違い、例えば
・塗布前の歯面清掃の有無
・塗布時の歯面乾燥の有無
・塗布後の放置時間
などによるむし歯予防効果の差を明確に論じた研究はなかったように記憶しています。
・塗布前の歯面清掃の有無
・塗布時の歯面乾燥の有無
・塗布後の放置時間
などによるむし歯予防効果の差を明確に論じた研究はなかったように記憶しています。
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2014-03-11 11:39:33
芽さん、今日は。
個人的な見解ですが、終わった後、口をゆすいだり、飲食するまでの時間の方が大きな影響があるように思います。
個人的な見解ですが、終わった後、口をゆすいだり、飲食するまでの時間の方が大きな影響があるように思います。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-03-11 12:57:55
小牧先生
フッ化化合物塗布直後、極少量の水でブクブクうがいを奨励するグループがあったように思います。
そのやり方は如何なものでしょうか?
あまり詳しい分野ではないので質問させていただきました。
フッ化化合物塗布直後、極少量の水でブクブクうがいを奨励するグループがあったように思います。
そのやり方は如何なものでしょうか?
あまり詳しい分野ではないので質問させていただきました。
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2014-03-11 13:09:05
藤森先生
>フッ化化合物塗布直後、極少量の水でブクブクうがいを奨励するグループがあったように思います。
>そのやり方は如何なものでしょうか?
個人的には良い方法だと思います。
気をつけなければいけないのは、ぶくぶくうがいをするのではなく、フッ化物を含んだ水を、歯と歯の間に行き渡らせる目的で行うもので、あくまでも、少量の水で、数分間、歯と歯の間を水が行き来するようにするのであった、うがいではありません。
>フッ化化合物塗布直後、極少量の水でブクブクうがいを奨励するグループがあったように思います。
>そのやり方は如何なものでしょうか?
個人的には良い方法だと思います。
気をつけなければいけないのは、ぶくぶくうがいをするのではなく、フッ化物を含んだ水を、歯と歯の間に行き渡らせる目的で行うもので、あくまでも、少量の水で、数分間、歯と歯の間を水が行き来するようにするのであった、うがいではありません。
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-03-11 13:32:53
小牧先生
有難うございました。
有難うございました。
回答6
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2014-03-11 14:29:54
http://www.bee.co.jp/pdf/siryou/8a.pdf
多くの歯科医院で使用されていると思われるフッ化物塗布剤の取扱説明書です。
堀先生も書かれているように、上記に載っている以外の方法は有効性があるのかどうかは不明です。
あと、学校で行うフッ化物の洗口や自宅での歯磨き剤の使用は低濃度のフッ化物ですので、上記の歯科医院で行う塗布用の高濃度のフッ化物とは作用機序が異なると考えられています。
多くの歯科医院で使用されていると思われるフッ化物塗布剤の取扱説明書です。
堀先生も書かれているように、上記に載っている以外の方法は有効性があるのかどうかは不明です。
あと、学校で行うフッ化物の洗口や自宅での歯磨き剤の使用は低濃度のフッ化物ですので、上記の歯科医院で行う塗布用の高濃度のフッ化物とは作用機序が異なると考えられています。
相談者からの返信
相談者:
芽さん
返信日時:2014-03-12 10:10:34
堀先生、小牧先生、森川先生、早速のお返事ありがとうございました。
信頼できる先生方のお言葉で、塗布方法で効果に大差はないようで、納得いたしましたが、森川先生に教えていただいた説明書を読んで、腐食性があるので、できるだけ口腔粘膜に薬液が触れないように注意すること。という適用上の注意事項を読んで驚いています。
患者として親として、安全性を第一に処置していただきたいと願っております。
防湿をしっかりしても、最終的に薬液が口腔粘膜に触れるのは重々承知しております。
しかし、このような説明書があるにもかかわらず、違う方法で塗布する歯科医院が少なくないのは、何故なのでしょうか?
転勤が多いので、今まで5件ほどフッ素塗布でお世話になりましたが、防湿、乾燥をしていただいた記憶はありません。
下の子(6歳)にも、そろそろフッ素塗布を考えていたのですが、アレルギー体質の子なので、慎重に考えたいと思っています。
信頼できる先生方のお言葉で、塗布方法で効果に大差はないようで、納得いたしましたが、森川先生に教えていただいた説明書を読んで、腐食性があるので、できるだけ口腔粘膜に薬液が触れないように注意すること。という適用上の注意事項を読んで驚いています。
患者として親として、安全性を第一に処置していただきたいと願っております。
防湿をしっかりしても、最終的に薬液が口腔粘膜に触れるのは重々承知しております。
しかし、このような説明書があるにもかかわらず、違う方法で塗布する歯科医院が少なくないのは、何故なのでしょうか?
転勤が多いので、今まで5件ほどフッ素塗布でお世話になりましたが、防湿、乾燥をしていただいた記憶はありません。
下の子(6歳)にも、そろそろフッ素塗布を考えていたのですが、アレルギー体質の子なので、慎重に考えたいと思っています。
回答7
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2014-03-12 14:40:35
>腐食性があるので、できるだけ口腔粘膜に薬液が触れないように注意すること。という適用上の注意事項を読んで驚いています。
通常の使用で口腔粘膜が腐食を起こしたという事例は聞いたことがありません。
個人的見解ですが、メーカーとしては責任問題の関係でそう記載せざるを得ないのではないでしょうか?
芽さんも書かれている通り、粘膜に薬液が触れることを防ぐのは不可能です。
>違う方法で塗布する歯科医院が少なくないのは、何故なのでしょうか?
得られる効果と手間やコストなどのバランスを考慮した結果だと思います。
通常の使用で口腔粘膜が腐食を起こしたという事例は聞いたことがありません。
個人的見解ですが、メーカーとしては責任問題の関係でそう記載せざるを得ないのではないでしょうか?
芽さんも書かれている通り、粘膜に薬液が触れることを防ぐのは不可能です。
>違う方法で塗布する歯科医院が少なくないのは、何故なのでしょうか?
得られる効果と手間やコストなどのバランスを考慮した結果だと思います。
回答8
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2014-03-12 15:52:21
>防湿をしっかりしても、最終的に薬液が口腔粘膜に触れるのは重々承知しております。
防湿を行うのは、粘膜に触れるのを防ぐ為ではありません。
乾燥状態の方が薬液の効果が高いと思われるです。
口腔内に薬液を塗布する場合は、ほとんどの場合、粘膜に触れるという前提で行われます。
防湿を行うのは、粘膜に触れるのを防ぐ為ではありません。
乾燥状態の方が薬液の効果が高いと思われるです。
口腔内に薬液を塗布する場合は、ほとんどの場合、粘膜に触れるという前提で行われます。
相談者からの返信
相談者:
芽さん
返信日時:2014-03-14 10:18:42
堀先生、小牧先生
お忙しい中、迅速に誠実に対応して下さいまして感謝しております。
様々な情報が得られるこの時代で、逆に混乱してしまうこともあるのですが、経験と知識に裏付けされた、先生方のお言葉は心に響きます。
本当にありがとうございました。
お忙しい中、迅速に誠実に対応して下さいまして感謝しております。
様々な情報が得られるこの時代で、逆に混乱してしまうこともあるのですが、経験と知識に裏付けされた、先生方のお言葉は心に響きます。
本当にありがとうございました。
タイトル | 歯科医院でのフッ素塗布方法について |
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質問者 | 芽さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 11歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | フッ素 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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