重度歯周病と診断。不妊治療と並行しての歯周病治療について

相談者: イトイトさん (39歳:女性)
投稿日時:2014-05-07 11:47:34
初めて質問させていただきます。

奥歯の痛みを感じ、受診したところ歯周病による痛みであることがわかりました。
重度の歯周病と診断され、現在歯茎の中の歯石取りをして頂いてます。

奥歯の痛みは引いたのですが、現在は全体的に歯が動揺している状態で特に前歯の動揺が気になり、食事を取るのも嫌になってしまい精神的にも辛い状態です。

歯石取りをしていただいて、すぐに良くなるものでないことは分かっているのですが、一向に良くならないので不安になっております。
また、現在不妊治療中で1ヶ月だけ歯の治療のために休んでいる状態で時間もあまりありません。

そこでいくつか質問をさせてください。

@デントールという歯茎の中を洗浄する機械が販売されておりますがこれは有効でしょうか?

A現在、電動ハブラシは使用しておりませんが、ソニッケアーなどに変更したほうがよろしいのでしょうか?

B歯の動揺は歯茎の中の歯石取りで多少はよくなるのでしょうか?

C不妊治療(体外受精)で女性ホルモンの摂取をするのですが、その間でもできる歯石取り以外の歯周病治療はあるのでしょうか?

毎日毎日、不安で仕方がありません。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-05-07 12:13:30
>@デントールという歯茎の中を洗浄する機械が販売されておりますがこれは有効でしょうか?

ウォーターピックの様に水流で洗浄するタイプですね、プラークを除去する効果は薄いと思います。



>A現在、電動ハブラシは使用しておりませんが、ソニッケアーなどに変更したほうがよろしいのでしょうか?

個人的に勧めております、理由の一番は誰がやっても有る程度の効果は期待できるからです。


>B歯の動揺は歯茎の中の歯石取りで多少はよくなるのでしょうか?

炎症が治まればある程度はましになるかもしれません。



>C不妊治療(体外受精)で女性ホルモンの摂取をするのですが、その間でもできる歯石取り以外の歯周病治療はあるのでしょうか?

歯周病の原因はプラーク(の中の細菌)です、プラークコントロール(きれいに歯を磨く事)が唯一の歯周病治療です。
歯石は歯周病の原因ではなくある意味結果です。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-05-07 12:20:06
ご相談ありがとうございます。


>毎日毎日、不安で仕方がありません。


まず大事な治療の順番は、安心できる相談を受けることのようです。
現状と計画と見通しの説明を受け、今を乗り越えましょう。


>@デントールという歯茎の中を洗浄する機械が販売されておりますがこれは有効でしょうか?


それなりに効果はあると思います。
それだけで治るわけではありません。


>A現在、電動ハブラシは使用しておりませんが、ソニッケアーなどに変更したほうがよろしいのでしょうか?


@番とおなじです。



>B歯の動揺は歯茎の中の歯石取りで多少はよくなるのでしょうか?


多少の効果はあります。
一時的であったり、歯石取りのついでに良くなったりという現象が起きるからです。

それは、歯石歯周病の原因ではないからです。


>C不妊治療(体外受精)で女性ホルモンの摂取をするのですが、その間でもできる歯石取り以外の歯周病治療はあるのでしょうか?


あります。

本当の歯周病治療は歯石が付く原因から変える治療だから、当然歯石取以外の大事なことから始めるからです。

原因から治す治療についての説明を受けて安心しましょう。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イトイトさん
返信日時:2014-05-07 14:53:12
細見先生・さがら先生

お忙しいところご返答ありがとうございました。


一日4度の歯磨き歯間ブラシも利用していたにも関わらず、ここまで悪化してしまったのは、それでもプラークコントロールができていなかったのかもしれません。

私が一人でできることは毎日のブラッシングぐらいなので、ソニッケアーに変えてみようと思います。


さがら先生

「原因から治す治療」とはプラークコントロール以外にも具体的な治療方法はあるのでしょうか?
今、通っている歯科では歯周病の菌を殺菌する抗生物質を投与され
後は歯石除去
その後は現状維持のために定期健診と聞いております。
とりあえず、外科手術は今の所予定されておりません。


