[写真あり] 抜歯後に歯茎が下がり、前歯ブリッジの装着に不安
相談者:
ゆっけんけんさん (44歳:女性)
投稿日時:2014-06-25 00:18:15
現在、上下の前歯を8本ずつ、計16本をブリッジにするべく、歯科医院で治療をしています。
5月8日に抜歯し、同時に仮歯を装着しました。
抜歯した歯は、以下のとおりです。
上の前歯2本(左2番目と右1番目)抜歯
(右上)(4)(3)(2)1 | (1)2(3)(4)(左上) (まる囲みが土台にする歯)
下の前歯4本(左右とも1番目と2番目)を抜歯
(右下)(4)(3)21 | 12(3)(4)(左下) (まる囲みが土台にする歯)
現在は、仮歯を装着した状態で、土台にする根の治療を行っています。
以前、こちらで仮歯の作り直しのことで質問させていただきましたが、結局、作り直しはしていません。
上の前歯の仮歯については、それなりに見栄えよくなるように修整していただきました。
※ブリッジ仮歯の形態が酷い。再作成は半額自己負担と言われた
抜歯して1ヶ月。
下の前歯4本の仮歯と歯茎の間に2ミリほどの隙間ができ始め、モノがはさまりやすくなり、口を開くと隙間が見えるようになり、また、話しにくくもなってきたので、担当医にお願いし、6月23日に仮歯と歯茎の隙間を埋めていただくようにお願いしました。
私は、見た目におかしくならないように、単純に仮歯と歯茎の間の隙間が目立たなくなる程度(仮歯を数ミリ長くする)で修整をしていただけるものと思っていました。
ところが、修整後の仮歯は、元々の仮歯の長さの2倍くらいに長くなっていました。
#隙間を埋めるために、現状の隙間以上に歯茎を思いっきり下に下げて仮歯を修整されたのだと思います。
担当医からは「まだまだ歯茎は下がります」と言われており、土台の根の治療が終わった後は、歯周病治療のため、歯茎を切開し、歯の奥についている歯石を取り除く外科処置を行うとも言われています。
そうすると、「さらに3ミリくらいは歯茎が下がる」とも言われています。
このまま担当医の言うままに治療を行っていくと、ブリッジを装着するときには、歯茎がなくなってしまっているのではないかと、ものすごく不安になっています。
そこで、お聞きしたいのですが。。。
1. 歯茎を下がりにくくする方法はあるのでしょうか?
2. もし、あるのなら、それはどういう方法ですか?
3. その方法のメリット、デメリットは何でしょうか?
4. その方法は、口腔外科、もしくは審美歯科などの専門医院でなければできない方法なのでしょうか?
それとも、一般歯科でも行えることでしょうか?
5. もし、歯茎を下がりにくくする方法がない場合、ブリッジを装着する際に歯茎がなくなってしまいそうな場合に対して、各先生方は、どのような方法で見た目を損なわないような工夫をされるのでしょうか?
ご回答いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
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5月8日に抜歯し、同時に仮歯を装着しました。
抜歯した歯は、以下のとおりです。
上の前歯2本(左2番目と右1番目)抜歯
(右上)(4)(3)(2)1 | (1)2(3)(4)(左上) (まる囲みが土台にする歯)
下の前歯4本(左右とも1番目と2番目)を抜歯
(右下)(4)(3)21 | 12(3)(4)(左下) (まる囲みが土台にする歯)
現在は、仮歯を装着した状態で、土台にする根の治療を行っています。
以前、こちらで仮歯の作り直しのことで質問させていただきましたが、結局、作り直しはしていません。
上の前歯の仮歯については、それなりに見栄えよくなるように修整していただきました。
※ブリッジ仮歯の形態が酷い。再作成は半額自己負担と言われた
抜歯して1ヶ月。
下の前歯4本の仮歯と歯茎の間に2ミリほどの隙間ができ始め、モノがはさまりやすくなり、口を開くと隙間が見えるようになり、また、話しにくくもなってきたので、担当医にお願いし、6月23日に仮歯と歯茎の隙間を埋めていただくようにお願いしました。
私は、見た目におかしくならないように、単純に仮歯と歯茎の間の隙間が目立たなくなる程度(仮歯を数ミリ長くする)で修整をしていただけるものと思っていました。
ところが、修整後の仮歯は、元々の仮歯の長さの2倍くらいに長くなっていました。
#隙間を埋めるために、現状の隙間以上に歯茎を思いっきり下に下げて仮歯を修整されたのだと思います。
担当医からは「まだまだ歯茎は下がります」と言われており、土台の根の治療が終わった後は、歯周病治療のため、歯茎を切開し、歯の奥についている歯石を取り除く外科処置を行うとも言われています。
そうすると、「さらに3ミリくらいは歯茎が下がる」とも言われています。
このまま担当医の言うままに治療を行っていくと、ブリッジを装着するときには、歯茎がなくなってしまっているのではないかと、ものすごく不安になっています。
そこで、お聞きしたいのですが。。。
1. 歯茎を下がりにくくする方法はあるのでしょうか?
