深い虫歯治療時に露髄しても神経は残せるか?
相談者:
神経を守り隊さん (22歳:男性)
投稿日時:2014-07-18 02:15:21
初めまして
東京で一人暮らしをしている大学4年生です。
2週間ほど前に右上7番を抜髄処置しました
ことの経緯は以下のようになります。
大学一年生の時に右上7番が欠損
(右上6番と接触する部分が大幅に欠損)
まだ虫歯などを舐めて時期でしたので放置してしまいました
食べカスが欠損部分につまる、ブラシが届かないなどで虫歯ができ、3か月後冷たいものでジンジンとした痛みがあったの で翌日、一人暮らししているところの歯医者(A歯科)に行きました
保険治療であるにもかかわらず、齲蝕検知液を使いながら、丁寧に虫歯部分を削ってくださいました(深いC2です)
その後、殺菌・消炎・裏打ちを含めてセメントをのせた後に、レジンで封をしてもらいました
(痛みがでたら抜髄、出なかったらインレーをいれるとおっしゃていました)
その後、痛みがなかったことから、セラミックのインレーを入れました(2012年1月に治療が終了)
そして、今年の6月下旬に右上7番にいれたセラミックの中心部が割れ、そこから、ぼろぼろとセラミックが欠け、セメント状態だけになりました。
実家の近くにある歯医者(B歯科)に見てもらいました。
レントゲンもとりました。
レントゲン上では二次カリエスもなかったため、 新たに詰め物をしようということになりました。
次回(3週間後)の診察までにメタルかセラミックのどちらかを決めるということになり、仮の詰め物(レジンではありません)をしてもらいました。
しかし、上京先で、その仮の詰め物が取れてしまい、セメントの部分が露出しました。
セメントの部分と右上6番の間に食べカスが詰まるのが嫌でしたので、軽くフロスをしたところ、そのセメントまでがとれてしまいました。
これはやばいと思い。歯鏡でみたところ、黒い部分が見えたので、翌日、一人暮らしをしているところから近くの歯医者(C歯科)に行ったところ、虫歯と言われました。
それも神経の直前であるとのことでした。
(レントゲンを取りました)
その虫歯を削ったところ露髄してしまいました。
抜髄するしかないと言われ、抜髄の処置を受けました。
現在3回の根管の洗浄を受け、樹脂が入っています。
※最初の虫歯の治療からセラミックを入れていただいたのがA歯科
欠けた後に見てもらったの地元のB歯科
セメントとれた後に緊急で見てもらったのがC歯科
あれ、この人、歯科難民じゃね?と思われるかもしれませんが、4年生になってから金・土・日は仕事の関係上実家に帰える生活をしています。
A歯科に行かなくなった理由は、担当されてた先生2人が退職してしまったためです。
また、卒業後は実家に戻るため、地元の歯科医院を中心に通いたい気持ちがあります。
非常に長くなってしまいましたが、このような流れです。
もはや神経は抜かれてしまいましたので、あーだこーだ言っても仕方ないのわかっています。
それに覆髄などの処置も知っていますが、適応などもあると思いますし、素人が口に出すことではないです。
しかし、もしかしたら神経を残せたのかな?と思ってしまうこともあります。
そこで質問があります。
1:今回のような虫歯でも歯科医院によっては神経を残す処置はできましたか?
(実際に私の歯を見られていないので、答えるのは難しいと思いますが、気になるところです)
2:また、各先生の抜髄の基準などを教えていただければ、幸いです。
3:レントゲンに映らない虫歯はありますか?
