7歳、反対咬合の治療方法で迷っている

相談者: はらっぱsannさん (7歳:女性)
投稿日時:2014-06-09 09:53:26
7歳(女児)の反対咬合治療についてご相談です。

何か所か矯正歯科に伺い、治療方針等を聞きましたが、どの治療方針をとるべきか迷っています。

@ムーシールド
Aリンガルアーチとフェイスマスク

※両親、兄弟ともに反対咬合はいません。
※上顎2本、下顎2本が永久歯に生え変わっています。



懸念点は以下です。

◆どちらも『後戻り』はあり得ると聞きましたが、可能性的にはどちらが後戻りをより防げますか?

◆就寝時だけ装着すればよい、@の方がどう考えても本人の負担も少なく治療できると思うのですが、@の欠点はありますか?

◆Aの場合、固定式器具をつけますので、虫歯の治療はできません、と聞きましたが、一般的にそうなのでしょうか?

◆フェイスマスクの場合、固定式器具はつけるものですか?
(就寝時のみ口に器具をとりつけ、マスクをする、という方法はないですか?)

以上です。
治療方法を選ぶうえで、金額については気にしていません。
より確実で本人の負担のない方法を選びたいです。


何人かの先生にお話しを伺いましたが、みなさんおっしゃることが微妙に違い、その他の治療方針について否定的なので、第三者のお医者様からお話を伺いたく、ご相談いたしました。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-09 10:58:45
こんにちは。

お子さんの反対咬合矯正治療の術式についてのご質問ですね、実際に診察したわけではないので断定はいたしかねますが骨格的な異常が大きくなければ個人的にはチンキャップが一番簡単でいいように思います。

もし一日中装着していればおそらく数ヶ月で改善すると思います。


>@ムーシールド

経験がないのでなんともいえませんが既製品なのでお口にぴったり合わないように思います。



>Aリンガルアーチとフェイスマスク

フェイスマスクがチンキャップのことならリンガルアーチは必要ないように思います。

リンガルアーチを入れるなら通常のワイヤー矯正でクラスVゴムを使えば恐らく2〜3ヶ月くらいで改善するような気がいたします。

ただし上下共4前歯萌出していることが条件ということになります。

チンキャップ http://yamadashika.jugem.jp/?cid=116


参考になれば幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-06-09 11:33:13
基本的には、成長発育期に上顎を側方・前方に拡大することがプラスになる可能性を考えていますが、それは必ず経験ある歯科医師の判断と観察が必要です。


ムーシールドは多くの先生が使用されているようです。
只、下方成長を促進する(下顔面が長くなる)可能性を指摘する先生もいます。

フェイスマスクが有効となる可能性はあります。
只、その使用が本当に上顎骨が前方に成長させているかどうかは議論の余地があるようです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-06-09 12:58:23
@Aを比べると費用的に10倍以上の差が出てきてもおかしくはないと思います。
費用的には気にされないということでしたね。


@の欠点は患者さんが使ってくれなければ全く効果がありません。
ナイトガードと一緒ですね。

結果が出てくるのに数ヶ月かかるので本当に治るのかという心配が保護者の心の中にできてしまうことでしょうか。


成人に比べて小児はいろんなことに融通が効くというかなんでもすぐに慣れてくれると思います。

例えば矯正用床装置などです。
舌小帯や上唇小帯の部分を削ってアレンジできますし後方が短ければレジンで延長したり長ければ削合したりできます。
でなければ商品として売れなくなり無くなっていくでしょうね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-06-09 14:28:38
山田先生は使ったことがないのでご存じないようですが、ムーシールドはゆるゆるな状態で使うものなので、ほとんどの場合、既製品で問題ないです。

欠点は、柴田先生が書かれているように、患児が使ってくれなければまったく無意味です。
本人の協力が不可欠となります。


ただ結構勝負は早いですよ。
機能的な反対咬合の場合は、1〜2月程度で咬合関係の改善が見られることも少なくないです。
逆に、半年たってもダメなら(私の場合はですが)他の方法を考えてます。

また、藤森先生が書かれているように、骨格性の反対咬合の場合には顔が長くなる可能性もありますし、顎関節への影響の可能性もあるかもしれません。

回答 回答5
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2014-06-09 15:20:49
はらっぱsannさん、こんにちわ。

どちらの治療法が良いのかについては、患者さんの骨格や歯の状態や担当する先生の考えがあるので、どちらがどうとは言えません。
逆に言えば、どちらの治療法もアリだと思います。
(はらっぱsannのお子さんには、どちらがより良いのかは、この場ではわかりません)

自分の場合、ムーシールドを選んだとしても、必要があれば次の手としてリンガルアーチなどを使用していくと思います。



質問の件ですが。

受け口の場合、後戻りというより、下顎の成長だと思います。
成長量は予測はできても、そのとおりに成長するのかどうかはわかりません。
予測以上に成長することも、あります。


就寝時のみの使用では、睡眠時間が短ければ使用時間が少なくなります。
そのため起床時の使用も必要かもしれません。
(自分なら少なくとも1日合計8時間以上は使ってほしいですね)

取り外しできる装置は、その名の通り取り外しができるので、使う使わないは本人次第になると思います。
また、長く使った方が、短いよりは効果が出やすい思います。



固定式装置の周りに虫歯ができてしまった場合は、装置が邪魔であれば一度を外して治すことになると思います。


前方牽引タイプのフェイスマスクの場合、一般的には固定式装置を付け、それと顎外のフェイスマスクとの間にゴムをかけ牽引します。

固定式装置については、上の先生方も書かれている通りで、お子さんの場合、かなり早くに慣れると思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-06-09 18:27:12
博多の児玉です。

>@の欠点はありますか?

子供に使い続けさせることが出来るかどうかです。
 

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2014-06-11 09:53:12
ムーシールドは上顎が成長しやすい環境を作り、結果的に反対咬合を治療するというコンセプトの治療方法で、フェイスマスクはムーシールドよりも積極的に上顎を前方へ成長促進させる治療方法です。

状況に応じてどちらかもしくは両方使用(同時ではありません)することもあります。



>より確実で本人の負担のない方法を選びたいです。

この二つは相反する場合も多々あります。




タイトル 7歳、反対咬合の治療方法で迷っている
質問者 はらっぱsannさん
地域 非公開
年齢 7歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 小児矯正(子供の矯正)
子供の歯列矯正
下顎前突(受け口)
回答者




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