親知らずは症状が無くても抜歯したほうがいいか?

相談者: きりんとゾウさん (20歳:女性)
投稿日時:2014-05-13 00:13:26
こんばんは。
20歳の女です。
一ヶ月ほど前、虫歯の治療のために約10年ぶりに歯医者へ行きました。


その時にレントゲンを撮ったのですが、上下4本とも親知らずが生えていることが分かりました。

上の二本は斜めに、下の二本は完全に横向きに埋まっていました。
上の二本は少し生えかけているのですが、下の二本は完全に埋まっていて全く生えてきていません。


説明を受けた時、先生は

「親知らずが横向きに埋まっていますね」

と軽く流し、抜くとも抜かないとも言いませんでした。
ちなみに今は歯石を除去し、虫歯の治療をしています。



今は全く痛くないのですが、将来痛くなったり、歯並びが悪くなったりするのでしょうか?
斜めに生えている親知らずと、横向きに生えている(埋まっている)親知らずは痛くなくても抜歯したほうが良いのですか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-05-13 04:41:40
きりんとゾウさん こんにちは

下の親知らずは完全に埋まっているのですね。
完全に埋まっているのでしたら、経験的にあまり腫れたりすることが少ないと思っています。

抜歯するのもリスクがあるので、症状がないようでしたら、完全に埋まっている親知らずはそのままで良いと私は思っています。



上の親知らずは頭が出ているようですので、掃除がしにくいようでしたら、抜いておくのも一つの手かもしれません。
どうしても親知らずは清掃しにくく、虫歯歯肉が腫れたりすることがあります。



女性の場合は、妊娠期間があり、その間に、親知らずが腫れると非常に厄介になります。
そのことから、リスクを除いておくのは良いことかもしれません。

現在かかられている歯医者さんに相談してみてはどうでしょうか?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-05-13 08:39:01
おはようございます


親知らずは不完全にはえて位置が悪い場合、抜歯がそれ以降の病気の発生予防になると思います。

下の親知らずは下歯槽神経との関連を確認して、近ければ患者さんに危険性を説明して抜歯します。
あとは東先生と同じ意見です。


お大事に

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-05-13 09:33:57
きりんとゾウさん、こんにちは

基本的に横に埋まっている親知らずは歯としては役に立ちません。

結論としては抜歯しておいたほうが将来親知らずで苦しまずに済むと思います。

私なりの親知らずを抜く条件を下に書いておきます。



1.痛みや腫れの原因になっている場合


2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)


3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)


4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)


5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合

親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。

そうなる前に親知らずを抜歯いておいたほうが良いでしょう



上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
また、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。

そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
 

あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。

妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは難しいのです。



以上になります。

参考になれば幸いです。

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タイトル 親知らずは症状が無くても抜歯したほうがいいか?
質問者 きりんとゾウさん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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