歯削る機器、滅菌せず再使用7割…院内感染懸念(新聞記事について)

相談者: ththさん (40歳:男性)
投稿日時:2014-05-18 20:23:01
今日の記事で私にとってはショッキングな記事がありました。

「歯削る機器、滅菌せず再使用7割…院内感染懸念」
(2014/5/18の読売新聞)

この記事によると、歯科医の66%は歯を削るドリルを患者ごとに交換していないようです。
素人から考えると、医療に関する道具は使い捨てや滅菌するものと思っていましたが、歯科医院では違うのでしょうか?

そういえば私が歯科医院に行った時も手袋やを変えてないような気がしたり、エプロン(患者につけるよだれかけみたいなやつ)が濡れていたような気がしたり。。。

歯科医師の先生はあんまりそのようなことを気にしないのでしょうか?
皆様は患者さんごとに清潔な機械に取り替えていますか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-05-18 23:23:37
実際問題それで院内感染の危険性というのもほとんどないとは思いますが・・

当院の場合は自費専門で治療の患者さんが日に4人ぐらいですから、一人当たり多くて2本使う10万円前後するその機器(コントラアングルハンドピース)を2本×5セット +滅菌(※1回あたり数時間かかります)を1日に2〜3回しているので大丈夫です。

この様に"滅菌"というのは一般の人が想像するよりも非常にコストがかかりますから、一般的な、保険治療主体で日に30人ぐらい治療を行っている様な歯科医院で、患者ごとに滅菌したものを・・という事を当然の様に要求されるのも少し酷な様な気が正直しないでもないです。(注意;滅菌してないから消毒してない、ということにはなりません。 滅菌は最高レベルで、消毒はその下のイメージです)

保険であれ自費であれコスト対効果は常に考える必要があると思うのですが、逆にこの件に関して3割が滅菌していた、というのは意外に多く感じるぐらいです。


滅菌の原資はどこかと言えば保険であれば「再診料の中の一部」ということになる訳ですが、歯科の再診料は400円程で、線引きが難しいのですけど患者ごとの高いレベルでの滅菌や消毒というのをコストで表現するなら数千円ぐらいはかかると思います。



歯科医師の先生はあんまりそのようなことを気にしないのでしょうか?

患者さんにはなかなか理解しにくい部分だとは思いますが、問題の一部分だけを取り上げて、それを歯科医師の自覚の問題かの様に捉えるというのも少し違う様に個人的には感じますよ。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 05:37:28
渡辺先生の意見と同じです。

その議論をするのであれば、日本の保険治療のような低コストも無視できないと思いますよ。

再診料の420円の中であれもやりなさいこれもやりなさいは当然限界があります。

私は一人の患者さんで四〜五本ぐらいの道具を使用していますが、この削る道具だけでまず50万位します。
これを一日の患者さんの数だけ揃えようとなるとかなりの設備投資費用がかかります。

また、滅菌システムにもよりますが、一回の滅菌時間は15分から60分、私の使用しているシステムでも、滅菌システムは200万以上かけており滅菌1回100円かからない位します。(また年間の保守料金が10万円、二年に一回消耗部品の交換数万円がかかります)
注意:これは削る道具だけの費用の話です。他の器具にも滅菌の手間とコストはかかってきます。

患者さん毎に代えるのが理想ではありますが、日本にはコストを抑えすぎた結果理想的なことばかり言ってられない事情があります。

新聞社も日本の保険システムが海外に比べいかに低コストで行われているか触れてもらえばなぁ、と思います。

ただ、これだけは勘違いしてもらいたくないのですが、どこの歯科医院でも限られた治療費の中で患者さんに感染が起こらないようなことは行っていますからね。

難しい問題だとは思います。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 06:32:23
私もその記事を読みました。

これは単に病院側の問題だけでは無いのは、上の2人の先生の意見と同じです。
解決するためには、患者さん側にもそれなりに負担していただかないといけないところも増えてくると思います。
簡単に解決する問題ではなさそうです。

当院も、上の2人の先生と同じで、自費のみの病院です。
一日多くて3・4人で、患者さん毎に滅菌する時間も余裕で取れているので大丈夫です。

平日勤務している保険診療をメインに行っている歯科医院では、タービンなどを専門に滅菌する装置を別に用意していて、使用したら滅菌するシステムを導入しています。
非常に頑張っていると思います。

記事は何を言いたいのかというのが疑問ですね。
もう少し色々な視点からの意見、例えば歯医者側の悩み等も書くべきだと思います。
単に歯医者のイメージを悪くしているだけです。
公平さを欠いていると思います。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 07:43:56
お早うございます

うろ覚えですが20年位前に既にアメリカで問題になったことから、法的規制と資金的な裏付けが有ってアメリカでは実行されているけど、日本では建前だけで資金的な裏付けが無いので、実行する歯科医は殆どいないのが現実。
キンバリー事件が有名。
修理屋が回ってもタービンエンジンは治療台に接続したままの所が殆ど。

おそらくその当時の様に感染理由が無い小児に感染したときに騒ぎ出すのでは。

以前は私が大学にいた時素手で抜歯していた時代で、歯科医の肝炎感染がたまに起きていました。
私もB型のワクチンを自分で注射して防御していましたが、BでもCでも無い肝炎に指の傷から感染した経験が有ります。
幸い肝機能も正常に復帰して現在も異常ありません。
(強ミノ注射を頻繁にしてなんとか回復)

以前は患者も多く1日に100人程で初診は10〜20人程でした死にそうな程の診療でした。
エイズが流行りだしてタービン50本程とエンジンも同様に(滅菌時間を考慮して)用意して1000万程余分に経費が掛かった事。
滅菌135度ではタービンにカートリッジがすぐ痛みその毎に2万円以上の出費が係り121度で滅菌しています。
(多少カートリッジの持ちがいい)

今の時代歯科の環境悪化と医療費削減(小泉の時代医療費の削減幅が特に大きかったと言われている特に歯科の削減幅が大きかった)何故総医療費の8%の歯科で当時削減幅の半分近くが歯科だったのか。
(多分攻撃しやすかった)

都内は年間1割倒産の危機が有ってそれ程設備投資しようと考えますか?
診療報酬に滅菌の保険点数が入り経済的裏付けが無いと、実効性に乏しい。
滅菌を問題視して来院する患者も殆どいないので、現実味を帯びるのはだいぶ先になるのでは。
毎日歯肉や骨を削って出血しない患者はいないと思います。
これほど出血に関係するのは歯科だけでは?

