欠損する歯の隣が歯冠修復済み、ブリッジかインプラントで迷う

相談者: ikkiさん (27歳:男性)
投稿日時:2014-06-10 12:56:17
現在審美歯科をいくつか回っている者です。


現状をお話ししますと8年ほど前に前歯2本を差し歯にしており、最近ぐらついてきたのでレントゲンを撮ってもらったところ、片方の歯の中身が虫歯になってほぼ溶けており抜歯する可能性が極めて高い。とのことでした。
これは回った歯科ほとんど同じ見解でした。

そこでブリッジインプラントかの選択で迷っています。
2つの信頼できる審美歯科を見つけたのですがドクターの見解がブリッジかインプラントかで全く違うからです。


また両方の説明の仕方も納得いっており、もはやドクターの個人の見解的なところが大きいと感じています。
なのでもらった情報を私で精査し、あとは私が個人で判断するしかないと考えています。

そこでもう少し追加で情報が欲しく、投稿させていただきました。


普通はブリッジする為に抜歯する歯の左右の自歯を削ると思いますが私の場合、左右の片方はすでに差し歯でもう片方は神経が無い歯とのことで自歯を削ってブリッジにする、というのにそこまで抵抗はないです。
(自分の健康な歯を削るのに抵抗はありますが、幸か不幸か?すでに自然な歯ではないからです)

インプラントの場合は片方は普通にセラミックの差し歯で作って、もう片方の抜歯する歯をインプラントにする。という治療法です。
(上の説明ででた神経が無い歯は触らない想定です)


つまりどちらでも良いかなと思っているのですが、上記の点でリスクやデメリットなどありましたら教えていただけるととてもありがたいです。

例えば、ブリッジにした場合は1つが欠損してしまうと全部作り直さなければいけないから中長期的にみるとコスト高?など


それとインプラントにする場合、「最高級Branemark」と「高級ASTRA」からの選択を考えているのですがどちらが良い。というか、もし前者を選択した場合、後者と比べてどういった利点があるでしょうか。

是非ご回答いただけたらと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-10 13:31:20
ikki さん、こんにちは

>リスクやデメリットなどありましたら教えていただけるととてもありがたいです。
>例えば、ブリッジにした場合は1つが欠損してしまうと全部作り直さなければいけないから中長期的にみるとコスト高?など

ブリッジの場合は両隣在歯がすでに歯冠修復済みとのことで新たに削る必要はないということですね。

ただ、ブリッジに関してはおっしゃるように何かしら問題が起きた場合にはすべてやり直さなければなりません。

この辺りはかみ合わせの問題も含めて検討の余地があるでしょう。


一方インプラントの場合、前歯部のインプラントというのは審美的な回復が簡単ではないです。
理由としては前歯部の唇側の骨というのはかなり薄くインプラントを埋入するためには骨の移植が必要になることが多いです。

埋入位置や骨の移植に関しては慎重に治療計画を立てる必要があるでしょう。


ただ、それがクリアできれば両隣在歯への影響はないので隣の歯もやり直さなければならないということはありません。



>インプラントにする場合、「最高級Branemark」と「高級ASTRA」からの選択を考えているのですがどちらが良い。というか、もし前者を選択した場合、後者と比べてどういった利点があるでしょうか。

ブローネマルクシステムが最高級でアストラが高級な理由がわかりません。

ブローネマルクもアストラも有名なインプラントのメーカーですが
どちらか良いということはないと思います。


確かにブローネマルクは歯科用インプラントの先駆けですが他社もブローネマルクに負けず劣らず製品は改良してきていますし甲乙はつけられないでしょう。

ただ、その先生にとってはブローネマルクが最高級でアストラが高級なのかもしれませんがそれが歯科業界に通用する言葉ではありません。


参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ikkiさん
返信日時:2014-06-10 15:00:57
畑田先生

ご回答頂きありがとうございます。

ブリッジの場合は両隣在歯がすでに歯冠修復済みとのことで新たに削る必要はないということですね。

その通りです。

>ただ、その先生にとってはブローネマルクが最高級でアストラが高級なのかもしれませんがそれが歯科業界に通用する言葉ではありません。

なるほどです。
医師みなさんが揃って「ブローネマルクが間違いなく良い」と仰るならそうするべきかなと思っていましたが、歯科業界に通用する言葉ではないものなのでしょうか。

他の先生のご意見も聞きたいです。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-10 16:00:53
アストラは今年の春にシステム変更が世界的に発表されて、しかも互換性がないことから、アストラユーザーに衝撃が走りました。

どう言うことかと言うと、長期的使用を考える場合、部品、パーツがなくなる、と言う意味で、インプラントの長期的予後問題で大きな問題を生む可能性が高い、と言う意味です。

なので、アストラは私は全く勧めません。

元々、インプラント体破折のトラブル報告が最も多いメーカですし、インプラント表面性状も然程骨との相性も良くないインプラントなので。


次にノーベルですが、これも表面性状タイユナイトの骨との相性が悪いのでとても有名で、世界レベルではどんどんユーザーが離れて行っています。

タイユナイトは表面が蛸壷状態で、入口より中が広がっていると言う表面性状をしており、今問題視されているインプラント周囲炎での治療上、非常に治すのが難しい、と判明しています。


