セラミックインレーORハイブリッドインレー、安心・安定・長持ちはどちら?

相談者: ハカマさん (39歳:男性)
投稿日時:2014-06-08 23:09:27
海外で仕事をしておるのですが、一時的に日本に帰国しており、また年末頃に海外で仕事をします。

日本にいる間に、虫歯治療で金属の銀色の詰め物を、白い目立たないものに変えようと思いましたところ、セラミックハイブリッドグラディアなど)があると知りました。

それぞれ、メリット、デメリットがあるようですが、私の場合、年末から海外で仕事を始めるため、日本で定期的にメンテナンスに行くことも出来ないため、【安定性】【長持ち】【壊れにくさ】を最優先したいと考えております。

どちらが優れているのでしょうか?
また他により良い選択肢などありましたらご教授いただけましたら幸いです。

見た目の白さは美しさについては、どちらも十分に美しいので見た目の違いで選択をする気はありません。
また安定性や壊れにくさを重視して価格はこだわりません。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-09 00:54:16
こんにちは。

セラミックインレーハイブリッドインレーのどちらが長持ちしたかをきちんとした研究は恐らくないと思います。
そのため、どちらの方が優れているとは言い難いと思います。

私は個人的にセラミックインレーの方がよいのではないかと考えています。
セラミックインレーの方がプラークの付着、引いては細菌の増殖が少ないように感じているからです。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-09 23:00:33
プラークの付着を考えると樋口先生がおっしゃるようにセラミックの方がよいかもしれません。

個人的には接着を考えるとダイレクトボンディングも良い方法だと思います。
ただし、どこでも行っているわけでもないので、現在のかかりつけの歯科医院で治療が受けられるかは聞いてみてくださいね。


かかりつけの先生のおすすめが一番その医院では結果が良好な気がしますので、先生にどれが良いか聞くことが良いと思います。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-06-10 00:54:19
インレーという修復方法自体が、精度に問題が出やすいので予後は悪いです。
中でも白い材料(ハイブリッドセラミックセラミック)は、型を取ってから日にちが経ってから装着することになり、その間に汚染した歯質との接着操作がシビアになる分、相当気を遣う必要のある修復方法だと個人的には思っています。

当院ではインレーで大丈夫な大きさならしっかりと時間を確保してダイレクトボンディングを第一選択としてお勧めしますし、インレーで予後に不安がある大きさ、あるいはもしも問題が発生した時に通院が困難な場合も少し積極的に、クラウンをお勧めすることが多いですね。

インレーも駄目とまでは言いませんが、するとしたらセラミック(種類も色々ですが)か、いっそゴールドのインレー

>【安定性】【長持ち】【壊れにくさ】

という視点で考えると悪くないと思います。



ただ材質よりも、加藤先生が仰る通り、

>かかりつけの先生のおすすめが一番その医院では結果が良好な気がしますので、先生にどれが良いか聞くことが良いと思います。

・・と思います。

お大事にどうぞ。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハカマさん
返信日時:2014-06-10 12:54:29
先生の皆様、回答をありがとうございます。

◆樋口先生
セラミックにする場合、ハイブリッドではなく、セラミックにしようと決めます。


◆加藤先生、渡辺先生
ダイレクトボンディングという治療方法については初めて知りました。
アドバイスいただきありがとうございます。

ダイレクトボンディングは、安定性、壊れにくさ、の面ではどうでしょうか?
安定性、壊れにくさを最優先としており、審美性、価格面で多少の弱点があるとしても、それは気にしません。


◆渡辺先生へ
セレック3という、型を取ってから装着するのが当日という方式もあるそうですが(今日初めて知りました、、、)こちらはどうでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-06-11 13:42:43
渡辺先生も第一選択ですし、個人的には安定性あると思います。
強度は接着が良い点で欠けにくいと思います。
慣れた先生が行えばかもしれませんが・・・

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-06-11 16:56:32
ダイレクトボンディングは、安定性、壊れにくさ、の面ではどうでしょうか?

症例選択と術者の技量にほとんど依存しますが、もしもベストの状態で行われれば一番理想的で欠点の少ない治療法と言って良いと思いますよ。
ですが担当されている先生がお勧めしてこなければその医院での選択肢としてはないということになります。



セレック3という、型を取ってから装着するのが当日という方式もあるそうですが(今日初めて知りました、、、)こちらはどうでしょうか?

