根管治療後に最適なマテリアルについて (海外)
相談者:
nicosunさん (36歳:女性)
投稿日時:2014-04-15 07:16:26
先日、海外での根幹治療について相談させていただいたnicosunです。
帰国しての再根幹治療を取りやめ、ヨーロッパ内で治療に入ろうとっています。
すべてが自由診療で、金額もまちまちなので悩むところですが、保険でなるべくカバーされるように治療できたらと思っています。
保険の約款にはPorcelain crownが適用されると書かれているのですが、一体どういったものになるのでしょうか。
英語のサイトと見ると、セラミッククラウンと同等に扱われているようですが、日本の歯科の情報と照らし合わせても、どれにあたるのか、それぞれにどんな違いがあるかいまいち分かりません。
再根幹治療はまた再治療になることも考えて、(そうなって欲しくはないのですが)セラミックやポルセラインにせず、レジン充填にした方がいいのでしょうか。
それとも日本のようにメタルでしょうか。
こちらではメタルは珍しく、以前こちらのサイトでお勧めされていた、ゴールドのインレーというのも、あまり扱いがないようです。
診察中、これはゴールドか?アマルガムか?と質問されました。今日本で使われているメタルは水銀フリーだと読んだ事があるのですが、現在日本で使われているメタルは、アマルガムと言われているものと同じでしょうか。
また、土台になる素材についても、ファイバーやメタル、とあるようですが、どちらが適しているなどありましたら、アドバイスいただけたら嬉しいです。
治療するのは右上7番です。
帰国しての再根幹治療を取りやめ、ヨーロッパ内で治療に入ろうとっています。
すべてが自由診療で、金額もまちまちなので悩むところですが、保険でなるべくカバーされるように治療できたらと思っています。
保険の約款にはPorcelain crownが適用されると書かれているのですが、一体どういったものになるのでしょうか。
英語のサイトと見ると、セラミッククラウンと同等に扱われているようですが、日本の歯科の情報と照らし合わせても、どれにあたるのか、それぞれにどんな違いがあるかいまいち分かりません。
再根幹治療はまた再治療になることも考えて、(そうなって欲しくはないのですが)セラミックやポルセラインにせず、レジン充填にした方がいいのでしょうか。
それとも日本のようにメタルでしょうか。
こちらではメタルは珍しく、以前こちらのサイトでお勧めされていた、ゴールドのインレーというのも、あまり扱いがないようです。
診察中、これはゴールドか?アマルガムか?と質問されました。今日本で使われているメタルは水銀フリーだと読んだ事があるのですが、現在日本で使われているメタルは、アマルガムと言われているものと同じでしょうか。
また、土台になる素材についても、ファイバーやメタル、とあるようですが、どちらが適しているなどありましたら、アドバイスいただけたら嬉しいです。
治療するのは右上7番です。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-04-15 08:13:27
>Porcelain crownが適用されると書かれているのですが、一体どういったものになるのでしょうか。英語のサイトと見ると、セラミッククラウンと同等に扱われているようですが
セラミックと同じ様な物だとお考えになって差し支えありません。
>レジン充填にした方がいいのでしょうか。
>それとも日本のようにメタルでしょうか。
これも実際に診察した歯科医が決める事です。
>在日本で使われているメタルは、アマルガムと言われているものと同じでしょうか。
現在もアマルガムを使われる先生もいらっしゃいます、当然水銀を使います。
セラミックと同じ様な物だとお考えになって差し支えありません。
>レジン充填にした方がいいのでしょうか。
>それとも日本のようにメタルでしょうか。
これも実際に診察した歯科医が決める事です。
>在日本で使われているメタルは、アマルガムと言われているものと同じでしょうか。
現在もアマルガムを使われる先生もいらっしゃいます、当然水銀を使います。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-04-15 08:19:18
ご相談ありがとうございます。
お尋ねは根管治療後に関してのこととして回答いたします。
>Porcelain crown、セラミッククラウンと同等?
同じ仲間です。
保険会社によって古い分類を使っていることもあり、お確かめください。
歯科医師に実際のセラミックと保険会社の適応範囲と説明を受けることをお勧めします。
日本の歯科では、健康保険制度と自由診療とで材質に違いがあり、海外の分類ともまた異なります。
Porcelain crownポーセレン・クラウンは日本では主に自由診療の範囲であり、呼び名は国際的にはセラミッククラウン、セラモメタルクラウン、PFM、陶材焼き付け鋳造冠、オールセラミック・クラウン、ジルコニア・クラウン、フルジルコニア・クラウン、e-max・クラウン、日本だけのローカルな呼び名ではメタルボンドとも言われています。
他に前歯だけの別の名称もあります。
>再根幹治療はまた再治療になることも考えて、(そうなって欲しくはないのですが)セラミックやポルセラインにせず、レジン充填にした方がいいのでしょうか。
古い治療のやり直しだと思いますが、今回を最後として徹底的な治療をお勧めします。
そう何度もやり直しては、次にはもう歯を残すチャンスを失うことが多いからです。
奥歯は強い力がかかりますから、歯が割れることを防ぐにはレジン充填は不向きですから、クラウンをお勧めします。
もし万が一やり直しとなったとしても、クラウンを壊して治療するべきです。
それまでに歯が割れて抜歯になっては意味がないからです。
>今日本で使われているメタルは水銀フリーだと読んだ事があるのですが、
日本は水銀フリーなどの配慮は全くされていない社会です。
政治的にも行政的にも健康よりも経済が最優先されています。
>現在日本で使われているメタルは、アマルガムと言われているものと同じでしょうか。
健康保険制度ではアマルガムも相変わらず政府で認められていますが、それ以外の金属もいくつか使われています。
海外先進国では使われない金属を使っています。
自由診療では海外とほぼ同じ金属を使います。
>また、土台になる素材についても、ファイバーやメタル、とあるようですが、どちらが適しているなどありましたら、
力のかかる場所、歯がどのくらい残っている状態か、歯科医師の知識と技術や経験などによって選択されます。
ご担当の先生にお尋ねください。
お尋ねは根管治療後に関してのこととして回答いたします。
>Porcelain crown、セラミッククラウンと同等?
