リナメルとMIペーストの併用法
相談者:
すあしさん (34歳:男性)
投稿日時:2014-06-21 10:33:54
回答1
回答日時:2014-06-23 11:53:14
以前の話というのはこちらですね。
参考→リナメルとMIペースト、どちらがエナメル質の再石灰化に効果的?
よくまとまっていると思いますのでご覧になったとのことですがご参照下さい。
リンク先の回答でも書いた様に、リナメルとMIペースト自体が本当に必要か?あるいは効果的か? と言った面でなんとも言いにくい部分がありますから、大雑把な返答をするとしたら「使用すること自体どちらでも」ということになります。
必然的に順番もあまりこだわる意味はないかも知れません。
ただせっかくですので細かく、理屈で考えていくとしたら、リナメルは歯そのもの(ハイドロキシアパタイト)のもの凄く細かい粒で傷を埋めていくという物ですし、着色を防いでいく効果もおそらく実感出来ると思います。
すあしさんが着色予防も目標にされているのなら使ってみるのは良いと思います。
リナメル、というかナノサイズのハイドロキシアパタイトの結晶は、フッ素環境下でくっつくということ(だからリナメルには一緒に配合出来ない)から、リナメルとフッ素ならフッ素を先に使う方が良いと思われます。
良い使用法としては繰り返し何度も塗りこんで行く様な感じになるかと思います。
MIペーストはハイドロキシアパタイトを作る原料(Ca,P)がたっぷり配合されており、唯一間違いなく強調出来るのがその部分ですから、それの取り込みを効果的にするにはやはりフッ素環境下が適切と思われます。
使用方法としては、塗りこむというよりは口の中に溶けていれば良いという感覚に近いと思います。
(※元々正常な唾液には必要十分量のCa,Pが含まれているので、それ以上に量だけあってもあまり意味はないはずです。
本来は唾液が少ない方やホワイトニング直後のケア、フッ素を飲み込ませたくない小児での使用の方が最適なのかも知れません)
ですのでリナメルもMIペーストも、フッ素より後に使った方がいいということがおそらく言えますし、使用方法から考えると多分フッ素(研磨剤の入っていない ジェルor洗口液)→リナメル(歯磨剤として)→MIペースト(唾液の補強?) かな?と思います。
それでもたぶんむし歯発生率等の差までは出なさそうな気はしますが。
あとここで疑問になると思うのですが、ブラッシング後は口腔内にフッ素が出来るだけ残ってくれている方がむし歯予防的には良い訳ですから、MIペースト後にもう一回フッ化物を使うか、MIペーストにフッ化物も入っていてくれれば理想的(?)ですよね。
それでリンク先でも書いてありますが、米国等ではMI paste plusと言ってフッ化物配合のMIペーストが今も市販されています。
日本国内では歯科医師しか輸入してくることが出来ませんので、歯科医院で購入出来る場合も稀にあると思います。
当院でも扱いはあるのですが、それでもさすがにリナメルとMI paste plusの両方の毎回使用まで勧める様なことはないですね。(費用対効果を考えると・・)
当然のことですけど、ブラッシングテクニックのチェックだとか、食生活に問題がないかとか、そういった基本的なところをおろそかにしない様にして、何か付け足す様なことはあくまでも+α的に考えて頂くのが良いと思いますよ。
参考→リナメルとMIペースト、どちらがエナメル質の再石灰化に効果的?
よくまとまっていると思いますのでご覧になったとのことですがご参照下さい。
リンク先の回答でも書いた様に、リナメルとMIペースト自体が本当に必要か?あるいは効果的か? と言った面でなんとも言いにくい部分がありますから、大雑把な返答をするとしたら「使用すること自体どちらでも」ということになります。
必然的に順番もあまりこだわる意味はないかも知れません。
ただせっかくですので細かく、理屈で考えていくとしたら、リナメルは歯そのもの(ハイドロキシアパタイト)のもの凄く細かい粒で傷を埋めていくという物ですし、着色を防いでいく効果もおそらく実感出来ると思います。
すあしさんが着色予防も目標にされているのなら使ってみるのは良いと思います。
リナメル、というかナノサイズのハイドロキシアパタイトの結晶は、フッ素環境下でくっつくということ(だからリナメルには一緒に配合出来ない)から、リナメルとフッ素ならフッ素を先に使う方が良いと思われます。
良い使用法としては繰り返し何度も塗りこんで行く様な感じになるかと思います。
MIペーストはハイドロキシアパタイトを作る原料(Ca,P)がたっぷり配合されており、唯一間違いなく強調出来るのがその部分ですから、それの取り込みを効果的にするにはやはりフッ素環境下が適切と思われます。
使用方法としては、塗りこむというよりは口の中に溶けていれば良いという感覚に近いと思います。
(※元々正常な唾液には必要十分量のCa,Pが含まれているので、それ以上に量だけあってもあまり意味はないはずです。
本来は唾液が少ない方やホワイトニング直後のケア、フッ素を飲み込ませたくない小児での使用の方が最適なのかも知れません)
ですのでリナメルもMIペーストも、フッ素より後に使った方がいいということがおそらく言えますし、使用方法から考えると多分フッ素(研磨剤の入っていない ジェルor洗口液)→リナメル(歯磨剤として)→MIペースト(唾液の補強?) かな?と思います。
それでもたぶんむし歯発生率等の差までは出なさそうな気はしますが。
あとここで疑問になると思うのですが、ブラッシング後は口腔内にフッ素が出来るだけ残ってくれている方がむし歯予防的には良い訳ですから、MIペースト後にもう一回フッ化物を使うか、MIペーストにフッ化物も入っていてくれれば理想的(?)ですよね。
それでリンク先でも書いてありますが、米国等ではMI paste plusと言ってフッ化物配合のMIペーストが今も市販されています。
日本国内では歯科医師しか輸入してくることが出来ませんので、歯科医院で購入出来る場合も稀にあると思います。
当院でも扱いはあるのですが、それでもさすがにリナメルとMI paste plusの両方の毎回使用まで勧める様なことはないですね。(費用対効果を考えると・・)
当然のことですけど、ブラッシングテクニックのチェックだとか、食生活に問題がないかとか、そういった基本的なところをおろそかにしない様にして、何か付け足す様なことはあくまでも+α的に考えて頂くのが良いと思いますよ。
タイトル | リナメルとMIペーストの併用法 |
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質問者 | すあしさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯磨きに関する疑問 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。