抜歯後いずれインプラントにするためにソケットプリザベーションは必要?
相談者:
あっこ678さん (43歳:女性)
投稿日時:2014-04-11 04:27:06
はじめまして。
いつも大変参考にさせていただいています。
現在左下CD6Fのブリッジをしていますが、4番と5番の歯を支えている周りの骨が溶け、抜歯することになりました。
その後の治療として、とりあえず保険で部分入れ歯を作り、数年後お金がたまったらインプラントにしようと考えています。
そこで、質問が2つあります。
一つは、抜歯をしていただく歯医者さんでは、インプラントにする場合は、抜歯後すぐソケットプリザベーションという処置をされると言われました。
私のように数年後インプラントを考えている場合でも、ソケットプリザベーションをする意義はあるでしょうか。
歯科医の先生は将来のために、当分の間は部分入れ歯でも、処置しておくのは悪くないとおっしゃいましたが、このサイトでソケットプリザベーションについて検索すると、不安になりました。
二つ目は、部分入れ歯を作るとき、どうせなら、現在右下D6Fもブリッジにしているのですが、将来左下と同じように周りの歯がダメになることを考え、右下のブリッジを外して左右が繋がった部分入れ歯にしてもらうことは可能でしょうか。
残った歯にかかる負担を考えた場合どちらがいいか迷っています。
どうぞよろしくお願いします。
いつも大変参考にさせていただいています。
現在左下CD6Fのブリッジをしていますが、4番と5番の歯を支えている周りの骨が溶け、抜歯することになりました。
その後の治療として、とりあえず保険で部分入れ歯を作り、数年後お金がたまったらインプラントにしようと考えています。
そこで、質問が2つあります。
一つは、抜歯をしていただく歯医者さんでは、インプラントにする場合は、抜歯後すぐソケットプリザベーションという処置をされると言われました。
私のように数年後インプラントを考えている場合でも、ソケットプリザベーションをする意義はあるでしょうか。
歯科医の先生は将来のために、当分の間は部分入れ歯でも、処置しておくのは悪くないとおっしゃいましたが、このサイトでソケットプリザベーションについて検索すると、不安になりました。
二つ目は、部分入れ歯を作るとき、どうせなら、現在右下D6Fもブリッジにしているのですが、将来左下と同じように周りの歯がダメになることを考え、右下のブリッジを外して左右が繋がった部分入れ歯にしてもらうことは可能でしょうか。
残った歯にかかる負担を考えた場合どちらがいいか迷っています。
どうぞよろしくお願いします。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-04-11 07:01:58
あっこ678 さん、おはようございます。
>4番と5番の歯を支えている周りの骨が溶け、抜歯することになりました。
歯周病で抜歯に至ってしまったということでしょうか。
もしかすると、他の部位にも同様のことが生じてしまうかもしれませんね。
修復について考える前に、徹底的な状況の改善を考えてみませんか。
>4番と5番の歯を支えている周りの骨が溶け、抜歯することになりました。
歯周病で抜歯に至ってしまったということでしょうか。
もしかすると、他の部位にも同様のことが生じてしまうかもしれませんね。
修復について考える前に、徹底的な状況の改善を考えてみませんか。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2014-04-11 08:33:20
>一つは、抜歯をしていただく歯医者さんでは、インプラントにする場合は、抜歯後すぐソケットプリザベーションという処置をされると言われました。
現状を診てみないと必要性については分からないですが、将来的にインプラント治療を行うために意味が無いとは言えませんね。
やり方もいくつかありますが、先生の得意な方法で行うのではいかと思います。
ソケットプリザベーシ ョンしなかったからインプラント治療が出来なくなる訳では無く、前処置をしておいた方がいざインプラント治療を行う時にスムーズになることが多いと思います。
もし行わない場合は、インプラント治療を開始するときに、骨や歯茎の量などが少なくて、インプラント治療時にその部分を補いながら処置をすれば良いと思います。
