根管治療の根元までお薬が届いていない歯について
相談者:
歯抜けになる運命さん (34歳:女性)
投稿日時:2014-04-25 09:21:59
はじめまして。
よろしくおねがいします。
34歳で既に6本の歯が神経がなくなっております。。
これも自分自身の歯に対する認識の甘さが招いてしまったと後悔しております。
この度、左上4番が二次カリエスにより、神経を抜く処置が必要となり自費の差し歯にする事になりました。
神経を取り終え、次回は土台を立てる処置というところで、突然、右上6番の銀歯が激痛におそわれ時間的な問題もあり他の歯科を訪ねました。
右上6番の銀歯は感染根管により、抜歯になるとの事。
この事により根管治療の大切さをこのタイミングで身を持って痛感致しました。
左上4番を処置頂いた先生は、誠実できっちり悩み等を聞いてくれ腕が良いように感じましたが開業医ではない為色々制約に縛られている感じがありまして少々雑な作業とされた感がありました。
この事より不安を感じるようになり、差し歯が安い審美歯科より、お金はかかるが今できる最善の根管治療を受けるべきか処置の途中で迷ってしまいました。
左上4番の処置についても、レントゲン写真の根本の部分に既に黒い影がみえているとの事。
お薬も根本まで届いていませんでした。
この歯は既に感染根管になっている可能性が高いのでしょうか?
またお薬が根本まで届いていない神経を抜いた歯は処置が悪いという事なのでしょうか?
私の歯はどれも根本までお薬が届いておりませんでした。
どうぞご回答をお願い致します。
よろしくおねがいします。
34歳で既に6本の歯が神経がなくなっております。。
これも自分自身の歯に対する認識の甘さが招いてしまったと後悔しております。
この度、左上4番が二次カリエスにより、神経を抜く処置が必要となり自費の差し歯にする事になりました。
神経を取り終え、次回は土台を立てる処置というところで、突然、右上6番の銀歯が激痛におそわれ時間的な問題もあり他の歯科を訪ねました。
右上6番の銀歯は感染根管により、抜歯になるとの事。
この事により根管治療の大切さをこのタイミングで身を持って痛感致しました。
左上4番を処置頂いた先生は、誠実できっちり悩み等を聞いてくれ腕が良いように感じましたが開業医ではない為色々制約に縛られている感じがありまして少々雑な作業とされた感がありました。
この事より不安を感じるようになり、差し歯が安い審美歯科より、お金はかかるが今できる最善の根管治療を受けるべきか処置の途中で迷ってしまいました。
左上4番の処置についても、レントゲン写真の根本の部分に既に黒い影がみえているとの事。
お薬も根本まで届いていませんでした。
この歯は既に感染根管になっている可能性が高いのでしょうか?
またお薬が根本まで届いていない神経を抜いた歯は処置が悪いという事なのでしょうか?
私の歯はどれも根本までお薬が届いておりませんでした。
どうぞご回答をお願い致します。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2014-04-25 09:42:35
>左上4番が二次カリエスにより、神経を抜く処置が必要となり
>この歯は既に感染根管になっている可能性が高いのでしょうか?
短期間でレントゲン的に根の先が黒くなると言う事は考えにくいので、神経治療の前から感染根管になっていた事が予想されます。
また、逆にレントゲンで黒くなっている部分が元の状態に戻るには数カ月かかります。
ですから、
@ 神経処置前から黒くなっていた
A 神経治療が終わったのはほんの数週間前
B 今の所、自覚症状が無い
と言う事であれば「治療自体は上手く行っている可能性」があります。
半年後のレントゲンで影が消えていてはじめて、今回の根管治療が成功しているのだとそこでようやっと判断できます。
>またお薬が根本まで届いていない神経を抜いた歯は処置が悪いという事なのでしょうか?
何とも言えません。
平面のレントゲンでは短く見えていてもCT(3次元)で確認するとしっかり根の先まで届いている事があります。
(見た目の根の先端と神経管の先端が一致しているとは限りません)
また、教科書的には「オーバーさせるのはあまり良くないので根の先手前0.5mmくらいを目標としなさい」とされています。
つまり、2mmも3mmも手前までしかお薬が届いていないとすれば「もう少しやろう」とは思いますが、0.5〜1mm程度であれば「まずまず」とは思います。
また、「根の先まで薬が届いている」と言うのはあくまでも「目安」で、根管治療の成否は「自覚症状が無く、レントゲン的にも影が見えない」事で判断します。
つまり、「根の先まで薬が5mm以上も届いていないのに自覚症状もレントゲン的な悪い所見も認められない」とすれば「結果オーライ」ではありますが「再治療の対象」とはなりません。
ちなみに
>差し歯が安い審美歯科より、お金はかかるが今できる最善の根管治療を受けるべき
この考えは正しいと思います。
根管治療は「家を建てる事」を例とすれば「基礎工事」にあたります。
どんなに綺麗な建物であっても「基礎工事が不十分」ではその建物がすぐにダメになってしまうと言うことは容易に想像がつくと思います。
基礎工事がしっかりしていればこそ「長く持つ家」が建てられるのです。
>この歯は既に感染根管になっている可能性が高いのでしょうか?
