奥歯の痛み、親知らず抜歯の後遺症か根の病気か? (ドイツ)

相談者: rdc900さん (36歳:男性)
投稿日時:2014-07-12 06:17:32
ドイツ在住でいまひとつ歯科医師とうまく意思疎通が出来ず困っています。
トラブルが起きているのは全て左上の歯です。


ここ3年ほど、硬めのものを食べたあとに左上の歯がじんじん痛むことがありましたが、8番が7番を押しているせいだと思い込んでいたため、歯科に行かずに我慢していました。

昨年8月に歯科Aへ行ったところ7番の側面裏側に虫歯の穴が開いていると指摘され、治療。
難しい位置で神経のそばまで行っていたが、ちゃんと治療できたと思う、とのこと。


その後しばらくは痛みのない状態だったが、また同じ所が痛み始める。
引っ越ししたため歯科Bで受診。

ここでは、痛みが8番(下向きではあるが埋没していて7番を圧迫している状態)のせいか、虫歯のせいか分からないので様子を見るしか無いと言われ、状態は変わらぬまま数ヶ月後に8番の抜歯を勧められる。


歯科Bから歯科Cを紹介され、3月末に歯科Cで抜歯。
8番は顔を出していなかったので、切開しドリルで上顎を少し削るなどの処置をして抜歯。


現在感じている症状。

・抜歯直後の大きな腫れは引いたにもかかわらず、頬骨のすぐ下のあたりに腫れというかしこり、違和感が残っています。



・抜歯後も定期的に左上の歯に痛みを感じます。
特に硬い物とまでいかなくても、噛みごたえのあるもの(玄米程度)を食べたあとで頻繁に発生するじんじんするような痛みです。

これは7番の治療以前、8番の抜歯以前と同じ痛みです。
ただ痛みの頻度は増えてきているように思います。



歯磨き後、ジェットウォッシャーのような機械を使っているのですが、6番と7番の間にあてるとかなり冷たく、痛く感じます。
また、その付近からの出血が頻繁にあります。
しかし根管治療の症状でよく聞く食事での冷たいもの、熱いものでしみる、ということはありません。

虫歯がない右上の6番と7番に水流をあてても左ほどではないにせよ若干の冷た痛さを感じるので、知覚過敏なのか虫歯なのかよく分かりません。



病院の対応

歯科B 8番を抜歯しても治らないのだから7番を根管治療すべきだと言っていますが、それをやれば確実に治るのかと聞くと言葉を濁します。

以前は冷たくした綿を歯に当てて分かるうちは根管治療は出来ないと言っていたのに今は勧めるなど、言っていることが二転三転してあまり信用できません。
腫れについては訴えても、腫れていない、問題無いと相手にしてくれません。



歯科C 腫れについては抜歯後6ヶ月は腫れが残ることがあると言われるだけで、相手にされません。
7番については冷たくした綿を当ててチェックして、問題無いとのこと。2週間後にもう一度受診するのですが、正直何もやってくれそうにありません。




相談したい点

どのようにしたら痛みの原因が分かるのでしょうか?
現状では、8番抜歯の後遺症なのか、7番が原因なのかイマイチ切り分けが出来ていないように思います。

根管治療した歯は寿命が縮まると聞いているので、本当に必要があるのでなければやりたくはありません。
根管治療の専門医に行けば確実に診断してもらえるのでしょうか?


8月に1ヶ月日本に帰る予定ですが、もう既に日本での健康保険はありませんので日本滞在中に症状がひどくなるとまずいなと思っています。


ややこしい話で申し訳ありません。
相談に乗っていただけると非常に助かります。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-07-12 10:43:07
7番歯根の、かつて8番と接していた部分に深い歯周ポケット(probing depth)が無いかどうかを診てもらっては如何でしょうか。

8番が既に抜歯されているのでしたら、根管治療歯周外科手術なども検討して7番を保存することを考えられるのが無難な案だと思われます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rdc900さん
返信日時:2014-07-13 05:21:07
お返事ありがとうございます。

歯科Cでの先日の診療では、縫合箇所と7番周辺を鏡と細い鈎針のようなもので一応チェックしてくれていたようですが、一応次回の診療の時に深い歯周ポケットの有無について聞いてみようと思います。


自分も7番を保存するために根管治療が必要なのでしたらもちろんやるべきだと思っていますが、本当に7番が根管治療が必要な状態なのかちゃんと診断してくれているのか疑問が拭えず迷っている次第です。

歯科Bの発言を聞いていると、原因の切り分けなどどうでもよくて、やってみて良くならなければ次の原因を探せば良いと思っているようにしか思えません。


歯科Bや歯科Cでの診断方法はこちらの回答者の先生方の目から見ても合理的で正しいやり方なのでしょうか?
もっと正確にどの歯が(あるいは歯茎が)悪いのかチェックする方法は無いのでしょうか?

本日は食事後の痛みがかなり酷かったのですが、ジェットウォッシャーで冷やすことで薬を飲まずになんとか持ちこたえてるような状態です。


お医者様から見れば見当違いのことばかり質問しているのかもしれませんが… よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-07-13 10:31:56
ご相談ありがとうございます。

いくつか混乱があるようです。

それぞれの症状と原因や対応を整理することから始めると良いと思われます。


どうやら一番お困りのことは、下記のようですね。

>本日は食事後の痛みがかなり酷かったのですが、ジェットウォッシャーで冷やすことで薬を飲まずになんとか持ちこたえてるような状態です。


一般的に、この症状は神経が炎症を起こしてしまった一つの兆候と言えなくもありません。
根の治療の専門性に関連しそうです。



>・歯磨き後、ジェットウォッシャーのような機械を使っているのですが、6番と7番の間にあてるとかなり冷たく、痛く感じます。
>また、その付近からの出血が頻繁にあります。


これは歯周病に関連すると考えられます。



>・抜歯直後の大きな腫れは引いたにもかかわらず、頬骨のすぐ下のあたりに腫れというかしこり、違和感が残っています。


これは外科的な処置、特に注射の合併症に似ています。



歯科Bや歯科Cでの診断方法はこちらの回答者の先生方の目から見ても合理的で正しいやり方なのでしょうか?


