1ヶ月前に抜歯後即インプラント埋入後より、重苦感と違和感が持続
相談者:
ペロさん (56歳:男性)
投稿日時:2014-03-26 10:02:44
お世話になります。
1ヶ月前に、左下6番を抜歯、同時に左下5番と共にインプラント植入をしてもらいました。
この際左下6番抜歯後の硬化した肉芽をタービンで削られた際、激痛で堪えられないほどの痛みでしたが、続行されました。
伝達麻酔で舌は痺れて効いているはずですが、激痛でした。
その後から痛みは収まらず、10日間抗生剤、鎮痛剤服用し、10日後に抜糸、キズは問題ないのですが、抜歯後周囲の部分の痛みは続き(手術時の痛みと同じ)良くなるか良くなるかと思い様子を見ておりましたが、
現在も下顎の重苦感、違和感、抜歯部に冷たいものがしみる感じ、虫歯の時のような痛みが継続しており、日常生活に支障が出ております。
激痛ではありませんが、鎮痛剤服用したいと感じる程度です。
肉芽を削ったときに神経の損傷をしたのが原因なのでしょうか?
また、どうしたらこの痛みから解放されるのでしょうか?
2週間後のレントゲンでは骨髄炎等の所見は無いとのこと。熱もありません。
何卒ご教示下さい。
1ヶ月前に、左下6番を抜歯、同時に左下5番と共にインプラント植入をしてもらいました。
この際左下6番抜歯後の硬化した肉芽をタービンで削られた際、激痛で堪えられないほどの痛みでしたが、続行されました。
伝達麻酔で舌は痺れて効いているはずですが、激痛でした。
その後から痛みは収まらず、10日間抗生剤、鎮痛剤服用し、10日後に抜糸、キズは問題ないのですが、抜歯後周囲の部分の痛みは続き(手術時の痛みと同じ)良くなるか良くなるかと思い様子を見ておりましたが、
現在も下顎の重苦感、違和感、抜歯部に冷たいものがしみる感じ、虫歯の時のような痛みが継続しており、日常生活に支障が出ております。
激痛ではありませんが、鎮痛剤服用したいと感じる程度です。
肉芽を削ったときに神経の損傷をしたのが原因なのでしょうか?
また、どうしたらこの痛みから解放されるのでしょうか?
2週間後のレントゲンでは骨髄炎等の所見は無いとのこと。熱もありません。
何卒ご教示下さい。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-03-26 14:30:10
ペロ さん、こんにちは。
>虫歯の時のような痛みが継続しており、日常生活に支障が出ております。
まずは、お掛かりの歯科医院に、現状と今後の見通しについてよく説明していただきましょう。
高次の口腔外科をご紹介いただくよう、お願いなさってみるのも一法かもしれません。
早く症状が軽減すると良いですね。
お大事に。
>虫歯の時のような痛みが継続しており、日常生活に支障が出ております。
まずは、お掛かりの歯科医院に、現状と今後の見通しについてよく説明していただきましょう。
高次の口腔外科をご紹介いただくよう、お願いなさってみるのも一法かもしれません。
早く症状が軽減すると良いですね。
お大事に。
相談者からの返信
相談者:
ペロさん
返信日時:2014-03-26 14:48:04
ありがとうございました。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-03-26 21:33:01
ご相談ありがとうございます。
通常は無いはずの事がいくつも重なっているようです。
少々難しい状況のようです。
無いはずの事が痛みの原因となっている事もあり得ます。
たとえば肉芽を取る時は、ふつうタービンは使いません。
もしタービンだとすると、高速すぎて骨が火傷をする事があり、火傷を防ぐためにタービンから水を出しますがただの水道水を使いますから生理的食塩水を使う事ができず、骨の細胞を損傷したかもしれません。
また強いエアーやオイルが噴出する事が中に傷をつけたり汚染したかもしれません。
というわけでタービンは使いませんから、何か他の物との勘違いかもしれませんね。
治療中の激痛も珍しい事ですから、それが長引いているのかもしれません。