実は歯周病であることは以前から認識しており、それなりに歯科医には通って定期健診も受けておりました。
妊娠したときのことを考え昨年からは2ヶ月もあけずに歯石除去の必要があるかどうかなどの検診をうけておりました。
それでも、歯石は付いてない。
綺麗ですよ。
とおっしゃって頂いていたので、安心していましたが、今回急激な悪化。
転院して診ていただいたところ歯茎の中にビッシリ歯石がたまってますといわれショック。

今は麻酔をかけていただき、頑固に固まった歯石を除去していただいてます。
ただ、治療費が高額です。。
もう、骨が溶けてしまっている歯も数本あるそうです。
歯周ポケットは深いところで7mm。
動揺のある前歯を含め他は大体3〜5mmです。
できるだけ積極的に、安心できる歯科で治療していきたいです。

元には戻らないのは分かっております。
でもこれ以上の悪化はできるだけ避けたいです。
何か方法があれば教えてください。


今は笑うことも、話すことも食べることも嫌になってしまい本当に辛いです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-05-10 11:32:26
歯周病の基本治療は、歯石取りとかの歯根面清掃は勿論なのですが、それにプラスして咬合のコントロール、噛み合わせのバランスとかの調整、時には天然歯とか繋げて固定するとか、接着固定するとかしながら動揺を減らす、しないようにすること、の2本立てでしなければならないものです。

幾ら歯石取りとか根面清掃繰り返されても、その歯自体が歯周病が治せる程度の揺れのない状態でないと効果が出ません。

ここら辺の治療内容はどうなっているんでしょうか?

お書きになっている感じでは、歯石取りとかばかりで根面清掃、簡単言えば研磨ですが、とか固定しての咬合調整などのコントロールが大丈夫なのかな?という感じがしてしまいます。

ご質問の内容が新しい器具機材に頼れば何とかなるんじゃないか?という希望を見出したい、という感じに読めますが、申し訳ないのですが、器具機材に頼られても望んでおられることは叶わないと思います。
何故なら、歯周病は生活習慣病ですから、そこの根本的原因に焦点を当ててチャンとした生活改善、新しい習慣の獲得が成功の鍵になるからです。
そして、新しい生活習慣の獲得には、真面目に取り組まれて3年は掛かりますから。

こう言う歯周病治療の基本中の基本のお話、担当医からお聞きになりましたか?
非常に残念な話ですが、歯周病治療がチャンと出来る医院は10%ない、と言われていますので、そこら辺でも患者さんご自身が賢くなられるしかない、と思います。

チャンと治せる体制、衛生士がいて、先生も歯周病治療に造詣が深くて、医院全体で歯周病治療、予防に取り組んでいる、そういう医院を見付けられるか否か、が重要なんです。

7oのポケットがある部位があるにも関わらず歯周外科を予定していない、と言う内容がとても気になります。
私自身の考えでは、それだけのポケットなら再生歯周外科治療自費になってしまうんですが)して、固定とかして治して行く選択をすると思います。

歯周外科の考え方でも、大きな外科手術をする考え方から、私のように出来る限り小さく小さくしながらチャンと大きな外科と引けを取らない成果が挙げられる方法まで千差万別です。
因みに、世界の潮流は小さな外科で生体に出来る限りダメージを与えない方向へとシフトし出しています。

もしかすると、歯周病の程度が悪ければ、抜歯してインプラントとかの選択も考えないといけないかも知れません。

具体的状態を拝見してない中での説明なので、そこは割り引いて読んで下さい。

いずれにしても、チャンとした取り組みをして、患者さんご自身プラークコントロールに真剣に取り組んでいただけるなら、歯周病は必ず進行を喰い止められる、と私は考えています。