2. もし、あるのなら、それはどういう方法ですか?
3. その方法のメリット、デメリットは何でしょうか?
4. その方法は、口腔外科、もしくは審美歯科などの専門医院でなければできない方法なのでしょうか?
それとも、一般歯科でも行えることでしょうか?
5. もし、歯茎を下がりにくくする方法がない場合、ブリッジを装着する際に歯茎がなくなってしまいそうな場合に対して、各先生方は、どのような方法で見た目を損なわないような工夫をされるのでしょうか?
ご回答いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
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回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2014-06-25 10:35:19
そうですね…。
もともとの病気が大きかった場合には大きく骨、歯肉が退縮してしまう場合があります。
>1. 歯茎を下がりにくくする方法はあるのでしょうか?
> 2. もし、あるのなら、それはどういう方法ですか?
骨移植や歯肉移植と言う方法があるにはありますが…。
> 3. その方法のメリット、デメリットは何でしょうか?
当然、メリットとしては「審美性の回復」という事はありますが、デメリットとして
@ 保険適応ではない
A 手術を伴う
B 数年後に再び痩せてしまう可能性がある
などがあります。
> 4. その方法は、口腔外科、もしくは審美歯科などの専門医院でなければできない方法なのでしょうか?
>それとも、一般歯科でも行えることでしょうか?
一般歯科ではなかなかやらない方法だと思います。
> 5. もし、歯茎を下がりにくくする方法がない場合、ブリッジを装着する際に歯茎がなくなってしまいそうな場合に対して、各先生方は、どのような方法で見た目を損なわないような工夫をされるのでしょうか?
ピンクポーセレン等を用いてごまかすようにすると思います。
(それでもじっくり観察すれば解ってしまう事ではありますが…)
もともとの病気が大きかった場合には大きく骨、歯肉が退縮してしまう場合があります。
>1. 歯茎を下がりにくくする方法はあるのでしょうか?
> 2. もし、あるのなら、それはどういう方法ですか?
骨移植や歯肉移植と言う方法があるにはありますが…。
> 3. その方法のメリット、デメリットは何でしょうか?
当然、メリットとしては「審美性の回復」という事はありますが、デメリットとして
@ 保険適応ではない
A 手術を伴う
B 数年後に再び痩せてしまう可能性がある
などがあります。
> 4. その方法は、口腔外科、もしくは審美歯科などの専門医院でなければできない方法なのでしょうか?
>それとも、一般歯科でも行えることでしょうか?
一般歯科ではなかなかやらない方法だと思います。
> 5. もし、歯茎を下がりにくくする方法がない場合、ブリッジを装着する際に歯茎がなくなってしまいそうな場合に対して、各先生方は、どのような方法で見た目を損なわないような工夫をされるのでしょうか?