同じ仲間です。
保険会社によって古い分類を使っていることもあり、お確かめください。
歯科医師に実際のセラミックと保険会社の適応範囲と説明を受けることをお勧めします。
日本の歯科では、健康保険制度と自由診療とで材質に違いがあり、海外の分類ともまた異なります。
Porcelain crownポーセレン・クラウンは日本では主に自由診療の範囲であり、呼び名は国際的にはセラミッククラウン、セラモメタルクラウン、PFM、陶材焼き付け鋳造冠、オールセラミック・クラウン、ジルコニア・クラウン、フルジルコニア・クラウン、e-max・クラウン、日本だけのローカルな呼び名ではメタルボンドとも言われています。
他に前歯だけの別の名称もあります。
>再根幹治療はまた再治療になることも考えて、(そうなって欲しくはないのですが)セラミックやポルセラインにせず、レジン充填にした方がいいのでしょうか。
古い治療のやり直しだと思いますが、今回を最後として徹底的な治療をお勧めします。
そう何度もやり直しては、次にはもう歯を残すチャンスを失うことが多いからです。
奥歯は強い力がかかりますから、歯が割れることを防ぐにはレジン充填は不向きですから、クラウンをお勧めします。
もし万が一やり直しとなったとしても、クラウンを壊して治療するべきです。
それまでに歯が割れて抜歯になっては意味がないからです。
>今日本で使われているメタルは水銀フリーだと読んだ事があるのですが、
日本は水銀フリーなどの配慮は全くされていない社会です。
政治的にも行政的にも健康よりも経済が最優先されています。
>現在日本で使われているメタルは、アマルガムと言われているものと同じでしょうか。
健康保険制度ではアマルガムも相変わらず政府で認められていますが、それ以外の金属もいくつか使われています。
海外先進国では使われない金属を使っています。
自由診療では海外とほぼ同じ金属を使います。
>また、土台になる素材についても、ファイバーやメタル、とあるようですが、どちらが適しているなどありましたら、
力のかかる場所、歯がどのくらい残っている状態か、歯科医師の知識と技術や経験などによって選択されます。
ご担当の先生にお尋ねください。
回答3
回答日時:2014-04-15 09:53:50
さがら先生から詳しく解説して頂けましたので、ポイントについてだけ個人的意見を書きますね。
保険の範囲内で、というのがどの程度になるのか分かりませんが、さがら先生のご指摘通り再治療を前提にはしない方が良いと思います。
というかそう何度も出来るものではありませんので、次は出来ないかも知れません。
奥歯の根管治療後の修復はインレーやレジンよりもクラウンが一般的です。
実際には直接拝見して必ずしもそういう判断をするとは限りませんが、直接診察される先生もクラウンと判断されたならまず問題ないと思います。
マテリアルもPorcelainで良いと思います。
どんな材料でもメリット・デメリットがありますし、保険の範囲ならそれ以上こだわる必要もあまりないと思います。
土台も保険の約款なり主治医の判断にお任せすれば良いと思いますよ。
根管治療の成否、あるいは再治療(?)に、土台やクラウンの素材はそこまで関連がありません。
あまりにいい加減(例えば土台がセメント+インレーやアマルガム)だと、感染根管(失敗)になる率は実際増えるとの報告はありますが、極端でなければ大丈夫です。
お大事にして下さい。
保険の範囲内で、というのがどの程度になるのか分かりませんが、さがら先生のご指摘通り再治療を前提にはしない方が良いと思います。
というかそう何度も出来るものではありませんので、次は出来ないかも知れません。
奥歯の根管治療後の修復はインレーやレジンよりもクラウンが一般的です。
実際には直接拝見して必ずしもそういう判断をするとは限りませんが、直接診察される先生もクラウンと判断されたならまず問題ないと思います。
マテリアルもPorcelainで良いと思います。
どんな材料でもメリット・デメリットがありますし、保険の範囲ならそれ以上こだわる必要もあまりないと思います。
土台も保険の約款なり主治医の判断にお任せすれば良いと思いますよ。
根管治療の成否、あるいは再治療(?)に、土台やクラウンの素材はそこまで関連がありません。
あまりにいい加減(例えば土台がセメント+インレーやアマルガム)だと、感染根管(失敗)になる率は実際増えるとの報告はありますが、極端でなければ大丈夫です。
お大事にして下さい。
相談者からの返信
相談者:
nicosunさん
返信日時:2014-04-16 03:58:35
タイトル | 根管治療後に最適なマテリアルについて (海外) |
---|---|
質問者 | nicosunさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
海外その他 お勧めのクラウン(被せ物・差し歯) 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。