根管治療後、軽度の副鼻腔炎による粘膜肥厚で痛みが出て響く
相談者:
ちこりんtoさん (36歳:女性)
投稿日時:2014-04-14 09:52:49
こんにちは。
初めて相談させていただきます。
今回は根管治療後の神経の無い歯の予後についてご相談です。
レントゲン等で歯の炎症は無いものの鼻から来る粘膜肥厚(花粉症などが重度です)で、年に数回痛みが生じたり、頭を揺らすと響くなどし、抗生物質による治療を行っています。
根管治療自体は問題なく行えていても、神経が無いことで、痛みや違和感を生じやすくなるというのは良くあることなのでしょうか?
抗生物質ばかり飲みたくないので、原因があるのか、などご相談したい次第です。
<経緯>
4年ほど前左上5番の根管治療が長引き、転院を繰り返した結果ある歯科にて再移植(根管治療)をしていただき、ジルコニアのクラウンを入れてその歯は完治し今も痛み無く使えています。
その2年後右上の6番の根管治療も行い、その歯もジルコニアのクラウンを入れて完治しました。
いずれも、マイクロスコープを使っていただく最新型の治療をしていただきました。
その後両方とも歯の根が炎症を起こしたり、膿がたまったりといった歯性上顎洞炎にはならないのですが、花粉症や鼻風邪で鼻の炎症が起きたり、疲れが溜まったりすると頭を動かすと響いたり、痛みが出たり、場合によりかめないほど痛くなったり、ということがたまに生じるようになりました。
レントゲンを取っても粘膜肥厚が起きているだけで歯が原因ではありません、痛みが生じるのも歯が原因ではないと毎回言われます。
上下ともにジルコニアの右側については噛みあわせが強いと良くないということで多少微調整をしていただく程度でした。
ただ、花粉症は長年ですし、粘膜肥厚も年に数回はあったと思いますが、他の歯は痛くならないし、神経を取るまで同様のことは無かったと思うので、やはり神経が無い歯というのはそういった痛みを関連して起こしやすいので、ある程度仕方ないと考るべきでしょうか?
またこのような痛みや違和感を感じやすい原因として「歯の噛締め」は考えられますでしょうか?歯科医に歯のすり減りが激しく、噛締め癖がある(骨の隆起もあります)と言われました。
噛み合わせの治療をすることで、神経の無い歯の痛みや違和感の出やすさを改善することは可能でしょうか?
ご相談が長くなりすみません。
ご回答いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
初めて相談させていただきます。
今回は根管治療後の神経の無い歯の予後についてご相談です。
レントゲン等で歯の炎症は無いものの鼻から来る粘膜肥厚(花粉症などが重度です)で、年に数回痛みが生じたり、頭を揺らすと響くなどし、抗生物質による治療を行っています。
根管治療自体は問題なく行えていても、神経が無いことで、痛みや違和感を生じやすくなるというのは良くあることなのでしょうか?
抗生物質ばかり飲みたくないので、原因があるのか、などご相談したい次第です。
<経緯>
4年ほど前左上5番の根管治療が長引き、転院を繰り返した結果ある歯科にて再移植(根管治療)をしていただき、ジルコニアのクラウンを入れてその歯は完治し今も痛み無く使えています。
その2年後右上の6番の根管治療も行い、その歯もジルコニアのクラウンを入れて完治しました。
いずれも、マイクロスコープを使っていただく最新型の治療をしていただきました。
その後両方とも歯の根が炎症を起こしたり、膿がたまったりといった歯性上顎洞炎にはならないのですが、花粉症や鼻風邪で鼻の炎症が起きたり、疲れが溜まったりすると頭を動かすと響いたり、痛みが出たり、場合によりかめないほど痛くなったり、ということがたまに生じるようになりました。
レントゲンを取っても粘膜肥厚が起きているだけで歯が原因ではありません、痛みが生じるのも歯が原因ではないと毎回言われます。
上下ともにジルコニアの右側については噛みあわせが強いと良くないということで多少微調整をしていただく程度でした。
ただ、花粉症は長年ですし、粘膜肥厚も年に数回はあったと思いますが、他の歯は痛くならないし、神経を取るまで同様のことは無かったと思うので、やはり神経が無い歯というのはそういった痛みを関連して起こしやすいので、ある程度仕方ないと考るべきでしょうか?
またこのような痛みや違和感を感じやすい原因として「歯の噛締め」は考えられますでしょうか?歯科医に歯のすり減りが激しく、噛締め癖がある(骨の隆起もあります)と言われました。
噛み合わせの治療をすることで、神経の無い歯の痛みや違和感の出やすさを改善することは可能でしょうか?
ご相談が長くなりすみません。
ご回答いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-04-14 10:23:33
>根管治療自体は問題なく行えていても、神経が無いことで、痛みや違和感を生じやすくなるというのは良くあることなのでしょうか?
根管治療が上手くいっていればその様な事は有りません。
>またこのような痛みや違和感を感じやすい原因として「歯の噛締め」は考えられますでしょうか?
可能性は有ると思います。
取り敢えずはTCHを気にされてはどうでしょう。
>噛み合わせの治療をすることで、神経の無い歯の痛みや違和感の出やすさを改善することは可能でしょうか?
噛み合わせの治療と称して天然歯を削る治療はお止めになった方が良いと思います。
根管治療が上手くいっていればその様な事は有りません。
>またこのような痛みや違和感を感じやすい原因として「歯の噛締め」は考えられますでしょうか?