修理屋が現実を良く知っています。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 12:27:13
thth さん、今日は

他の先生も書かれてみえますが、滅菌に関してはどこまでするかという問題があります。
手術をするのと同じレベルまで、徹底すれば、保険財政は破綻してしまいます。

現状で、感染の危険がほとんどゼロに近いからといって、患者さんの立場ならうけいれがいいと思います。
私自身も、もし受けるなら、、私の医院で行っているような感染防止のレベルを要求したいところですが、おそらく、私の医院は特種で、同じレベルまで要求するのは難しいので、一部は妥協して、ある一定レベルの感染防止をされてみえる医院を選びます。


では、オートクレーブにかけていれば滅菌できているかといえば必ずしもそのようなことはありません。
オートクレーブの使用方法が正しくない歯科医院が多くみられます。

正しくない使用法の例として

1)1回にかけられる量は限られており、容量の半分程度といわれておりますが、オートクレーブの稼働回数を減らすため、一度に沢山詰め込んでしまいます。

2)洗い終わったものを、水にぬれたままかける。

これらの間違った使用をしている医院はかなり多いように思います。

また、一般的に歯科医院に普及しているタイプのオートクレーブは、もともと、小規模な内科の医院で使われていたものを歯科用に転用したようで、外科系である歯科医院医は向かない場合もあります。
できるなら、欧米の厳しい基準に合格した「クラスBタイプ」というオートクレーブを使用するのが望ましいのですが、日本での普及率は非常に低いのが現状です。


クラスBタイプでないと以下のような問題があります。

3)滅菌バックに入れてかけると滅菌できない。
時に患者さんは、滅菌バッグでパックされている方がより清潔なように感じてみえますが、一般的なオートクレーブでは、むしろパックされていない方が清潔です。
患者さんへの見栄え上、パックしている歯科医院も時々みられます。
患者さんにはみえるところしかわからないし、何が正しいのかもわからないので、こういった点でだまされやすいですね。

4)細いパイプの中は滅菌できない。
クラスBタイプなら細い管の中も滅菌できるのですが、一般的なオートクレーブではできません。
問題になっている機械(ドリル)は、中に細い管が数本通っています。
つまり、患者毎に一般的なオートクレーブをかけたものを使用していても、肝心な管の中は滅菌されていないことになります。

以上のことを考慮すれば、ドリルがお一人ずつ滅菌されている可能性は、3割どころか、もっともっと少ないと思います。

さらに、オートクレーブ以外でも、強い薬液を使用したり、酸性水といわれるような機能水を使用したり、血液に汚染したものを直接アルコールで拭いたりと、間違った使い方がされている例も散見します。




ちなみに私のところでは、こぐに種類によっていくつかの処理をした後、医療用の洗浄機で、高温のお湯と、血液分解酵素の入った潜在で洗浄・消毒・乾燥をします。
その後、乾燥状態を保ったまま、一部の器具は滅菌バッグをして、クラスBタイプのオートクレーブにかけます。

この行程を1日に3〜4回行います。
クラスBタイプのオートクレーブは、歯科用としては、一番大きなものを使用していますので、余裕を持ってかけられます。

また、保険と自費がほぼ半々で、お一人ずつに余裕を持って治療していますし、予防やケアが主体なので、歯を削る治療自体が非常に少ないので、数十本のドリルで、患者さんお一人お一人で交換しています。

私自身は、この程度の対策は必要だと思っていますが、現実はここまでできている歯科医院はかなり少ないでしょう。

一般的な洗浄機とオートクレーブに比べれば、機械類の購入額は10倍近くになります。
保守点検料だけでも、毎年一般的なオートクレーブ買い換えできるぐらいかかります。

これだけの経費がかかると、保険主体の診療ではとても経営が成り立ちません。
また、1日にたくさんの患者さん治療するような歯科医院では、滅菌機を増やすか、一部の器材を滅菌しないで使用するかということになってしまいます。

また、1日に治療する患者さんが少ない歯科医院では、患者さん一人当たりへの滅菌コストが高くなり、莫大な滅菌コストが回収できません。



この記事を読んで思うことは、単純に、患者さん一人お一人でドリルを交換すれば良いという問題ではないように思います。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 12:33:38
こんにちは。

ご回答の先生方と同意見ですね。
当医院でも滅菌システムの負担は相当大きいです。

医療と商売ではないですが、赤字ではいけません。
一般の方々にも、是非歯科治療を厳密に行おうとした場合にかかる原価を知っていただきたいですね。

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回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 13:32:45
記事は読んでいませんが、一言でいえば信じられません。
このデータは、どのように調査され、何処が発表したのでしょうか?
消毒もせずに使いまわしているなんて、あり得ないことです。
少なくとも当院では滅菌しており、同じに思われるとすれば非常に理不尽な事です。

私が学生の頃は、まだ手袋する歯科医は少ない時代でした。
(25年以上前です)しかしながら、その後「エイズパニック」を経て、現在では殆んどの歯科医院で患者さん毎の使い捨て手袋着用・滅菌の徹底・エプロンやコップなどの使い捨ての製品が使われるようになりました。

最近歯科医院に受診したことがある方なら、多くの人が実感しているのではないでしょうか?

私の地域では、定期的に保健所の立ち入り調査があり、最近ではかなり時間をかけて調査しています。
滅菌器具や滅菌方法については、特に詳しく調べているようです。



余談ですが、今から20数年前、「回答4」で回答されている沢辺先生の歯科医院に見学に行ったことがあります。
(沢辺先生お久しぶりです。覚えていらっしゃらないと思いますが、勤務医時代に滅菌についてご教授頂きました。)
他の医院に先駆けて徹底した感染予防対策を施しているのを見て感銘を受けました。

私は15年前に開業しましたが、先生の影響を受け、ハンドピース類を数十本購入しました。
初期投資のみで500万円位かかっています。
オートクレーブ滅菌すると故障も多いのでコストもかかりますが、一番確実な滅菌だと思います。

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回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 17:04:35
仮に全ての医院に徹底的な感染予防対策を義務付けて
違反したら罰則まであるようにしたらどうなるでしょう?

おそらく多くの歯科医院は潰れるか、
無理やり経営を成り立たせるために治療内容の低下が予想されます。

もし「感染予防」という名目で保険点数が付けば
当然患者さんの自己負担額が増えますので、
歯医者に行きたいけど行けない、という人も増えるでしょう。

あと、そもそも現在、
院内感染はどの程度あるのでしょうか?

別業種だと、
例えばファミレスの金属製のスプーンやフォークなどでも
重度の歯周病や白血病などで自然出血がある方が咥えれば血液が付着します。
しかしほとんどの場合滅菌などされていませんが、
これは問題にはならないのはなぜでしょうか?

日本の保険診療は基本的に「コストパフォーマンス重視」ですので、
「コストを考えずに最高を目指す」という診療とは
少々かけ離れている部分があります。

ただ、この問題の解決には多くの課題があると思いますので、
ぜひ様々なところから問題提起をして頂いて、
患者さんにとっても医療者にとってもより良い形というものを
模索していって頂きたいと思います。

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回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 20:37:46
>素人から考えると、医療に関する道具は使い捨てや滅菌するものと思っていましたが、歯科医院では違うのでしょうか?


普通の人は、滅菌、殺菌、消毒の違いはわかりませんよ。
滅菌を理解しているのはごく一部の人だけです。

コストの話する先生が多いですが、滅菌しないのはコストのためじゃないですよ。
「そんなことしなくても重篤な疾患の院内感染なんてしないでしょ」との考えからと推測されます。

おそらくそれは当たってると思いますが、個人的には医療においてはヒューマンエラーがあるものと考えて二重三重にリスク回避すべきなので滅菌くらいはしないと不安ですね。

ただ、実際は違っていても裁判で院内感染との判決が出れば動き出すでしょうね。
アメリカほどではないにしても裁判官の大多数は医療の専門家ではないですから、信じられない判決がでる可能性はあります。

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回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2014-05-19 21:07:57
このレポートを出している先生は学生時代から良く知っている真面目な先生です。

しかし、マスコミの取り上げ方、焦点の絞り方に多いに疑問がありますし、調査自体の実態も不明で科学的な考察に欠けている面が多い、マスコミが何時もする手口のモノ、のように感じます。


