歯学部生です、インプラント手術のフラップを用いる場合と用いない場合

相談者: タイソンさん (25歳:男性)
投稿日時:2014-05-11 11:50:20
歯科医師の先生方こんにちは。
私は現在歯学部(6年生)で歯科医学について学んでいる者です。

現在1年間にわたる病院実習をしているのですが、やはり6年ということもあり先生から求められるレベルも今までと全く変わり、必死にしがみついている状況です。


先日、実習で指導をしていただいている先生から、

インプラント手術において、フラップを入れてから埋入する方法と、フラップレスでする方法があるでしょ?
次くる時に理解してきてね」

っと言われたので、大学の図書館にある教材などをあさったのですが、全く出てきません。

恥ずかしながら、その両者にどのような違いがあるのかわからず、途方にくれている状態です。


フラップを用いて行う場合と用いない場合とでは、手術時間、術後における予後、リスクなどにおいて違いがあるのでしょうか?

両者における利点、欠点などありましたらご教示賜りたいのですが、、、、どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-05-11 12:15:10
こんにちわ。

現在インプラントから足を洗っていますが私の理解では画像診断であろうとも実際の骨の形態は直接目で確かめるほかありません。

したがってフラップレスで埋入して画像診断と骨の形態が違っていれば思わぬ失敗に至るでしょう。

個人的にはインプラント埋入手術でフラップレスで行ったことはありませんし、行うことを推奨なさっている意見には同意いたしかねます。



インプラントについてですが個人的にはよほどのことがない限りやるべきものではないと考えています、するからには患者さんにそのリスクを十分説明して理解が得られたことを確認して行うべきものだと考えています、理由はただ一つ歯根膜がないことです。

敢えて言えばもう一つは異物だということです、これにまつわる障害トラブルは今後ますます増えてくるでしょう。

インプラントメーカーや業者の講師をなさっているDrはいいことはいくらでも強調しますがご自身の失敗症例については固く口を閉ざしている傾向があるように感じています。

個人的には歯周病治療が解決したので十数年前インプラントを始めたのですがその時インプラントの本当のリスクについて未経験者の受講生に理解できるような説明はありませんでした。

実際容易な症例から始めて100本ほ埋入しましたがいろいろ問題点が浮かび上がってきてこれは続けるべきものではないと判断して6年ぐらい前にきっぱりやめた次第です。


メーカーは売りたいがためいろいろセールストークをしますが話半分と考えていただいたほうがいいと思います。

結局一部の売り上げを確保したい歯科医側と同じく売上げを上げたいメーカー側の思惑が一致して現在の状態になっているのだと思います。


自費入れ歯で稼ぐのとインプラントで稼ぐのとでは義歯で患者さんに満足していただく方がものすごく努力研究が必要なため安易に抜歯してインプラントを勧めるという風潮になってるのでしょう。

もし将来インプラントを手掛けられるのならご自身の臨床を確立されてからになさった方が不幸な患者さんを増やさないためにも必要なことだと思いますよ。

老婆心ながらアドバイスさせていただきました。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-05-11 16:19:29
失礼ですが、チャンと調べられましたか?

ここで質問される前にご自身で出来るだけ調べましょう。

将来考え自分で勉強出来る能力を磨く良いチャンスだと思います。

それで分からないことを質問されるのが良いと思います。


図書館、ネットワーク、色々ある筈です。

先ずはそこからです。


聞けば良い、と言うのは歯科医になって1人で考えないといけない時に困られる、と思います。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-05-11 17:35:51
学生さんであれば、松元先生がおっしゃるように自分で調べてみましょう。

フラップレスという単語の本も文献だけでなく図書としてもあるはずです。
また、インプラントの教科書にもフラップとフラップレスは書いてあると思います。


フラップレスの利点は単純にフラップをしない事で得られることになりますが、山田先生がおっしゃるように画像と異なった時が欠点になるかと思います。

母校のインプラント実習ではこの違いを実際に実習で体験してもらってます。
学校によっては多少教育は変わってくると思いますが、よく調べて勉強すると直ぐに答えは出ると思いますので頑張って下さいね。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タイソンさん
返信日時:2014-05-12 03:12:02
山田先生、松元先生、加藤先生、ご返事ありがとうございました。