短期間でレントゲン的に根の先が黒くなると言う事は考えにくいので、神経治療の前から感染根管になっていた事が予想されます。
また、逆にレントゲンで黒くなっている部分が元の状態に戻るには数カ月かかります。
ですから、
@ 神経処置前から黒くなっていた
A 神経治療が終わったのはほんの数週間前
B 今の所、自覚症状が無い
と言う事であれば「治療自体は上手く行っている可能性」があります。
半年後のレントゲンで影が消えていてはじめて、今回の根管治療が成功しているのだとそこでようやっと判断できます。
>またお薬が根本まで届いていない神経を抜いた歯は処置が悪いという事なのでしょうか?
何とも言えません。
平面のレントゲンでは短く見えていてもCT(3次元)で確認するとしっかり根の先まで届いている事があります。
(見た目の根の先端と神経管の先端が一致しているとは限りません)
また、教科書的には「オーバーさせるのはあまり良くないので根の先手前0.5mmくらいを目標としなさい」とされています。
つまり、2mmも3mmも手前までしかお薬が届いていないとすれば「もう少しやろう」とは思いますが、0.5〜1mm程度であれば「まずまず」とは思います。
また、「根の先まで薬が届いている」と言うのはあくまでも「目安」で、根管治療の成否は「自覚症状が無く、レントゲン的にも影が見えない」事で判断します。
つまり、「根の先まで薬が5mm以上も届いていないのに自覚症状もレントゲン的な悪い所見も認められない」とすれば「結果オーライ」ではありますが「再治療の対象」とはなりません。
ちなみに
>差し歯が安い審美歯科より、お金はかかるが今できる最善の根管治療を受けるべき
この考えは正しいと思います。
根管治療は「家を建てる事」を例とすれば「基礎工事」にあたります。
どんなに綺麗な建物であっても「基礎工事が不十分」ではその建物がすぐにダメになってしまうと言うことは容易に想像がつくと思います。
基礎工事がしっかりしていればこそ「長く持つ家」が建てられるのです。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-04-25 09:46:38
>少々雑な作業をされた感がありました。
>今できる最善の根管治療を受けるべきか
そうした気持ちをお持ちでしたら、そうされるのも一案だと思います。
もし、やり直し治療が必要になれば、差し歯を除去することになるかもしれません。
>レントゲン写真の根本の部分に既に黒い影がみえている
治療前のレントゲン写真と比較する必要があります。
(治癒途中である可能性も否定出来ません)
>お薬が根本まで届いていない神経を抜いた歯は処置が悪いという事なのでしょうか?
一概には言えないと思います。
通常は、お薬が根本の先近くまで届いていることが多いようには思います。
>今できる最善の根管治療を受けるべきか
そうした気持ちをお持ちでしたら、そうされるのも一案だと思います。
もし、やり直し治療が必要になれば、差し歯を除去することになるかもしれません。
>レントゲン写真の根本の部分に既に黒い影がみえている
治療前のレントゲン写真と比較する必要があります。
(治癒途中である可能性も否定出来ません)
>お薬が根本まで届いていない神経を抜いた歯は処置が悪いという事なのでしょうか?
一概には言えないと思います。
通常は、お薬が根本の先近くまで届いていることが多いようには思います。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2014-04-25 09:52:03
歯抜けになる運命さん、こんにちは
櫻井先生に同意です。
一つだけ補足させていただきます。
根管治療というのは根の中を消毒する治療です。
極端なことを言えば根管治療がきちんとできていれば、根管充填は根に届いていなくてもほとんど問題となることはありません。
逆に根管充填が根の先ピッタリで完璧でも根管治療(消毒)ができていなければ後に感染が起こってくる可能性が高いです。
すなわち
・根管充填の薬の入り方≠根管治療の完成度
ということになります。
参考になれば幸いです。
櫻井先生に同意です。
一つだけ補足させていただきます。
根管治療というのは根の中を消毒する治療です。
極端なことを言えば根管治療がきちんとできていれば、根管充填は根に届いていなくてもほとんど問題となることはありません。
逆に根管充填が根の先ピッタリで完璧でも根管治療(消毒)ができていなければ後に感染が起こってくる可能性が高いです。
すなわち
・根管充填の薬の入り方≠根管治療の完成度
ということになります。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
歯抜けになる運命さん
返信日時:2014-04-25 19:53:37
タイトル | 根管治療の根元までお薬が届いていない歯について |
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質問者 | 歯抜けになる運命さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管充填 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。