上記の先生方も散々書かれていますように、完全に滅菌レベルを目指すなら膨大なコストが掛かり、運営して行けなくなる医院が続発する可能性は高いと思います。

ここのサイトでは、意識の高い先生方が多いので、一般レベルに比べると患者さん事の対応は勿論、その内容に関してもこだわりを持たれ為されている先生が殆どでしょうが、そうではない先生方をそれで一律に攻めることは出来ないだろう、と思います。

当院でも、皆さんが掛かれているように機械の早期の痛みが悩みの種でしたので、現在色々と探して紫外線とオゾンを組み合わせることで99.99%以上滅菌出来る、と言われている器具を導入しました。
これなら、紫外線とオゾンなので、機会を痛めることがなくなるからです。

但し、国の認可を取っているモノではなく、海外のモノなので私の個人的責任でそうしている、と言うものです。
メーカーに言わせると、認可取るのに百億単位のお金が掛かるそうなので、弱小メーカーとしては諦めているとのことです。

この機械なら理論上99.99%以上滅菌出来、どんなものでも傷めずに滅菌出来るそうで、非常に有り難く使っています。
勿論、綺麗に機能水、うちではEO水とそのアリカリ水を用いているのですが、これらできちんと洗浄することも徹底しています。

ユニットの中の水の流れに何しても、これらを流すようにして綺麗になっているように頑張っています。

それでも、大したことがない、学術的裏付けがない、と批判されるかも知れませんが・・・

機器を人数分揃えるだけでも大変なコストですが、それを毎日毎日しっかりと滅菌し、痛んだ機器交換してだと凄いコストであることが想像いただけると有り難いです。
でも、うちも勿論しているんですが・・・

田尾先生がご指摘のように、何処までのレベルで考えるのか?求めるのか?コストは?なんです。

コストパフォーマンス重視治療VSコスト考えず最高目指す治療で、患者さんは歯科保険医療で後者が行われている筈、と信じたいのでしょうが、実際は前者なんです。

国に上限抑えられ、指導の名の下に点数低減化政策が取られ続けてますから。

金は出さない、でも機器揃えろ、滅菌しろ、人も揃えろは小さな個人開業医ではまず無理です。

少なくとも自費診療半分はないと出来ない、と思います。

歯科は、個人開業医ですら膨大な機器類を抱えながら開業します。
高いので有名な歯科用CTですら5000台超えたそうです。
CTを個人が持つなんて、海外では有り得ないことなんです。

なので、患者さんご自身が何処まで許容出来るのか?をチャンと考えて、医院選択されるしかない、と思います。

もしかして、その内ファミレスでも滅菌パックに入っているナイフ、フォーク、お箸が出る時代になるんでしょうか?
ディスポ使い捨ての材質で出来ているからと言って、完全滅菌下で食卓に出ているのか?まで問われる時代になるんでしょうか?

私自身は平気でデニーズで食事してますし、駅前の松屋でご飯食べたり、ラーメン屋でラーメン食べたりしますが・・・

口に触れる入る、という点では全く同じですよね・・・

如何なんでしょう?

4人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ththさん
返信日時:2014-05-19 21:19:56
多くの先生方のお返事をいただきありがとうございます。
参考になりましたが、保険点数が安いからある程度はしょうがない、という方が多いのだと思います。
(違ってたらすみません)

率直に言ってすこしさみしい印象です。
多分院内感染は起こらない、ファミレスと同じじゃないか、というのは問題のすり替えかと思います。
一般人はファミレスは滅菌してると思っていませんが、歯科医院はちゃんと滅菌していると思っています。

患者に点数が安いとわかってほしいとおっしゃるのなら、歯科医師の方々が

「指針では患者ごとに滅菌となっているが、感染の可能性は低いので我々は消毒で十分と考えている。そもそも保険点数が低いから無理です。」

と説明すべきではないでしょうか。
あとは「ちゃんと滅菌したいから点数を上げて」と声明を出すとか。

66%もの歯科医院が指針を逸脱しておきながら、その理由を説明しないのは怠慢なのではないかと思います。
守れもしない立派な指針だけ作っておいて、それを逸脱して言い訳するのはいかがなものでしょうか。
いまの指針が非現実的なら、ちゃんと守れる指針を作るようにすべきだと思います。

素人が偉そうにして申し訳ありません。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2014-05-20 11:41:13
指針造ったのは、お偉い上の先生達ですからね・・・
現場の状況とか分からないで、理想論言うのは実に簡単です。

保険診療でチャンとする、というのを現実に過去に為さった公的病院がありました。

でも、数年持たずに歯科部門を廃止しました。

何故か?全く採算取れないどころか、大赤字の垂れ流しで手に負えなかったからです。

今回の調査機関も公的な、採算とか予算とか気にしないで研究出来る所ですからね。
そうは言いながらも、多分組織内で効果のある、マスコミ受けのあるネタ出さないと存在価値が出ないが為、と言う内部事情もあるのでは、と私は感じて仕方がないです。

もっと現実的な研究、何処までのことを守れば感染とかのリスクを下げられるのか?とやって欲しいものです。

滅菌、滅菌と言われますが、生体内、口腔内は勿論、世の中の全ての物質には細菌とかウィルスは付着しているもので、完全滅菌下は人工的に造り上げられた空間でしか有り得ません。
完全に滅菌された医療器具ですら、袋に封鎖されていても時間と供に空気とかの通過の問題で中が汚染されると考えられていて、賞味期限みたいなものが決められていますからね。

口腔内は実際には唾液と言う素晴らしい自分の免疫物質があり、それでの防御反応は相当なものです。

何故なら、歯周病菌が相当進行している方でも、その体の中に侵入して増殖しませんから。

又、日本の水道水はご存知の通り塩素が適量配合されている為に、相当の遠い距離を通っても細菌は繁殖しませんし、多少の滅菌作用があります。

日本ほど衛生状況が良い国はないんです。

そして、歯科の先生方は、出来る限り頑張っていて、相互感染させないよう工夫されている筈です。

他人様の口で使用して、汚いままで次の患者さんで使用する、とかする筈がないじゃないですか。
必ず清掃、消毒等をして使用するとか、酷い場合には交換する筈です。

その危険性のレベルに関しては、それぞれの先生の考え一つなので、ここでは言及出来ませんが、薄汚れている人様の口に使っているものをそのまま使うとかのイメージは全く間違っている、と申し上げます。
そう言う点でこの調査は片手落ちである、と業界内では反論噴出している最中です。

滅菌と言うものの定義とか、レベルとか、我々プロが定義しているものにも、凄く色々と段階がある、と言うことをご存知でしょうか?
そこが非常に曖昧で、多分公的に大きな所が調査しているので、平気で超難易度の高いハイレベル滅菌での話を持ち込んでいるのでは、と言う議論点があるんです。

だから、私は分かり易い例で、レストランとかの食器の話をしたのです。

指針を逸脱している、と書かれていますが、そうではない、科学的定義レベルの問題がある、と言うことをご理解下さい。


なので、私は現実に即して、何処まで行えば問題が生じる可能性が低く出来るのか?
そう言う研究をして欲しいと、我が後輩に注文したいです。

何故なら、昔はそこまでの事なんてしてなかったし、それでも日本国内で大きな感染症の蔓延とかなかったですし、エイズとかB型肝炎とかの問題がクローズアップされて、注目され出したことだからです。

