被せ物の下が虫歯になるまでの期間について(イギリス)

相談者: hirotanoさん (35歳:男性)
投稿日時:2014-07-17 07:38:39
はじめまして、ロンドン在住のものです。
簡単な質問で恐縮なのですが、なかなか答えが見つからないので投稿させていただきます。

2010年の8月に左上6番(C2)に銀のクラウンを被せました。

昨年の9月に歯茎が軽い炎症を起こし診てもらいましたが、中は大丈夫と言われました。

今年に入ってから時々軽い痛みを感じていたので、約ひと月前にレントゲンを撮ってチェックしてもらったのですが、大丈夫だと言われました。

今月の頭に入って、歯茎の高いところから腫れ(痛みが2、3日。強いものではありません)が出て、1週間たっても全くひきそうにないので診てもらいました。
手遅れで根管治療が必要だと言われました。
被せて4年も経っていないのでショックでした。

4年も経っていないのにこのような状態になるというのは、結構あるケースなのでしょうか?
短かすぎではありませんか?
(これがメインの質問です。
以下の質問は2次的なものです。)


単に隙間から菌が入ってしまったのか?
それとも菌が残ったまま被せてしまったのか?
かかりつけの歯科医は診てもらった(レントゲンのみ)翌日から休暇で、まだクラウンは外していないので詳しい虫歯の状態はわかりません。
虫歯の状態を見て、原因(どこから虫歯が始まったのか)はわかるものなのでしょうか?

被せたときの土台歯はきれいに中心だけ盛り上がっていて、真っ白だったと思います。

それでは、お返事お待ちしています。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-07-17 08:19:14
hirotano さん、こんにちは。

>4年も経っていないのにこのような状態になるというのは、結構あるケースなのでしょうか?

そうですね、あまりないのかもしれませんが、稀にあるのかもしれません。


虫歯の状態を見て、原因(どこから虫歯が始まったのか)はわかるものなのでしょうか?

判る場合もありますでしょうし、判らない場合もあるでしょうね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-07-17 08:42:48
ご相談ありがとうございます。


>4年も経っていないのにこのような状態になるというのは結構あるケースなのでしょうか?


保険の治療では良く起こるようです。



>短かすぎではありませんか?


日本ではふつうかもしれません。



>単に隙間から菌が入ってしまったのか?


ありえます。
問題なく正しく被せたとしても、神経を取ってしまった歯の場合はコロナル・リーケージと言って菌が侵入することがあります。

神経がある場合は正しい被せ物ならせめて20年30年と無事に使えるはずです。



>それとも菌が残ったまま被せてしまったのか?


虫歯を削った時に取り残しが無いかの検査をすればほぼ防げます。
しかしその判断も難しい診断です。
知識と経験が必要な重要技術です。

また削ってから被せるまでの間の、削った直後、仮歯の精度、セット時の衛生操作などではあり得ないとも言えません。



>虫歯の状態を見て原因(どこから虫歯が始まったのか)はわかるものなのでしょうか?


はっきり分かるとは言えません。
だいたい想像できることはあります。

仮に虫歯が取り切れていても、歯の急所とも言うべき部分を削りすぎると後でそのようになることは少なくありません。

一生歯を残すには、何度も削らない、たくさん削らないことが大事であり、それにより神経を抜かないことを守り続ければ実現できるからです。

治療目的が虫歯の穴を被せるだけなのか、歯を守ることが大事なのかによって治療内容や結果は全く違ってきます。
後者の場合は、その時ももちろん、一生の長い間に、いかに削りすぎないか、が大事ですがとても大変な治療となります。

一番良い治療は一生全く削らない生活にがらりと変える治療を受けることです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hirotanoさん
返信日時:2014-07-17 20:58:47
小林先生、さがら先生、丁寧にご返答いただき本当にありがとうございます。

>神経がある場合は、正しい被せ物ならせめて20年30年と無事に使えるはずです。

問題の歯は神経があったので、せめて10年くらいはもって欲しいなと思っていました。

私自身、日本で被せたことはな全くないので、日英の比較などはできませんが、かかりつけの歯科医保険内の仕事でしたが、かなり丁寧にしていたと思います。
ただ、こちらの有名な歯科大学を2002年卒業ということで経験上の問題もあったのかもしれません。

それとも、上に書き忘れていましたが、私自身に衛生上の不備があったのかもしれません。

クラウンの下の状態を見て、原因などがわかった場合は後に報告させていただきます。


>一生歯を残すには、何度も削らない、たくさん削らないことが大事であり、それにより神経を抜かないことを守り続ければ実現できるからです。

このメッセージですが、大人になって難しい歯科治療を経験して初めて本当の意味がわかりました。
子供のころは虫歯を甘くみていて、根管治療の難しさなどはぜんぜん知りませんでした。
保険内根管治療のハイリスクなども。

私の親などは保険内の治療しか受けたことがなく、根管治療を保険外ですることの意味すら理解していません。
本来なら小学校などで徹底的に教育するべきなのでしょうが、いろいろと利害の問題もあり難しいのでしょう。
子供達もあんまり怖がらせては逆効果ですし。
自分の子供にはきちんと理解させようと思います。



タイトル 被せ物の下が虫歯になるまでの期間について(イギリス)
質問者 hirotanoさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ イギリス
クラウンの下の虫歯(二次カリエス)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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