ファイバー土台に最適なクラウンと部分入れ歯のリスク

相談者: かさおばさん (42歳:女性)
投稿日時:2014-06-21 12:06:20
はじめまして。
42歳主婦です。
いつも参考にさせて頂いております。


私は右上1番が左右とも神経がない差歯です(虫歯が原因)。
10年前に金属土台を使い、かぶせ物保険で行いました。

先日、前歯上左1番の差歯を歯根破折が原因で抜歯した際、人より噛む力が強い、金属の土台では歯根が負けて折れたとの説明を受けました。


今更ですが、土台の重要性を実感し、残左上1番の土台をグラスファイバーに変更しようと考えております。
(実は、抜歯の際にはずみで隣のクラウンが取れてしまったので現在仮止めしてもらっています。)

土台変更はそれ自体 破折が起きる原因となるそうですが、現在診療を受けている歯医者さんでは、(他院では聞くが、うちでは過去ない。)との返答を貰っています。



前置きが長くなりましたが、以下について教えてください。

1.グラスファイバー土台を使用した場合、審美的な観点を考慮しない際に、向かないクラウンの種類はありますか?

例えば、しなる性質の強いグラスファイバーを使っても、クラウンに金属(メタルボンド等)が入っていれば、歯根を痛める可能性がある。
等のアドバイスを頂ければ大変参考になります。


左上1番の土台を変更後、抜歯した右上1番について保険適用の部分入れ歯を考えています。
お医者様からはどうせ差歯なのでとブリッジを進められていますが、ファイバー土台を使うとブリッジについても保険外料金になるとのことで金額的に難しい状況です。

このサイトの過去の登録では、部分入れ歯は長期的に支持歯がグラグラしてしまい肯定的な意見が少ないように見受けました。



2. ブリッジについても、健康な歯を削るので、長期的に歯の寿命が縮まると、このサイトの説明にあります。
部分入れ歯とブリッジと、どちらも支持歯の寿命が縮まる点においては、同じ程度のリスクと考えて宜しいでしょうか。

(渡辺先生の記事にあった以下の論文は拝見いたしました。)
Indications for removable partial dentures: a literature review. Wostmann.B. et al. 2005)


日本は昔から部分入歯の人も多いと思うのでその人の大半がクラスプ支持歯を失っているのか純粋に興味があり、また不安です。

あるいは、素人考えですが、土台にファイバーを入れても、何間ヵ月後経過すれば保険でブリッジができる、等の代替手法があるようでしたら是非ご教授ください。


長文を最後まで読んでいただきありがとうございます。
またご自身の診療外でボランティアでご返答頂いているお医者様、
ありがとうございます。
このサイトがあるお陰で心理的にもとても心強いです!!


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-21 13:22:21
こんにちは、探してもらえばもっと詳しく書かれた質問はあると思いますが、簡単に回答します。


>1.グラスファイバー土台を使用した場合、審美的な観点を考慮しない際に、向かないクラウンの種類はありますか?

被せ物の種類はあまり関係ありません。
つまり、何を選択してもファイバーコアに悪い影響は出ません。



>このサイトの過去の登録では、部分入れ歯は長期的に支持歯がグラグラしてしまい肯定的な意見が少ないように見受けました。

先生の考え方次第ですが、無くなった歯の負担を行うのでどの方法を取っても周りの歯の負担は増えてしまいます。



>どちらも支持歯の寿命が縮まる点においては、同じ程度のリスクと考えて宜しいでしょうか。

個人的には殆ど差はないと思いますが、ブリッジの場合削るという治療工程が増える分、入れ歯に比べるとトラブルが起こりやすいのも事実です。
歯髄炎など)



>あるいは、素人考えですが、土台にファイバーを入れても、何間ヵ月後経過すれば保険でブリッジができる、等の代替手法があるようでしたら是非ご教授ください。

保険治療の抜け穴としては、ファイバーコア治療後の転院すれば可能なんですが、制度を長く運用する為には個々の患者さんがルールに従う必要はあると思います。

残念ながら保険治療を使うのであれば保険治療のルール通りに治療を受けてもらう必要があります。


色々悩むとはおもいますが、担当の先生とよく話し合ってみてください。


おだいじに

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かさおばさん
返信日時:2014-06-22 18:26:28
井野先生、ご返答ありがとうございます。
検索の仕方が悪くお恥ずかしいです。


やはり、ブリッジにした場合ひとつリスクが増えるのですね。>歯髄炎>早速勉強してみます。


ファイバーコアにはどんなクラウンも適用できるとの事、大変参考になりました。
ありがとうございます。


部分入歯についてもう少し教えてください。

1 部分入歯を差歯にひっかけることは、強度的に問題となりませんでしょうか?


2 部分入歯の支持歯が長期的に抜けやすいというのは、歯周病虫歯が直接の原因でしょうか?

(もし歯磨き、食生活をきちんをすれば、抜歯を防ぐことは可能なのでしょうか?)

過去の記事ではテコの原理で抜けてしまうという内容の記載があり、それでしたら歯磨きと関係ないとも受取れます。
素人質問ですみません。



今更、無くしてしまった歯は戻りませんが、残った歯を大事にする為に今後はしっかりと勉強した上で治療に望み、歯のケアを行っていこうと思います。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-24 15:31:46
>1 部分入歯差歯にひっかけることは、強度的に問題となりませんでしょうか?

特に問題にはならないですよ。
歯周病などで歯がぐらついていれば別ですが。



>過去の記事ではテコの原理で抜けてしまうという内容の記載があり、それでしたら歯磨きと関係ないとも受取れます。
>素人質問ですみません。

そうでしょうね、「力(負担)」だと思います。


>今後はしっかりと勉強した上で治療に望み、歯のケアを行っていこうと思います。

頑張ってくださいね。




タイトル ファイバー土台に最適なクラウンと部分入れ歯のリスク
質問者 かさおばさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯のひび割れ、破折で抜く予定
抜歯:1番(中切歯)
ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
部分入れ歯 その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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