>二つ目は、部分入れ歯を作るとき、どうせなら、現在右下D6Fもブリッジにしているのですが、将来左下と同じように周りの歯がダメになることを考え、 右下のブリッジを外して左右が繋がった部分入れ歯にしてもらうことは可能でしょうか。
>残った歯にかかる負担を考えた場合どちらがいいか迷っています。
可能だと思います。
しかし、診てみないとどちらが良いかはわかりませんね。
ブリッジを外すすと入れ歯が大きくなり邪魔になるかもしれないですが、安定はすると思います。
また、入れ歯の金具のスペースを確保するために歯を削ったりするので、将来的にインプラント治療をするのであれば、それを踏まえて治療計画をたてると良いと思います。
現状を診てみないと必要性については分からないですが、将来的にインプラント治療を行うために意味が無いとは言えませんね。
やり方もいくつかありますが、先生の得意な方法で行うのではいかと思います。
ソケットプリザベーシ ョンしなかったからインプラント治療が出来なくなる訳では無く、前処置をしておいた方がいざインプラント治療を行う時にスムーズになることが多いと思います。
もし行わない場合は、インプラント治療を開始するときに、骨や歯茎の量などが少なくて、インプラント治療時にその部分を補いながら処置をすれば良いと思います。
>二つ目は、部分入れ歯を作るとき、どうせなら、現在右下D6Fもブリッジにしているのですが、将来左下と同じように周りの歯がダメになることを考え、 右下のブリッジを外して左右が繋がった部分入れ歯にしてもらうことは可能でしょうか。
>残った歯にかかる負担を考えた場合どちらがいいか迷っています。
可能だと思います。
しかし、診てみないとどちらが良いかはわかりませんね。
ブリッジを外すすと入れ歯が大きくなり邪魔になるかもしれないですが、安定はすると思います。
また、入れ歯の金具のスペースを確保するために歯を削ったりするので、将来的にインプラント治療をするのであれば、それを踏まえて治療計画をたてると良いと思います。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2014-04-11 10:41:45
あっこ678 さん、今日は。
>現在左下CD6Fのブリッジをしていますが、4番と5番の歯を支えている周りの骨が溶け、抜歯することになりました。
原因は歯周病でしょうか、それとも、他の原因でしょうか。
歯周病なら、4・5番の抜歯はやむを得ないと思いますが、小林先生も言われているように、残った歯の歯周治療をきちんとなされておいた方が良いでしょう。
残った歯に歯周病があるようでは、失ったところにインプラントを入れても、インプラント周囲炎を起こして、インプラントを失うリスクが高くなります。
>一つは、
加藤先生のおっしゃるとうりだと思います。
もし抜歯後の骨の吸収が大きいようなら、骨が吸収してから、骨を作るような手術をするよりも、歯を抜く時点で、ソケットプリザベーションで、骨が吸収しにくいようにした方が、費用も安くすみますし、手術自体も簡単で施術侵修が少なく(患者さんも楽)、インプラントに必要な骨を確保する確実性も高いと思います。
ただ、それなりの費用もかかりますので、確実にインプラントにするということでなければ、お勧めしないかもしれません。
>二つ目は、
もし歯周病ならば、ブリッジによって、より進行させるということはありません。
むしろ、入れ歯の場合、針金のかかった歯は、歯周病が悪化する可能性があります。
歯周病が心配ならば、ブリッジを外すのではなく、きちんとした歯周治療を受けられた方が良いでしょう。
>現在左下CD6Fのブリッジをしていますが、4番と5番の歯を支えている周りの骨が溶け、抜歯することになりました。
原因は歯周病でしょうか、それとも、他の原因でしょうか。
歯周病なら、4・5番の抜歯はやむを得ないと思いますが、小林先生も言われているように、残った歯の歯周治療をきちんとなされておいた方が良いでしょう。
残った歯に歯周病があるようでは、失ったところにインプラントを入れても、インプラント周囲炎を起こして、インプラントを失うリスクが高くなります。
>一つは、
加藤先生のおっしゃるとうりだと思います。
もし抜歯後の骨の吸収が大きいようなら、骨が吸収してから、骨を作るような手術をするよりも、歯を抜く時点で、ソケットプリザベーションで、骨が吸収しにくいようにした方が、費用も安くすみますし、手術自体も簡単で施術侵修が少なく(患者さんも楽)、インプラントに必要な骨を確保する確実性も高いと思います。