最高級がノーベルで、高級がアストラと言う表現とか、ハ―――と個人的には感じます。

世界の中ではSLAと言う表面性状が最も優れており、どんどん色々なメーカーがそれに追随している、と言うのが正しい認識で、日本の中の情報はメーカーとかによる情報操作を凄く感じます。


世界の学会に毎年に2〜3回は出て情報収集を個人でしておりますので、間違いはないと個人的責任で請け負います。
何故なら、団体行動で参加すると、殆どの場合その団体の意見に染まる状態、悪い言い方するなら洗脳される状態ですから、私は個人で参加して一人で色々と顔出して情報収集しないとバイアス、誤差が生じると確信しておりますので。

だいたい、団体さんで来られる方々は修学旅行状態で、学会会場で見かけることもかなり少ない(観光旅行に行っている)状態ですから。
これが、海外に参加しているDRのほぼ真実の姿です。


私みたいに会場から一歩も外でないDRは変わり者、と呼ばれています。
まあ、私はそれで良いと考えているので平気なんですが。

観光旅行も私は否定しませんので。


で、学会では公平なレフリーがいる場で、どのDRも平等に理論、データで物事を語るので、私は信じて良い、メーカーの色の付いている情報ではない、と考えています。
たまには、ある情報がやけに強調されることもままありますが・・・

とにかく、日本の中の情報は、世界とかなりの差があって、バイアス、誤差が生じている、と言うことは間違いがないので、是非その辺は間違えないで下さい。

何故なら、日本で超有名なスタディグループとかの使っているインプラントがノーベルだったり、アストラだったりして、かなりのバイアスが掛かっていることを患者さんは一切ご存知ないからです。
これに関しては、私は大問題だ、と考えているんですが、みんな数の力に押し黙っているんです。

不利益を被るのは誰か?
最終的には患者さんです。

ですから、私は一匹狼でも知る限りの正しい情報を書きます。

良くお考え下さい。

ブリッジ、インプラントに関しては、個人的には、力を受ける能力の高いインプラントの方が安全であろう、と私は考えます。

失礼しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ikkiさん
返信日時:2014-06-10 16:38:09
松元先生

ご回答頂きありがとうございます。

「ノーベル」というのは「ブローネマルク」のことということでよろしいですか?

つまり松元先生はブローネマルクもアストラもお勧めせずSLAのみお勧めするということでしょうか。


ちなみに先生のwebサイトを拝見したところ一番高いインプラント体が
ノーベルバイオケアインプラント 1本 330,000円
だったのですが今の日本ではこれが一番良いということですか?

色々、世界的な現状の情報も教えていただき有り難いのですがちょっと混乱してしまいました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-06-10 22:25:01
ブローネマルクインプラントノーベルバイオケアの出しているインプラントの一番最初のインプラントです。

現在ではノーベルでは色々なメーカーを吸収して色々なラインアップを取り揃えており、その中でもノーベルのラインアップでないと治せない症例、患者さんが稀におられる時に、表面性状には目を瞑り使わねばならない時があるんです。

特殊なインプラント故に、費用が高くなる、とお考え下さい。


私はストロ−マンインプラントを最も良く使いますが、パテント特許が切れた関係で、現在ではSLAと同じ処理のインプラントが他社でも出ていますので、同じような成績になるんだろうな、と予測しています。

その中でノーベル、アストラはSLAにしないので勧めません、と言っている訳です。

又来週もフロリダの大きな学会に友人と参加して来ますので、新しい正しい情報を書かせていただきます。


今、インプラントの骨との親和性を最大に出来ているのはストローマンSLActiveインプラントです。

このインプラントは製造過程から、表面性状の汚染に最大配慮してあり、製造直後から薬液に漬かっていて、空気とかで汚染されないようにされています。

そのお蔭で、このSLActiveインプラントは骨の状態が良ければ僅か3週間で歯冠をセット出来る、荷重出来ると言われています。
この期間短縮は、従来のインプラントから考えると驚異的な時間短縮です。

もうこう言うインプラントが、世界では8年前から市場で出ています。

日本は最後進国で、この3月にやっと市場に出ました。

骨との生着、安定化を一番に考えるなら、他の選択肢はない、と言うのが私の考えです。

又、どうやらこのSLActiveインプラントは歯茎との親和性にも富んでいるようだ、と言う経過報告が出始めています。
骨への親和性が良いだけに留まらず、生体組織全てへの親和性が非常に高いインプラントであるようだ、と言われ始めているんです。

理由の詳細は分かりません。
しかし、8年以上の世界でのデータで支持を集め、世界1に5年前に成っていて、その地位が益々揺るぎないものに成り、他社が必死で追随しようとしているものですから、これ以上のモノはない、と個人的には確信しております。

他の方法でこれを超えるかもと期待されているのはプラズマ加工ですが、まだまだ現状では市場に出ませんから、現状SLActiveが断トツでNo1.と言うことで間違いがない、と個人的責任で明言します。

以上です。

失礼しました。




タイトル 欠損する歯の隣が歯冠修復済み、ブリッジかインプラントで迷う
質問者 ikkiさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
ブリッジ治療法
回答者




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