A歯科、B歯科、C歯科で見ていただいた歯医者の方に恨みなどはありません。
むしろ感謝しています。
恨んでいるのは大幅に欠けたのにすぐに歯医者に行かなかった当時の自分です( ;∀;)
東京で一人暮らしをしている大学4年生です。
2週間ほど前に右上7番を抜髄処置しました
ことの経緯は以下のようになります。
大学一年生の時に右上7番が欠損
(右上6番と接触する部分が大幅に欠損)
まだ虫歯などを舐めて時期でしたので放置してしまいました
食べカスが欠損部分につまる、ブラシが届かないなどで虫歯ができ、3か月後冷たいものでジンジンとした痛みがあったの で翌日、一人暮らししているところの歯医者(A歯科)に行きました
保険治療であるにもかかわらず、齲蝕検知液を使いながら、丁寧に虫歯部分を削ってくださいました(深いC2です)
その後、殺菌・消炎・裏打ちを含めてセメントをのせた後に、レジンで封をしてもらいました
(痛みがでたら抜髄、出なかったらインレーをいれるとおっしゃていました)
その後、痛みがなかったことから、セラミックのインレーを入れました(2012年1月に治療が終了)
そして、今年の6月下旬に右上7番にいれたセラミックの中心部が割れ、そこから、ぼろぼろとセラミックが欠け、セメント状態だけになりました。
実家の近くにある歯医者(B歯科)に見てもらいました。
レントゲンもとりました。
レントゲン上では二次カリエスもなかったため、 新たに詰め物をしようということになりました。
次回(3週間後)の診察までにメタルかセラミックのどちらかを決めるということになり、仮の詰め物(レジンではありません)をしてもらいました。
しかし、上京先で、その仮の詰め物が取れてしまい、セメントの部分が露出しました。
セメントの部分と右上6番の間に食べカスが詰まるのが嫌でしたので、軽くフロスをしたところ、そのセメントまでがとれてしまいました。
これはやばいと思い。歯鏡でみたところ、黒い部分が見えたので、翌日、一人暮らしをしているところから近くの歯医者(C歯科)に行ったところ、虫歯と言われました。
それも神経の直前であるとのことでした。
(レントゲンを取りました)
その虫歯を削ったところ露髄してしまいました。
抜髄するしかないと言われ、抜髄の処置を受けました。
現在3回の根管の洗浄を受け、樹脂が入っています。
※最初の虫歯の治療からセラミックを入れていただいたのがA歯科
欠けた後に見てもらったの地元のB歯科
セメントとれた後に緊急で見てもらったのがC歯科
あれ、この人、歯科難民じゃね?と思われるかもしれませんが、4年生になってから金・土・日は仕事の関係上実家に帰える生活をしています。
A歯科に行かなくなった理由は、担当されてた先生2人が退職してしまったためです。
また、卒業後は実家に戻るため、地元の歯科医院を中心に通いたい気持ちがあります。
非常に長くなってしまいましたが、このような流れです。
もはや神経は抜かれてしまいましたので、あーだこーだ言っても仕方ないのわかっています。
それに覆髄などの処置も知っていますが、適応などもあると思いますし、素人が口に出すことではないです。
しかし、もしかしたら神経を残せたのかな?と思ってしまうこともあります。
そこで質問があります。
1:今回のような虫歯でも歯科医院によっては神経を残す処置はできましたか?
(実際に私の歯を見られていないので、答えるのは難しいと思いますが、気になるところです)
2:また、各先生の抜髄の基準などを教えていただければ、幸いです。
3:レントゲンに映らない虫歯はありますか?
A歯科、B歯科、C歯科で見ていただいた歯医者の方に恨みなどはありません。
むしろ感謝しています。
恨んでいるのは大幅に欠けたのにすぐに歯医者に行かなかった当時の自分です( ;∀;)
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-07-18 08:17:04
>1:今回のような虫歯でも歯科医院によっては神経を残す処置はできましたか?
実際のところは御自身でも仰っている様に解りません、ただ術前に滲みるなどの症状が有ったのなら抜髄になったと思います(症状が無くても抜髄になる事も有ります)
>2:また、各先生の抜髄の基準などを教えていただければ、幸いです。
術前に症状が有った場合、露髄が2mm以上有った場合、露髄した部分から出血が有った場合。
以上の様な場合は抜髄します。
>3:レントゲンに映らない虫歯はありますか?
