詰め物の高さ調整、噛み合わせの診断時は顎の位置が重要

相談者: waoneさん (57歳:女性)
投稿日時:2014-03-17 01:54:35
初めまして、何卒どうぞよろしくお願い申し上げます

(幸運にもこのサイトに巡り逢えいつも(非常にゆっくりとですが)拝読させていただいております(深謝))


詰め物充填後の噛み合わせの質問です
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご返答頂けましたら幸甚です

出来るだけ切り詰めたつもりですが、投稿は初めてで読み辛いかもしれませんどうかご容赦下さいませ

ご返答をいただけた場合、出張先の時差の関係で、御礼の投稿時間が遅れますがご容赦下さいませ


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歯全体の主な状態

@無い歯:右上下8、左上下7、8
Aプラスティックの詰め物(大):右下6  
Bクラウン仮り歯/唇側の左端が欠け中の歯が一部見える:左下6

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C 昨年痛みの強い歯=アマルガムの詰め物(大)の中心に穴を開け根幹治療

D 中が金属のクラウン作成試み:歯を削った内側の空洞にプラスティックを充填し仮歯付け

E 削った時に匂いがきつくアレルギー(金属もアレルギーですがこの場合はケミカル?)の関係か1時間後?に嘔吐、一週間程体調不良

F オフィスの勧めでバイオロジカル歯科で右下5、6、7の劣化した詰め物(アマルガム)のセーフティー・リムーヴァル

G 詰め物除去後BPA・フリーのプラスチックを充填

H 右下6の内側(舌寄り)の縁だけ異常に凸出し入れ歯のように具合が悪い


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I 翌日に調整

@ 左上下3が触れ合っているか問われ
A はいと回答
B 右下6を削られ再度問われ
C 左上下3の噛み合せが右側よりも鮮明と回答
D 右下6を削られ如何ですか?と問われ
E 左上下3だけ噛み合わせを感じるのは右下6の削りすぎ?と思案中に
F 右下6番を削られ終了
G 入れ歯感?去る


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質問1 : 詰め物の際の噛み合わせ調整で、左上下3の噛み合せにより右下6を削る理由をお教え頂けませんでしょうか?

質問2 : 以下の可能性の有無ををお教え頂けませんでしょうか?

左上下3の噛み合せが鮮明で、右上下3の噛み合せを感じない場合の右下6の削りすぎの可能性、及び後でプラスティックが盛れる可能性

質問3 : 左下6のクラウンの唇側の奥の端が欠けたままでの調整の問題点の有無

質問4 : 調整前に右下6の歯の仕上がりが舌側だけ凸出しましたが、カーボン紙?の噛み合わせ診断時に下顎を右にスライドさせ上唇を持ち上げ(顔の筋肉で強く引っ張っており)、右上下6をガッチリと力を入れて食い縛っていたため、歪みが生じた可能性はございますか?

↑その場合カーボン?での診断時は、顎の位置のニュートラル性が肝心ということを、患者側も理解出来るとお医者様も患者側も修正の手間が省けとてもプラスになると感じます

質問5 : もしも質問 : 1、3、4の問題が有れば今後どうすれば宜しいでしょうか?

質問6 : 元のオフィスで左下6のジルコニア・クラウン(アレルギー対応)を新しく一から作成予定ですが、詰め替えをしたオフィスで歪みが生じた場合、クラウンもそこでした方が調整(プラスティックが盛れる?場合は)しやすいでしょうか?

通常BPA・フリー・プラスティックは元オフィスでは使用しません(オーダーは可?と思います)


〜〜〜〜〜

どこか一部でもお読み頂けましたら誠に幸甚です(深謝)!


waone 拝


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-03-17 11:28:39
よく分かりませんが、「犬歯誘導」を目標とした噛み合わせ調節をしようとしてられたようにも思えます。

どこの国の歯科医師であったかは興味あるところです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: waoneさん
返信日時:2014-03-17 12:09:34
藤森先生

ご多忙中に、兵庫県西宮市の藤森歯科クリニックの藤森先生が直々に拙文をお読み下さり、ご回答まで賜りまして誠にありがとうございます

初めて聞く方法ですが、大変不安が募っておりましたので非常に参考になりました

ニューヨーク市内の住宅街の、30代前半?の開業歯科医師の女性の先生です

治療して頂いている間中、改めて歯科医師の先生のお仕事の深さを体感いたしました(結果が出るまでお互いに忍耐でしたが)

今までは、ニューヨーク大学の歯科オフィス(50代前後の教授(主に助教授)が治療するところに通っておりましたが

アマルガム除去を簡単に安全にしてくれる(チャコール液を飲まされたりしました)このオフィスに、一時的に通わせていただきました


『大変お忙しい藤森先生に、直々にご回答賜りまして重ねて御礼申し上げます!(恥ずかしいので拙文を消そうかと冷や汗物でした・・・非常に感激いたしております!)』


『こんな地味な質問に、真摯にご回答下さった藤森先生本当にどうもありがとうございました!』


『サイトのご関係者の皆様にも厚く深謝し、御礼申し上げます!』


waone 拝
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-03-17 15:55:18
ニューヨーク市立大学やコロンビア大学では、何名かの日本人歯科医師が学んでいることと思われます。

もし彼らに接することが出来れば、日本での治療との微妙な差まで教えてもらえるかもしれませんね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-03-17 18:08:26
ご相談ありがとうございます。

