歯医者(歯科口腔外科)でのHIV等のウィルス感染の可能性について
相談者:
hiro_shikaさん (47歳:男性)
投稿日時:2014-05-09 16:38:03
先日、舌に気になるところがあり、比較的大きな総合病院の歯科口腔外科で診てもらいました。
幸い舌に異常はなかったのですが、検査の際に歯科検診をされ、奥歯の歯肉(歯茎)を検査器具でつつかれたときに出血してしまいました。
性格的に心配性な私は、非常に不安になり、ネットで調べるとHIVは日常生活では感染しないと言われているものの、「歯医者、エイズ、感染」のキーワードで調べると結構怖いことが書かれており、更に不安になってしまいました。
そこで病院に感染症対策について聞いたところ、検査器具はオートクレーブという機械で、手術用具とかと一緒に滅菌処理しており、もちろん患者毎に交換し、手袋もしており、これも患者毎に交換しているそうです。
当然自分で見た訳ではなく、病院から電話で聞いた話しなので、本当にその通りにしているかは信じるしかないですが、ちゃんとした総合病院なので、そこは信じても良いのかと思ってます。
仮に院内感染なんてことが起きたら大変なことですから。
HIVは感染力が比較的弱いと言われてますが、肝炎ウィルスは結構強いらしいとのことですが、オートクレーブで滅菌処理されていれば、ほとんど感染の心配はしなくてよいと思ってもよろしいのでしょうか。
不安でたまらずご回答いただければ幸いです。
幸い舌に異常はなかったのですが、検査の際に歯科検診をされ、奥歯の歯肉(歯茎)を検査器具でつつかれたときに出血してしまいました。
性格的に心配性な私は、非常に不安になり、ネットで調べるとHIVは日常生活では感染しないと言われているものの、「歯医者、エイズ、感染」のキーワードで調べると結構怖いことが書かれており、更に不安になってしまいました。
そこで病院に感染症対策について聞いたところ、検査器具はオートクレーブという機械で、手術用具とかと一緒に滅菌処理しており、もちろん患者毎に交換し、手袋もしており、これも患者毎に交換しているそうです。
当然自分で見た訳ではなく、病院から電話で聞いた話しなので、本当にその通りにしているかは信じるしかないですが、ちゃんとした総合病院なので、そこは信じても良いのかと思ってます。
仮に院内感染なんてことが起きたら大変なことですから。
HIVは感染力が比較的弱いと言われてますが、肝炎ウィルスは結構強いらしいとのことですが、オートクレーブで滅菌処理されていれば、ほとんど感染の心配はしなくてよいと思ってもよろしいのでしょうか。
不安でたまらずご回答いただければ幸いです。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-05-09 16:50:39
hiro_shika さん、こんにちは。
>病院に感染症対策について聞いたところ、検査器具はオートクレーブという機械で、手術用具とかと一緒に滅菌処理しており、もちろん患者毎に交換し、手袋もしており、これも患者毎に交換しているそうです。
そこまで自信をもって言ってくださったのでしたら、歯医者(歯科口腔外科)での感染の心配は殆どいらないように思います。
ただし、医療機関の規模は関係ありませんね。
>検査の際に歯科検診をされ、奥歯の歯肉(歯茎)を検査器具でつつかれたときに出血してしまいました。
むしろ、コチラの方が心配です。
今回のこととは別に、改めて、歯肉(歯茎)の検査をしていただいた方が良いように思います。
>病院に感染症対策について聞いたところ、検査器具はオートクレーブという機械で、手術用具とかと一緒に滅菌処理しており、もちろん患者毎に交換し、手袋もしており、これも患者毎に交換しているそうです。
そこまで自信をもって言ってくださったのでしたら、歯医者(歯科口腔外科)での感染の心配は殆どいらないように思います。
ただし、医療機関の規模は関係ありませんね。
>検査の際に歯科検診をされ、奥歯の歯肉(歯茎)を検査器具でつつかれたときに出血してしまいました。
むしろ、コチラの方が心配です。
今回のこととは別に、改めて、歯肉(歯茎)の検査をしていただいた方が良いように思います。
相談者からの返信
相談者:
hiro_shikaさん
返信日時:2014-05-09 17:07:56
相談者からの返信
相談者:
hiro_shikaさん
返信日時:2014-05-09 19:19:30
回答2
回答3
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2014-05-13 14:01:58
* http://www.cnn.co.jp/m/usa/35030142.html
米オクラホマ州の歯科医院で過去6年間に診療を受けた患者約7000人が、エイズウイルス(HI V)や肝炎ウイルスに感染した可能性があることが分かった。
とのニュースがあります。
歯科医院がきっちりと感染予防を行っているとは思いますが、稀に行っていない医療機関もあるようです。