松元先生、加藤先生におっしゃっていただいたことは、このサイトに登録させていただく前から覚悟していました。

私の力量不足で大学の図書館では見つけることはできなかったのですが、医局に保管されている書籍では、フラップレスの利点として、「侵襲性が少ない、手術時間の短縮が見込める」などが書いてありました。
欠点としては、「直視下で術野を把握できないため、埋入位置が適当でない場合の症例結果が多々報告されている、出血量が多い」などが挙げられていました。


これ以外に術後の予後として何かあるのかなどという疑問を見つけることができませんでしたので、素直に先生に質問したいと思います。お忙しい中お時間をさいていただき本当にありがとうございました。


山田先生、温かいお言葉ありがとうございました。解らなかったことは素直に先生に質問したいと思います。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-05-12 11:29:16
こんにちは。

プロの歯科医ならいざ知らず、学生とはいえまだアマチュアですからわからないことがあれば聞いてみるという姿勢は高く評価します。

それに丁寧に噛み砕いて判るよう説明するために教官がいるのです、中には意地悪なやつもいますが相手にしないことです。

私に限ればわからないことがあればどんどんお尋ねになっていただいて結構です、わかる範囲でお答えさせていただきます。

ご自信で調べた知識であろうと人から聞いた知識であろうと間違ってさえいなければその価値に変わりはありませんよ、個人的にはそのように考えています。



>解らなかったことは素直に先生に質問したいと思います。

それが一番いいと思います、質問していちいち小言を言われるくらいならそのような人には聞かないことです。

個人的な疑問なのですが件の教官はどのような教育的意図で何を目的にインプラントの臨床経験のない学生にこのような課題を与えたのでしょうか理解に苦しみます。

先ずそれぞれの手術方法の違いを理解できるよう丁寧に説明してあげるのが教官としての勤めだと思いますよ、単なる意地悪のようにしかか思えませんね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-05-12 12:02:17
私は、申し訳ないですが、やはり質問の仕方が下手だった、と助言します。


ご自身で調べられていて、

>医局に保管されている書籍では、フラップレスの利点として、「侵襲性が少ない、手術時間の短縮が見込める」などが書いてありました。
>欠点としては、「直視下で術野を把握できないため、埋入位置が適当でない場合の症例結果が多々報告されている、出血量が多い」などが挙げられていました。
>これ以外に術後の予後として何かあるのかなどという疑問を見つけることができませんでしたので

と言うことを把握されているんでしたら、そのことを質問内容で自分で調べて、こうこうなんですがと書かれるのが良い、と思います。


又、フラップの利点欠点は、何処まで理解してるんでしょうか?

的確な答えを得ようとする場合には、的確な質問をすることがとても大切です。


それには自分自身が何処まで理解出来ているのか、何が分からないのか、を客観的に把握する必要があるんです。

こういう教育が日本では欠落している、と私は常々感じて仕方がないです。

海外に出ると、セミナーの場で次々と質問が受講生から出ます。

それはそれは多岐に渡ります。


そして、そこから広がって、受講生同士色々な知識を得ること、色んな見解、考え方を知る事が出来るようになります。

そう言う教育が日本ではまずないです。
実に残念です。

日本の教育は、須らく上の者が教え、下の者は有り難く教えをいただく、と言うものです。

これは本当の教育ではないです。


生意気な言い方になるかも知れませんが、私自身はこのサイトは患者さんとかに向けて歯科治療とか、業界の現状を知らしめるとても良いサイトだと信じています。

なので、質問は大歓迎ですが、まずから学ぶ姿勢のない方へ教えるのはとても難しいし、身に付かない、と言うことを肌身で感じているんです。


余計なことをもう一つ書くと、自分から色々と疑問持って調べたり勉強したりするのがもっと良いと思います。

先生に聞かれたから調べる、ではまだまだです。

是非、今からでも海外の学会とかにでも参加する位知的好奇心を持って歯科学に取り組まれて下さい。

この分野はまだまだ混沌としていますから、未来は凄く明るいですよ。
少なくとも私はそう信じていますし、世界の現状を知れば知るほどそうですから。


頑張って!!!




タイトル 歯学部生です、インプラント手術のフラップを用いる場合と用いない場合
質問者 タイソンさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラント関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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