最期の鍵は、患者さんの本気度なんです。

簡単に治りたい、シンプルに痛くなく、怖くなく、長期的にも何ともなく治して欲しい。
そう言うご要望は良く分かります。

皆さん望まれることですから。

しかし、病気の程度、状況では、本気で取り組まないと行けないこともとても多いんです。

でも、患者さんはたかが歯、と言う感覚を持っておられる方が実は殆どなんです。
そこが問題です。

周囲の眼、たかが歯にそこまでみたいな雰囲気が治療の妨げになったりするんです。
そこで挫けない気持ち、世の中が分かってなくても、自分は正しいこと、未来へ本当の知識、経験を残すんだ、と言うお気持ちが大事になるんです。

是非そのことをご理解下さい。

本当の正しいことであっても、世の中の10%もない時には阻害されてしまう、これは歴史が示してくれている真実です。
ガリレオが、それでも地球は回っている、と言ったという逸話が示すようにです。

残念ですが、正しい歯周病治療はまだまだ普及途上です。

良い結果、成果がどうしても欲しいのでしたら、患者さん自身の努力、頑張りしかない、と言うのが私の出来る助言です。

チャンとした医院に通われて、真剣に取り組まれるなら、必ず解決されます。

頑張って下さい。

失礼しました。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-05-10 14:59:17
イトイト さん、今日は

他の先生方と違った見解を書かせていただきます。


1)デントールで歯周病は治らないと思います。

2)普通の歯ブラシでも、電動ハブラシソニッケアーなどでも、効果にほとんど変わりはありません。
何を使うかよりも、正しく磨けているかです。

3)歯の動揺は歯石取りで良くなるというものではありません。
歯周病が治れば多少の改善はみられると思います。
ただ、歯周病の治療のメインは歯石取りではなく、プラークコントロールです。
歯石取りはプラークコントロールの付随的な治療だとお考え下さい。

4)不妊治療中であったとしても、治療方法に変化はありません。


>歯石取り以外の歯周病治療はあるのでしょうか?

前にも書きましたが、歯石取りは付随的な治療です。
歯石取りを歯周病のの治療のメインに考えているような歯科医院なら、転院を検討された方が良いでしょう。


付け加えて

咬合のコントロールや、噛み合わせのバランスとかの調整は、メインのプラークコントロール、それに付随する歯石取りの次に必要があれば行う治療です。
多くの場合、噛み合わせの治療は必要ありません。


年齢から考えて、本当に重度なら、数%の割合で罹患する、遺伝的要因等を持つ特殊な歯周病の可能性が高くなります。
もしそうなら、治療も歯周外科手術等も必要になる、かなりの難症例となるかもしれません。

しかし、診断自体が間違っているかもしれません。
まずは、診断が正しく行われているか確認が必要に思います。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-05-10 21:04:52
小牧先生、動揺している場合に揺れを小さくして差し上げた方が良いのではありませんか?

理論的論争は不毛ではないですか?

先生が私のような考え方とかインプラント治療好まれないのは分かりますが、この患者さんもチャンとした治療を真面目に求めておられます。

そこをお考えください。

常に理論は後付けです。

エビデンスの弱点はそこにある、と思います。

嫌がらせのようなコメントは、どうぞ学会とかの場で大家をお相手になさってください。

私自身は恩師から教わったこと、自分の臨床何百越える経験を信じてコメントしてますし、ご存知と思いますが2004、2007年と2回PRDで発表させていただいてます。
新しいものがエビデンスになるには時間が掛かるんです。

どうぞ患者さんの為に助言されてください。

先生の書き込みでは混乱されるだけです。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-05-10 22:17:50
松元先生

>理論的論争は不毛ではないですか?

先生と論争するつもりはありません、私の意見を書いたまでです。
先生もご自身の意見を書かれたのではないですか。

私自身の意見を書くことに何か問題でもありますか?



