検診を欠かさなかったのに右下6番半抜歯に、ブリッジにするべきか?

相談者: バラモンちゃんさん (44歳:女性)
投稿日時:2014-06-21 00:28:57
こんばんは!
初めてご相談します。


本日右下6番の半分(7番寄り)を抜歯しました。
先生から6番の半分と7番でブリッジ治療をすると言われました。
7番はインレー治療をしています。
6番は保険外の強化プラスチック、7番は銀歯の予定です。


ブリッジがどんな治療法かわからなかったので、歯チャンネルの相談を片っ端から読んだのですが、殆どの先生がインプラント入れ歯を進めてるいるのを見て、自分も本当にブリッジで良いのか不安になってしまいました。

私は歯の質が悪く、矯正で上下左右4番、8番を抜いて、漂白もしました。
歯の根が浅く、歯周病になり易いと言われました。

その為、20代からずっと三ヶ月に一回検診、掃除をしています。
いつも綺麗に磨けてると言われます。
それでも維持出来なくて、今回のことはとてもショックです。


どうかベストな治療法を教えて下さい。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-24 02:25:58
実際に拝見してみないと確かなことは言えませんが・・

まず6番の治療法についてですが、ブリッジとして作製する場合は、6〜7番で保険自費かの選択になるはずです。
6番だけ自費、7番は保険、という選択は本来出来ないはずですのでご不安でしたら再度確認してみて下さい。


過去の相談でも回答したことがあると思いますが6番を半分だけ残すという方法は予知性という点で色々な側面の問題が重なるため、かなり難しい面があります。

当院でもやることがない訳ではないですが、例えるなら5科目全教科90点以上+両親が高所得で性格も温厚、ぐらいのハードルなので、基本的にはハイリスクローリターンで、厳密にこだわればケースはかなり限られると思います。



どちらかと言うと気になるのは

>20代からずっと三ヶ月に一回検診、掃除をしています。いつも綺麗に磨けてると言われます。
>それでも維持出来なくて、

という点で、今回の抜歯ヘミセクション)の理由にも寄りますが、本当に適切な予防計画をたてて、サポートしてもらえているのだろうか?という疑問があります。

予防や定期健診が保険適用ではないということはあまりご存知ないと思いますが、即ち保険中心のクリニックが予防に精通して成果を出せるということもあまりないのではないかと個人的には考えています。


今回の治療法の選択についても、ある意味では予防の一環と捉えることが出来ます。

右下6番をどうするか?という視点だけでなくて今後の予防のあり方全てを含めて見直してみてはいかがでしょうか。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-24 09:00:42
ご相談ありがとうございます。

そこの治療法を決める前に、今まで長期間取り組んできた予防を基本として検討することをお勧めします。
そこがバラバラでは意味がありません。

一番の問題点は、それだけ一生懸命に努力してきた結果、6番を半分失い、今回また7番をも失うリスクを増やそうとしていることです。
もし仮に今まで予防に通院してきた歯科医院で、そういう提案を受けたのであれば、予防とはもう一生削らない・歯を失わない目的に矛盾する計画ではないかと確かめたい気もします。



>私は歯の質が悪く、歯の根が浅く、歯周病になり易い、


もし本当にそうであれば、質の悪い歯への特別な予防計画はあったのでしょうか。
それが予め想定され、説明されていたのでしょうか。
また歯周病管理計画はしっかり説明を受けたのでしょうか。

当院でも長く予防医療を実施していますが、本当に弱い歯の人は極めて珍しいと思っています。

ふつう予防できます。
ふつう歯周病管理のプログラムで効果をあげられます。
根が短く、また矯正治療を受けた後であれば、咬合という噛み合わせの管理をします。


また矯正治療では根が短くなるデメリットが良く出ますが、矯正治療にはその対策をすることも予防医療だと思って提案しています。



>その為、20代からずっと三ヶ月に一回検診、掃除をしています。


検診とはふつうの歯科検診のことでしょうか。
学校でも歯科検診がありましたね。

それは病気を早期発見する目的です。
いつ病気になるかドキドキ・ハラハラしながら待つ検査です。

そして病気になることを待って、早期治療、つまり早く削ったり抜いたりしようという目的の検査です。
学校検診では紙を貰い、すぐ治療に行くようにと言われましたね。

一方、予防のための健診とは、病気の原因から変えて、病気にしないためです。
一生削らない・抜かないことが目的ですから、健康状態をいろいろ確認をして、早期予防・早期無治療の検査です。




