5年生。将来の外科矯正の為に大学病院へ転院を勧められた

相談者: たもさかさん (43歳:女性)
投稿日時:2014-06-07 11:31:15
反対咬合の為、小学1年から矯正治療を続けている、現在小学5年生の娘がおります。

装置を上下に付け、下顎の成長を抑えるためにチンキャップを寝るときだけ使用しております。

5年に入り背が急激に伸びたと同時に、下顎も出てきてしまいました。
チンキャップを時々怠けてしていなかった事もあります・・・
(先生に報告済)。

今お世話になっている先生(以後N先生)から、

「将来的(15〜18歳ぐらい)に外科手術をする必要があると思われます」

と言われました。

今の矯正だけでおさえていく矯正方法と、将来外科手術をする為の矯正方法が根本的に違うため、すぐに大学病院に転院を勧められております。

でも、娘も私も手術まではしたくないという考えです。


また、4年間通院し○十万の治療費を払ってきています。
その歯科は、4年以上かかった場合はそれ以後の治療費を払わないでもいいという良心的な歯科で、先月やっと払い終わったところです。



手術まではしたくない・・・という考えや、今の治療を続けて欲しいという考えもありまして、大学病院に転院する前に、大学病院で説明を受けてからどうするか考えたいと申し出ましたが、

「特殊な症例なので、最初から教授に担当医を頼みたい。
紹介状ありで説明を受けた後にやっぱり大学病院での治療はやめますと言われては、紹介する私も困るので、説明を受けに行く時は転院を決めてからでなければ困る」

と言われました。

「どうしても説明を受けてから考えたい場合は、紹介状無しで初診で言って説明を受けて下さい」

と言われました。


お金に余裕があり、どこに行っても治療費が払えるという家庭状況ではありません。
この娘以外にも3人が同じ歯科で矯正をしております。
とてもお金に余裕はありません。


@これから大学病院にいくらかかるのか(保険適用ではないですよね・・・)

Aどうしても転院しなくてはならないのか

B今の治療では無理なのか

Cまだ決められない将来の外科手術の為に今から大学病院に転院が必要なのか

D矯正方法はそんなに違うものなのか

わからず悩むばかりです。

娘の為に矯正を続けておりますが、この先どうすればいいでしょうか・・・


ご意見を伺えればと思います。
N先生に返事をする期日が迫っておりますので、至急お願いできればと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-07 11:35:59
たもさか さん、こんにちは。

>『どうしても説明を受けてから考えたい場合は、紹介状無しで初診で言って説明を受けて下さい』と言われました。

せっかくそう言ってくださったのでしたら、大学病院で一度ご相談になってみてはいかがでしょう。

机上の空論でモヤモヤせず、大学病院での説明の上で、お考えを纏めてみてはいかがでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たもさかさん
返信日時:2014-06-07 12:16:39
早々のご回答を頂きありがとうございます。

N先生から、

「紹介状なしで説明を聞きに行った場合は、教授以外の担当医になり好ましくない。

その後に大学病院に決めても、初診時の先生が担当医になり、教授は助言・判断に加わるのみなので困ることになると思う。

娘の場合は特殊なので、私(N先生)は教授に頼みたい」

と言われ、断られております。



今の状況は、

『大学病院に行く前に、大学病院に転移する決断が必要』
『大学病院に行く時は、転院をすると決めて治療を受けに行く』

ということです。
大学病院には、N先生のところでつけた矯正装置を全て外して、ゼロの状態で行くようになるそうです。


また、自分で初診で行く場合、大学病院でレントゲンなど色々な検査の後での判断となるので、検査料5〜8万が別にかかること。
また大学病院に頼まない時は無駄な費用になることも悩む原因です。


レントゲンや資料も無く、娘の今の状況や私の説明だけで大学の先生は判断出来るものなのでしょうか?

どうするか返事をしなくてはいけないので、こちらで相談しております。

セカンドオピニオン的なものは、矯正などではないのでしょうか・・・

手術の必要があると思われる反対咬合は、普通の矯正では成長をおさえていくことは無理なのでしょうか?
手術に向けた矯正と歯列矯正では治療方法が違うのですか?


