歯列矯正の仕上がりと矯正後の倦怠感について

相談者: はのなやみ。さん (35歳:女性)
投稿日時:2014-06-01 21:48:34
はじめまして。

矯正治療について相談させていただきたく、投稿いたします。

3年前に矯正治療を開始しました。
抜歯希望でしたが上顎のスペースが足りず、上顎4番2本を抜歯しました。
下顎は歯を削ることで上顎と釣合いを取ることができるとのことで、抜歯していません。

抜歯後、約2年半ブラケットを装着して歯を移動させ、昨年末からマウスピースに移行しました。


(1)矯正の結果について、これで矯正(移動)終了なの?という疑問を感じています。

もともと上の歯が上顎に収まりきらず、八重歯状態だったこと、下顎は前歯が重なってしまっていたことと、右の5番から7番当にかけて内側に倒れこんで舌を圧迫していたため、これらを解消するために矯正を始めました。

上下とも歯の重なりはなくなりましたが、

@上の歯は全体に右側が下がっているような感じがします。

A下の歯は前歯の重なりは無くなったものの、1番と1番の歯の中心が上の歯と1本分ずれています。

Bまた、奥歯は傾斜したままなので舌への接触も解消されていません。

C下の歯は抜歯しなかったため、前歯の噛み合わせが下の歯が少し前に出ている(受け口)状態になってしまっています。

これで矯正(移動)終了として良いものなのでしょうか。

矯正前より顔が歪んできているような気がして、それもとても気になっています。

ブランケットはもう外してしまったのですが、改めて歯を移動させてこれらのことを解消することは出来るのでしょうか。

また、これらを解消するため、治療のやり直しを歯科医に相談することは失礼には当たらないでしょうか。


(2)マウスピースに移行後、ひどい倦怠感を感じるようになりました。

@マウスピースを外したときに特に、口の中で歯の置き場が分からないような収まりの悪さを感じます。

A先生は奥歯は噛み合っていなくてもOKとおっしゃっていたのですが、物を噛んでも空振っているような、うまく噛めてない感じがするので噛む動作が疲れます。

B口を開け閉めするとこめかみのところからミシミシと音がします。

Cこれらが影響しているのか分かりませんが、頭から肩に掛けてすごく凝りを感じます。
倦怠感も強く、体に力が入らず、すぐ疲れてしまい困っています。

一番つらいのは倦怠感です。
娘と遊んでやれないし、仕事にも集中できません。
歯並び噛み合せが原因ではないかと思ってしまうのですが、関係はあるのでしょうか。


次回、受診する時に先生に不安に感じていることを相談したいと思います。
先生にどのような点を尋ねればよいか、アドバイスいただければと思います。よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-01 22:45:47
こんばんは

まず今の状態を聞いていますと、非抜歯希望との事ですが、この矯正治療自体がセファロ分析をした段階で上下の抜歯ケースだったとするとそもそも矯正をしっかりやっていくのが難しいケースだったのではないかと思われます。

受け口の状態と言う事は上顎の歯列と下顎の歯列のバランスが悪くなっている可能性が高いので治療のやり直しを相談する事は良い事だと思います。

(2)に書いてある事を考えると矯正治療により噛み合せが悪くなり、奥歯が噛み合なくなったから噛み合わせが低くなり、顎関節に異常がでてきてしまっている可能性があります。

顎関節治療・噛み合わせが分かる先生に一度診察を受けたらいかがですか??

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-02 16:26:02
はのなやみ。 さん、今日は。

文面からだけの情報で推察すると、最初の治療計画から疑問を感じます。
最終的な仕上がりも、ご自身が満足いくものではないようですね。

まずは、今おかかりの先生に、今の不満点をおっしゃられて、もう少し詳しく説明を求められてはいかがでしょうか。

説明に満足できない、又は、現在の先生にこれ以上治すすべがないということでしたら、他院を受診され、他の先生の意見も聞いてみられてはいかがでしょうか。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-06-02 17:46:15
「上顎の歯は右側が下がっている」
「右下奥歯は舌側(内側)傾斜のまま(整直出来ない?)」
「上下の正中が一致しない」

非常に難しいケースであった可能性も感じます。

担当の先生とは、今一度よく話し合われてみてください。
但し、審美的に完全に満足されるのが難しい場合はありうるかもしれません。



尚、はのなやみ。さんのケースで適切だったかどうかの判断は、この場では出来ませんが、上顎のみ抜歯の治療方針はよくありますよ。

例えば、ご自身の正面写真を見られて、他に何か感じられる事は無いでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はのなやみ。さん
返信日時:2014-06-02 21:44:45
日高先生
ご返信ありがとうございます。

治療のやり直しは下顎の抜歯を含むのでしょうか。

既に歯を削ることで下の歯を内側に矯正しているので、受け口といっても上下の歯が丁度重なるか若干下の歯が前に出る程度です。

今の状態で下の歯を2本抜歯すると下の歯がかなり内側に引っ込んでしまうか、歯と歯の間に隙間が開いてしまうような気がして、不安です。

物心ついたころから歯並びが悪かったので、奥歯が噛み合っている状態というのが正直よくわかりません。

噛み合せの分かる、別の医院を探して受診することも検討したいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はのなやみ。さん
返信日時:2014-06-02 21:47:04
小牧先生
ご返信ありがとうございます。

最初の治療計画で非抜歯を希望したのが間違いだったのでしょうか・・。
下顎が貧弱なので、抜歯をしてしまったときに顔がげっそりした風にならないか不安で、抜歯にためらいがあります。