というわけで原因がはっきりしない以上対策と見通しの説明もできません。
しかし、激痛はもう治まったようですから治りつつあるのかもしれません。
それでもご心配の場合は、ご担当の先生に相談してペインクリニックなどを紹介していただいても良いかもしれません。
通常は無いはずの事がいくつも重なっているようです。
少々難しい状況のようです。
無いはずの事が痛みの原因となっている事もあり得ます。
たとえば肉芽を取る時は、ふつうタービンは使いません。
もしタービンだとすると、高速すぎて骨が火傷をする事があり、火傷を防ぐためにタービンから水を出しますがただの水道水を使いますから生理的食塩水を使う事ができず、骨の細胞を損傷したかもしれません。
また強いエアーやオイルが噴出する事が中に傷をつけたり汚染したかもしれません。
というわけでタービンは使いませんから、何か他の物との勘違いかもしれませんね。
治療中の激痛も珍しい事ですから、それが長引いているのかもしれません。
というわけで原因がはっきりしない以上対策と見通しの説明もできません。
しかし、激痛はもう治まったようですから治りつつあるのかもしれません。
それでもご心配の場合は、ご担当の先生に相談してペインクリニックなどを紹介していただいても良いかもしれません。
回答3
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2014-03-27 00:15:37
>肉芽を削ったときに神経の損傷をしたのが原因なのでしょうか?
神経の損傷があったと担当医は言っていたのでしょうか?
下の六番ですと下顎管神経と血管が走行しており、傷つけると術中にかなりの出血量が出ると思います。
もちろん麻痺も出ると思います。
また、相良先生がおっしゃるように炎症が著しかった後の骨は骨硬化していて堅く、給水が悪かったりすると火傷の可能性も否定出来ないと思います。
骨髄炎等の感染は確実に否定は出来ないと思います。
>また、どうしたらこの痛みから解放されるのでしょうか?
ペインクリニックあるいはそれらの処置をしてくれる麻酔科などを受診された方が口腔外科よりは痛みの対応がやや良い気がします。
お大事に。
神経の損傷があったと担当医は言っていたのでしょうか?
下の六番ですと下顎管神経と血管が走行しており、傷つけると術中にかなりの出血量が出ると思います。
もちろん麻痺も出ると思います。
また、相良先生がおっしゃるように炎症が著しかった後の骨は骨硬化していて堅く、給水が悪かったりすると火傷の可能性も否定出来ないと思います。
骨髄炎等の感染は確実に否定は出来ないと思います。
>また、どうしたらこの痛みから解放されるのでしょうか?
ペインクリニックあるいはそれらの処置をしてくれる麻酔科などを受診された方が口腔外科よりは痛みの対応がやや良い気がします。
お大事に。
相談者からの返信
相談者:
ペロさん
返信日時:2014-03-27 09:35:28
さがら先生、加藤先生
大変参考になりました。
ご相談後、少しずつ痛みは収まりつつあるようです。
少し様子を見たいと思います。
ありがとうございました。
大変参考になりました。
ご相談後、少しずつ痛みは収まりつつあるようです。
少し様子を見たいと思います。
ありがとうございました。
回答4
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-03-27 23:29:12
外科手術は、麻酔が効いていないとかなりの痛みを伴うもので、激痛があったのに手術が続行されたことが驚きです。
伝達麻酔を使ったとのことですが、効きが甘かったのではないでしょうか?
又、それと同時に浸潤麻酔も通常通りに用いて、伝達麻酔と併用しなければチャンとした麻酔は効果を発揮しない、と思われます。
どう言う状況であったのかが分からないのですが、激痛があったこと、それでも手術を続けられた理由を先生にお聞きに成って、現状がどう言う状態なのか、今後のことの説明を求めて良いのではないでしょうか?