少し前までは精度にかなり問題があったと聞いていますが、今は機械としてはだいぶ良くなったと聞いています。
他の方法でも言えることですが、機械や使用する材料に合わせた歯の削り方や症例選択が重要ですから、要はやはり術者次第ということになるかと思います。

一般的な他のセラミックと較べた場合には、即日装着出来るという点で接着操作の面では僅かにアドバンテージがあると思います。
物性についてはよく知りませんが、必要十分だと思われます。

ですが今のところの傾向としては、短時間に沢山の自費治療を生み出す、というコンセプトでその高額な機械を導入されている医院がほとんどだろうと考えられますから(そうでないととても採算が合わないので)、セレックを設備としているところは、おそらく精密診療を目標にはされていないのではないか?というのが現時点での個人的見解です。



一番重要なことは、材料の選択ではないと思いますよ。
術者の技量、知識、経験値などの方が何倍も予後に影響すると思います。
(もちろんそれと同じぐらいかそれ以上にご本人によるお手入れも必要ですから、お手入れ方法に関する指導や管理(メインテナンス)も大切です)



術者のレベルを客観的に評価する方法はありませんから、自分だったら設備や条件である程度絞って、可能なら実際に数人の先生から実際にお話を伺って、人柄を見て判断すると思います。

設備としては、セレックがあるよりはルーペやマイクロスコープを使って精密な仕事をしようとしているかどうかを見ると思います。

最大限良い仕事をして頂くためには何よりも十分な「時間」が必要ですから、保険で大人数を回している様な医院よりも出来れば自費で少人数だけを見ている医院の方がコストを度外視すれば理想的だと思います。

自費專門であれば高額な費用を頂く分、長持ちさせることへの責任度もより高いですし、セラミックやダイレクトボンディングの経験値も通常必然的に増えるはずです。
一般的な保険医療機関だと月の患者数はのべ数百人でもセラミックを扱うことは数例になると思いますし、自費專門、あるいは自費メインであれば診察するのが月に100人ぐらい?としても何十例かはセラミック絡みになるのではないでしょうか。



>安定性や壊れにくさを重視して価格はこだわりません。

ということでしたらあれこれと材料を調べるよりは、自費專門医院を探して2〜3軒相談に行ってみてはいかがでしょうか。
都心以外では迷うほど何軒もはないと思います。

ただいずれにしてもハカマさんはメンテナンスには来られないと言う条件ですから、「こうすれば○年は完璧です!」と言った提案は難しいとは思いますよ。

自分であれば治療方法や材料については基本的に任せて頂いて、それよりも年末までにセルフケアの特訓の方に相当力を入れさせて頂くことになるかと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハカマさん
返信日時:2014-06-11 23:25:17
◆加藤先生、渡辺先生
ありがとうございます。
元々予約していた病院での診療前カウンセリングがありまして、その際に、ダイレクトボンディングについて聞いてみたところ、

「ダイレクトポインティングは前歯などに適した方法で奥歯など噛み合わせがあるところには向かない。ハカマさんの場合、奥歯なのでセラミック治療が適している。」

と言われました。
これは今回カウンセリングしてくれた先生の技術的な腕として、ダイレクトポインティングを奥歯に処置した場合の品質に自信がないために、セラミックを勧められたのでしょうか?
あるいは本当に噛み合わせ部分にはダイレクトポインティングは適さないのでしょうか?


◆渡辺先生
セレック治療を受ける場合で、ルーペ、マイクロスコープの準備があるかどうか、気にしてみるようにします。
ありがとうございます。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-06-13 02:25:22
奥歯ダイレクトボンディングレジン充填)には、問題が2つあります。

1つは技術的に難しいことで、場所が場所だけに色は大体で良いのですが形を正確に作ることが非常に難しくなります。
インレー治療なら簡単、と言う意味ではありません。インレー治療も本当に精密に行おうとすればもの凄く難しいです)

もう1つは症例選択で、これは先生ごとの経験値や知識量、技術力、診断力や考え方によって決まることですから、正解はないと思います。
(他の治療法や他の材料でも言えます)
前の回答にも書いた通りで、担当されている先生の方からお勧めされなければその医院での選択肢としては「ない」という理解で良いと思いますよ。

セラミック」とか「セレック」とか「レジン」というモノを歯科医院でお売りしている訳ではありません。
歯科医師側にそういうつもりがあってもなくても実際には経験値や知識量、技術力、診断力や考え方・・などを含めて提供している訳ですから、材料がいいとか悪いとか、技量があるとかないとか、それだけの単純な話しではないと私は思います。

噛み合わせ部分にレジンを使うことはありますし、条件さえ整えられれば物性的な問題も全くありませんが、上述の通りで「ケースバイケース」という考え方になると思いますよ。

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タイトル セラミックインレーORハイブリッドインレー、安心・安定・長持ちはどちら?
質問者 ハカマさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ハイブリッドセラミックインレー
セラミックインレー(陶器の詰め物)
お勧めの詰め物・インレー
回答者




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