>先生が私のような考え方とかインプラント治療好まれないのは分かりますが、

私のことを知ったかのように決めつけるのはやめて下さい。
私もインプラント治療は行います。
その患者さんにとってインプラント治療が最適だと思えば、積極的に進めます。


>この患者さんもチャンとした治療を真面目に求めておられます。

ですから、私もまじめに答えています。
私が面白半分に答えているとでもおっしゃりたいのでしょうか。



>常に理論は後付けです。
>エビデンスの弱点はそこにある、と思います。

EBM根拠に基づく医療をよくご存じないのでしょうか?
日本でEBMを勘違いされてみえる先生方は、自分の臨床を正当化する為に、後からエビデンスを探そうとされます。
先生はそのことを言っておられるのでしょうか。


>嫌がらせのようなコメントは、どうぞ学会とかの場で大家をお相手になさってください。

先生に嫌がらせをするつもりは毛頭ありません、設問者さんの為を思ってのコメントです。
意見が違うからといって、個人攻撃はやめて下さい。


>私自身は恩師から教わったこと、自分の臨床何百越える経験を信じてコメントしてますし、ご存知と思いますが2004、2007年と2回PRDで発表させていただいてます。

存じ上げません。


>新しいものがエビデンスになるには時間が掛かるんです。

エビデンスは臨床から作られるものではなく、研究によって作られる物です。
また臨床は、エビデンスと、患者、術者、設備によって行われるものです。


>どうぞ患者さんの為に助言されてください。

そのようにしております。


>先生の書き込みでは混乱されるだけです。

それは先生の意見が絶対的に正しいという見解だからでしょうか?
色々な意見があることはおかしいのでしょうか?
先に書かれた意見に反対の意見は書いてはいけないのでしょうか?

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2014-05-11 00:31:44
僕はどちらかというと小牧先生に近い考え方なのですが、
おそらく歯科医師が100人いれば100通りの考え方があり、
治療方針・治療法も変わってきます。

「絶対にこれが正しい」というものがあればいいのですが、
そう断言できるものは決して多くは無く、

歯科業界の中でも流派?というか
様々な考え方があるものが非常に多いのが現状です。

(その中で何を信じるのかは、
それぞれの先生が置かれてきた環境(大学や勤務先、勉強会など)が
強く影響するようです)

ただ、いろんな考え方があったとしても、
大切なことは患者さんのお悩みを解消するために
真摯に取り組んでいるかどうかということだと思います。

そのゴールさえ同じであれば、
ゴールへ至る過程(方法)は複数あって良いのかもしれません。
(個人的には十分な実績のある方法を採用しているほうが安心なので、
エビデンスは重要だと考えています)

今回ご相談頂いたことで
いろんな考え方があるということは感じて頂けたかと思いますが、
その中でも全員同じことを書かれている部分があると思います。
その点についてはほぼ間違いないと思って頂いて大丈夫だと思います。

今回でいうと、

歯周病を治す最大のカギはプラークコントロールである』
歯石取りはあくまでも補助的なものである』

という部分でしょうか?

だとすればイトイトさんの立場で考えると、

・プラークコントロールが適切に行えるように
 十分な説明と指導をしてくれるかどうか?

という点が一番重要なポイントで、
そこをしっかりと歯科医院でサポートしてもらうことが
大切なのではないかと思います。

そのためには自ら積極的にコミュニケーションを取る努力が必要ですが、
中には説明や指導にあまり力を入れていない歯科医院もありますので、
その場合は転院も視野に入れて新たに医院を探されたほうが
近道となる場合もあります。

(ネットでは一般論しか書けないため、
イトイトさんに本当に合った説明・指導は不可能です)

いずれにしても、
本当に大切なことは1つか2つくらいだと思いますので、
ご自身にとって何が大切なのかを十分に考え、
行動されることが必要なのではないかと思います。

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回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2014-05-11 00:40:54
ちなみに僕もエビデンスは重視しますが、
EBMをよく理解されている先生ほど臨床では
エビデンスを参考程度にしかされていないと思います。

(エビデンスの良い面も悪い面も理解し、
臨床にそのままは使えないことを知っているため)

ただ、先人の知恵であるエビデンスを有効に活用することが
より良い医療を提供する近道だと思っています。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2014-05-11 08:25:51
小牧先生質問にお答えください。

動揺している、と質問者さんは書かれています。

それを何もしないでプラークコントロールをメインにし、歯石除去、根面清掃研磨は付加的治療、連結固定とか歯冠修正、歯列修正等で咬合コントロールは一切要らない、歯牙の負荷をコントロールし揺れを減らす必要はない、と主張なさってるのですか?

