[写真あり] 左下5番、歯根の間の炎症で抜歯を提案されています(海外)

相談者: BECKさん (40歳:女性)
投稿日時:2014-06-04 23:22:40
初めて投稿させていただきます。
私は現在、海外に在住しています。

先日、左下5番の歯に鈍い痛みを感じ歯科に診てもらったところ、歯根の間及び左歯根の先に炎症があることが分かりました。

この歯は20年ほど前に治療し、金属のクラウンをかぶせています。
痛みは2日で引きましたが、炎症はかなり進んだもののようで歯の内側に深い歯周ポケットができています。

既に残っている歯の部分が非常に少ないこと、歯根の間の炎症が大きいことなどから、抜歯してインプラントにすることをすすめられました。

歯を残す治療をしても、炎症が完治するかは保証できないと言われてしまいました。

私としては、海外でインプラント治療を受けることに不安があるため、できれば歯を残したいのですが、やはり長期的視点から見て難しいのでしょうか?

問題の歯のレントゲン写真を添付しますので、アドバイスをいただけると大変有難いです。
どうぞよろしくお願いします。

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-05 03:53:55
こんばんは。

残存歯質が少なくなっているのと、根分岐部炎症が原因と見られる骨欠損があるため、抜歯を勧められていて迷っていらっしゃるわけですね、お気持ちよくわかります。

レントゲンを拝見いたしましたが、歯質が少ないことについてはエクストルージョンで解決できそうに思います、また分岐部の炎症による骨欠損については炎症の原因を特定すれば自ずと治療の方法決まってくるでしょう。

したがって先ず炎症の原因を探るのが保存するためには必要だと思います、おそらく現在の主治医はそれができないのかそれともやる気がないのかのどちらかではないでしょうか。

もしいくら探っても原因が特定できなければ、抜歯して直接歯根の状況を診査れば見つかると思います。

個人的にはインプラントよりご自分の歯を保存なさったほうが、長期的にはトラブルの種を抱え込まなくてもいいように思います、要はそのような対応をしていただけるDrを探せるかどうかでしょう。

昨今世間では再根管治療もせずにいきなり抜歯してすぐにインプランをを勧める傾向が多いように常々感じています、憂慮すべき事態です、歯科医はもっと歯の保存に努力すべきだと思います。

エクストルージョン http://yamadashika.jugem.jp/?cid=106
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=106

参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: BECKさん
返信日時:2014-06-06 03:33:46
山田先生、お忙しいところご回答いただきどうもありがとうございました。
詳しい説明をいただき大変感謝しております。

エクストルージョンという方法があるということは初めて知りました。
もう少し情報を収集し、自分の納得のいく治療をしてくれる歯科医を探していきたいと思います。

海外在住の者にとって、このように日本の先生に直接アドバイスをいただけることは非常に心強いです。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。



タイトル [写真あり] 左下5番、歯根の間の炎症で抜歯を提案されています(海外)
質問者 BECKさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(写真あり)
海外その他
エクストルージョン(歯根廷出)
根分岐部病変
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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