噛みあわせの不安もありますので、担当の先生と話し合って他の医院の受診も検討したいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はのなやみ。さん
返信日時:2014-06-02 21:48:43
藤森先生
ご返信ありがとうございます。

正面写真を見ると右目より左目の位置が少し下がっています。
口は逆に左上に少し歪んでいます。
加齢が原因かも知れませんが、矯正前に比べてほうれい線が目立つようになりました。

口を大きく開けて見ると、右奥歯の位置が反対側より少し前にずれ込んでいる感じがします。
歯というより、顎が歪んでいるのでしょうか。

上顎のみ抜歯治療方針がレアケースではないと知って、少し安心しました。

治療を開始する当初、担当の先生からは上下4本の抜歯を勧められましたが、私の希望に沿って、より抜歯本数の少ない上顎のみ抜歯を選択して下さいました。

その際に難しいケースとはおっしゃっていませんでしたが、先生とよく話し合いたいと思います。
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-06-02 23:51:20
正面写真の左右側は、(向かって・・でなく)実際の左右でしょうか?

もしそうでしたら、そして仮に左右の目を結ぶラインを基準に取るとしたら、確かに右の奥歯がより下に位置し、主咀嚼側は(少なくとも元々は)左側だったと推測されます。

レントゲン写真では、顎関節下顎頭)の大きさに左右差があると思われます。(上記が正しいとすれば左がより小さいかと)

元来の形態下で、それなりにバランスの取れた機能が形成されていたのに、おそらくは審美目的に、その形態を変えたことによる(多くは一時的な)症状かとも推測します。

治療の審美的ゴールをよく話し合われてください。
個人的意見ですが、左右対称性はある程度妥協される方が宜しいかと考えます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はのなやみ。さん
返信日時:2014-06-03 00:46:03
藤森先生

再度ご返信ありがとうございます。

正面写真の左右は実際の左右です。

まさに、主咀嚼は左です。

今は左右バランスよく噛むように心がけていますが、意識していないとつい左でばかり噛んでしまいます。
長年の癖のせいか右で噛んでいると疲れてしまい顎が開きづらい感覚を覚えます。
成長段階で顎の大きさに差が出てしまっているのですね・・・。

思い返せば、担当の先生も歯並びは悪いなりに噛み合わせはバランスが取れているとおっしゃっていたような気もいたします。

矯正審美的な目的ももちろんありますが、第一は健康です。
ずっと噛み合せがあっていない(と思っていた)ことがコンプレックスであり不安でした。

自分に子供が産まれた事で、その成長を見守るためにも健康でありたいと強く思うようになり、長年躊躇していた矯正をしようと決心した次第です。

それが倦怠感を感じるようになり、矯正が原因ではないかと不安でした。
症状の多くが一時的なものとおっしゃっていただき、大分緊張がほぐれました。

明日、診療の予約をしています。
先生に不安に思っていることを伝え、しっかり話しあいたいと思います。

親身に相談に乗っていただきありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-06-03 07:59:04
はのなやみ。さんのケースで、意図的に右で咀嚼しようとする事は危険を伴う可能性が推測されます。
(成長発育期など両側での咀嚼訓練が有効となるケースはあると思いますが、必ず、歯科医師の指導の下で行われるべきだと思います)


そして症状が軽減・消失するとすれば、「矯正治療後、歯列形態の、ある程度の後戻り」と「その形態なりの(新たな)機能構築」かなと思っています。(個人的な考え)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はのなやみ。さん
返信日時:2014-06-03 21:55:24
藤森先生

咀嚼側と反対の歯で咀嚼しようとすると、危険を伴う可能性もあるのですね、驚きました。

無理はしないようにいたします。
ありがとうございます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はのなやみ。さん
返信日時:2014-06-03 22:02:57
ご返事いただきました先生方
ありがとうございました。

本日、担当医師と、「倦怠感があること」「噛み合せ」「矯正の仕上がり(ゴール地点)」について相談をしてまいりました。

矯正の仕上がりについては、これ以上の矯正は現実的ではない。
奥歯のずれを治そうとすると5年以上の長期間の矯正と追加で80〜100万円の費用が掛かるし、そこまで面倒見られない、との回答でした。

倦怠感については、先生もある程度想定されていたようで、マウスピースがストレスになって歯を食いしばっていることが原因だろうとおっしゃっていました。

結果、マウスピースによる保定は中止し、歯の裏側にワイヤーを取り付けて移動しないよう固定することになりました。
ワイヤーは2週間後に取り付ける予定です。

噛み合せの不調については、右側の上3番と下4番をそれぞれ少しずつ削って右奥歯が噛み合うように調整していただきました。
まだ上下の前歯同士が当たっていることや他にも違和感もありますが、様子を見ながら進めましょうとのことでしたので、それに従いたいと思います。

最後に、噛み合せについて他院で「セカンドオピニオン」を受けてもよいかと質問しましたが、他の医院の診察を受けるのは患者さんの自由なのでどうぞ、という回答でした。
セカンドオピニオンとはそういうものなのでしょうか。

現状、優先して解消したいのは何と言っても「倦怠感」なので、マウスピースの使用中止と接触していた歯を削った後の様子をみてから、他院受診、矯正のやり直しについても候補に入れつつ検討したいと思います。


ご回答、とても参考になりました。
どうもありがとうございました。



タイトル 歯列矯正の仕上がりと矯正後の倦怠感について
質問者 はのなやみ。さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 矯正で抜いた・抜く予定
抜歯:4番(第一小臼歯)
歯列矯正の治療法
歯列矯正のトラブル
歯科と全身疾患その他
回答者




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