今でも歯周補綴の考え方は生きている、と私は信じておりまして、最終的に全顎補綴を行う患者さんも稀に今でもいます。
全ての患者さんがインプラント受け入れらる訳ではなく、時に採算性に目をつぶって保険のみでしないといけないこともあるのです。
難しい歯周病治す為にです。

アムステルダムに始まる歯周補綴のお考えを否定されるのでしょうか?

そのことを、患者さん向けに助言としてご説明いただけませんか?

今後の資料としての価値が高いもの、と信じておりますので、宜しくお願いします。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2014-05-12 06:53:55
>連結固定とか歯冠修正、歯列修正等で咬合コントロールは一切要らない、歯牙の負荷をコントロールし揺れを減らす必要はない、と主張なさってるのですか?

そんなこと一言も書いていませんよ、
よく読んで下さい。



>今でも歯周補綴の考え方は生きている、と私は信じておりまして、最終的に全顎補綴を行う患者さんも稀に今でもいます。

その通りですが、もしかすると先生と私とでは歯周補綴の定義が違うかもしれませんね。


>全ての患者さんがインプラント受け入れらる訳ではなく、時に採算性に目をつぶって保険のみでしないといけないこともあるのです。
>難しい歯周病治す為にです。

この考えは私とは全く違いますね。
インプラントありきの治療計画はたてません。

インプラント治療を受けるお金がないから歯周治療を行うのではありません。
歯を残せる可能性があるから、歯周治療を行うのです。
残せる可能性がないのなら、費用が安くすむからと言って、保険で歯周治療をする意味はないですよね。

診査診断の結果、歯周病を治癒できると判断されれば、歯周治療を行います。
また、予後の判定に疑問が残る場合は、まず歯周治療を行った上で、診断します。
治癒できないと判断されれば、初めて、補綴が必要かどうか、必要ならインプラントを含めてどのような処置が患者さんにとって有益なのかを検討します。



>アムステルダムに始まる歯周補綴のお考えを否定されるのでしょうか?

否定はしません。
権威者の意見として拝聴しておきましょう。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2014-05-12 11:25:21
先生繰り返します。

この患者さん始めとする、歯周病治療に悩まれている患者さん向けに、どうするのが良いかを答えて上げて下さい。

論争は不毛ですから。


論点を整理させていただきますね。

で、先生は、
咬合のコントロールや、噛み合わせのバランスとかの調整は、メインのプラークコントロール、それに付随する歯石取りの次に必要があれば行う治療です。
>多くの場合、噛み合わせの治療は必要ありません。


>年齢から考えて、本当に重度なら、数%の割合で罹患する、遺伝的要因等を持つ特殊な歯周病の可能性が高くなります。
>もしそうなら、治療も歯周外科手術等も必要になる、かなりの難症例となるかもしれません。
と書かれています。


前後の文章が、私が馬鹿なんでしょう、理解し難いです。

多くの場合には噛み合わせの治療は必要ない、と書かれながら、年齢的に重度である可能性を指摘され、歯周外科のことに言及為されながら、噛み合わせのことに付いてどうした方が良いのか、言及されていません。

そして、歯周病治療後に補綴とかして連結固定の可能性も言及されています。

筋道として、重症で揺れているのなら、初期の段階でも固定したりされるのか、全くしないで歯周病治療ばかりされて、歯周外科とかすれば歯の揺れが増す筈ですが、それへの言及が意図的なのかなされていない、と思います。

最初のコメントで、咬合の治療をほぼ否定され、それで、歯周治療、外科含めですると、副作用として歯の振れが増す筈なのに、それの対処、説明をどうお考えなのか、それを患者さん達への知識としてお書きいただきたいんです。

