下奥歯の根の方までヒビ、MTA充填なら効果的か?

相談者: ハナコ7さん (53歳:女性)
投稿日時:2014-04-24 07:11:31
こんにちは。

根管治療につてお願いします。

自分はくいしばりがあり、下の奥歯にヒビが入ってしまい根の方までヒビが伸びてるようです。
根の治療をしましたがスッキリ腫れがひきませんので、抜歯することになりました。

根の治療の確かな先生に治療して頂いておりますので、もう腹をくくらないといけないのですが・・やはり抜歯は恐くて・・。



自由診療の専門歯科に問い合わせたところ、1か所目は根の方までヒビがあれば抜歯とのことでいたので、主治医のもとで抜歯を選択


2か所目で、根の方にまでヒビが入っていても保存可能な場合は、根管治療を行い、MTAセメント等を補強するようなかたちで充填するそうです。
自分の歯が良いので思案しています。

接着治療は、隣の歯や骨へまで影響したり、リスクが高いと目にしましたので、考えておりませんでした。


上記の方法であれば、大きな被害にはならないように感じています。どうなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 08:06:22
ハナコ7 さん、おはようございます。

>根の方までヒビが伸びてるようです。
根の治療をしましたがスッキリ腫れがひきません

出来れば抜歯を回避したいところですが、腫れが消退しないようでしたら、抜歯も止むを得ないものと思います。


>自分はくいしばりがあり

今後のこともあり、TCHを意識した生活を送ってみませんか。

参考:TCH、歯列接触癖





回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 11:03:22
そうですね…。

ある意味、歯科治療は全てにおいて「延命処置」に他なりません。

つまり「次のステップまでの時間」と「状況のバランス」を考慮する必要があると思います。


破折歯をMTA充填で長期間持たせると言うケースはまだまだ確立された方法ではりませんので、(言葉は悪いですが)実験的な要素を多く含んでいると考えます。

それを踏まえたうえで…

 いつまで使えるのか?(これは誰も予測は出来ないと思います)

 仮に抜歯になった場合には何を入れるのか?
  (入れ歯ブリッジインプラント?)

を考えてみてください。


「早期にダメになりそう」「入れるならインプラント」とお考えであればMTA充填にはチャレンジせず、「抜歯→インプラント」と言う流れで治療を進められる事をお勧めいたします。

逆に「いつまでもつか解らないがチャレンジしてみよう」「抜歯後インプラントは考えない」と言う事であれば実験的な要素を理解しつつ、MTA充填に臨まれてはいかがでしょうか?
(場合によっては歯科医学の発展に貢献できるかもしれません)



>自分はくいしばりがあり

僕もTCH是正に取り組まれる事をお勧めいたします。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 11:34:44
ハナコ7 さんおはようございます。

>2か所目で、根の方にまでヒビが入っていても保存可能な場合は、根管治療を行い、MTAセメント等を補強するようなかたちで充填するそうです。
>自分の歯が良いので思案しています。

そうですね、ヒビの状態にもよりますが、かなりチャレンジングな状態かもしれませんね。

歯を残すという意味ではやってみる価値はあるのかもしれませんが、恐らく自由診療ですしデメリットなども良く検討された上で処置していただいたほうが良いとおもいます。



>根の方にまでヒビが入っていても保存可能な場合は

2軒目の先生もとおっしゃっているので、もしかしたら保存出来ないかもしれませんね。


お大事にどうぞ。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 13:38:49
>2か所目で、根の方にまでヒビが入っていても保存可能な場合は、根管治療を行い、MTAセメント等を補強するようなかたちで充填するそうです。自分の歯が良いので思案しています。

MTAセメントにはあまり接着能力がないように記憶しております。
ですから補強にはあまりならないように思います。

ヒビだけであればその他のセメント例えばスーパーボンドの方が接着力は高いように思います。


もし接着された時はヒビの部分の歯周ポケットの状態を継続的に観察して変化を追った方がいいかと思います。

下の奥歯でもヘミセクションと言われる方法がありますので、一度検討されてください。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-04-25 02:48:09
MTAは硬化時に水分を必要とする(ある程度濡れていても良い)セメントであるということと、強アルカリ(強い殺菌効果)の状態で数時間かけて硬化し、その後非常に優れた生体親和性(炎症を引き起こさない)を持つというのが特徴で、歯科においては大変なトピックスになった、画期的な材料です。