今は、寝る時だけでなく家に居るときはずっとチンキャップをつけて生活しております。

もうしばらく様子を見えてからの判断はお願いできないでしょうか?
今、小学5年生です。

以前、女の子は生理が始まると顎の成長が止まると聞いたことがあります。
まだ始まっておりませんが、もうそろそろだと思います。



また、後日にN先生から、

「手術が必要かどうかは誰にも分かりません」

と言われ、余計に悩んでいます。

「大学病院に行って手術をしなくてもいいかもしれない」

とも言われております。
今はなんともわからないと・・・
ただ、資料を見て、N先生が判断しているそうです。

こちらで相談しても、転院するかどうか決めるのは私たちだと思っております。

ただ、治療方法などの知識を持っている方々から、

@特殊な反対咬合は、歯列矯正とチンキャップでの治療では無理なのか

Aまだ決められない将来の外科手術の為に今から大学病院に転院が必要なのか

B矯正方法はそんなに違うものなのか

教えていただければと思います。


上記のように費用の問題もありますので、初診で診て頂くのは断念しなくてはいけない状況です。
大学病院に行く時は転院を決めてからという前提に今たっています。
回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2014-06-07 14:15:29
たもさかさん、こんにちわ。


下顎前突の治療は、下顎がどれくらい成長するかによって、その先の治療が異なります。

小さい顎を大きくなるように成長を誘導することはできますが、大きい顎を小さくする手段は、現在の医学では手術以外不可能です。

治療の際は、なるべく下顎が大きくならないように、または上顎が大きくなるように治療することが多いですが、身長がどれくらいまで大きくなるかわからないように下顎もどれくらいまで成長するかわかりません。

また、女の子の場合、初潮の数年後にほぼ成長が止まりますが、その後も成長することもあり得ます。(個人差)


また、治療は成長し続ける下顎に合わせて、上の歯を移動させることになります。

下顎の成長が旺盛であれば、下顎に合わせて上の歯を出し続けることになる追いかけっこになってしまうので、あまり触らずに成長終了後に手術を併用した矯正治療(この場合は保険適応)に切り替えることもあります。


この場合の保険による矯正治療は、自立支援・顎口腔機能施設である必要があります。
(下記URLの顎に○、)
参考:http://www.jos.gr.jp/facility/file/facility.pdf

自分もなるべく手術を回避したい思いながら治療していますが、旺盛な成長は止めることが難しいです。


そのため、担当の先生もそのような可能性を考えて、大学病院への転医をすすめたのではないでしょうか?
もちろん、成長次第では担当の先生のおしゃる通り、手術を回避できるかもしれません。


大学の担当医の問題は、大学によって方針が異なるので、わかりません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たもさかさん
返信日時:2014-06-07 14:57:58
伊藤先生、とてもわかりやすく丁寧なご回答を頂きありがとうございます。

娘は今小学5年生です。
先生のおっしゃるとおり、上の歯を出す矯正治療と下顎の成長を抑制するチンキャップを併用しております。

身長が伸びた時期に、時々チンキャップを怠けていたことも、今回急に下顎が出てしまった原因だと思います。

今は反省し、家で居るときはずっと装着しております。


私たちが考えるこれからの方針ですが・・・

今すぐに大学病院に転院するのではなく、成長終了後に手術を併用した矯正治療に切り替えることはできますか?

15〜18歳まで今までの矯正とチンチャップで様子を見て、できる限りの治療をN先生にお願いし、将来本人が手術をしたいと希望すれば、その時に大学病院に転院させていただきたいと思っているのですが・・・

成長過程の矯正の仕方は、大学病院と町の歯科の違いで、今後の発育に大きな違い・影響を及ぼすのでしょうか?

反対咬合を伴う額変形症」は町の矯正歯科でも、成長終了まではできる限りの矯正は可能ですか?
それとも大学病院の方が成長を抑える治療に向いているのでしょうか?

可能性を考えれば、すぐに大学病院に転院したほうがいいのでしょうか?


歯科医師の立場からからみたお考えをお聞かせ頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2014-06-07 19:00:10
たもさかさん、こんばんわ。


反対咬合を伴う額変形症」の診断のもと、保険矯正治療を行う場合、矯正歯科は自立支援・顎口腔機能施設である必要があります。

自費の場合であれば、自立支援・顎口腔機能施設でなくても矯正治療はできると思います。

手術の可能性を考えるならば、自立支援・顎口腔機能施設の方が良いかもしれません。
(上記PDFが自立支援・顎口腔機能施設のリストです)


成長観察を、今お掛りの矯正歯科で行うのであれば、途中でブラケットを外す可能性があります。

理由としては、
・上記の答えの下顎の成長と上の歯の移動の追いかけっこになる
・成長終了まで装置を付けていると、装置を付けている期間が長くなりすぎる
などが考えられます。


顔貌や口腔内の現状がはっきりとわからないため、ざっくりとしたことしかお答えすることができません。
カウンセリングのみの時間を作ってもらい、返信2に書かれた内容を担当の先生にお聞きになるのが良いと思います。




タイトル 5年生。将来の外科矯正の為に大学病院へ転院を勧められた
質問者 たもさかさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 子供の歯列矯正
外科矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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