私の考えと違うのは当たり前で、人間が違えば考え方も違う、それでも患者さんに対して助言することを考えている、と言う所で先生の理論上の筋道だった解説をいただければ、と希望しております。

ミッシングリングを埋めて欲しい、と言うことです。

宜しくお願い致します。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2014-05-12 18:47:37
松元先生

私はサイトに回答を書き込む時には、意図的に、一部を強調することがあります。

例えば、インプラントについて、私自身は、インプラントを否定するどころか、必要がある患者さんには積極的に勧めることもあります。

しかし、このサイトでは、他の回答者がこぞってインプラントを勧めるような場合、わざと、他の方法を強調して書きます。
このサイトを読まれた方が、多くの選択肢から、ご自身にあった選択肢を、ご自身で選んでいただく為にと思っています。

逆に、サイトには書けないことを、遠回しに書くこともあります。

先生にはご理解いただけなくても、もしかすると、質問者さんには理解していただけるかもしれません。
仮に、理解していただけなかったとして、もそれはそれで良いのではないかと思っています。


もうやめましょ。

質問者さんや、これを読まれた方がどのように判断するかは、それぞれにお任せしましょう。

先生はご自身の信じるところを書かれれば良いのではないですか。

先生とは、医療に対する取り組み方が根本的に違うので、各論だけお話しても、一致点は見つかりません。

私は、正統のEBMの考え方をもとに(とは言ってもまだまだEBMに関して勉強不足ですが)医療を組み立てています。
先生にEBMの考え方が理解していただけないのはとても残念ですが、お互い様ということで。



これで終わりにさせていただきます。

回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2014-05-12 19:19:37
>今回急激な悪化。
歯茎の中にビッシリ歯石がたまってます


個人的な意見です。

水分補給が多くなっていませんか。
その場合、僅かな唾液の変化が影響していることがあるような気がします。

回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2014-05-12 19:45:58
最期まで議論が全く噛み合わないことは、非常に残念です。

論点も具体的に明らかにしましたが、その点でもスルーです。

ミッシングリングを埋めていただけないと、今後のサイト読まれる方への情報提供として、片手落ちになるのではと私は危惧します。
それでは先生のせっかくの実力、経験から来る重要で良質な情報が隠匿されたままで勿体無い、と思われます。


イトイトさんと言うこのご質問者は、重度の歯周病と診断受け、歯石取りだけの治療で大丈夫なのか、歯も全体的に揺れていて、特に前歯が揺れているのが気になり食事すら嫌になって、心まで折れかかったいると言う状況だと書かれています。

それで、デントール、電動歯ブラシの質問と動揺が歯石取りで良くなるのか?不妊治療しながら他の手があるのかと質問されてます。

その後の追加の質問では、前の医院では綺麗ですよと言われていたのに、今の医院では歯石が付いていると言われポケットも7oあると指摘されてます。

そして、笑うことも、話すことも食べることも嫌になって本当に辛い、と書かれています。


患者さん側の情報なので、何処までのことが正しいのかが判断出来ませんが、歯周病があり揺れていることが悩んでいる根本である、と私は読みました。

それに対して、皆さんで一致している意見は、道具とか器材ではないですよ、正しい指導を専門家にして貰って下さい、だと思います。

それに加えて、私は揺れていると言うことなので、全体的な歯牙の位置以上とか歯列不整も心配し、これ以上の悪化を早急に防ぐ為に、固定したりして、歯冠修正とか歯列修正とかしながら噛み合わせの調整とかも集中し過ぎることを防ぐ為に調整したりすることも治療成果を得る為に良いと思い、提案しました。


ところが小牧先生が、咬合は関係性は薄い、プラークコントロールと歯石取りとかの根面清掃の歯周初期治療後にそう言う対応をするべきである、と書かれました。

私はそれに対して、それではどんどん揺れが増して、患者さんが我慢しなければならないのがどんどん増えて追い込んでしまうのではと危惧し、それをどう対応して治療受けるのが良いのでしょうか?と疑問を持ち質問を患者さんの為にして回答していただきたいと提案しました。

しかし、残念ながら議論が噛み合わず、それぞれの対応で良いでしょうと言う、曖昧な結論で終わり、とのことでした。

患者さんが歯周病で全体的に動揺を自覚していて、その中で歯周初期治療すれば揺れは納まるからで我慢させ続けるのか?
それで、かえって歯周病が増悪することはないと信じておられるのか?

