歯周病で歯槽骨が無いところへインプラントは可能か?

相談者: ゼンさん (44歳:男性)
投稿日時:2014-04-24 16:02:00
こんにちは

重度の歯周病で下の左右45678を抜歯しました。
歯槽骨も下がりきっています。


健康状態の歯槽骨が10mmだとすると残っているのは2mm以下だと思います。


さらに骨吸収もあり細くとがった状態になっている個所へインプラントは可能でしょうか?

まずは歯周病が完治しないとダメなのは解っているのですが、歯が無くなった人間は将来的にはインプラントが入れられるという希望があるだけでも勇気づけられるのでお聞きしたいと投稿しました。


現在入れ歯を入れたばかりですが、もとの歯のように噛める夢を持ちたいのです。


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 16:10:01
CTを撮ってもらい、骨の状態を確認してもらいましょう。

全てはそこから考える必要があると思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 16:12:06
骨の残存量、残存形態などによります。
かなりアドバンスな手技になりますが、骨を増やした上であればインプラントが可能になる場合もあります。

現在の担当医に専門医をご紹介いただくのも一手段かと思います。

ご参考になれば。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 16:21:30
ゼン さんこんにちは

荒木先生もおっしゃっているように、状態にもよりますが、骨を増やすのはかなり難しい処置になります。

増やす量が多ければ難易度はましますし、幅よりも高さを増すほうが難易度が高いと一般的にはいわれています。


担当医に紹介していただくのもよいとおもいますが、骨を増やす事や、インプラントにかなり慣れていて、実績のある先生にお願いされるのが良いと思います。

また、費用的や期間もかかる事が予想されますのでよくご相談いただいてください。


お大事にどうぞ。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 17:11:03
骨が無い場合は諸先生方がおっしゃるように、骨を造ればインプラントが出来ると思います。

ただし、骨を造るのは難易度が高いことと、骨が出来るまで時間がかかること費用もかかることが難点だと思います。


また、この部分以外にも問題が無いかお口の中全体的を診てもらって、総合的にゴールがどうなるのか(部位・時間・費用など)、大学病院やインプラント専門医に1度診てもらってはどうでしょうか?

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-04-25 15:31:11
まず歯周病を治すことから、だと思います。

全体的に歯周病なら、感染源がお口の中に沢山あることになりますから、インプラントを植立するのは危険です。


一度感染してしまったインプラントは治すのが非常に困難ですから、歯周病を治すこと、少なくとも進行を止めることからだと思います。

骨を作りインプラントすることは、現在では出来ることになっています。
但し、その場合でも、歯周病が止まっていることが鍵です。


骨の残存量は、外見からは一切分かりません。

歯科用CTを撮影して、きちんと現状を把握されることをお勧めします。
全てはそこからです。


なさそうに見えても、実はちゃんと骨がある場合、思っているよりも早くインプラント出来る可能性も出て来るでしょう。

正しい現状を把握すること。
そこから考えること、です。


失礼しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゼンさん
返信日時:2014-04-26 12:18:57
歯科医の先生方

回答いただきありがとうございます。
歯周病の治療と骨の状態の確認という事が解りました。


若年性の歯周病で10年前から治療を始めて自分なりに歯や歯茎に気を使いメンテナンスをしてきましたが、歯周病がどんどん進み歯を抜くしか選択がない状態が続いていて落ち込んでいました。


現実を受け入れて、歯周病を治して検査を行いインプラントやインプラント入れ歯を検討したいと思います。


本当にありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-04-30 14:36:12
10年前から歯周病治療に取り組まれて来ているんですよね。
それで進行が止まらないと。

申し訳ないのですが、担当医の力量不足、その医院全体での取り組み方、患者さんご自身の日常生活習慣からの見直し、勿論口腔衛生指導等々と色々な点で問題があると思われます。

キチンとした歯周病治療をして尚も進行し続けるとしたら、かなり珍しいケースで全身的な影響とか、体の免疫系の問題まで視野に入れて考えないといけないと思います。



歯周病専門医でインプラント補綴両方に通じている先生を新しく探されることを強く勧めます。

若年性の歯周病であっても、ちゃんとした手を打ち続けて、メインテナンス欠かさなければ、個人的経験ですが殆ど進行は止まります。


10年もの月日が勿体無かった、と感じて仕方がないです。
それで、申し訳ないのですが、少々熱くなって書き込んでしまいました。

歯医者の力量は皆同じではありません。
チャンと治せる先生をまず探されて下さい。


失礼しました。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2014-04-30 21:51:10
ご相談ありがとうございます。