日本でも眼科で感染して問題になったニュースもありますよね。
例えば日本では、歯を削るハンドピースは3割ほどの歯科医院しか毎回滅菌していない報告があります。
医院ごとに感染対策は変わるので、気になるのであれば、少なくてもホームページなどで感染対策をしっかりとしていることをかかれている歯科医院が良いかと思います。
参考までに。
米オクラホマ州の歯科医院で過去6年間に診療を受けた患者約7000人が、エイズウイルス(HI V)や肝炎ウイルスに感染した可能性があることが分かった。
とのニュースがあります。
歯科医院がきっちりと感染予防を行っているとは思いますが、稀に行っていない医療機関もあるようです。
日本でも眼科で感染して問題になったニュースもありますよね。
例えば日本では、歯を削るハンドピースは3割ほどの歯科医院しか毎回滅菌していない報告があります。
医院ごとに感染対策は変わるので、気になるのであれば、少なくてもホームページなどで感染対策をしっかりとしていることをかかれている歯科医院が良いかと思います。
参考までに。
相談者からの返信
相談者:
hiro_shikaさん
返信日時:2014-05-13 16:10:15
加藤先生ご回答ありがとうございます。
私もエイズに関しては、一般的な感染経路として性行為、輸血・血液製剤・母子感染以外、日常生活では感染しないということをよく耳にし、ましてや現在の医療機関でそのようなリスクはゼロではないもののほぼゼロに近いと思ってました。
そしたらたまたま、医療機関での感染リスクを知り不安になり、質問するに至ったしだいです。
結果的に私が受診した歯科口腔外科へは事後確認したところ、きちんとした感染予防対策を行っている旨の回答をいただいており、少し安心したところです。
医療機関で行っている感染予防対策を事前に確認するのは、なかなか聞きずらいところもありますが、今後は、十分に注意をしたいと思います。
かなり神経質な性格ゆえ、多少不安は拭いきれていないところもありますが、今回のことは良い勉強になりました。
余談ですが、感染症というとエイズばかり気にしていたのですが、今回、エイズよりも肝炎ウィルスのほうが、はるかに感染力が強いことも知りました。
下手をするとエイズよりもC型肝炎のほうが怖い気がしました。
私もエイズに関しては、一般的な感染経路として性行為、輸血・血液製剤・母子感染以外、日常生活では感染しないということをよく耳にし、ましてや現在の医療機関でそのようなリスクはゼロではないもののほぼゼロに近いと思ってました。
そしたらたまたま、医療機関での感染リスクを知り不安になり、質問するに至ったしだいです。
結果的に私が受診した歯科口腔外科へは事後確認したところ、きちんとした感染予防対策を行っている旨の回答をいただいており、少し安心したところです。
医療機関で行っている感染予防対策を事前に確認するのは、なかなか聞きずらいところもありますが、今後は、十分に注意をしたいと思います。
かなり神経質な性格ゆえ、多少不安は拭いきれていないところもありますが、今回のことは良い勉強になりました。
余談ですが、感染症というとエイズばかり気にしていたのですが、今回、エイズよりも肝炎ウィルスのほうが、はるかに感染力が強いことも知りました。
下手をするとエイズよりもC型肝炎のほうが怖い気がしました。
回答4
団地会館歯科(神奈川県厚木市)の沢辺です。
回答日時:2014-05-13 16:19:52
はじめまして
アメリカで滅菌の重要性を人目に引いた事件の発端はキンバリー事件で
* https://www.youtube.com/watch?v=-ScbbZ1BDlA
複数の歯科医院でHIVが感染して、法律で滅菌の義務化が行われたとのこと。
しかし日本では保険点数にも滅菌の項目も無く欧米に比べ非常に安価な診療が行われ、都会では競争激しく経営的にギリギリの診療所が多い。
滅菌にかける資金は例にとると、タービンやエンジンで1本10万円近い器具を半日分揃えないと診療になりません(オートクレーブでの滅菌は加熱滅菌から冷却まで結構な時間)
私の診療所ではキンバリー事件の後、器具をそれえるのに余分に1千万位20年前にかかりました。
(患者がその頃保険診療で多かったので)
患者毎に加熱滅菌の問題は器具が長持ちしないで、タービン等は短期にカートリッジ交感が必要その度に2万円以上の出費が必要になります。
患者さんも滅菌の重要性で来院する方はほとんどいません。
全ての歯科医院が滅菌していると勘違いしているからです。
競争はこれから激しくなります。
患者さんが関心ないなら余計に資金を滅菌に費やす歯科医は将来少ないのではと思います。
つまり滅菌の保険点数がはっきり入る事が必要です。
保健所も30年その様な事で確認しに来たこともありません。
歯科医の善意で滅菌が行われているのが現状です。
(歯科医はよく知っていると思います)
追伸 インプラントの際血液検査すると、結構肝炎の抗原持っている患者さん多いです。
(特に刺青している人は高確率で保有しています)
参考まで
アメリカで滅菌の重要性を人目に引いた事件の発端はキンバリー事件で