可能性は有ると思います。
取り敢えずはTCHを気にされてはどうでしょう。
>噛み合わせの治療をすることで、神経の無い歯の痛みや違和感の出やすさを改善することは可能でしょうか?
噛み合わせの治療と称して天然歯を削る治療はお止めになった方が良いと思います。
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-04-14 12:06:53
歯根の方に問題がないようでしたら、耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
それだけのレベルで治療出来る先生でしたら、ご紹介いただけるのではないでしょうか?
歯根の方に菌がいなくなっていても、上顎洞粘膜とか骨の中に菌が住み着いていて悪さしている可能性が高いように思われます。
噛み締めている可能性もあるかと思いますので、それへの治療もお勧めします。
TCHは勿論ですが、ナイトガードとかも検討しては如何でしょう。
失礼しました。
それだけのレベルで治療出来る先生でしたら、ご紹介いただけるのではないでしょうか?
歯根の方に菌がいなくなっていても、上顎洞粘膜とか骨の中に菌が住み着いていて悪さしている可能性が高いように思われます。
噛み締めている可能性もあるかと思いますので、それへの治療もお勧めします。
TCHは勿論ですが、ナイトガードとかも検討しては如何でしょう。
失礼しました。
相談者からの返信
相談者:
ちこりんtoさん
返信日時:2014-04-14 23:04:34
細見先生、松元先生
お忙しい中ご回答ありがとうございます。
先週かかりつけ医にてCTを撮影し、画像も見せてもらいながら根管には問題なく、全体的に粘膜肥厚があるため、それが原因(歯性ではない)という指摘を受けました。
なかなかそこでやっぱり根管治療に問題あるのでは?と言い出せず今回のご相談となりました。
根管治療の専門の先生にセカンドオピニオンをいただく、噛み合わせについては日常生活で気をつけながら専門の先生にみていだたくことを考えたいと思います。
耳鼻咽喉科で上顎洞や骨にいる細菌などをみていただくことは可能なのてしょうか。
ぶり返すことを踏まえますと抗生物質で根治出来ていないということでしょうか?
お忙しい中ご回答ありがとうございます。
先週かかりつけ医にてCTを撮影し、画像も見せてもらいながら根管には問題なく、全体的に粘膜肥厚があるため、それが原因(歯性ではない)という指摘を受けました。
なかなかそこでやっぱり根管治療に問題あるのでは?と言い出せず今回のご相談となりました。
根管治療の専門の先生にセカンドオピニオンをいただく、噛み合わせについては日常生活で気をつけながら専門の先生にみていだたくことを考えたいと思います。
耳鼻咽喉科で上顎洞や骨にいる細菌などをみていただくことは可能なのてしょうか。
ぶり返すことを踏まえますと抗生物質で根治出来ていないということでしょうか?
回答3
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-04-15 09:48:06
CT歯医科用、歯科用どちらだったのでしょうか?
医科用の古いタイプだと、詳細に判断できていないかも知れません。
是非、歯科用マイクロCTでちゃんとした診断を受けて下さい。
で、歯科用の詳細に見えるものでの診断であった場合、根管治療に問題がないと判断されているとしたら、それに関しては、まず正しい判断である、と私なら考えます。
根管治療が問題を起こしているなら、やはり骨とかが溶けているとかの画像が出ると思いますので。
上顎洞炎に関しては、抗生物質で菌が根治出来るものではない、そう簡単なものではない、と言うことです。
菌は、粘膜とか骨とかに住み着いて、体調とか花粉症とか炎症が起きやすい状態になると悪さをする、と言うことも十分に有り得るのです。
残念ですが、こう言う患者さんの上顎洞内の菌とかを診ることはかなり難しいようです。
明らかに歯性ではない上顎洞炎の患者さんを何度か紹介したことがありましたが、そう言う診断とかはできないと言われた、と聞いています。
そして、そう言う患者さんは、そう言う体調、体質と付き合うしかない、と説明受けたそうです。
いずれにしても、歯性でないものは専門外ですので、専門家の先生の診断、治療をお受けになることをお勧めします。
失礼しました。
医科用の古いタイプだと、詳細に判断できていないかも知れません。
是非、歯科用マイクロCTでちゃんとした診断を受けて下さい。
で、歯科用の詳細に見えるものでの診断であった場合、根管治療に問題がないと判断されているとしたら、それに関しては、まず正しい判断である、と私なら考えます。
根管治療が問題を起こしているなら、やはり骨とかが溶けているとかの画像が出ると思いますので。
上顎洞炎に関しては、抗生物質で菌が根治出来るものではない、そう簡単なものではない、と言うことです。
菌は、粘膜とか骨とかに住み着いて、体調とか花粉症とか炎症が起きやすい状態になると悪さをする、と言うことも十分に有り得るのです。
残念ですが、こう言う患者さんの上顎洞内の菌とかを診ることはかなり難しいようです。
明らかに歯性ではない上顎洞炎の患者さんを何度か紹介したことがありましたが、そう言う診断とかはできないと言われた、と聞いています。
そして、そう言う患者さんは、そう言う体調、体質と付き合うしかない、と説明受けたそうです。
いずれにしても、歯性でないものは専門外ですので、専門家の先生の診断、治療をお受けになることをお勧めします。
失礼しました。
相談者からの返信
相談者:
ちこりんtoさん
返信日時:2014-04-18 09:29:47
タイトル | 根管治療後、軽度の副鼻腔炎による粘膜肥厚で痛みが出て響く |
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質問者 | ちこりんtoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 根管治療の治療法 根管治療後の痛み 上顎洞炎(蓄膿症) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。