8歳、開咬のためトレーニングしても舌癖がなかなか治らない
相談者:
hiraKさん (39歳:女性)
投稿日時:2014-04-05 22:50:23
8歳の娘がいます。
娘は指しゃぶりで1歳半で開咬が指摘され、3歳で指しゃぶりをやめて歯並びは一度は改善しました。
しかし、5歳を過ぎて乳歯が抜けた隙間に舌を入れて遊ぶようになり、会話のときもチョロチョロと舌が出るため、再び、上の歯と下の歯の隙間が開いてきて、昨年の春、小学校の歯科検診で『開咬』を指摘されました。
小児歯科矯正の歯医者を受診して、舌癖を治すためにマウスピースの使用と舌と口の周りの筋肉のトレーニングを始めることになりました。
舌と口の周りの筋肉のトレーニングは、ポッピングとあいうべ体操、舌を左右に動かしてスポットを1日30回ずつしていました。
矯正を始めて約半年過ぎて、夫が
「娘の下の前歯の歯茎が下がっている。
マウスピースの影響ではないか」
と言い出しました。
そこで、夫が娘を歯医者に連れて行き、話し合ってきたところ、下の前歯の歯茎が下がったのは、娘がマウスピースをはめたまましゃべってしまうので擦れているのが原因だろうと言われました。
娘は注意しても、日中、マウスピースを着用しているときに口を閉じてしゃべらないということができず、歯茎が下がってしまう歯が増えてしまいました。
夫が
「歯茎が下がると一生、元に戻らないから、本人がきちんと矯正の意味を理解して、努力できるようになるまで、マウスピースの使用をやめる」
と先生と話し合い、舌と口の周りの筋肉のトレーニングのみ続ける事にしました。
舌と口の周りの筋肉のトレーニングを毎日続けて9ヶ月。
(マウスピースを止めてからは4ヶ月経ちました)
まだ、会話の途中で舌が出ることがあります。
ボーッとしているときや、テレビを見ているとき、工作で何か作っている(=何かに集中している)ときも口がぽかんと開いています。
口を閉じるように注意しても、改善されません。
先日、歯の定期健診ではもう上下の前歯2本とも生え切ってしまって、隙間が閉じなかったので、上の前歯が4本生えそろう頃に矯正が必要だと診断されました。
舌癖の効果が見えてくるのにはもっと時間がかかるものなのでしょうか?
それとも、今のトレーニングが合っていない可能性もあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
娘は指しゃぶりで1歳半で開咬が指摘され、3歳で指しゃぶりをやめて歯並びは一度は改善しました。
しかし、5歳を過ぎて乳歯が抜けた隙間に舌を入れて遊ぶようになり、会話のときもチョロチョロと舌が出るため、再び、上の歯と下の歯の隙間が開いてきて、昨年の春、小学校の歯科検診で『開咬』を指摘されました。
小児歯科矯正の歯医者を受診して、舌癖を治すためにマウスピースの使用と舌と口の周りの筋肉のトレーニングを始めることになりました。
舌と口の周りの筋肉のトレーニングは、ポッピングとあいうべ体操、舌を左右に動かしてスポットを1日30回ずつしていました。
矯正を始めて約半年過ぎて、夫が
「娘の下の前歯の歯茎が下がっている。
マウスピースの影響ではないか」
と言い出しました。
そこで、夫が娘を歯医者に連れて行き、話し合ってきたところ、下の前歯の歯茎が下がったのは、娘がマウスピースをはめたまましゃべってしまうので擦れているのが原因だろうと言われました。
娘は注意しても、日中、マウスピースを着用しているときに口を閉じてしゃべらないということができず、歯茎が下がってしまう歯が増えてしまいました。
夫が
「歯茎が下がると一生、元に戻らないから、本人がきちんと矯正の意味を理解して、努力できるようになるまで、マウスピースの使用をやめる」
と先生と話し合い、舌と口の周りの筋肉のトレーニングのみ続ける事にしました。
舌と口の周りの筋肉のトレーニングを毎日続けて9ヶ月。
(マウスピースを止めてからは4ヶ月経ちました)
まだ、会話の途中で舌が出ることがあります。
ボーッとしているときや、テレビを見ているとき、工作で何か作っている(=何かに集中している)ときも口がぽかんと開いています。
口を閉じるように注意しても、改善されません。
先日、歯の定期健診ではもう上下の前歯2本とも生え切ってしまって、隙間が閉じなかったので、上の前歯が4本生えそろう頃に矯正が必要だと診断されました。
舌癖の効果が見えてくるのにはもっと時間がかかるものなのでしょうか?