一般的に、骨が無くても、骨を増やせばインプラント治療は可能です。
骨を増やす方法も骨移植などいくつかあり、大きな手術となる事もありますが、適切な診断をすれば大きな異常も出ません。

しかし、私は歯周病治療も経験していますが、歯周病にもやはりいくつかのタイプがあり診断は簡単ではありません。


多くは治りますが、ごく一部の場合で骨が溶け続ける症例があります。
通常の治療でお口の中はきれいになり、歯茎は出血も無く腫れも無く、歯石も付かないにもかかわらず骨が減り続け、大学などでの詳しい検査でも原因が分からないタイプも経験しています。

体質、遺伝子など身体全体の影響ではないかと言われています。
もしこの状態が疑われるようであれば、骨の移植などやインプラント治療はしないほうが安全と言えます。


大学病院などでよく相談しましょう。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2014-05-01 06:40:29
ベースとして歯周病、それも重症なものがある場合、骨造成してインプラント治療したとしても、残存歯からの歯周病菌がインプラントにも感染を起こし、インプラント周囲炎などに到り、骨が溶けて行ってしまいます。

そうなると、当然、インプラント自体の予後もかなり不安になってしまいます。



患者さんはインプラントに関して、何か別物、凄いものと言う感覚を持たれるようですが、所詮天然歯の代理品でしかありません。

天然歯が次々と駄目に成って行くお口の環境では、インプラントも似たような運命を辿ります。


インプラントが駄目に成る要素は、歯周病と咬合力負担過重、元々の治療計画の不足です。

万が一全ての歯がなくなって全てインプラントに置き換わったとしても、歯周病菌からは逃れることは決して出来ません。
何故なら、歯周病菌は人間が普通に持っている常在菌だからです。

それが、色々な問題、一番の原因は歯垢とかの細菌感染で活動的であることが問題なんです。


10年前の時には30代前半だったと言うことでしょうから、確かに若年性にギリギリ入るものですが、深刻な若年性とかは永久歯が放出したら始まる、大人の歯列弓が完成している時既に進行し始めている、と言うものです。

それから考えると、タイムラグが10年以上あるのですから、何か止める手立てはなかったんだろうか?と感じて仕方がないです。



対策は、プラークコントロールと咬合力のコントロールの2本柱で、勿論患者さんご自身の協力は絶対ですが、ここで重要なのは医療側がチャンと導けているのか?なんです。

患者さんは素人さんですから、正しいセルフコントロールを体得されるには最低でも3年は必要、と言われています。
何故なら、それまでそう言う日常生活習慣が身に付いていなくて、だから病気が進行し続けている訳で、それを改善する為に全く新しい知識と技術を修得しないといけないからです。


単純計算しても10年なら3年のサイクルが3回以上出来る計算になります。

そこら辺の見通し、患者さんの人生への介入度、患者さん自身の個性もありますので関わり方が難しいのですが、これ以上深刻な事態を回避されたいのでしたら、石の上にも3年で頑張っていただきたい、と思います。


失礼ながら、変わられることを受け容れられなくて、医療側ばかりに頼られても、救われることはない、と申し上げます。
チャンとした医療人も探されること、ご自身も変わられることを心から決意なされること、それしか克服の道はないです。

そして、本当にそれが出来た時には、必ず自分は出来るんだと言う自信も獲得され、何事に対しても乗り越えて行ける、と確信致します。
個人的経験で、そう言う患者さんを沢山沢山見て来ました。
決して年齢ではありません。
80代から10代、心一つで人は変われます。

”心”なんです。
依存する心から脱却され自分で解決するんだ、と是非決めて下さい。

その第1一歩が、本当に頼れる医療人探しだ、と私は思います。


失礼しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゼンさん
返信日時:2014-05-02 22:56:13
松元先生、さがら先生

ご指導ありがとうございます。
松元先生の心のこもったメッセージは大変うれしかったです。


私の通っている歯科医院の先生も決して悪い人ではなく心の優しい方なのです。
しかし患者に気を使いすぎて歯が失われるという危機意識とケアについて細かな指導がなかったのが残念です。



ちょっと私の書き方が悪かったので訂正しておきます。
30代で歯科医院に行ったときにすでに末期状態だったのです。

その歯を何とか残してくれて、10年が経過してグラグラになり下奥歯は全て抜け、上の歯も時間の問題なのです。
すべて自業自得なんです。


でも、松元先生の言葉に勇気づけられました。
ありがとうございました。



タイトル 歯周病で歯槽骨が無いところへインプラントは可能か?
質問者 ゼンさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病関連
侵襲性歯周炎(若年性の歯周病)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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