ピンクポーセレン等を用いてごまかすようにすると思います。
(それでもじっくり観察すれば解ってしまう事ではありますが…)
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2014-06-25 11:27:57
櫻井先生が書いているのが正しいです。
歯を抜いてしまうと、歯の周囲の骨、歯槽骨や歯槽突起といわれる部分です。
それらは吸収していってしまいます。
これを止めることは不可能ですが、審美的な点に着目して行う治療が
GBRという骨を増やす手術や、上皮下結合組織移植手術などです。
それらをおこなうことで、失われた骨を少し再生したり、歯茎を分厚くして瘢痕組織をつくって、吸収を遅らせる効果があります。
いずれも保険は適用外ですし、高度な歯周外科技術を要します。
そもそも、今回の治療、かなり大きなブリッジを装着するようですが、そちらのほうが気になります。
そんな大きなブリッジ・・・支えになっている歯が一本でも問題を起こしたら、途端に破綻をきたす恐れがあるのでそちらのほうが心配です。
歯を抜いてしまうと、歯の周囲の骨、歯槽骨や歯槽突起といわれる部分です。
それらは吸収していってしまいます。
これを止めることは不可能ですが、審美的な点に着目して行う治療が
GBRという骨を増やす手術や、上皮下結合組織移植手術などです。
それらをおこなうことで、失われた骨を少し再生したり、歯茎を分厚くして瘢痕組織をつくって、吸収を遅らせる効果があります。
いずれも保険は適用外ですし、高度な歯周外科技術を要します。
そもそも、今回の治療、かなり大きなブリッジを装着するようですが、そちらのほうが気になります。
そんな大きなブリッジ・・・支えになっている歯が一本でも問題を起こしたら、途端に破綻をきたす恐れがあるのでそちらのほうが心配です。
相談者からの返信
相談者:
ゆっけんけんさん
返信日時:2014-06-26 22:28:14
櫻井先生
ご回答いただき、ありがとうございます。
ピンクポーセレンについて、調べてみました。
入れ歯の作成等で行われている方法ですね。
その方法が、ブリッジでも可能であるということ、初めて知りました。
櫻井先生の見解では、現状ではピンクポーセレンが妥当とのご判断なのでしょうか?
もし、櫻井先生の患者さんで、今回のようなケースの方がおられた場合、櫻井先生は、その患者さんに対してピンクポーセレンをご提案されますか?
ブリッジでのピンクポーセレンは、よく行われる症例なのでしょうか?
また、このピンクポーセレンは、ブリッジ前の仮歯作成でも対応できますでしょうか?
もし対応できるのなら、本番のブリッジがどのような感じになるかのイメージをつかむためにも、ブリッジを作成する前に、ブリッジ用の仮歯を作成して、ブリッジ完成後の雰囲気を固めていきたいと考えています。
質問が多くなりましたが、再度、お返事いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
ご回答いただき、ありがとうございます。
ピンクポーセレンについて、調べてみました。
入れ歯の作成等で行われている方法ですね。
その方法が、ブリッジでも可能であるということ、初めて知りました。
櫻井先生の見解では、現状ではピンクポーセレンが妥当とのご判断なのでしょうか?
もし、櫻井先生の患者さんで、今回のようなケースの方がおられた場合、櫻井先生は、その患者さんに対してピンクポーセレンをご提案されますか?
ブリッジでのピンクポーセレンは、よく行われる症例なのでしょうか?
また、このピンクポーセレンは、ブリッジ前の仮歯作成でも対応できますでしょうか?
もし対応できるのなら、本番のブリッジがどのような感じになるかのイメージをつかむためにも、ブリッジを作成する前に、ブリッジ用の仮歯を作成して、ブリッジ完成後の雰囲気を固めていきたいと考えています。
質問が多くなりましたが、再度、お返事いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
相談者からの返信
相談者:
ゆっけんけんさん
返信日時:2014-06-26 23:30:50
タカタ先生
ご回答いただき、ありがとうございます。
タカタ先生も櫻井先生と同じご意見ということなのですね。
こちらで、ピンクポーセレンという情報を知ることができて、よかったです。
> そもそも、今回の治療、かなり大きなブリッジを装着するようですが、そちらのほうが気になります。
> そんな大きなブリッジ・・・支えになっている歯が一本でも問題を起こしたら、途端に破綻をきたす恐れがあるのでそちらのほうが心配です。
このご意見、ごもっともだと思います。
このことについては、今回の治療に入る前もそうですし、治療中の今でも、担当医には念押しのように何度も確認しています。
せっかくブリッジにしても、2〜3年で壊れてしまうようでは、作成する意味がないと思うからです。
実は、右下3番目の犬歯に動揺があるのです。
この犬歯が、はたしてブリッジに耐えうるのか。。。
治療方法についての話し合いの際に、担当医からは、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3種の方法を提示され、私自身、入れ歯にはしたくなかったので、インプラント、ブリッジの2択になりました。
その際に、担当医から強く薦められたのがブリッジでした。
私は、右下3番目の犬歯の動揺が気になり、本当にブリッジにして大丈夫なのかと、何度も聞きました。
担当医の見解では、
この犬歯が使えなくなると、ブリッジの設計自体ができなくなるので、何が何でも残すようにする。
歯茎切開の外科処置をして歯茎が引き締まってくれば、動揺は残ると思うが、ブリッジには大丈夫だと思う。
断定はできないが、おそらく2〜3年でダメになるようなことはないだろう。
少なくとも5年以上は持たせるようにしていく。
今回の私のようなケースでも、10年以上、ブリッジが持つこともあるし、インプラントは、ブリッジがダメになってからでも可能なので、インプラントの前に、ブリッジでワンクッション置いてからでもいいのでは。
ただし、オールセラミックではなく、金属を使ったブリッジになる。
このような説明が何度もあり、ここまでおっしゃてくださるということは、それなりの判断があるからだろうと思い、ブリッジでの治療を行うことにしたのです。
4年前に上の歯の左右5番目をインプラントにしたのですが、この歯科医院とは、そのときからのお付き合いになります。
インプラント手術は別の専門医に執刀していただいたのですが、手術後の治療から、今の担当医にずっと治療&ケアをしていただいているという経緯があり、おそらく、私の歯の状態をいちばん理解していただいているのは、今の担当医だろうし、その担当医がブリッジがいいとおっしゃっているので、ブリッジに踏み切ったのですが、この判断は、妥当だったのでしょうか?