* https://www.youtube.com/watch?v=-ScbbZ1BDlA
複数の歯科医院でHIVが感染して、法律で滅菌の義務化が行われたとのこと。
しかし日本では保険点数にも滅菌の項目も無く欧米に比べ非常に安価な診療が行われ、都会では競争激しく経営的にギリギリの診療所が多い。
滅菌にかける資金は例にとると、タービンやエンジンで1本10万円近い器具を半日分揃えないと診療になりません(オートクレーブでの滅菌は加熱滅菌から冷却まで結構な時間)
私の診療所ではキンバリー事件の後、器具をそれえるのに余分に1千万位20年前にかかりました。
(患者がその頃保険診療で多かったので)
患者毎に加熱滅菌の問題は器具が長持ちしないで、タービン等は短期にカートリッジ交感が必要その度に2万円以上の出費が必要になります。
患者さんも滅菌の重要性で来院する方はほとんどいません。
全ての歯科医院が滅菌していると勘違いしているからです。
競争はこれから激しくなります。
患者さんが関心ないなら余計に資金を滅菌に費やす歯科医は将来少ないのではと思います。
つまり滅菌の保険点数がはっきり入る事が必要です。
保健所も30年その様な事で確認しに来たこともありません。
歯科医の善意で滅菌が行われているのが現状です。
(歯科医はよく知っていると思います)
追伸 インプラントの際血液検査すると、結構肝炎の抗原持っている患者さん多いです。
(特に刺青している人は高確率で保有しています)
参考まで
回答5
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2014-05-13 18:48:34
結構心配を煽るようなことを書いてる先生もいますが、心配ないですよ。
HIVは針や注射液の使い回しでもしない限りまず感染しません。
さすがに今はこんなことする先生はいるはずないですから。
まあほんとにきっちりやりたいって言うんなら、個室で2時間に患者1人、すくなくともその部屋に歯科医師と機械出しの助手、外回りの助手の3人が最低限必要です。
これは滅菌ウンヌン以前の絶対的必要条件ですので、受診すればすぐに確認できます。
(インプラントの時だけなんていうのはもちろんダメです。)
実行できている施設は非常に少数だと思います。
(もちろんウチは違います。)
HIVは針や注射液の使い回しでもしない限りまず感染しません。
さすがに今はこんなことする先生はいるはずないですから。
まあほんとにきっちりやりたいって言うんなら、個室で2時間に患者1人、すくなくともその部屋に歯科医師と機械出しの助手、外回りの助手の3人が最低限必要です。
これは滅菌ウンヌン以前の絶対的必要条件ですので、受診すればすぐに確認できます。
(インプラントの時だけなんていうのはもちろんダメです。)
実行できている施設は非常に少数だと思います。
(もちろんウチは違います。)
相談者からの返信
相談者:
hiro_shikaさん
返信日時:2014-05-13 20:37:07
沢辺先生のおっしゃているような情報をネットで見て、心配になり今回の質問に至りました。
それから森川先生、
>結構心配を煽るようなことを書いてる先生もいますが、心配ないですよ。
ありがとうございます。
このようにおっしゃっていただけると安心できます。
今回、いろいろと回答をいただき、冷静に考えれることができました。
物事に絶対はありませんから、リスクがゼロということはありませんが、現在は各医療機関において感染防止対策に力を注がれていることを知り、極めて可能性が低いこともわかりました。
検査が必要なほど可能性が高かったら医療機関にかかった患者さん全てが感染症の検査をしなくてはなりませんし、そんなことはありえないですよね。
それが現実なら既に大きな社会問題になっていると思います。
それから森川先生、
>結構心配を煽るようなことを書いてる先生もいますが、心配ないですよ。
ありがとうございます。
このようにおっしゃっていただけると安心できます。
今回、いろいろと回答をいただき、冷静に考えれることができました。
物事に絶対はありませんから、リスクがゼロということはありませんが、現在は各医療機関において感染防止対策に力を注がれていることを知り、極めて可能性が低いこともわかりました。
検査が必要なほど可能性が高かったら医療機関にかかった患者さん全てが感染症の検査をしなくてはなりませんし、そんなことはありえないですよね。
それが現実なら既に大きな社会問題になっていると思います。
タイトル | 歯医者(歯科口腔外科)でのHIV等のウィルス感染の可能性について |
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質問者 | hiro_shikaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 47歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。