映る虫歯の方が少ないと思います。
実際のところは御自身でも仰っている様に解りません、ただ術前に滲みるなどの症状が有ったのなら抜髄になったと思います(症状が無くても抜髄になる事も有ります)
>2:また、各先生の抜髄の基準などを教えていただければ、幸いです。
術前に症状が有った場合、露髄が2mm以上有った場合、露髄した部分から出血が有った場合。
以上の様な場合は抜髄します。
>3:レントゲンに映らない虫歯はありますか?
映る虫歯の方が少ないと思います。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-07-18 08:30:59
ご相談ありがとうございます。
>1:今回のような虫歯でも歯科医院によっては神経を残す処置はできましたか?
症状がなかった、レントゲンで異常が見られなかった、と仮定すると一般的にはその可能性があります。
しかし、お一人ずつで違いがあります。
また歯科医師ごとに、ポリシーやルーティーン・ワークや診療態勢に違いがあります。
実際にも、その状況でセラミックが割れてしまったことを考慮して、その歯科医師にはわれないセラミックを入れるためには抜髄が必要と総合的に判断した可能性もあります。
一生という長いゴールを設定する場合は、神経は残したほうが良いし、セラミックは2年くらいでは簡単に割れないように歯を守ったほうが良いし、という方針などすべてを兼ね備えていれば僅かなチャンスはあったかもしれません。
逆にその一つでも不足があれば、無理をしてかえって悪化することも充分考えられるために、今の治療結果のほうが良かった可能性も小さくありません。
>2:また、各先生の抜髄の基準などを教えていただければ、幸いです。
一般的には、神経に炎症が起きたと診断できた時です。
これは患者さんの痛みとイコールではありませんから自己診断は危険です。
>3:レントゲンに映らない虫歯はありますか?
虫歯を病気と考えればあり得ます。
一般の方達は虫歯を穴が開いたとか、歯の色が変わったとか、痛いとか、で虫歯を判断する傾向があります。
我々は違います。
穴がなければレントゲンにはうつりませんが虫歯という病気があれば穴がなくても治療が必要です。
>A歯科、B歯科、C歯科で見ていただいた歯医者の方に恨みなどはありません。 むしろ感謝しています。
とても素晴らしいお気持ちです。
経験は全てこれからの人生に役立つことであり、それを活かすお気持ちがあってこそ進歩するからです。
>恨んでいるのは大幅に欠けた のにすぐに歯医者に行かなかった当時の自分です( ;∀;)
恨む気持ちは前進の妨げとなります。
その当時の経験があってこそ今真剣に考えるチャンスが回ってきたとか、そのおかげで学習できたとか思えられれば、当時のご自分にも感謝できるとさらに成長できるかもしれません。
>1:今回のような虫歯でも歯科医院によっては神経を残す処置はできましたか?
症状がなかった、レントゲンで異常が見られなかった、と仮定すると一般的にはその可能性があります。
しかし、お一人ずつで違いがあります。
また歯科医師ごとに、ポリシーやルーティーン・ワークや診療態勢に違いがあります。
実際にも、その状況でセラミックが割れてしまったことを考慮して、その歯科医師にはわれないセラミックを入れるためには抜髄が必要と総合的に判断した可能性もあります。
一生という長いゴールを設定する場合は、神経は残したほうが良いし、セラミックは2年くらいでは簡単に割れないように歯を守ったほうが良いし、という方針などすべてを兼ね備えていれば僅かなチャンスはあったかもしれません。
逆にその一つでも不足があれば、無理をしてかえって悪化することも充分考えられるために、今の治療結果のほうが良かった可能性も小さくありません。
>2:また、各先生の抜髄の基準などを教えていただければ、幸いです。
一般的には、神経に炎症が起きたと診断できた時です。
これは患者さんの痛みとイコールではありませんから自己診断は危険です。
>3:レントゲンに映らない虫歯はありますか?