それとも、今のトレーニングが合っていない可能性もあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-04-06 00:07:07
hiraK さん、こんばんは。
>ボーッとしているときや、テレビを見ているとき、工作で何か作っている(=何かに集中している)ときも口がぽかんと開いています。
>口を閉じるように注意しても、改善されません。
口腔内の乾燥を防止する為に口唇は閉じていただくのが良いかとは思いますが、上下の歯が接触し続けないように意識なさると良いでしょう。
参考:TCH、歯列接触癖
>ボーッとしているときや、テレビを見ているとき、工作で何か作っている(=何かに集中している)ときも口がぽかんと開いています。
>口を閉じるように注意しても、改善されません。
口腔内の乾燥を防止する為に口唇は閉じていただくのが良いかとは思いますが、上下の歯が接触し続けないように意識なさると良いでしょう。
参考:TCH、歯列接触癖
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-04-06 00:59:43
なぜ、舌の位置・機能をそのようにしているのか?
現在の形態(歯列の中に舌が収まるか、気道の確保等々)が関係しているかもしれませんし、そうでないのかもしれません。
担当の先生や衛生士さんに、一緒に考えていただいては如何でしょうか。
現在の形態(歯列の中に舌が収まるか、気道の確保等々)が関係しているかもしれませんし、そうでないのかもしれません。
担当の先生や衛生士さんに、一緒に考えていただいては如何でしょうか。
回答3
天神デンタルクリニック(福岡市中央区)の児玉です。
回答日時:2014-04-06 13:44:23
博多の児玉です。
>会話の途中で舌が出ることがあります
地域に舌や口の周りの筋肉の治療に詳しい先生がおられたら相談されると良いと思います。
>会話の途中で舌が出ることがあります
地域に舌や口の周りの筋肉の治療に詳しい先生がおられたら相談されると良いと思います。
回答4
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2014-04-06 15:43:17
西山です
人の行動を変えるのはなかなか難しいですよね.
「やめなさい」というだけではなかなか治らないものです.
舌や口の周りの筋肉をいくらトレーニングしても,「癖」として行動が出てしまうことも多いかと思います.
ただ,余計な行動が少しでもあったらだめで,全く起こらないようにすることを目的としているのなら,これはちょっと行き過ぎた考えではないでしょうか.
人のある行動をゼロにすることはほぼ不可能だと思います.
そこで発想の転換が必要です.
ある行動を 「してはいけない」 のではなく, 「し続けてはいけない」 と考えるわけです.
そのためには,本人が自分の行動に”気づく”ようになることが大切です.
でも,いきなり”気づく”のは難しいですよね.
ですから,最初は”気づかせてあげる”わけです.
身の回りに何でもよいんで「合図」を作っておきます.
ポストイットでもいいし,キッチンタイマーでも構いません.
「合図」があったときだけ舌を前歯の間に挟んでいないかをチェックさせます.
もし挟んでいたら口を一度でいいので大きく開けさせてみてください.そうすると当然ですが舌を挟めなくなりますね.
これを繰り返してゆくことにって,子供自身が「あっ! いま舌かんでた!!!」と,自分の行動に”気づく”ようになってきます.
これは心理学の中の「行動変容」という考え方です.
人の行動を変えるのはなかなか難しいですよね.
「やめなさい」というだけではなかなか治らないものです.
舌や口の周りの筋肉をいくらトレーニングしても,「癖」として行動が出てしまうことも多いかと思います.
ただ,余計な行動が少しでもあったらだめで,全く起こらないようにすることを目的としているのなら,これはちょっと行き過ぎた考えではないでしょうか.
人のある行動をゼロにすることはほぼ不可能だと思います.
そこで発想の転換が必要です.
ある行動を 「してはいけない」 のではなく, 「し続けてはいけない」 と考えるわけです.
そのためには,本人が自分の行動に”気づく”ようになることが大切です.
でも,いきなり”気づく”のは難しいですよね.
ですから,最初は”気づかせてあげる”わけです.
身の回りに何でもよいんで「合図」を作っておきます.
ポストイットでもいいし,キッチンタイマーでも構いません.
「合図」があったときだけ舌を前歯の間に挟んでいないかをチェックさせます.
もし挟んでいたら口を一度でいいので大きく開けさせてみてください.そうすると当然ですが舌を挟めなくなりますね.
