歯科金属除去治療での皮膚状態悪化

相談者: しおりんさん (54歳:女性)
投稿日時:2014-06-29 05:20:57
始めまして。
いつも大変参考になる投稿、回答ありがとうございます。


歯科金属除去治療について教えて下さい。

〇治療に当たっての経緯(すみません長いです。)

1)最初の金属除去治療

10年ほど前に手の指に水泡ができ、冬場だけ繰り返していました。
当時通っていた歯科医の先生から歯科金属のアレルギーの可能性があることを教えて頂き大学病院でパッチテストを受けました。

結果はアレルギーありでしたので直ぐにアレルギーの出た金属と思われる古い金属を数本外しました。

(恐らくアマルガムだと思うと仰っていました。
当時の先生にかかる前に被せた物ですので明確ではありませんが、見た目でそれらしいとの事でした。)

すると、間もなく症状が出なくなりホッとしていました。



2)今回の治療の発端

それから5、6年が経ち数年前からまた同様の症状が出始め、冬場だけでなく、通年出っぱなしになり、その後腕や足のスネ、首の後ろ、耳たぶの付け根と場所が増えていきました。



3)乳がんのホルモン治療薬副作用を疑う

私の場合、数年前に乳がんを手術して、抗がん剤治療を経てホルモン治療中でしたので最初抗ホルモン薬(ノルバデックス)の副作用を疑い、一月ほど服用を中止しましたが、悪化は止まるものの、快癒はなく再開すると、服用後2、3時間で手の湿疹部分が腫れ、熱を持つ状態になり、薬の種類を変えても同様でしたので、結局ホルモン治療は中断せざるを得なくなりました。

乳がんの主治医の先生は、乳がん専門に治療していらっしゃる先生ですので乳がん治療の症例がとても多い方ですがノルバデックスでここまでスゴイ皮膚疾患が出た経験はないと仰りやはり、他のアレルギーを調べて貰いたいとの事でした。



4)大学病院の皮膚科を受診

それで、以前の歯科金属アレルギーの事がありましたので大学病院の皮膚科を受診し相談しました所

・歯科金属のアレルギーは、治る事はないと思う。
 アレルギーがあってもテストに出ない事もある。

・食物のアレルギーの可能性は、この年齢になって今まで大丈夫だった物が突然アレルギーを起こすことはないとは言えないが、稀である。

・全身症状ではないので薬疹の可能性はほぼないと思う。
よって、一番可能性の高いものから排除してみるしか方法がない。
との診断で歯科受信をすることになりました。




5)質問の内容

現在、大学の歯学部病院で歯科金属の除去治療を受けています。

今迄の投稿を拝読していて

・治療を始めると一時的にアレルギー症状が悪化する事がある。
・治療後一年以内に症状が改善する率は10%程度である。
 (外し終わっても、症状の軽減はゆっくりで時間がかかる。)

との事でしたが実際、私の場合も酷い悪化があり、現在中断せざるを得ない程になっています。


そこで、今回の質問ですが。
金属除去の治療中、患者さんは症状(主に皮膚だと思いますが)ケアをどのようになさっているのでしょうか?
また、歯科医師の先生は、治療開始時に、金属除去治療と、症状ケアについて、患者さんにどの様にアドバイスなさっているのでしょうか?



6)治療の経緯 皮膚科

先にも触れましたが、現在金属除去の治療は大学の歯学部病院で受診しています。

その大学病院を選んだ理由はウェブページを拝読して皮膚科と歯科と連携指定治療に当たると書かれていた為でしたが実際には、歯学部病院は別病院なので紹介所を書いて下さるだけでした。

近所の皮膚科を受診して歯科治療が済むまでのケアをお願いしました所、副腎皮質ホルモンの軟膏を処方して下さいましたが最初処方して下さったのが ビスオDS軟膏% 全く効果ありませんでした。

次に処方して下さったのが ダイアコート軟膏 0.05%こちらは一旦湿疹が嘘のようにスッと消えましたが、数日後に元よりずっと激しい湿疹が出て皮膚が脱落、炎症を起こしそのため、抗生剤軟膏ゲンタシン軟膏0.1%が処方され炎症は軽減、皮膚表面は乾燥カサカサに

抗アレルギー薬サイザル錠5rも処方され3か月程服用しましたが全く効果が感じられず皮膚科にも数か所かかったのですが、歯科金属アレルギーの症例を経験したことがないので皮膚の保護剤(プロペト、オイラックス)と、サイザル錠の処方だけしかして下さらず
歯科金属のアレルギーに対する処置を連携して行って下さる皮膚科の病院が見つからなくて困っています。



7)治療の経緯 サプリメント 体質改善

仕方がないので現在体質改善を試みるため数年かかることを覚悟で、ビオチン、ブローメライン、ケルセチン等のサプリメントを服用しています。
(服用を始めて9か月)

