前歯2本の差し歯交換、セラミックではなく保険の連結冠を薦められた

相談者: たっこさん (42歳:女性)
投稿日時:2014-04-25 22:11:22
こんにちは。

20年位前に入れたセラミック差し歯前歯上1・1)の交換治療中です。
痛みがあった訳ではないのですが、歯ぐきが後退して歯の根元が出てきてしまった為です。



今回もセラミックで交換したかったのですが、歯科医師から土台が奥の方まで入っているので土台を外すと根元が割れる可能性があるのでやりたくない。
今回は保険の歯で行きましょうと言われました。

その際、連結冠の方がいい。
理由は神経を抜いてしまった歯は弱い、強度を増すために。
と言われました。



単冠がいいと伝えると、じゃあ今回は単冠でいきましょう。
2年経てば交換できるので次回、連結冠にすればいいのでは?と今回は単冠で作成してもらっています。


質問です。

@連結冠にすると強度が増す と言うのは差し歯そのものの事でしょうか?
歯根の事でしょうか?


A単冠で作った場合、歯根が割れる可能性が増すのでしょうか?


B今の土台を活かしてセラミックの歯を入れるという事は通常、行わないものなのでしょうか?


お忙しいのに申し訳ありませんが、他の先生のご意見を伺いたくご質問させて頂きました。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-04-25 23:34:49
たっこ さん、こんばんは。

>今回は保険の歯で行きましょうと言われました。

もしかすると、歯の状態が良くないのかもしれません。

土台のことについて、また、なぜ連結冠を勧めたのか、よく説明していただきましょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-04-26 08:37:13
ご相談ありがとうございます。
個人差がありますが、今回はごく一般的に説明します。


>@連結冠にすると強度が増す と言うのは 差し歯そのものの事でしょうか?

差し歯が脱落しにくくなります。
逆に差し歯が歯根から外れやすくなりますが、差し歯は脱落せず発見が遅れることが多い方法です。



> 歯根の事でしょうか?

そういう効果を期待できることもあります。



>A単冠で作った場合、歯根が割れる可能性が増すのでしょうか?

歯は自由に動くことができます。
そのため単冠であれば「柳に風」と割れる力を逃がすこともできます。

連結にするとその自由を拘束されて、その働きを封じられることがあります。



>B今の土台を活かしてセラミックの歯を入れるという事は通常、行わないものなのでしょうか?

ふつう、行います。


なお、2年後のやり直しも計画に入れているようですが、そのような短期間のやり直しは歯の寿命を一気に縮める危険をご承知ください。

又初めからやり直す計画も長期の計画とは言えず、歯を早く失う危険が大きくなります。
その後は入れ歯にするのかどうかも考えに入れておかねばなりません。


セラミックを使う意味はいろいろです。
その材料を使うことだけが目的と、本来、医療として一生歯を残す計画の中で材料がたまたまセラミックだという違いがあります。

きちんと作れば20年はもちろん30年もそれ以上も歯茎も下がらず、歯を守り続ける治療を選ぶことが可能です。
安易にくり返す治療で良いのかどうか検討する時期かもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たっこさん
返信日時:2014-04-26 13:42:07
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。

大変、参考になりました。

さがら先生のおっしゃる通り安易に繰り返す治療で良いのかきちんと考えなければならないと思いました。



歯科医師の方もセラミックを入れてすぐにダメになったら申し訳ないから保険の歯を選択されたんだとは思います。
そう思うと今後もかなり不安です。

歯根の状態がよくない。
土台を外すことができない。

となるとどのような治療の選択肢があるのか・・・?


現状の回復(保険の差歯)に留めておいた方が無難なんですかね。。。

もう一度先生に聞いてみようと思います。


ありがとうございました。



タイトル 前歯2本の差し歯交換、セラミックではなく保険の連結冠を薦められた
質問者 たっこさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(前歯:レジン)
クラウン・被せ物の連結(連結冠)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中