これを繰り返してゆくことにって,子供自身が「あっ! いま舌かんでた!!!」と,自分の行動に”気づく”ようになってきます.
これは心理学の中の「行動変容」という考え方です.
相談者からの返信
相談者:
hiraKさん
返信日時:2014-04-06 23:59:57
ご回答ありがとうございます。
舌や口の周りの筋肉の問題だけでなく、多方面のご意見をいただいて、感謝しております。
自宅ですぐにできそうなことは実践してみます。
舌や口の周りのトレーニングはインターネットで調べてみると、トレーニングで効果があった人もいれば、労多くして功少なしという人もいるというのを見かけました。
なかなか効果が見えない現状に、子どもにトレーニングを続けさせるモチベーションが下がっています。
トレーニングも続ける方がいいのでしょうか?
同じような質問を繰り返すようで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
舌や口の周りの筋肉の問題だけでなく、多方面のご意見をいただいて、感謝しております。
自宅ですぐにできそうなことは実践してみます。
舌や口の周りのトレーニングはインターネットで調べてみると、トレーニングで効果があった人もいれば、労多くして功少なしという人もいるというのを見かけました。
なかなか効果が見えない現状に、子どもにトレーニングを続けさせるモチベーションが下がっています。
トレーニングも続ける方がいいのでしょうか?
同じような質問を繰り返すようで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
回答5
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2014-04-07 08:37:15
舌癖が原因で開咬が生じているのであれば、舌癖を改善しない限り状態は良くならないと考えられます。
トレーニングのみで習癖の改善が見込まれないのであれば、何らかの矯正装置(固定式も含めて)の使用も検討したほうが良いかもしれませんね。
トレーニングのみで習癖の改善が見込まれないのであれば、何らかの矯正装置(固定式も含めて)の使用も検討したほうが良いかもしれませんね。
相談者からの返信
相談者:
hiraKさん
返信日時:2014-04-08 22:13:09
回答を下さった先生方、ありがとうございました。
日常的な対処法や今後、受診した時に担当の先生へどのように自分の不安を伝えればいいのか、転院するとしたらどのような先生を探せばいいかなどいろいろ教えていただき、とても感謝しております。
日常的な対処法や今後、受診した時に担当の先生へどのように自分の不安を伝えればいいのか、転院するとしたらどのような先生を探せばいいかなどいろいろ教えていただき、とても感謝しております。
回答6
オレフィス矯正歯科(名古屋市中区)の戸苅です。
回答日時:2014-04-10 01:42:29
鼻で呼吸できる状態でしょうか?
鼻で呼吸しづらい状況ですと、とても苦しいですから、長い時間くちを閉じることはできないと思います。
hiraKさんのコメントの中に鼻呼吸が出てこなかったので、狼狽心ながらコメントしました。
マウスピースは日中のみで就寝時は使用しないタイプでしょうか。
就寝時にしゃべることは少ないでしょうから、使えるかもしれません。
ただ、担当医がそういった指示を出さなかったのであれば、スッパリとやめた方が良い状況だったのかもしれません。
鼻で呼吸しづらい状況ですと、とても苦しいですから、長い時間くちを閉じることはできないと思います。
hiraKさんのコメントの中に鼻呼吸が出てこなかったので、狼狽心ながらコメントしました。
マウスピースは日中のみで就寝時は使用しないタイプでしょうか。
就寝時にしゃべることは少ないでしょうから、使えるかもしれません。
ただ、担当医がそういった指示を出さなかったのであれば、スッパリとやめた方が良い状況だったのかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
hiraKさん
返信日時:2014-04-14 15:11:29
回答7
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2014-04-15 14:24:41
舌癖による開咬に対しては、通常、タンガードと呼ばれる装置を使うことが多いと思いますが、使われていた装置はそういったものだったのでしょうか?
そうではなかったとすれば、堀先生も書かれているようにタンガードのような別の矯正装置を装着してみるといった方法を考えてみるのもよいかもしれません。
そうではなかったとすれば、堀先生も書かれているようにタンガードのような別の矯正装置を装着してみるといった方法を考えてみるのもよいかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
hiraKさん
返信日時:2014-04-20 23:32:17
タイトル | 8歳、開咬のためトレーニングしても舌癖がなかなか治らない |
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質問者 | hiraKさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児矯正(子供の矯正) 子供の歯並び 子供の歯列矯正 開咬・オープンバイト(前歯が噛まない) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。