私個人の考えでは、タービン等で肉芽を取ると言うのは考えられない治療方法です。
本当にそうだったんでしょうか?
他の、高速回転のエンジン等で為さったのを勘違いされているんじゃないでしょうか?
麻痺とか痺れが出ていないのでしたら、幸いなことに神経を傷付けていないと思います。
痛むのは他の原因でしょう。
抜歯即時インプラント手術では、肉芽を取り切ること、骨を徹底的に綺麗にすることが成功の鉄則です。
しかし、肉芽組織を取り除くには丁寧、繊細、精密な手技、言い換えるなら骨細胞を出来るだけ傷付けない、そう言う配慮が強く求められます。
それは、骨細胞の治癒力を引き出すことだけに留まらず、生体が治癒する為の条件を、出来る限り整えるのにとても重要だからです。
タービンで削る等の行為があったとしたら、それは時間短縮を考えての行為で、それが患者さんの負担を軽くすることに繋がる、と信じてのことなんだろうな、と推察します。
しかし、このような考え方は、私の考え方と完全に対極にあります。
私は、患者さんには申し訳ないですが、徹底してライト付き強拡大で手術部位を見て、綺麗な骨面が全面で見られるまでハンドインスツルメントで取り切ります。
そしてその上で、色々な手段を高じて、手術部位の徹底した洗浄、滅菌を行い、そこからやっとインプラントを植立すると言うようにしています。
一番重要なことは、患者さんの方だから悪さをする病気、病巣を取り切ること、インプラントはその後のことで、歯がなくなったから止むを得ずインプラントを植立する、と言う考え方をしています。
そうすると、個人的経験では99%以上の患者さんは殆ど術後の痛みを感じられませんし、腫脹とかもしません。
時間短縮することでタービン等の効率を求める手術手技では、こう言うことは難しいだろうな、とは感じます。
なので、個人的には、時間が掛かりますが、上記のやり方を私は厳守しております。
痛みが持続している期間が長かったことからも、もしかしたらそう言う手術をされてしまったのかな、と考えます。
それで、中での炎症等が残っていて今回のような状態になったのでは、と感じます。
但し、徐々に症状が軽くなって来ているとのことですから、これからに関しては心配されないでも良いのでは、と思います。
何れにしましても、担当の先生にチャンとお話を為さって、今後のご相談をされることを強くお勧めします。
失礼しました。
伝達麻酔を使ったとのことですが、効きが甘かったのではないでしょうか?
又、それと同時に浸潤麻酔も通常通りに用いて、伝達麻酔と併用しなければチャンとした麻酔は効果を発揮しない、と思われます。
どう言う状況であったのかが分からないのですが、激痛があったこと、それでも手術を続けられた理由を先生にお聞きに成って、現状がどう言う状態なのか、今後のことの説明を求めて良いのではないでしょうか?
私個人の考えでは、タービン等で肉芽を取ると言うのは考えられない治療方法です。
本当にそうだったんでしょうか?
他の、高速回転のエンジン等で為さったのを勘違いされているんじゃないでしょうか?
