ラバーダムで無菌状態にしているのに口内吸引された (欧州)

相談者: 母はハハハさん (35歳:女性)
投稿日時:2014-06-12 04:52:31
当方、ヨーロッパ在住です。

以前日本で根管治療してもらった歯に根尖病巣があり、こちらの国の根管治療の専門医に治療してもらいました。

ラバーダム着用、マイクロスコープ使用、途中で何度もレントゲンで確認しながらの治療で、とても良くしてもらいました。



が、一つ治療中に気になった事があります。
途中、ラバーダムを半分開けて、レントゲンを撮る際に、助手の方が一度、軽く口内を吸引しました。
(ちなみに唾液などは溜まっていなかったので、親切心でやって下さったのでしょうが、全く必要無かったです)


せっかくラバーダムで無菌状態にしているのに、口内を吸引して良いのでしょうか?
その器具で引き続き治療中の歯の周辺の吸引をしていました。



怖くて先生には聞けませんでした。
どうかご回答いただければ嬉しく思います。
宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-12 05:41:44
おはようございます。

根管治療ラバーダムを外したことが気になっているようですね、先ず根管治療を無菌環境ですることはできないと思います、ましてや根管内を無菌状態になどできないでしょう。

根管治療を成功させるために必要なことは根尖まできれいな根管形成をすることと根管形成した根管内に緊密な根管充填をすることだと個人的には考えています、この二つができていれば根幹治療は成功すると思います。

もし不安があるようなら半年間経過観察をして症状が取れたのとレントゲンでの確認をすればはっきりします。

ここの回答者のほとんどはラバーダムを推奨あるいは使わないDrを根管治療失格者のように味噌くそに非難しますが私は関係ないと思います、要は治ったかどうかがいちばん重要です、そしてこれは半年もすれば結果はでます。


ちなみに以前ラバーダムの要不要について論争になってあるDrが私に宣伝費だと思って使えばいいといったのでしぶしぶ使い始めましたが必要の無いものを使い続けるのはいやになって半年くらいで使わなくなりました。

必要であれば使うことはありますが下顎7番くらいでしょうか、それも目的は唾液の浸入防止のためで無菌状態を維持するためではありません。



>せっかくラバーダムで無菌状態にしているのに、

無菌状態になどできないと思います。


>口内を吸引して良いのでしょうか?

必要があればすることにはなります。


>怖くて先生には聞けませんでした。

どんなDrか判りませんが何でも率直に聞けるDrのほうがいいように思います。

半年経過観察をすれば結果はでてきます、心配であればやり直しをしてもえばいいと思います。


感染根管治療 http://www.yamadashika.jp/infection.html

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-12 09:49:24
こんにちは、
個人的には「無菌治療」とか「無菌根管治療」とは言葉自体に非常に違和感を覚えます。
 
歯科治療において無菌状態を作るのはまず120%不可能ですし、無菌状態を作るのであればまず術者の手から無菌を作れない限り、無菌状態に持って行くことは不可能です。




>途中、ラバーダムを半分開けて、レントゲンを撮る際に、助手の方が一度、軽く口内を吸引しました。

私もよくやりますよ、母はハハハさんとは違い、唾液が喉の奥に溜ると苦しいとおっしゃる方が大勢います。

一昨日も耳鼻科から歯性上顎洞炎の疑いが強いという患者さんの治療を行いましたが、この患者さんは鼻で呼吸することが出来ずに絶えず唾液を吸い取りながらの治療でした。


その際、唾液がバキュームに付着しますが、毎回新しいバキュームには代えていません。

アルコールで拭く程度です。

それでも私は問題を起こすことはないと思います。

何故かと言えば、ラバーダムの上で吸っている次亜塩素酸Naは非常に殺菌性が高く多少菌が付着した所で殺されるだろうと推測出来ます。



>せっかくラバーダムで無菌状態にしているのに、 口内を吸引して良いのでしょうか?

はたして全ての器具は無菌の状態なのでしょうか!?

また術者の手の菌は!?
(無菌グローブも存在しますが、開封して患者さんを触った時点で無菌は維持できません)

前の患者さんを治療した際に飛び散る空中をさまよい、空気の流れで落下してくる菌はどう処理するのか!?

チェアーのホース内で繁殖しているバイオフィルムは!?

 
無菌を達成させるのは、まず無菌室での治療というのが前提になります。

 

ラバーダムですが、これは無菌状態を作る為に行うものではありませんからね。

私のラバーダムの目的は事故を未然に防ぐ意味合いが大きいですね。
(器具を誤嚥させない、薬液を口に落とさないなど)

 
またラバーダムは術中の1時間程度、菌に感染させるリスクを下げる程度のもので、1日の残りの23時間は仮封や、隔壁の精度が非常に重要になります。


ですので、今回の問題はあまり気にしなくていいと思いますよ。


 
より理想を追求するのであれば、そういった部分にも配慮すべきでしょうが、それをしたからと言って個人的には成功率が飛躍的にあがる訳ではないと思いますし、莫大な治療費になってきてしまいます。
(チェアーから全てディスポ―ザルで1本の歯の治療の1000万出せるなら話は別です。 
ただ、資源の無駄遣いで終わりますが^^;)