この辺は、私自身が死に掛けた被害者ですから、良く知っています。
23年以上前の話ですが、中国人の患者さんの治療で噛み付かれて、ゴム手も破け、指負傷し、その2ヶ月弱後劇症肝炎で97%以上死んでおかしくないのに助かった経験者です。
余談ですが、労災勝ち取る為に、労働省とも闘い認めさせました。

考えていただきたいのは、患者さんは自分の一人とかの問題でしょうが、我々医療人は1日に何十人、月に何百人とかで病気持っている口の中弄っているんです。

我々自身が感染するのなんて嫌です。

ですから、自分の身を守る為にもチャンとそれぞれの考えではありますが、対策は講じているんです。

今回の記事の拙い点は、他人様の口に使った薄汚れている機械とかを使っているんじゃないか、と読ませる点にあります。

そんなことしている医院は有り得ません。

歯科医は善良な方が殆どな職業です。

そこを掻き乱すような記事の提供であるから、後輩に注文を付けたい、と考えています。
多分、マスコミ受け狙っている筈です。

まあそう言う内部事情とかもあり、理想言ったら切りがないですが、患者さん毎にどこまで求めるのか?をお決めいただければ良い、と思います。

そうすれば、当院もそうですがこのサイトにいる先生方のように、全てチャンとしている医院で治療受けることも出来ますし、何だそうなんだで、そこまでの費用負担を自分はしたくないからで、普通の歯科医院で、で構わないと思います。

だって現実に、そこまでの感染事例報告されていないんですから。

歯科医院は、医療機関として他の医科の科と比べても清潔な機関ですよ。
機械とか器具とか凄く使いますから。

汚いままでは直ぐに壊れます。
繊細、精密機器ばかり、が他科に比べて歯科の最大の特徴、なんです。

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回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2014-05-20 13:03:23
>一般人はファミレスは滅菌してると思っていませんが、歯科医院はちゃんと滅菌していると思っています。


医療だから全て安心・安全なものであるとは言えないと思いますよ。
(それこそ作られたイメージです)

医療も他の業種と同じです。


まず、『滅菌』なんですが簡単に言えば、道具に付いている菌数を百万分の1に減らすことです。

1000000匹 ⇒ 滅菌 ⇒1匹 という感じです。

というのを前提にして、


30年以上前は滅菌どころか、器具は煮沸消毒でしたがその時代に治療を受けられた人のどのぐらいの割合感染症患者さんになっているでしょうか?

これは、統計のとりようがないので調べられませんが・・・

ただ、そういった患者さんが多くいたとしても、ここまで長寿の国というのは昔から現在に至るまでの医療制度がうまくいっているからではないでしょうか?
 

感染の可能性を限りなくゼロに近づける為には、全てのものを滅菌ではなく、ディスポ―ザブル(使い捨て)に変えるのが理想の1つでしょう。
(滅菌では少なからず菌が残る可能性がありますから、使い捨てが理想です)


ただ、医療品全て使い捨てにすると莫大な費用がかかってきます、個々の患者さんが毎回使った器具代の負担をしてもらえるのであればこういったことも可能となるでしょうが。

想像するに、歯医者に行く毎に1回10万以上の費用が治療費の他別途かかりますから、患者さんにモーター一式を最初に買ってもらいのもいいかもしれません^^;
 

かなり難しい話だとは思いますので、現実的な話をすれば、


歯科の場合、医科とは違いここ20年近く医療費は伸びていません。
むしろ物価で考えれば20年前の方が治療費は高かったでしょう。

私の感覚では、国は既に歯科保険は決まった財源内で出来ることをしてください。
というスタンスなんだと思います。

限られた歯科の2.5兆円の財源のなかから滅菌の方へ、費用をシフトするのであれば当然他の治療が削られ、保険では治療を受けられない病気も出てくるでしょう。
(1000兆円も借金を抱えた国ですから、今後2.5兆円が減る可能性もあります)


調査は調査で意味のあるもでしょうが、我々歯科医師としては義務化するならするでどこかから財源を割いて下さい。というのが本音です。
(指針に法的拘束力はありません)


海外の1/10以下の治療費で治療をしていて、他の医療先進国と同じようなスタンダードプリコーションを行ってくださいと言っても現状かなり難しいと思います。
 

また歯科医師の説明義務も確かにあるとは思います、どこまでするかは個々の歯科医院の責任になっています。



>いまの指針が非現実的なら、ちゃんと守れる指針を作るようにすべきだと思います。


繰り返しになりますが、「その財源はどうするのか!?」やはりここなんですよ。

医療はボランティアではないのですから、結局はその費用負担は誰がするのかが明確にならないといけません。


メディアなどでは、他国のよい部分ばかり出てきますが、実際の他国の医療の実情というのもはどこまで理解されているのでしょうか!?

今の医療先進国を見ても理想的な環境で治療が受けられるのは、一部のお金のある人だけです。

海外ではかなり大きな痛みがあっても、公的保険では歯医者を受診できるのが数ヵ月後になることもあるそうです。(病院の順番待ちです)

痛みが治まるまで痛み止めで耐えたり、早く取ってもらいたかったら私費で設備の整ったプライベート歯科にかかってもらう。

また虫歯が出来てしまっても自分で歯を抜いたり、抜け落ちるのを待ちながら生活する人もいます。
(ただ、虫歯が問題で死ぬ人は少なく、海外でもニュースになります。)
 
医療先進国だから全ての方が良い医療を受けられている訳ではありませんのでね。
そういったトップとボトムにかなり差が出る医療でがいいのでしょうか!?

アメリカに行かれた私の患者さんなどは、日本の医療がいかに素晴らしいか帰国時に話をしてくれます。

私も、この国の歯科医療はこれでもかなり優秀だと思っています。



また、感染対策に力を入れている歯科医院がいいと思えば、私費で自費専門の理想的なことをうたう歯科医院にかかってもらえばいいことだと思います。
(日本にはそういった歯科医院もあるのですからね)

ただし、滅菌器具だけの話で治療が上手とかは全く関係ありませんのでね^^;



朝から長々書いていたら松元先生と少しカブリましたね。

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回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2014-05-20 13:34:42
まあ、シンプルな話として…

@ 今回の調査で6割以上の歯科医院でハンドピースの感染予防ができていないという事が解った

A 現状の保険制度では財源の確保が難しい

B 歯科保険制度を変えるだけの(現状の歯科界には)体力も政治力も無い

ということがお分かりになられたと思います。


なので今後、ththさんをはじめ、このスレッドを見ている人は

C 感染予防に関しては保険医療機関では厳しいという事を認識される

D しかしながら3割以上の歯科医院では努力をされているという事も認識される

E ご自身が受診される際には電話などで事前に感染予防対策について医院に問い合わせをするなどして、医院選択の一つの基準にする

F ただし、院内感染のリスクとしてはそれほど高いものではないという事も考慮される


という事でよろしいのではないでしょうか?