参考までも、タカタ先生の見解をお聞かせいただけると幸いです。
ご回答いただき、ありがとうございます。
タカタ先生も櫻井先生と同じご意見ということなのですね。
こちらで、ピンクポーセレンという情報を知ることができて、よかったです。
> そもそも、今回の治療、かなり大きなブリッジを装着するようですが、そちらのほうが気になります。
> そんな大きなブリッジ・・・支えになっている歯が一本でも問題を起こしたら、途端に破綻をきたす恐れがあるのでそちらのほうが心配です。
このご意見、ごもっともだと思います。
このことについては、今回の治療に入る前もそうですし、治療中の今でも、担当医には念押しのように何度も確認しています。
せっかくブリッジにしても、2〜3年で壊れてしまうようでは、作成する意味がないと思うからです。
実は、右下3番目の犬歯に動揺があるのです。
この犬歯が、はたしてブリッジに耐えうるのか。。。
治療方法についての話し合いの際に、担当医からは、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3種の方法を提示され、私自身、入れ歯にはしたくなかったので、インプラント、ブリッジの2択になりました。
その際に、担当医から強く薦められたのがブリッジでした。
私は、右下3番目の犬歯の動揺が気になり、本当にブリッジにして大丈夫なのかと、何度も聞きました。
担当医の見解では、
この犬歯が使えなくなると、ブリッジの設計自体ができなくなるので、何が何でも残すようにする。
歯茎切開の外科処置をして歯茎が引き締まってくれば、動揺は残ると思うが、ブリッジには大丈夫だと思う。
断定はできないが、おそらく2〜3年でダメになるようなことはないだろう。
少なくとも5年以上は持たせるようにしていく。
今回の私のようなケースでも、10年以上、ブリッジが持つこともあるし、インプラントは、ブリッジがダメになってからでも可能なので、インプラントの前に、ブリッジでワンクッション置いてからでもいいのでは。
ただし、オールセラミックではなく、金属を使ったブリッジになる。
このような説明が何度もあり、ここまでおっしゃてくださるということは、それなりの判断があるからだろうと思い、ブリッジでの治療を行うことにしたのです。
4年前に上の歯の左右5番目をインプラントにしたのですが、この歯科医院とは、そのときからのお付き合いになります。
インプラント手術は別の専門医に執刀していただいたのですが、手術後の治療から、今の担当医にずっと治療&ケアをしていただいているという経緯があり、おそらく、私の歯の状態をいちばん理解していただいているのは、今の担当医だろうし、その担当医がブリッジがいいとおっしゃっているので、ブリッジに踏み切ったのですが、この判断は、妥当だったのでしょうか?
参考までも、タカタ先生の見解をお聞かせいただけると幸いです。
タイトル | [写真あり] 抜歯後に歯茎が下がり、前歯ブリッジの装着に不安 |
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質問者 | ゆっけんけんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:1番(中切歯) 抜歯:2番(側切歯) ブリッジ治療法 ブリッジに関するトラブル その他(写真あり) 歯茎が下がった(歯肉退縮) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。