ただ、それなりの費用もかかりますので、確実にインプラントにするということでなければ、お勧めしないかもしれません。
>二つ目は、
もし歯周病ならば、ブリッジによって、より進行させるということはありません。
むしろ、入れ歯の場合、針金のかかった歯は、歯周病が悪化する可能性があります。
歯周病が心配ならば、ブリッジを外すのではなく、きちんとした歯周治療を受けられた方が良いでしょう。
回答4
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-04-11 14:36:11
この場合のソケットプリザベーションは、何を充填するのか?でかなりの顎堤維持の量が違って来てしまう、と思います。
もし、吸収性の高い充填剤を詰めるのでしたら、インプラント時に再度骨造成手術をする必要が生じるだろう、と思います。
非吸収性の充填剤を詰める場合、顎堤の維持は可能になるでしょうが、充填物が異物なので処置の仕方が拙ければ感染源とかになりかねません。
一番大事なことは、病巣、病変を徹底的に取り切って、綺麗な骨と歯茎にして治されることです。
どれ位の期間が空くのか、どのような部分義歯を入れるのかでも顎堤の保存状態が変わって来るので、そこも考えないといけないと思います。
抜歯をされ、部分入歯をされる、と言うことは、残念ですが骨の吸収、痩せて行くことが加速されるばかりで、それに対してソケットプリザベーションがどれだけ有効なのか?将来へのインプラントへの影響は?と言うのは予測しづらい問題です。
出来るなら即時にインプラントとか、抜歯後歯茎の治癒後直ぐにインプラントとかの治し方が、最も顎堤保存が出来、審美的にも仕上げられる治し方です。
勿論、必要なら同時に骨造成とかの処置もしていただいてです。
何れの場合でも、歯周病治療が基本にあって、お口全体の清潔状態が維持安定出来る環境でなければ、インプラントは勿論ご自身の歯も予後は不安です。
なので、歯周病治療をベースとして必ず考えて下さい。
ご質問の内容に関しましては、不安定要素が色々と絡んでいると思われますので、その効果について予測することはかなり難しい、と思われます。
部分入歯に関しましては、何とも言えない、と思います。
後は、先生と良くご相談されて、ご決断下さい。
失礼しました。
もし、吸収性の高い充填剤を詰めるのでしたら、インプラント時に再度骨造成手術をする必要が生じるだろう、と思います。
非吸収性の充填剤を詰める場合、顎堤の維持は可能になるでしょうが、充填物が異物なので処置の仕方が拙ければ感染源とかになりかねません。
一番大事なことは、病巣、病変を徹底的に取り切って、綺麗な骨と歯茎にして治されることです。
どれ位の期間が空くのか、どのような部分義歯を入れるのかでも顎堤の保存状態が変わって来るので、そこも考えないといけないと思います。
抜歯をされ、部分入歯をされる、と言うことは、残念ですが骨の吸収、痩せて行くことが加速されるばかりで、それに対してソケットプリザベーションがどれだけ有効なのか?将来へのインプラントへの影響は?と言うのは予測しづらい問題です。
出来るなら即時にインプラントとか、抜歯後歯茎の治癒後直ぐにインプラントとかの治し方が、最も顎堤保存が出来、審美的にも仕上げられる治し方です。
勿論、必要なら同時に骨造成とかの処置もしていただいてです。
何れの場合でも、歯周病治療が基本にあって、お口全体の清潔状態が維持安定出来る環境でなければ、インプラントは勿論ご自身の歯も予後は不安です。
なので、歯周病治療をベースとして必ず考えて下さい。
ご質問の内容に関しましては、不安定要素が色々と絡んでいると思われますので、その効果について予測することはかなり難しい、と思われます。
部分入歯に関しましては、何とも言えない、と思います。
後は、先生と良くご相談されて、ご決断下さい。
失礼しました。
タイトル | 抜歯後いずれインプラントにするためにソケットプリザベーションは必要? |
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質問者 | あっこ678さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:4番(第一小臼歯) 抜歯:5番(第二小臼歯) インプラント治療法 ブリッジその他 部分入れ歯 その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。