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回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2014-05-20 14:03:41
>参考になりましたが、保険点数が安いからある程度はしょうがない、という方 が多いのだと思います。


保険の点数がなかなか変化しない=安?
例えば消費税は上がっても(仕入れ値のコストなどは8%になっても・・・)、保険料は消費税と同じには上がらないので逆に下がっているみたいですねえ。


感染の対策としての保険点数とみると、洗浄・滅菌処理を徹底する等 十分な感染症対策を講じていると厚生労働大臣が定める歯科外来診療環境体制加算が取れます。
施設基準を満たさなければなりませんが・・・

ですので、感染対策もしっかりとしているとわずかでありますが、窓口の料金も変わっていきますね。

ただし、直接「感染予防」という名目での保険の点数ではありませんが・・・

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回答 回答15
  • 回答者
回答日時:2014-05-20 14:19:33
櫻井先生>

感染予防に関しては保険医療機関では厳しいという事を認識される

いくらなんでもこの書き方はひどい。

まさか先生のところは、いかなる感染症に対しても万全だなんて勘違いされてるんじゃ?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ththさん
返信日時:2014-05-20 21:15:44
みなさまお返事ありがとうございます。

松元先生
>指針を逸脱している、と書かれていますが、そうではない、科学的定義レベルの問題がある、と言うことをご理解下さい。

専門的な言葉の定義などはわかりませんが、削る機械を滅菌しないで用いるということは指針を逸脱しているのは明白だと思います。
多くの歯科医師の皆さんは善良だと思います。
でも決められた指針を守らないのは良くないと思います。
前例がないから、とかは関係ないのでは?


井野先生
>繰り返しになりますが、作った所でその財源はどうするのか!?

それなら滅菌は不要って指針を作ればいいのではないでしょうか。
滅菌は必要という指針を作って、守っていると思わせておいて、実はやっていなかった、というのは倫理的に如何なものでしょうか。
できないのなら最初からできませんと言って欲しいです。

この記事を読んで私は非常にショッキングでした。
しかしここにいらっしゃる多くの先生方にとっては想定内の事のようですね。
そして更にショッキングなのは、多くの先生が「しょうがない」とおっしゃったことです。
これはとても残念なことでした。
正直に申し上げて、開き直っているように見えます。
決められたことは守ってほしいものです。
回答 回答16
  • 回答者
回答日時:2014-05-20 23:32:06
昔のうちのHPには滅菌に関するページを作っていました。
いつの頃からか忘れましたがそのページを削除してしまいました。
多分もう数年以上前だと思います。

そうしたら半年程前に匿名でメールが来ました、「昔の患者です。HPに書いていないのですが、もう滅菌していないのですか?」と。
HPに書いていた時より気をつけているつもりだったんですが、必要なページだったのですね。


>決められたことは守ってほしいものです。

お気持ちはわかります。
ただ数の多い少ないはともかく、どの職業にもルールを破る人はいますし倫理観にかける人はいると思います。
その人たちを擁護するつもりはありません。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答17
  • 回答者
回答日時:2014-05-21 00:27:47
>削る機械を滅菌しないで用いるということは指針を逸脱しているのは明白だと思います。

必ずしもそうは言い切れないと思います。
裁判にならないとはっきりしないです。


たとえば以下のような指標もあります。

http://www.jaoid.org/nintei_12.pdf

-----------------------------------------------
5. ハンドピースの取り扱いについて.
貴科のハンドピースの取り扱い状況について具体的に申請書類の院内感染予防対策マニ
ュアルに記載をして下さい。

(「ハンドピースは、メーカーの指示に基づいた処理あるいは適切な消毒、滅菌を行なって
患者毎に交換していること」を求めます。)
-----------------------------------------------

メーカーの指示です
必ず滅菌とは書いてないようです。

http://www.osada-electric.co.jp/dental/products/users/turbine_spray.html

http://www.yoshida-net.co.jp/jp/products/laser/opelaser_pro/oteire.pdf

http://dental.jmorita-mfg.co.jp/products/dental/tech/support/par_di/shousai/p009.html

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回答 回答18
  • 回答者
回答日時:2014-05-21 00:48:04
院内感染とは器具や設備の消毒滅菌が不十分なため、患者さんや医療従事者に感染症がうつってしまうという問題です。

代表的な感染症には、ウィルス性肝炎やHIVなどがあります。
病原性をもったウィルスや細菌が消毒滅菌の不十分な器具などを介して患者さんから他の患者さんへ感染してしまうのです。

また、患者さんからスタッフへも十分な感染対策をしていなければ感染してしまうので、患者さんからスタッフや他の患者さんにも感染しないように院内感染を行うことは重要だと思いますので、そう思う先生は「しょうがない」とは全く思っておらず、費用はかかるが安全にはお金をかけていると思います。

そのような先生は徹底して滅菌にこだわっている歯科医院もあります。

私個人は感染のための滅菌にはこだわっていますが、なんでもかんでも意味あるなし感染には全く関係がないものまでは徹底して滅菌とはしていまいませんし、人から人への感染はスタッフ共々注意をしています。


>正直に申し上げて、開き直っているように見えます。
決められたことは守ってほしいものです。

全ての先生がしていないので、その弁解をすると開き直っているように取られてしまっているようですが、国の基準以上にがんばている先生もいますので、目線を変えて見てください。

小牧先生がおっしゃっているようなヨーロッパ基準のクラスBタイプを(ヨーロッパ、シンガポールは100%)積極的に使用している先生も10%未満います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ththさん
返信日時:2014-05-21 01:26:28
お返事ありがとうございます。
>森川先生
私が指針に反しているというのは、記事からで申し訳ありませんが、標準的な院内感染対策を示した日本歯科医学会の指針は、使用後は高温で滅菌した機器と交換するよう定めている。
という部分です。

高温で滅菌した機器と交換しない以上、この指針には反しているでしょう。
裁判とかは全く別かと思います。
この記事を見て、必ずしも学会の指針に反しているとはいえない、という解釈をするのは無理があるのではないでしょうか。
学会の指針には反しているけど、別の楽なルールは守っている、とおっしゃるならそれでもいいかと思います。

>柴田先生、加藤先生
もちろんルールを守っている先生や、更に厳しいルールを課している先生もいると思います。
しかし、7割近い歯科医院でルールを守っていないという記事を見て、驚き投稿させていただきました。
そして、こんなの信じられない、よくないことだ、という意見が並ぶのかと思いましたが、そうではないことに更に驚きました。
回答 回答19
  • 回答者
回答日時:2014-05-21 07:28:43
感染させることも、することも嫌なのは当たり前です。

ですから、それは起きないようにされているから、現実的に現場では起きてない。

これをご理解いただけますか?

滅菌を金科玉条、水戸黄門の印籠のようにお考えのようで、熱掛ければ良いと信じてるようですが、洗浄徹底するのが実は最重要で、それで問題解決なんです。

分かりたくないみたいですが、熱掛ければ良いものではありません。

科学的定義、考察で、ご理解いただけないのが、残念ですね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答20
  • 回答者
回答日時:2014-05-21 10:26:45
ththさんのおっしゃる通りですね。

前にも書きましたが、多くがオートクレーブを使用していても正しく使用できていない状況で、まともに滅菌を実行している歯科医院は、7割どころか1割にもみたないかもしれません。

そのような現状はなんとかしなければならないですね。



>標準的な院内感染対策を示した日本歯科医学会の指針は、使用後は高温で滅菌した機器と交換するよう定めている。

>患者に点数が安いとわかってほしいとおっしゃるのなら、歯科医師の方々が
>「指針では患者ごとに滅菌となっているが、感染の可能性は低いので我々は消毒で十分と考えている。そもそも保険点数が低いから無理です。」
>と説明すべきではないでしょうか。

>あとは「ちゃんと滅菌したいから点数を上げて」と声明を出すとか。


その通りだと思います。

指針を定めているのは、歯科医学会で、そこで指針の作製に携わっているのは、大学関係者等、コストを考える必要のない人ばかりです。
我々開業医の意見が反映されていません。