麻痺とか痺れが出ていないのでしたら、幸いなことに神経を傷付けていないと思います。
痛むのは他の原因でしょう。
抜歯即時インプラント手術では、肉芽を取り切ること、骨を徹底的に綺麗にすることが成功の鉄則です。
しかし、肉芽組織を取り除くには丁寧、繊細、精密な手技、言い換えるなら骨細胞を出来るだけ傷付けない、そう言う配慮が強く求められます。
それは、骨細胞の治癒力を引き出すことだけに留まらず、生体が治癒する為の条件を、出来る限り整えるのにとても重要だからです。
タービンで削る等の行為があったとしたら、それは時間短縮を考えての行為で、それが患者さんの負担を軽くすることに繋がる、と信じてのことなんだろうな、と推察します。
しかし、このような考え方は、私の考え方と完全に対極にあります。
私は、患者さんには申し訳ないですが、徹底してライト付き強拡大で手術部位を見て、綺麗な骨面が全面で見られるまでハンドインスツルメントで取り切ります。
そしてその上で、色々な手段を高じて、手術部位の徹底した洗浄、滅菌を行い、そこからやっとインプラントを植立すると言うようにしています。
一番重要なことは、患者さんの方だから悪さをする病気、病巣を取り切ること、インプラントはその後のことで、歯がなくなったから止むを得ずインプラントを植立する、と言う考え方をしています。
そうすると、個人的経験では99%以上の患者さんは殆ど術後の痛みを感じられませんし、腫脹とかもしません。
時間短縮することでタービン等の効率を求める手術手技では、こう言うことは難しいだろうな、とは感じます。
なので、個人的には、時間が掛かりますが、上記のやり方を私は厳守しております。
痛みが持続している期間が長かったことからも、もしかしたらそう言う手術をされてしまったのかな、と考えます。
それで、中での炎症等が残っていて今回のような状態になったのでは、と感じます。
但し、徐々に症状が軽くなって来ているとのことですから、これからに関しては心配されないでも良いのでは、と思います。
何れにしましても、担当の先生にチャンとお話を為さって、今後のご相談をされることを強くお勧めします。
失礼しました。
相談者からの返信
相談者:
ペロさん
返信日時:2014-03-28 09:42:25
松元先生
ご丁寧にありがとうございました。
肉芽の組織だけを取るティッシュ用のヘッドでやったとのことでした。
痛みは軽減傾向にありますが、違和感、何となく冷たいものがしみる感じは続いております。
この違和感がすっかり取れるものでしょうか?
今日で術後丁度1ヶ月が経ちます。
ご丁寧にありがとうございました。
肉芽の組織だけを取るティッシュ用のヘッドでやったとのことでした。
痛みは軽減傾向にありますが、違和感、何となく冷たいものがしみる感じは続いております。
この違和感がすっかり取れるものでしょうか?
今日で術後丁度1ヶ月が経ちます。
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-03-28 12:04:18
ご返信ありがとうございます。
>この違和感がすっかり取れるものでしょうか?
>今日で術後丁度1ヶ月が経ちます。
その時期には私たちの方法ではふつう忘れてしまうほど何も感じないはずですから、ふつうの経過ではないと思われます。
激痛のまま治療する事も含めて、私たちではしない治療方法ですから、ご担当の先生に直接確認して見通しをお立てになると良いと思います。
治療によって解決するのではない場合は、ご自身の回復力頼みとなります。
もともと医療とは患者さんが治す力をちょっとお手伝いするだけです。
そういった治癒力を引き出すことも歯科医師の仕事です。
治し方についてもご担当の先生に直接対策の相談をされると良いと思います。
>この違和感がすっかり取れるものでしょうか?
>今日で術後丁度1ヶ月が経ちます。
その時期には私たちの方法ではふつう忘れてしまうほど何も感じないはずですから、ふつうの経過ではないと思われます。
激痛のまま治療する事も含めて、私たちではしない治療方法ですから、ご担当の先生に直接確認して見通しをお立てになると良いと思います。
治療によって解決するのではない場合は、ご自身の回復力頼みとなります。
もともと医療とは患者さんが治す力をちょっとお手伝いするだけです。
そういった治癒力を引き出すことも歯科医師の仕事です。
治し方についてもご担当の先生に直接対策の相談をされると良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
ペロさん
返信日時:2014-03-28 14:09:07
さがら先生
ありがとうございました。
そのようにさせて頂きます。
ありがとうございました。
そのようにさせて頂きます。
タイトル | 1ヶ月前に抜歯後即インプラント埋入後より、重苦感と違和感が持続 |
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質問者 | ペロさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 56歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み インプラントに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。