お話は断片的なので全く断定できませんが、とても合理的だと思います。

とくに歯科Cは紹介の経緯を見ても、外科特に抜歯の専門を一部の専門領域として棲み分けている可能性があります。
それであればその他のことにはあまり興味がないことは自然のことです。


歯科Bは外科を紹介した位ですから腫れの診断にも興味がないことは自然です。



>それをやれば確実に治るのかと聞くと言葉を濁します。


当たり前です。

世の中、確実なことなど何もありません。
ましてや、今の医学で確実に治せる保証など、世界で誰一人としてできないからです。
肯定できない質問をしたから、肯定してくれなかったことは極めて自然です。



>以前は冷たくした綿を歯に当てて分かるうちは根管治療は出来ないと言っていたのに今は勧めるなど、言っていることが二転三転してあまり信用できません。


検査方法や合目的性にもよりますが、神経の症状が進展するに従って一般の人から見て似たような検査結果への評価が変わることは正しいとも言えます。


信頼性はお互いの問題です。

どの分野であろうと同じですが、本質的に、医療者には信頼性をも提供するべき専門性が必要とされると私は強く考えますが、すべての医療者が専門性を持っていると期待するほうにも問題があります。

後者の場合は医療を受ける側はより高度なコミュニケーションスキルと情報力で医療者へ接する必要があります。

ただし、そういったことは不条理ですから、普段から社会的インフラとしての医療構築を皆様からもするべきであったと思われます。



>もっと正確にどの歯が(あるいは歯茎が)悪いのかチェックする方法は無いのでしょうか?


立場が違えば、それぞれ正しいと各歯科医師は主張するかもしれません。
立場によりまた原因を追求する専門性も異なります。


ご自身の立場を明確にすることがまず先決です。
困るほどの痛みが出た時だけ痛みが止まれば良いのか、あるいは普段から痛みを避けたいと努力しているか、選択です。

痛くなってからの治療であれば、簡単です。
難しいことは考えず、対症療法の実行あるのみです。
どんどん削り、抜歯をくり返せば初めの痛みはなくなります。


しかし、歯を削ったことによる痛み、神経を抜いたことによる痛み、注射や外科を受けたことによる痛み、抜歯による痛みなど別の痛みが出ることがあります。

あるいは、歯を失ったことによる、別の歯の痛み、口の中の痛み、身体の痛み、気苦労や消耗感など精神の痛み、時間や財布の傷み、仕事やプライベートを損なう痛み、などもありえます。



もし痛みにとらわれているだけではなくて、心底から歯を残したいとか、良くかめるようにしたいとか、あるいは晴れ晴れとした総合的な健康を目指しているとか、のご希望もあるならば、そういった歯科医師を探すと共感が得られるかもしれません。


「ここ3年ほど、」に限ってのこととは思えませんが、自己診断が一番危険です。
こじれるとさらに困難が待ち構えているからです。

そうすれば何故こうなったのか、なぜジェットウォッシャーを使っているのかなど明確になることもあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rdc900さん
返信日時:2014-07-14 19:19:43
いろいろとアドバイスを頂きましてありがとうございます。
かなり考えさせられるところがありました。


医師の専門性については認識が足りませんでした。
仰る通り、歯科Cは外科的な治療をしている専門医のようです。


腫れに関しては麻酔の合併症という事で色々検索してみまして、概要は理解しました。
とにかく理由がわからないのが不安でしたので、教えて頂けて感謝しています。

頬の感覚も手で触った感触が違うのも神経が麻痺しているせいでそう感じているだけで、実際はあまり膨れている訳ではないのかもしれませんね。


歯科Cが触診して「腫れが無い」と言った時に「いやあります! 感じるんです!」と強い調子で言い返してしまったので気まずいです…

麻酔時の神経の損傷であれば時間が経てば治癒する可能性があるとのこと。
ただ自分のケースの場合、抜歯時にドリルを使っていたので、それによる断裂の場合は治らないようで…とりあえず待つしか無いですね。



> 自己診断が一番危険です

仰るとおりでそれは痛感しています。しかし海外で言葉が完璧でないとなるとどうしても日本にいるより病院への足が鈍ってしまう感じです…



> ご自身の立場を明確にすることがまず先決です。

ここ数日で痛みは増してきていまして、とりあえず止めない限り食事も何も楽しめる状態ではありません。
痛みに追い立てられてその場限りの思考になっているのは否めませんが、とりあえず深いし周ポケットと歯周病の可能性についてもう一度聞いてみるのと、根管治療の専門家のところに行ってこようと思います。



仰るとおり本来はちゃんと立場を考えて長期的な視野をもって治療にあたっていくべきなのだとは思いますが、医師からの情報も100%汲み取れず、こちらからの質問も途中で遮られてしまうような中では、なかなか難しい物があります。

そんな中で、ここで相談できたのは本当に助かりました。
藤森様、さがら様、ありがとうございました。



タイトル 奥歯の痛み、親知らず抜歯の後遺症か根の病気か? (ドイツ)
質問者 rdc900さん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯の痛み その他
親知らずの抜歯
ドイツ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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