我々開業医も、滅菌に限らず、コストに見合った点数をつけていただけるように運動していますが、ほとんど実現しません。




>66%もの歯科医院が指針を逸脱しておきながら、その理由を説明しないのは怠慢なのではないかと思います。
>守れもしない立派な指針だけ作っておいて、それを逸脱して言い訳するのはいかがなものでしょうか。
>いまの指針が非現実的なら、ちゃんと守れる指針を作るようにすべきだと思います。

>それなら滅菌は不要って指針を作ればいいのではないでしょうか。
>滅菌は必要という指針を作って、守っていると思わせておいて、実はやっていなかった、というのは倫理的に如何なものでしょうか。
>できないのなら最初からできませんと言って欲しいです。


残念ながら、日本の風土として、どうしても大学教授等の権威者の意見が重視されてしまい、現場の意見は無視されがちです。

しかし、そのことを隠しているわけではありません。
この指針を作製した、権威者の方々も、普及していない現状も知っていて、作っているのではないでしょうか。
おそらく、厚生労働省も知っていると思います。

厚生労働省も自らが強制力の強い規則として定めないで、学会に強制力のない指針として出させたのか?
穿った見方ですが、もし強制力のある規則とするならば、それに必要なコストを、我々も正式に要求することができ、保険点数を上げなければならなくなることを避けたのではないでしょうか。


強い業界団体でない限り「お上にもの申す」ことはできません。
ththさんも、ご一緒になって、国民の声として、「保険料は上がっても良いので、正しい滅菌んが実行できるよう保険点数をあげて下さい。塗料のコストに見合った保険点数にして下さい。」とおっしゃって下さい。

今年の4月には保険点数の改正がありましたが、2年後の保険点数の改定に向けて、パブリックコメントの募集がありますので、ぜひとも発言をお願いします。
また周囲の方々にも、発言していただいて、多くの声が集まるようにしていただけると我々も、良い医療が提供できると思います。


私のところでの徹底した滅菌をしていますが、コスト計算をしたところ、患者さんお一人当たりのコストが、再診料よりも高くなってしまいました。
患者さんがチェアーに座るだけで私のところは赤字になります。

まじめに取り組んでいる医院も沢山あります。
まじめな医院が馬鹿を見ないような制度になるよう、我々も努力して行きますので、ththさんにもご協力いただけると助かります。

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回答 回答21
  • 回答者
回答日時:2014-05-21 12:01:59
特定の県の歯科医療機関3152施設に対して実施した。
2014年1月までに891施設(28%)から回答を得た。


72%が回答してないなら無意味な調査、約7割は不明ならしてない?

小牧先生のおしゃられる様に、いまさらでしょう。

多分何処かが歯科保険削減にまた利用したいだけですよ。

また歯科叩きに利用したいだけで無意味な記事作ったでは。

回答 回答22
  • 回答者
回答日時:2014-05-21 12:11:26
一つ余談を。

ちゃんとクリーニングしてない口腔内の方が、余程雑菌が繁殖しており、歯科治療器具よりも問題があります。

虫歯歯周病あるんですから。

なので、受診されるときには是非出来るだけご自身でクリーニングされて、医療器具、医療人への感染防止にご協力下さい。

うちではそれでも治療毎にプロがクリーニングしてから初めて治療に行きます。

それだけで20分以上掛かります。

再診療だけで赤字です。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答23
  • 回答者
回答日時:2014-05-22 00:22:52
>私が指針に反しているというのは、記事からで申し訳ありませんが、

>標準的な院内感染対策を示した日本歯科医学会の指針は、使用後は高温で滅菌した機器と交換するよう定めている。

>という部分です。


日本歯科医学会は単なるひとつの民間団体ですからその発言に法的な意味合いはまったくありません。
つまりルールではありません。
当然のことながらその指針を守る義務はありません。
(もちろんその指針を参考にして悪いという意味ではありません)

すなわち、この指針に従わないからと言ってその歯科医院はルールを守っていないという判断は妥当とは言えないということです。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ththさん
返信日時:2014-05-23 02:14:43
>松元先生

洗浄で十分なら、「滅菌は不要です」って言えばいいと思います。
それに本当に起きていない、今後も起きない、という保証があるのでしょうか。
可能性をなるべくゼロにするために指針を作ったんでしょう。
滅菌しなくて問題無いと言われるなら、「わたしのクリニックでは洗浄で十分。滅菌は不要と考えています。」とホームページに記載されては如何でしょうか?

松本先生のホームページには
>>切削器具ごとの滅菌パック化の完全実施
と書かれています。
滅菌は不要で洗浄で解決している、それで問題は起きていない、と主張される先生が、自分の歯科医院のホームページでは滅菌していることを宣伝する。
なにか不思議な感じが致します。

>ちゃんとクリーニングしてない口腔内の方が、余程雑菌が繁殖しており、歯科治療器具よりも問題があります。

そういう問題では無いと思います。
人の体で雑菌が繁殖していない部位はないと思います。
それに自分の雑菌と、他人の唾液(雑菌)は心情的に全然違います。

>医療器具、医療人への感染防止にご協力下さい。

患者に要求するのなら、先生側も更なる感染防止に協力してください。
お互いに努力するのが筋だと思います。
常識的には歯磨きしてから歯科医院に行きますけどね。


>小牧先生

滅菌の徹底が大変ということはよくわかりました。
ありがとうございます。


>沢辺先生

滅菌はしていない、という不利な情報を答える人は少数じゃないでしょうか。
アンケートが来ても答えたくない内容だと思います。
だから実際はもっと高いかもしれません。
統計学的にどのような扱いなのかわかりません。

>森川先生

ルール=法律ですか?
歯科の専門家の方々が作った指針なのに、それを法律的裏付けがないからって守らなくていいのでしょうか。
逆に学会の指針で法律の裏付けがあることってあるんですか?
法律で決められていることなら守って当たり前だから、わざわざ指針を作る必要がない様に思います。
法律で決められていないからこそ、専門家が集まって方針を決めるのでしょう。
守らない先生は違法行為って言っているわけではありませんが、倫理的にどうかとは思います。


歯科医学会のホームページには
>>指針に基づき、エアータービンハンドピース、電気エンジンハンドピースは、患者毎に蒸気加圧滅菌法(オートクレープ)を用いて滅菌したものを使用してください。
と書いてあります。
それでも守らない先生が多いのは悲しいことです。

「コストがかかりすぎて無理なんだ」という理由はわかるのですが、「滅菌しなくても問題ないんだ、学会の指針は守らなくていいんだ」
と言われると、理解するのは難しいです。
歯科医師の先生と一般人の間には考え方に大きな乖離があるのでしょう。
回答 回答24
  • 回答者
回答日時:2014-05-23 08:54:57
以前大学に残った時素手で抜歯している時代でした、その頃の口腔外科の滅菌は鍋で煮る様な(シンメル)程度で、補綴の人が型取りのトレーを入れて更に不潔な滅菌でした。
大学で滅菌されだしたのも15年位前だったと思う。
タービン エンジンは治療台の装着されたまま)


15年以前の保険点数は平均2000点位で患者数も多く楽に経営が行われていました。

現在では神奈川で平均1280点位でそれを上回り上位8%が集団個別指導で平均点を下げる様に指導される。
(患者数も減少)

ですから経済的に滅菌の余裕が無いのが現状。アメリカでは患者が納得して滅菌代を支払うが、日本では滅菌代を請求すると差額徴収で問題になるのでできない。

では誰が滅菌代を負担するのか?