虫歯を病気と考えればあり得ます。
一般の方達は虫歯を穴が開いたとか、歯の色が変わったとか、痛いとか、で虫歯を判断する傾向があります。
我々は違います。
穴がなければレントゲンにはうつりませんが虫歯という病気があれば穴がなくても治療が必要です。
>A歯科、B歯科、C歯科で見ていただいた歯医者の方に恨みなどはありません。 むしろ感謝しています。
とても素晴らしいお気持ちです。
経験は全てこれからの人生に役立つことであり、それを活かすお気持ちがあってこそ進歩するからです。
>恨んでいるのは大幅に欠けた のにすぐに歯医者に行かなかった当時の自分です( ;∀;)
恨む気持ちは前進の妨げとなります。
その当時の経験があってこそ今真剣に考えるチャンスが回ってきたとか、そのおかげで学習できたとか思えられれば、当時のご自分にも感謝できるとさらに成長できるかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
神経を守り隊さん
返信日時:2014-07-18 13:07:58
細見先生、さがら先生
ご回答ありがとうございます。
今後は他の歯の神経を残すように努力したい。
(虫歯予防も含めて)
ただ、詰め物(セラミック、レジン)などの下はさすがに磨くことはできません。
実際、左上の5,6,7番もC2で大幅に歯を削り詰め物をしていますが、不安です( ;∀;)
細見先生の言うようにレントゲンに映らない虫歯のほうが多いとすると、詰め物の下の虫歯は自発痛などがするか、今回の様にセラミックが欠け、さらにセメントも剥がれ落ちることで偶然見つかるかなのでしょうか?
ちなみに、左上6番にもセラミックの詰め物をしています。
もともと深い虫歯を治療し、セラミックを被せてありました。
しかし、7番との接触部分に虫歯ができてしまい、仕方なくセラミックを外したところ、虫歯ができていました。
A歯科が神経ギリギリのところまで削っていただき、また被せましたが、今度またそこが虫歯になるということを考えると不安です。
>さがら先生
非常に丁寧なご回答に感謝します。
先生の言う通り、歯科医師によって違うというのは、素人の私でも感じていました。
地元の歯医者さんが自分に合っていると思うので、歯科難民にはならなそうですが、場合によっては他の歯科院でのセカンドオピニオンも必要になるのかなと感じています(;^^)
ご回答ありがとうございます。
今後は他の歯の神経を残すように努力したい。
(虫歯予防も含めて)
ただ、詰め物(セラミック、レジン)などの下はさすがに磨くことはできません。
実際、左上の5,6,7番もC2で大幅に歯を削り詰め物をしていますが、不安です( ;∀;)
細見先生の言うようにレントゲンに映らない虫歯のほうが多いとすると、詰め物の下の虫歯は自発痛などがするか、今回の様にセラミックが欠け、さらにセメントも剥がれ落ちることで偶然見つかるかなのでしょうか?
ちなみに、左上6番にもセラミックの詰め物をしています。
もともと深い虫歯を治療し、セラミックを被せてありました。
しかし、7番との接触部分に虫歯ができてしまい、仕方なくセラミックを外したところ、虫歯ができていました。
A歯科が神経ギリギリのところまで削っていただき、また被せましたが、今度またそこが虫歯になるということを考えると不安です。
>さがら先生
非常に丁寧なご回答に感謝します。
先生の言う通り、歯科医師によって違うというのは、素人の私でも感じていました。
地元の歯医者さんが自分に合っていると思うので、歯科難民にはならなそうですが、場合によっては他の歯科院でのセカンドオピニオンも必要になるのかなと感じています(;^^)
タイトル | 深い虫歯治療時に露髄しても神経は残せるか? |
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質問者 | 神経を守り隊さん |
地域 | 千葉 |
年齢 | 22歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 大学生・短大生・専門学生 |
カテゴリ |
虫歯治療 詰め物、インレーが割れた・欠けた 覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。