何しろ我々が治療出来る神経管の体積は6〜7割程度なので、一度奥の方にに入られてしまった細菌に関してはどうすることも出来ないのが今の医学です。
(つまり感染根管において無菌とは夢物語)

歯の無菌を達成させるには、歯を抜いてしまうのが、一番菌を減らせる方法にはなりますけどね^^;
 

気になれば先生にさらっと聞いてみてください。

「心配ないよ」と返事があるはずです^^


おだいじに

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-06-12 10:06:36
ラバーダムの目的は無菌状態を作ることではなく、そこそこ清潔な環境と、安全な環境を作ることにあります。

ラバーダムを装着したとしても歯の周囲は不潔です。
それでも、唾液がべちゃべちゃと付着する状況よりは治療は行いやすいのでメリットがあります。


また、根管治療ではさまざまな小器具や薬品を使いますから、それらが口腔内に落ちてしまわないようにする意味で便利です。


唾液の吸引で不潔に・・・と考える必要はないです。
それほどシビアに無菌状態を作れているわけではないのです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-06-12 13:29:57
母はハハハさんは医療関係の方でしょうか?

なかなか鋭い視点かと。

ラバーダムの中を清潔域と考えるとそれ以外の口腔内は明らかに不潔域ですから、そのどちらにも同じ器具を使用するのは清潔域と不潔域を区別するという手術の原則から外れます。
母はハハハさんのおっしゃる通りです。


これは滅菌とか無菌とは異なる手術の大原則ですから、根管治療の術野を清潔域と考えるのなら区別しなければいけないはずですが、(根管治療の専門医といえども)実際に行っている医療機関は少ないんじゃないでしょうか。

しかも歯科用ユニットは通常、吸引装置は2系統ありますので、ょっと不便を我慢すれば、今すぐにでもおそらくすべての医療機関で実施可能です。


ただ私個人は、歯科治療のほとんどは無菌とは程遠い、細菌まみれの手術と考えていますので、吸引装置程度の誤差は予後には影響はないとの判断から、吸引器具を分けてはいません。
(手術の原則からは外れてますので、褒められたことではもちろんありません)




話はそれますが、患者さんが医療機関を選ぶ際に、こういった視点からきちんと感染予防に気を配っているかといった判断をするのは悪くはないかもしれません。

高額な滅菌機器を使っていることよりも小さくて地味なことをきちんと行っている人のほうが感染予防は何が大切かを理解していないはずはありませんので。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-06-12 13:59:25
バキュームに付いた唾液が根管内に入る可能性は低いと思います。
それはバキュームで唾液を吸った後も引き続き吸引しているからです。


森川先生が書かれた二系統のうちの一つがバキュームでもう一つは排唾管の時とバキュームの時があります。
排唾管はラバーダムの下に入れて溜まった唾液を常時あるいは適時吸うような構造です。

常時吸っていると口腔内が乾燥し過ぎるのと粘膜を吸引し過ぎる事があり細かい容量はあるものの使うと便利だと思います。
今度排唾管がないか聞いてみてはいかがでしょうか?



歯医者の世界で無菌治療はありえません。

根管の表面は象牙質で象牙質には象牙細管という細かい穴が空いておりその奥に細菌が侵入すると対応ができない場合があります。
また根管治療で対応できる根管は100%ではないのでどうしても歯髄の取り残しは出てきます。


ただ日本の保険診療では一回目はともかく二回目以降で五分以上の根管治療は赤字になります。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-06-13 02:57:37
無菌状態というのはクリーンルームからの、相当大掛かりな設備が必要になります。

誰がどう考えても無理ですし、根管治療で無菌状態が必要だなんてことはそもそも誰も言っていないと思いますよ。


患者さんが言葉を間違うのは無理もないというか当然だと思いますが、専門家まで混同するのは少し理解に苦しみます。

根管治療の際に言われるのは無菌"的"治療ですから、無菌状態とか無菌治療とは全く意味が違います。

出来るだけ無菌に近くなる様努力をしましょうという意味で、感染根管の原因が菌である以上これは当然のことだと思います。



吸引に使ったサクション(バキューム)やラバーダムの使用も含めて、どこで線を引くかは担当医次第なのではないでしょうか。

他の先生方のご回答の通り、サクションぐらいならさほどシビアに捉える必要はないと思いますよ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 母はハハハさん
返信日時:2014-06-13 05:41:57
早速6名の先生方にご親切にお返事をいただき、心からお礼申し上げます。

そこまで厳密に無菌を保たなくても治療には大きく影響しない、また、そもそも無菌にはできない。という事ですね。
良く分かりました。


昨今、歯科医療に使う器具の滅菌が徹底されていないなどのニュースを目にしていたので、少し神経質になっていたのかもしれません。

今後も歯医者さんにお世話になる事は多いかと思いますが、あまり気にしすぎずにいようと思いました。


ありがとうございました!!
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2014-06-13 08:59:55
渡辺先生>
>出来るだけ無菌に近くなる様努力をしましょうという意味

こういった考え方なら、清潔域と不潔域は明確に区別しないとだめですよ。
当然、バキュームの混同はご法度です。




タイトル ラバーダムで無菌状態にしているのに口内吸引された (欧州)
質問者 母はハハハさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ラバーダム
その他(歯科治療関連)
海外その他
回答者




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