滅菌の保険点数が無い。
患者も滅菌をしてるかどうかを問題にして、来る人はいない。


質問あなたは滅菌を問題にして歯科を探して、遠い診療所に行きますか?
もしいつもの診療所が滅菌していないのなら、滅菌代を余分に自ら払い滅菌してもらい、治療受けますか?

多数派から考えると現状は滅菌はしないのが常識でしょうか?
問題になっているのはタービン エンジンの加熱滅菌(オートクレーブ)

攻撃されるかもしれないが、安い保険診療費の上更に安全をただで買うのは虫が良すぎる。
(多数の歯科医の本音)


アメリカで同級生が開業しているが、神経取るのに8万円(日本前歯1千円奥歯4千円)
親知らずの抜歯全身麻酔で行うのが多いが20万円(日本1万円)
簡単な抜歯1万円単位(日本1千円)
被せるのが10万円(日本5千円)、器具の滅菌代その都度1千円程等

滅菌するかしないかはアメリカヨーロッパと比較しようがない。


綺麗事言ってても何も改善しませんよ。

国も予算出したくない。
患者も問題にしないし払いたくない。
歯科医は経済的に加熱滅菌は無理な所が多い。

回答 回答25
  • 回答者
回答日時:2014-05-23 09:52:43
ththさん、こんにちは

私は口腔外科医なのですが・・・
これはうちの大学の口腔外科で一番最初に習うことになります。

本当に基本的なことなのですが

基本的に「滅菌というのと消毒を区別して考えてください」ということです。

歯科の道具には様々なものがあります。

すべてを滅菌できればよいのですが、材質的にあるいは時間的に難しいものがあります。

そういったものは消毒をして治療を行います。

滅菌というのは「その器具に付着しているすべての微生物を殺滅すること」です

一方消毒というのは「器具に付着している感染性微生物の感染力をなくすあるいは感染が起こらない状態まで最小限に減らすこと」です。

すなわち、定義的に消毒がきちんと行われていれば有害な感染は起きないということになります。

世の中の歯科医院では感染予防に関してはこの考え方にのっとって
滅菌や消毒を行っています。(いるはずです)

もちろん歯科だけでなく医科の現場でも同様に行っています。

開腹手術のような高度な清潔域を必要とする場合は滅菌しなければなりませんが、口腔内のような細菌がたくさんいる場所の治療には
そこまでの必要性があるか否かは疑問です。

感染予防ができればすべて滅菌の必要性はなく臨機応変に行うべきものだと思います。

新聞やマスコミの情報は時に読み手をあおるような書き方をすることがあります。

参考になれば幸いです。

7人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答26
  • 回答者
回答日時:2014-05-23 10:30:04
名前は間違えないで下さい。

私は名前とは人格示す大事なものと考えていますので。

又、重箱の隅つつくようなコメントは止めましょう。

私は自分の考えで、自分の医院は外科主体の医院で毎日しているので、書いているようにしているだけです。

何故しているのか、専門的なことも分からないで書かないでいただきたい。

では、あなたは毎日歯ブラシ滅菌してますか?
歯ブラシには凄い雑菌繁殖しているの知ってますか?

食器もそうです。


>「コストがかかりすぎて無理なんだ」という理由はわかるのですが、「滅菌しなくても問題ないんだ、学会の指針は守らなくていいんだ」

誰もそんなことは明言していない筈です。

するべきではあり、うちとかは必ずしているのですが、何でもかんでも杓子定規にしているんですか?あなたは必ずそう言う人生の生き方しているんですか?と聞いているんです。

個人的に、私は正義を振り翳して攻撃するのが嫌いです。
オウムとかを連想してしまうので。

実態として、調査対象が30%もないモノは、何が本当なのかは不明、というのが科学的に正しい考え方です。
それを殆どの方が答えないのは、やましいだろうから、と言うのは邪推と申し上げます。

あなたがどんなに磨いて歯科医院に行っても、絶対に歯周ポケット内は磨けません。
我々プロフェッショナルですら、歯周ポケット内をブラッシングだけでプラーク除去、清掃は出来ないんです。

人は誰でも口腔内に菌を抱えていて、体の免疫力があって、全身的局所的感染を常に防御するように出来ているんです。
我々プロは、そう言う方々相手に、眼球、鼻粘膜等々から感染する危険性に曝されていて、患者さんの不意の動作等で手袋破けたりして、手指傷付けられ感染する危険性があるんです。

そういう患者さん相手に、歯科医は真面目に頑張っているんです。

そういう人々を、正義振り翳して攻め立てていい気にならないで欲しい。

分かりますか?

脛に傷を持ってない人間を探すことは不可能です。

罪を犯したことがない者、この者に石を打て、というのをご存知ですよね。
この言葉で、誰も石を打てなかった。

これが現実の世界です。

聖人君子を気取って、人を攻撃するのがお好きなようですが、私は業界の方は真面目でチャンとしている方で、悪質なことをしようとしている訳ではない、と申し上げているだけです。

そして、安い保険治療で頑張っているんだ、と言うことを何度でも申し上げます。

でも、多分我々の生きているうちにこの制度自体崩壊するでしょうね。

そうなった時には、受診出来る方も激減するでしょうし、保険自体がかなり限られる状況になるでしょう。

徐々に駄目に成って行くぬるま湯の中、素人さんである患者さんが何も分からず追い詰められている状況なんだ、と知って下さい。


今回の騒動のせいで、又業界のイメージを悪くされる状況であるからこそ、それに対しては私は擁護します。
逆に、いい気になって浮かれている時には、それじゃいかんだろうと叩きます。
ちょっと前のインプラント業界がそのものでした。

又、今回の報道である機械が物凄い売れ行きになって、生産が追い付かない状況になっているそうです。

皆さん真面目なんです。

チャンとしないといけない、と気が付いてかなりの方が動いている。

そう言うこと知らないでしょう?

この調査をした後輩と読売新聞は何を目的として、この報道をしたのでしょう?

考えたことがありますか?


綺麗ごとを言うのは簡単です。

私は現実の話をしているんです。

あなたの希望は、皆が皆そうですね、滅菌しなければならないですよね、困った問題です、と同調することなのでしょうが、我々の業界を端から斜に見る方からの意見に関しては、そうではない、真面目に頑張っているんだ、と言う話をしているだけです。


そして、そういう歯科医がご希望ならどうぞ探して受診されて下さい、ということです。

但しです。

そこで100%保険とかの希望とかは医療側が可哀想なので、止めていただきたい。

治療すればするほど赤字なのは、皆さんが書いている通り、だからです。

患者さん側が選択すれば良い、と私は答えます。

タービンとかの機器を年中加熱滅菌繰り返していたら、間違いなく直ぐに傷みます。
となると、メーカーは売れますから、嬉しいでしょうね。

そう言う臭いを感じるから、私は後輩に文句を言います、と明言しているんです。

メーカーの手先になることを、私は堕落と呼びます。

真面目な後輩なだけに、そうではないやり方があっただろうに、と残念です。

そうではないやり方とは、セミナーとか学会とか開いて、業界にこうしていただきたいと言う行動が先に来るべきだったのではないか、とかです。


最終的には、患者さんが選択されれば良い、と私は明言します。


人気の歯医者が、そこまで手が回らないだろうことも想像に難くありません。

15〜20分で1人治療とかしているんですよ。

ユニット3台で、8時間治療だと、タービン90本位いることになります。

午前午後で半分に分けて滅菌してても40本以上です。

1本幾らだかご存知ですか?

