4歳半、以前ぶつけた歯の歯茎にフィステル。根管治療できない場合

相談者: 本好き猫さん (38歳:女性)
投稿日時:2014-06-10 15:43:58
4歳6ヶ月の子供です。

過去2回、上の前歯左右1番をぶつけています。
最近になって、左1番の歯茎フィステルが出来ていることに気づき、小児歯科を受診しました。

レントゲンを見ながら説明を受けたのですが、歯根が元々の長さの3分の2ぐらいになっているということでした。


歯根が短くなってきている場合には抜歯の方がいいと言われ、次回抜歯の予約をして帰ってきたのですが、今になって、分からない点が出てきました。

●歯根が吸収されて短くなっていると、なぜ根幹治療が出来ないのですか。
(聞いた時は理解したつもりになっていましたが、よくわからなくなりました)
 
たしか、

「強い薬を使うので、それが根っこから漏れて、永久歯に影響するし、抜歯せずにそのままにしていても、永久歯の形成異常を起こす可能性がある」

といった説明をされたのですが



●吸収が始まっている歯根には、穴があいているのですか?
その穴を、何か薬剤などで封鎖して、根幹治療をすることは出来 ないのでしょうか。


●この時期永久歯の歯冠は大体出来上がっていて、袋のようなものに包まれて守られているとも他の質問への回答で見たのですが?


 
 


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-10 16:03:39
ご説明のあった治療方針は妥当だと感じました。


歯根が吸収されていると、歯の中と外がつながっている穴が大きくなっています。
この部分が大きいと(一般的には)治りが悪い事が多いです。

また、根吸収の原因が外傷による炎症性吸収と考えられますので、根管治療を行う事で吸収が止まるかどうかも微妙な所だと思われます。


穴を封鎖する事は出来なくはないかもしれませんが、湿潤している根の先端部分を封鎖することはかなり難しいと思います。

もちろん、MTAのような特殊な材料を使えば出来なくはないでしょうが、将来的に抜けてくる乳歯に対して保険適応外の材料を使ってまで治療するのはオーバートリートメントとも考えられます。
(こなあたりは考え方にもよりますが・・・)


永久歯は歯嚢と呼ばれる袋に包まれておりますが、浸透力のある薬を使った場合には薬剤が形成中の歯まで到達する可能性は十分あると思われます。


ご参考になれば幸いです。




タイトル 4歳半、以前ぶつけた歯の歯茎にフィステル。根管治療できない場合
質問者 本好き猫さん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯の生えかわり(生え変わり)
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた
乳歯の抜髄、根管治療
回答者




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