>いつも綺麗に磨けてると言われます。


他にもいろいろ確認をしているのかもしれませんが、その言葉が、予防がうまくいっている証明ならば、なぜ今回の結果になったのか説明を受けたほうが良いかもしれません。



>掃除をしています。


何を掃除しているのか聞いてみたほうが良いと思います。
もし病気の原因がそれでなくなっていれば、今回のことは起きないはずだからです。


今回が当てはまるとは限りませんが、今予防という言葉が流行っています。

しかし、定期的に通院させることは顧客囲い込みが目的で、その中からいつ削ろうかいつ抜こうかと手ぐすね引いて待っている手段にしなさいと、アドバイスをする経営コンサルタントがいることも知る必要があります。

経営コンサルタントの目的は儲けることですから、早期発見=病気の早期掘り起こし、早期治療=迷いなく待ってましたとばかりにドンドン削り・神経や歯を抜く、治療の掘り起こしが目的です。

その内容は簡単です。
病気が出るのを待って調べる定期検診とクリーニングのワンパターンのようです。
弱い人にもそうでない人にも、体調が良い時も悪い時も、いつも同じ内容、同じ通院間隔のようです。



今回ちょっと厳しいことをお話ししましたが、せっかく歯を大事にしてきたお気持ちを活かすために、予防について一度考えるチャンスだと思います。


なお一般的に6番のインプラントが提案される理由の一つは、7番を削らずにそして抜歯から守りたいからです。

6番も、7番も削ることは噛み合わせを大きく変える危険が大きく、他の歯への悪影響が小さくないからです。

しかし6番のインプラントは1本でも難しいために慎重に相談をくり返しましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バラモンちゃんさん
返信日時:2014-06-26 01:07:51
渡辺先生、さがら先生
御回答頂きありがとうございます。


私は小さい頃から引越しが多く、落ち着いて一箇所で治療をした事がありません。

三ヶ月に一回の検診とは、歯石のチェック・あれば除去。
それ以上の治療をした事がありません。


矯正をする時、根が浅いから出来ないと言われた事もあります。
最近、硬い物を食べてはいけない、ガムを長く噛んではいけないと言われています。

少しでも長く歯を残したくて頑張ってきた事を思うと、インプラントブリッジ入れ歯か、夜も眠れない位悩んでいます。
今、離島に住んでいて、歯科医の選択肢が殆どありません。
来年の4月には千葉県に引越す予定です。


抜歯から一週間、7番が少しグラグラしているような感じがします。
このまま治療をせず4月まで放置した場合、歯並び噛み合わせ、6番、7番はどうなりますか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-06-26 08:42:22
ご返信ありがとうございます。

少々お困りのようですが、いろいろ手段はあり得ます。

今受けられる範囲で選択するしかないかもしれませんが、歯についてのお思いを良く聞いてくれる歯科医師を探すことが第一となります。

その上で暫定的で、しかも将来に大きな負担を残さない方法をいろいろと計画していただくことは可能かもしれません。


そしてこれから話すことが一番大事なことです。

病は気からと言いますね。
心配しすぎないことです。


来年の四月からは良くなるかもしれないではありませんか。
それまで僅かの期間をしのげばうまくいくかもしれないではありませんか。

その希望を持ち、まだ今からでもできることをしておけるだけラッキーと腹をくくることができれば、少し気が楽になるかもしれません。


実際に虫歯歯周病は気持ちの持ち方で大きく左右されます。
今は自分で病気に追い込んでいないか、落ち着いて考えてみる機会かもしれません。
気持ちの切り替えだけで短期間を乗り切れればがらりと状況を好転できるかもしれません。

今まで歯を大切にしてきた思いはきっと実ります。
今は心配しすぎず、来年まで楽しく暮らすようにしましょう。




タイトル 検診を欠かさなかったのに右下6番半抜歯に、ブリッジにするべきか?
質問者 バラモンちゃんさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジ治療法
ヘミセクション(トライセクション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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