上記のメリットだけを考えるとひび割れにも良さそうなイメージは確かに持たれると思います。



ですがセメントですから、硬化する時には僅かに"膨張"をしますので、ひび割れのある歯の中で膨張すればひび割れはむしろ悪化するはずです。
(※ひび割れがなければ強固に密着するのでむしろメリットになります)

ひび割れも確かにあるとしたら、その中は浸出液によって常に湿潤状態ですから、セメントは硬化する際に水分が多すぎると不完全な硬化を起こしますので、要は固まらずにボソボソの状態になり、細菌繁殖の場を作ってしまいます。

歯質への接着性もありませんので、"補強"という意味合いはほぼ期待出来ません。



実は当院でも諦めきれずにダメ元でクラックのある歯にMTA充填を行ったケースもあるのですが、おそらく上記の様な理屈でうまく行かなかったですね。
その2か所目の先生は、うまく行った経験をお持ちなのでしょうか?
にわかに信じ難いですが。。

「最後に納得する為に・・」

と割り切れる様ならしてみても良いと思いますし、周囲の歯への影響というのも今さらそれほど気にしなくても良いのではないかと個人的には思います。

ただ割れているのが確かであれば(←ここの部分がどうしてもこのサイトでは確認が取れませんが・・)、やはり難しいと思いますよ。


よく相談して決めて下さいね。

お大事にどうぞ。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハナコ7さん
返信日時:2014-04-25 21:51:09
こんばんは。

さっそくTCHをしています。
肩こりが楽になったような気がします。
ご指導ありがとうございました。



>もし接着された時はヒビの部分の歯周ポケットの状態を継続的に観察して変化を追った方がいいかと思います。

そうなんですね。
頑張ります。

でも、2軒目の先生のMTA充填はせずに、もう少し方法を探してみます。



駄目な場合。根っこ半分が残せたら、ブリッジにしたいと思います。ただ、相手方の歯を削らないといけないのがちょっと・・。
クラウンの厚み程度なら、まだ良いのですが、ものすごく削ったり、神経を取ったりするのでしょうか?

上のブリッジが駄目になったら、インプラント


たくさん、アドバイス頂いたのに、欲張りで・・しぼれませんでした。
申し訳ありません。

自分にできる努力はどんどんしていきたと思っています。
宜しくお願いいたします。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-04-26 09:15:41
>駄目な場合。根っこ半分が残せたら、ブリッジにしたいと思います。
>ただ、相手方の歯を削らないといけないのがちょっと・・。


当院ではヘミセクション(根っこを半分だけ抜く)を選択する方はほとんどいらっしゃいません。

 1 健康な歯を削っても良いのか?
 2 半分にした根が力に耐えられるのか?
 3 磨きにくくなる分、歯周病へのリスクが高まるがいかがなものか?

などを考えると、「下手に残すよりはシンプルにインプラントにした方がメリットが大きい」と判断するからです。



歯を残す努力をする事はとても大切な事ですが、残す事に執着するあまり、周囲の歯や組織を傷つけてしまったり、全体のバランスが狂ってしまっては「元も子もない」と考えます。


最終的にはハナコ7さんの決断が全てですので、担当の先生としっかりディスカッションされてみてください。


TCH是正は是非、続けられてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハナコ7さん
返信日時:2014-04-28 05:07:24
先生方、ありがとうございます。


何らかの充填して中から接着という方法をした場合、骨への影響というのは、必ず起きることなのですね?

成功して歯を維持できたら、他の根の治療のように、骨がききてくるものだと思っていました。
歯槽骨も維持できるものと思っておりました。


リスクは失敗した場合のみのものと思っておりました。
ですので、「ヒビの部分の歯周ポケットの状態を継続的に観察して変化を追っていく」で危険は回避できるものと思っていました。

周囲の歯のことも骨のこと、長期的なこと、いろいろ聞いてみます。
全体のバランス(?)・・難しいですね。



タイトル 下奥歯の根の方までヒビ、MTA充填なら効果的か?
質問者 ハナコ7さん
地域 非公開
年齢 53歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯のヒビ(ひび割れ)
MTA
歯根破折
回答者




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