幾ら安くても10万弱はしますし、良いモノなら倍はします。

エンジンとか全て入れたら?

普通のユニットでは3本位は最低付いていますから、120本以上、掛ける10万は?

1200万以上お金が掛かる、と言うことですよね。

おいそれとできる投資ではないことをご理解出来ますか?

更に、滅菌器買い足すことになるでしょうし、現実ある機器は生産が間に合わない状況です。

もし真面目に、ちゃんとしようとしたら、かなりの歯科医院は閉院することになるでしょうね。

そうしたら、誰が困るでしょうか?

私は国民の皆さんだと思います。


患者さんは、日本という国が綺麗で滅菌とか行き届いている状況と信じたいようですが、現実にはまだまだ野戦病院みたいなものなんです。
その中で何処まで求めるんですか?なんです。

その認識の差が我々とあなたでは凄くあるでしょうね。

野戦病院状態の患者さん相手に日々頑張っている、と理解して下さい。


そうではない方も増えているでしょうし、そうではない医院も増えているでしょう。

そう言うことを全て一括りにして論じて、上段から切り落とさないで欲しい、と言っているんです。

だから、患者さん自身も相当に口腔内を綺麗にして受診する習慣から、とお願いしているんです。

人から感染させられる恐れを抱くなら、自分も人に移さない、風邪引いたらマスクをするとか、外出から帰ったら手洗い、嗽をするとか、です。

為さっていますか?

人に高いレベルを求めるなら、まずご自分から始める。

人はそうそうは変わりませんから、自分から変える。

世の中が変わって欲しいなら、自分からスタートする。

患者さんの意識が変わって、滅菌を強く求めるなら、治療費外での負担金制度を認めていただけるようになれば良いと、私は思います。


そして、患者さんご自身も野戦病院状態のお口ではないように生活習慣を身に付ける。


繰り返しになりますが、私の医院は外科が主体で毎日手術している医院なので、滅菌とか凄くうるさくて全部チャンとしていますし、オゾンでの滅菌までしているのですが、それを他の医院にまでやれ、とは言えません。

逆に差別化出来て有り難い、と思っている位です。

それぞれの事情の中、頑張っているんだ、と言う最低限のことはご理解下さい。

後は患者さんの選択でしょう。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答27
  • 回答者
回答日時:2014-05-24 15:34:22
24日の読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140523-00050195-yom-soci


> 歯科医療機関で歯を削る医療機器が滅菌せずに使い回されている問題で、厚生労働省は、滅菌を求めた日本歯科医学会の指針を徹底するよう日本歯科医師会に近く通知することを決めた。

>  歯を削るドリルの柄の部分を滅菌して交換するルールの徹底を求める。また、歯科医療機関への指導・助言にあたる都道府県にも指針の内容を改めて伝える方針だ


とうとう厚労省が動きましたね。

たぶん、これで普及は進むと思いますよ。


ただ、財源の後ろ盾がないが残念ですが^^;



これで解決でいいですかね!?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ththさん
返信日時:2014-05-24 16:12:18
お返事ありがとうございます。

松元先生
お名前の件は大変申し訳ありませんでした。
今後注意いたします。

>専門的なことも分からないで書かないでいただきたい。

私は素人です。
専門的知識はありません。
ここはそのような素人が専門家の方々に相談するサイトかと思っております。
しかし、これ以上意見を書き込むのは適切ではないようなので、投稿は終わりにします。
いろいろと意見を書いていただきありがとうございました。


沢辺先生、畑田先生
実際問題、全患者に最高レベルの対応を求めるのは困難なことは承知しております。
一患者として歯科医師の方々に求めるなら、守れない非現実的な指針はやめて、守ることが可能な必要十分な指針を出してもらえたらわかりやすいと思います。
学会が指針を出していたら、それを守っているものだと勘違いしてしまう素人は多いと思いますから。


井野先生
でも多くの先生方の意見を参考にすると、守れない指針なのだから実際はかわらないのかな?と思います。
だから解決策としては、指針の方を変更して守れる指針を作る、そしてその指針は守る、ってことにすればいいのではと思います。
完全に素人の浅知恵ですが。

多くの先生方、ご多忙の中投稿していただき、ありがとうございました。
回答 回答28
  • 回答者
回答日時:2014-05-24 19:14:45
解決ずみなんですが、やっぱり厚労省なんだなと思って

>> 歯科医療機関で歯を削る医療機器が滅菌せずに使い回されている問題で、厚生労働省は、滅菌を求めた日本歯科医学会の指針を徹底するよう日本歯科医師会に近く通知することを決めた。

歯科医師会に入っていないと結構無視されますね行政から。例えば愛知県でもこんなものがあります。

http://www.pref.aichi.jp/0000049189.html

ちゃんと県民税ほか納税しているから貰えるかなと思ったけど愛知県にはありませんでした。

回答 回答29
  • 回答者
回答日時:2014-06-01 15:36:43
ththさん、お休み中に解決になってしまいましたので、「指針」について、誤解があるようですので、追加を書かせていただきます。

ちょうど、このお休み中に、適切なガイドライン(指針)の作製についての、セミナーを受けてきました。
ガイドラインを作る立場としてのお話を聞いてきましたので、そこで得た情報からお話しします。


1)医療用ガイドラインの定義の一つとして「ここの状況に応じて医療従事者の判断に基づいて適用するもので、強制するものではない」ということです。

つまり、必ずしも守らなければいけないものではなく、指針をもとにして、最終的には歯科医師が判断するということです。
これは、日本の歯科だけでなく世界的な医療界全般の標準の考え方です。

一般の方からすれば「守れないものなら作らない方が良い」という意見もあるかもしれませんが、現在の世界標準として、「強制しない」という前提で作られています。
もし、「強制する」となると、内容は全く変わってくると思います。

今回の厚生労働省の通知も、「歯科医師」ではなく、歯科医師が全員所属するわけではない「歯科医師会」に対して、しかも、「使用を義務づけるもの」ではなく「指針を徹底する」という「通知」です。
厚生労働省も、もし使用を強制するつもりなら、強制されることなく、現場の歯科医師の判断に任される指針の徹底を、歯科医師会に通知するのではなく、「歯科医師」に対して「通達」等の強制力を持ったものを出すということになるでしょう。

今回の通知では、今まで通りで強制するものではないということです。


2)現在、日本の歯科の分野で作製されているガイドラインはほとんどが適正な手順を踏んでおらず、学会の会員の総意ではなく、一部の作成者の意見となっています。

3)多くのガイドラインが、適正な根拠が示されておらず、科学的に曖昧な内容になっています。


上記の二つの点から、指針の内容が必ずしも正しいわけではないということです。

回答 回答30
  • 回答者
回答日時:2014-06-01 15:38:01
一応誤解の無いように補足をさせて頂きますが、

「指針だから守らなくてよい」というわけではなく、
「指針はあくまでも指針であり、最終的な判断は歯科医師に委ねられている」

ということですので、ご留意ください。

今回こうした情報が出たことで、
これまで以上に一般の方も医療関係者も
滅菌というものについて考えるきっかけになったと思いますので、
その点では良かったのではないかと思います。




タイトル 歯削る機器、滅菌せず再使用7割…院内感染懸念(新聞記事について)
質問者 ththさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 材料・機材関連
その他(歯科治療関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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