かゆみはあるものの、我慢できる程度になって来ました。




8)治療の経緯 形成外科

一方、金属除去の方は最初数個は問題なく進み一部の皮膚症状が軽減されこのままどんどん楽になるのだと喜んでいたのもつかの間。

2月ほど前に、神経を抜いてある左上一番奥と、その隣の奥歯被せ物と芯を外したところ2、3週間の間に足の甲の湿疹が一気に悪化し皮膚が脱落、浸出液が大量に出て足首まで腫れあがるようになり止む無くいったん、歯科治療をお休みし形成外科で皮膚のケア(浸潤治療)を行って貰っています。

しかしながら、安静にしていると、浸出液は軽減して腫れも引いてくるのですが少し外出したり、動き回ったりするとまた、浸出液が増えて、足が腫れあがるを繰り返してしまっており形成外科の先生には、歯科金属アレルギーの事は正直殆ど知識がないけれどアレルギーがあることが解っているなら早くアレルゲンを全部除去しなくては一時的には軽快しても、最終的には悪化の方向に向かってしまうと思う。
足の状態が悪くても、頑張って早く外すようにと言われました。




9)行き詰まり

当然、自分でも早く外して、早く楽になりたいのですがまだ右奥歯上下合わせて6本金属が残っておりそのうち3本くらいは神経を抜いていたと記憶しています。

歯学部の先生も早く外して下さろうと色々考えて下さって被せ物の内、小さいもの、外した後の処置が軽くて済みそうなものからドンドン外しては下さっていたのですが大きい被せ物に取り掛かった途端想像以上の皮膚の状態悪化にひどく不安になっています。

主人とはもう打つ手が思いつかず断食に行ってみたらどうかという話にもなっています。



本当に長文で心苦しいのですが。

出来る限りの事をしたつもりであるという事とこの苦境をご理解頂いたうえで、アドバイスを頂戴できればと思い投稿させて頂きました。

宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-30 17:49:46
博多の児玉です。

私見です

アレルギーになりやすい方の場合、自覚がないレベルでの呼吸が低下している方が多い様に感じています。
僅かな呼吸の低下が関係している場合、この呼吸を改善することで
症状の改善が望まれる事もあるのではと感じます。



家庭で出来る簡単なテスト方法を書きます。

1.仰臥位になります。

2.片方ずつ鼻を閉じて深呼吸をして下さい。

3.呼吸が弱い方を使います。
  わからなければどちらでも結構です。

4.舌の背中(先から2〜4センチ)が天井に付いていないことを確認してください。

5.舌先がどこにあるかも確認してください。
  おそらく上の歯茎にはついていないと思います。

6.スプーンを舌の背中に乗せて高さを固定します。

7.舌を口の天井の方に持ち上げて下さい。

8.首が少しツル位までそのまま舌を持ち上げつつけます。
  1回あたり10秒から15秒程の時間です。

9.これを背中が口の天井に付くまで繰り返します。
  3回から5回位です。

10.天井に付いたのを確認します。

11.片鼻つまんで深呼吸をします。
   呼吸が楽に出来るのが分かりますか。

12.もしもわからなければ、ストレスを掛けて舌を元の悪い状態にすると明らかです。
   例えば手を強く叩いて下さい。
   舌の背中が落ちてきます。

13.再び片鼻の深呼吸をすると11.での呼吸との違いが分かると思います。


違いがあれば僅かな呼吸の低下があるという事になります。
1回あたりは僅かな違いでも1日の呼吸全体、月の呼吸全体にすれば大きな違いになります。

ここでは呼吸の低下がアレルギーの要因の1つではないかという私見を示しているだけで、呼吸が原因だと言っているわけでもなければ呼吸改善だけで必ず治ると言っているわけでもないことを書き添えておきます。


暗闇にともる小さなローソクの炎になればとの思いで書かせていただきました。
  

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しおりんさん
返信日時:2014-06-30 18:08:28
児玉先生

お忙しい所、詳細にご説明頂きありがとうございます。

読ませて頂いて、確かに呼吸が浅いように思います。
都市中に生まれ育ったことと色々とストレスが重なったことで数年前に自然豊かな土地に引っ越しました。


引っ越し当初、主人に

「向こう(引っ越し前の所)にいた時が浅かったのかもしれないけれど、こっちに来てから呼吸が大きくなったんじゃないか!?」

と言われたことがありそう言われればこちらに来てからリラックスできていて呼吸もゆったりしていたように思います。



それが、4年前に乳がんの再発が見つかり近所とのトラブルも発生
ストレスが重なったため先生のお話を読んでいて、以前の様な浅い呼吸になっている事は確かなようです。

少しでも症状が改善され通院できる程度になれば金属除去の治療にも通院できます。

本当にありがとうございます。

大きなローソクです!

前向きに頑張ります。



タイトル 歯科金属除去治療での皮膚状態悪化
質問者 しおりんさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ アレルギーその他
歯科金属アレルギー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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