私には答えようがない内容ですので、お答えいただきたかったのですが・・・


故片山恒夫先生と言う歯周外科をしないで治す、ブラッシングと繊細な治療手技駆使して、歯牙はコトンと抜け落ちるまで使い続けながら延命させ、歯周病に立ち向かわれ、40年以上の経験と知恵を残された大変な偉人が業界内にはおりました。

私の知る限り、この先生ほどの情熱傾けて歯周病治療を為されている方はそうはいない時代の名医中の名医と称えられた先生です。

片山先生は、患者さんに歯周病治す為に絵筆を改良し、歯周ポケット清掃を徹底され、1日中歯根磨きをしなさい、と患者さん教育された方です。
そして、それで、実際に揺れがある場合には、ワイヤーを屈曲して固定しながらする、させると言うことを為されていました。
それで、歯冠の咬合の修正、歯牙の形とか当たりとかも微妙に常に修正し続け、治療に患者さんが来られる毎に固定ワイヤー外し、歯根清掃繰り返しながら、歯冠の位置の移動に追随して又歯冠修正等繰り返し、又その日にうちにワイヤー屈曲して固定して帰す、と言うことを何年も患者さんと一緒に取り組み歯周病を治されたそうです。

その中で、治療用で部分義歯を片山式で作って入れたりして、咬合のコントロールを常に一緒に考えながら、歯周病の基本治療、プラークコントロール、歯根面清掃研磨を繰り返し、治す所まで頑張られたそうです。
その先生でも、最終的に仕上げる際には、独自の理論考えで銀のメタルを用いていたそうですが、連結固定も駆使されていたそうです。

それで、重症歯周病と言われた患者さんの数々が治り、そのデータが40年間膨大な知識、知恵となって業界の一部には残っているそうです。

又、海外ではアムステルダム先生と言う方が、歯周補綴と言う概念で、取り外し式の歯牙の固定装置を用いて歯周病の治療をしながら、最終的には全ての残存歯を形成して繋いで残す、と言う治療方法を駆使し、この先生のデータももう50年になるそうです。


こうして、過去の偉人達は歯周病に立ち向かって来ました。


但し、これらはインプラント登場以前の治療方法なんです。

今では、片山先生の後はどうなったのか、私は存じ上げません。
アムステルダムの後は、今の海外の先進的治療に活かされ、受け継がれ、インプラント駆使しながら治すと言うのが潮流になっています。

その末端に私のようなやや行き過ぎの異端児もいます。
即時荷重インプラント駆使して早期に天然歯に掛かる咬合負担を減らすことをし、色々と固定しながら歯周病を治す、と公言しておりますので。


いずれにしても、歴史を振り返れば、歯周病治療は偉人達は基本治療のみではなく、咬合と連関しながら解決を図って来たのです。

しかし、その中で、咬合の異常だけでは歯周病は増悪しない、と言うエビデンスも出ています。
それは正論と認められています。

なので、小牧先生が掛かれたように、咬合を歯周病と連関して捉えるのを嫌う先生もいます。

なので、ご意見を患者さんの為にいただきたかった、と言うのが本音です。


ちっともまとめにならない、ただ長いだけの文章だと思いますが、イトイトさんの今後の治療上の参考になれば、我々の始終噛み合わない議論も役に立ったかな、と思います。


残念な結末ですみません。

回答 回答15
  • 回答者
回答日時:2014-05-12 23:03:34
イトイトさん、こんばんは。

>重度の歯周病と診断され、現在歯茎の中の歯石取り
>現在不妊治療中で1ヶ月だけ歯の治療のために休んでいる状態


子宮も粘膜、歯肉も粘膜です。
根本的な部分でつながっていることが考えられますね。

他の全身症状もあれば、それとの関連もみつかるかもです。
「重度の歯周病と診断された」と「不妊治療中である」だけしか書かれていないので、これ以上のことは言えないですけど。
可能性のひとつとしては「鉄欠乏」が背景にありそうですよね。(たとえ貧血と診断されていなくても)