噛み合わせ、大事ですね。
でも理論がとても難しいので、あまり細かいことは気にしないことも大事です。


>質問1 

噛み合わせの調整方法はいろいろな理論があります。
反対側の3番をガイドにして6番のバランスを得ようという考えもあります。

実際にはその先生にお確かめになるしかありません。



>質問2 

左右の3番の噛み合わせによる評価が、それぞれ6番の噛み合わせの違う性格を目標としていますから、違う調整をした事によって違わない側の気になる部分への影響を直接評価することは全くできません。

従って削りすぎかどうかはそれだけでは判断できません。

盛ることは可能なはずです。
add-onと話してみてください。



>質問3 


調整理論はいろいろあり、そこの歯を評価に含めるかどうか変わります。
ご担当の先生におたずねください。



>質問4 


下の顎の骨は馬蹄形をした細く薄い骨です。
大きく開け閉めしただけで歪みます。
異常な力が入ればまた歪みます。

従ってその時に歪んだ可能性はあり得ます。



>↑その場合カーボン?での診断時は顎の位置のニュートラル性が肝心ということを患者側も理解出来るとお医者様も患者側も修正の手間が省けとてもプラスになると感じます



おっしゃるとおりです。
しかし、カーボン紙や動かす意識だけでは到底不可能です。

口の中のカーボン紙だけでの調整ではニュートラル性も再現性も全く得られないからです。
ご自身で顎の動きを加減してもやはり全く不可能だからです。

唯一、Arcus DigmaUという機械を使う事によって得られる可能性があります。



>質問5 : もしも質問 : 1、3、4の問題が有れば今後どうすれば宜しいでしょうか?



特に困ることが起きなければ気にしないことです。
結果良ければ良いと思って良いかもしれません。

その調整方法で解明できることは、ごく一部のギリギリの顎の動きでしかありません。
また咀嚼時の顎の動きとは全く違いますから、あまり参考にしなくても構いません。



質問6 


それはどちらかの先生と、あるいは両方の先生と相談してどちらかに決めて頂いた方が良いと思います。

前述したようにご担当の先生の理論によって治療が行われるからです。
船頭多くして船山に上る、と言います。
治療には統一が必要です。


噛み合わせなどの治療結果はアレルギーとは関係なく決まります。
ただし、材料をコントロールすれば噛み合わせ治療に影響します。

検査によりBPAがご自身にとってアレルゲンとして証明されたかどうかも含めて、
可能かどうかも治療前にご相談されることをお勧めいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: waoneさん
返信日時:2014-03-17 22:07:44
藤森先生

非常にお忙しい中、藤森先生に再度のアドヴァイスを賜りまして誠に深謝いたしております!

お蔭様で自分自身の自覚が無いまま、非常に動揺し切っていたことにハッキリと気付かされました

一度ニューヨーク大学の歯科オフィスのご紹介で、同オフィスの日本人のお医者様に別件で問い合わせ、非常にご丁寧にご回答を頂いておりましたのに、何故か今回はまったく思い付きませんでした!

藤森先生には重々御礼を申し上げます、お写真(とても優しい笑顔)しか拝見いたしておりませんが、藤森先生と藤森先生の藤森歯科クリニックの患者様とスタッフの方々の変わらぬご活躍を心よりお祈り申し上げます

PS.後日改めまして藤森先生のウェブ・ページを拝見させて頂きます 最後まで気に掛けて親身になってご指導下さり本当に心強かったです深謝です!


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さがら先生

お忙しい中、ご回答を誠にありがとうございます大変参考になります

すべての質問に、千代田区丸の内の国際ビルのさがら先生が直々にご丁寧に応答下さり、感謝の気持ちで一杯です、まさに知りたかったことが満載で、しかもその内容の深さに吸い込まれるように没入して、一字一句じっくりと拝読させて頂いております最中です

まさにさがら先生が仰るとおり、外見(静止した状態の歯と顎)と咀嚼時の歯と顎の動きは、まったく違い違和感が激しかったです

元のオフィスからの勧め⇒アレルギー科⇒アマルガムの安全除去のオフィスがたまたま審美歯科だったため、外見治療⇒咀嚼用の治療の順の傾向が初めての体験で、大変不安だったのだとお蔭様でとても良く深く認識できました

歯科オフィスがそれぞれの分野で独立しているので有り難いですが、患者の力では何も分らないので、さがら先生からアドヴァイスを頂いたとおり兎に角問い合わせてみます

直々にアドヴァイスを賜りまして、誠にありがとうございますさがら先生!本当に助かりました!

口の中が変わると食事一つ出来ないので本当に大変でした

今回のことでお医者様と助手の方々受け付けの方々の対応などで患者側の不安が相当変わることに気付き、驚きと感謝の気持ちで一杯です

これまでは同じオフィスに家族全員で20年弱通っておりましたので、完全に安心しきっておりました

お写真(綺麗な姿勢ととても爽やかな明るい笑顔)しか拝見いたしておりませんが、さがら先生と国際ビル歯科のさがら先生の患者様とスタッフの方々の、変わらぬご活躍を心よりお祈り申し上げます!

PS.後日改めましてさがら先生のウエブページを拝見させていただきます 
こんな地味な質問に、一言一句ご丁寧に非常に深いご回答を下さり本当に感激です!(深謝)

waone 拝



タイトル 詰め物の高さ調整、噛み合わせの診断時は顎の位置が重要
質問者 waoneさん
地域 非公開
年齢 57歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物、インレーのトラブル
噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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