鉄欠乏(鉄代謝不良)は、歯周病などの慢性炎症があると状況が改善されにくいです。
なので、不妊治療の前に歯周病治療を受けられることは有意義だと思います。

プラークコントロールを改善する」
これが歯周病治療の基本だと言われています。

ただ、身体の中からの問題ということもあります。その問題がプラークコントロールの改善を邪魔したりもします。
広い意味でのプラークコントロールは、体内の問題をも改善することとも言えます。
(そういう意味でプラークコントロールという言葉は一般的には使われていませんが)

さて、各質問にもお答えしておきます。

@ 劇的な効果は期待しないでください。
A 使い方次第なので、使うなら教わってください。
B 歯石で固定されていたら、動揺は悪化することもあります。
ただし、そのままでは状況をさらに悪化させる可能性があります。
C 食生活を見直すことも大事です。

女性ホルモンを入れるとのことですが、女性ホルモンはコレステロールからつくられます。
その代謝がうまくできていないということなんでしょうかね?
だとすると、そこを改善することが「共通の根本治療」になりそうですね。

どちらも良くなる方向で進むと良いですね。
お大事にどうぞ。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答16
  • 回答者
回答日時:2014-05-13 11:00:59
混乱させてしまったようで・・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イトイトさん
返信日時:2014-05-13 11:36:32
先生方

ありがとうございました。

歯周病治療には色々先生方によってお考えが違うこともあるけれども根底にプラークコントロールが必要であることはよくわかりました。

また、先生方が患者のことを考え日々努力をされていることも感じることができ、それだけでここに投稿・質問させていただいたことを良かったと感じております。

ただ、素人の私にはちょっと理解できないことも増えてきており、せっかくご意見を頂いているのに質問者の私が理解できないのではお時間を割いていただいているのに申し訳ないので一旦、解決済みとさせていただきます。



今後は先生方に頂いたご意見を参考にさせていただきながら、現在の歯科医だけでなく転院も視野にいれ、とりあえず絶対的に必要な歯石除去をひとまず行い、それ以降のことは主治医と相談しながら(必要であれば転院も)積極的に取り組んで行きたいと思います。


ありがとうございました。
回答 回答17
  • 回答者
回答日時:2014-05-13 16:04:44
混乱させてしまってごめんなさい。

要するに、歯石取りプラークコントロールしながら、将来手に気には外科も有り得るんじゃないか?と言うことです。

歯が揺れて困っている、気になって辛い、と言うことに関しては歯科医ごとに見解が全く違いますし、対処も違うと思います。

しかし、患者さんが気にしているのですから、歯科医側に揺れを伝えてそれをどう考えているのか、どうなると予測しているのか、何か対処して行くのかを確かめて、チャンと予測立てられながら治療していただけるのか?と言うことだと思います。

長期的予後、メインテナンスまで含めて、イトイトさんの口腔内に責任持ってこれ以上問題が大きくならないようにしていただけるのか?と言うことでしょう。

なので、歯周病専門医とか大学病院とか、チャンと専門的治療、対応していただける医院を探されるとかも視野に入れていただければ、と思います。

繰り返しになりますが、混乱させて失礼しました。

ただ、このスレッドは後々まで患者さんだけではなく専門家でもある程度お役に立つモノになったのではないかと思います。

その点で、ありがとうございました、と申し上げます。




タイトル 重度歯周病と診断。不妊治療と並行しての歯周病治療について
質問者 イトイトさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
妊娠希望・不妊治療中
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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