前から5番目の乳歯を抜歯した後、ウェルデンツにしようと思っています

相談者: momokokkoさん (24歳:女性)
投稿日時:2014-08-02 20:53:10
今回は、左上の左前歯から数えて5番目の歯について相談させていただきます。

この歯は乳歯なのですが、下に歯がありません。
今までに何度も虫歯の治療をしていて、神経も抜いていて、かなり大きな詰め物をしています。

先日詰め物が欠けてしまったので、かかりつけの歯科に見てもらうと、歯にひびが入っているとのことで、取りあえず今回は詰め物を新しく詰め直してもらいました。

先生に近い将来、入れ歯インプラントブリッジにしなければいけないと言われ、先生個人としてはブリッジが良いのでは話していたので、詳しい知識がなかったので、私もそれならブリッジにしようかなとなんとなく考えていました。


最近また詰め物が外れそうで、さらに触ると違和感というか、痛みがするので、もう長くはもたないのではないかと心配になり、ネットで色々と調べてみました。

ブリッジは歯磨きがしにくく、削った歯が虫歯になったり、歯周病になりやすく、その治療の為にブリッジを取り外し、また取り付けるのにも費用がかかる。
ブリッジの左右の歯に負担がかかる。

長期的に見て、結果的に左右の歯も治療しなければいけないはめになるのではと思いました。
現在4番目は健康な歯で、6番目は以前虫歯の治療をしています。
これ以上6番目の歯を悪化させたくありません。


インプラントは手術が必要なのと高額なので気が引けます。
失敗したときのことも怖いですし。
インプラントもブリッジも高額なのに、永久ではないです。


ヒューマンブリッジは削る歯が少なく、両隣の歯にかかる負担は少ないですが、6番目の歯が虫歯なので、出来ないようです。
また結局ははブリッジなので、歯磨きがしにくく、虫歯になりやすいのではないかとも思います。


そこで、ウェルデンツにしようかと思います。
取り外しが出来るので衛生的です。
値段的にも数年おきに取り換えも出来ると思います。

まだ20代なので、今後更に良い治療法が出来たときのことを考えて、無暗に歯を削ったりして後々の選択の幅を狭めたくありません。
かかりつけのとは別の歯科に行って相談をするつもりではいますが、今のところウェルデンツで心は決まっています。


ですが、ウェルデンツやヒューマンブリッジではなく、世間ではインプラントやブリッジを勧める先生が多そうに思えるので、私のこのウェルデンツにしようという選択が良いのかどうかご意見を頂きたいです。


長々となってしまい申し訳ありません。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2014-08-03 01:39:54
ウェルデンツは、吸水性がない素材ですから悪くはないです。

ただ、素材自体が比較的柔らかく変形しやすいので、数年毎にやりかえる使い捨ての物だと割り切っておかれたほうがよいでしょう。

前後の歯をほとんど削らずに着脱する装置としては、他の新しい樹脂素材を用いたものもあります。
また、昔から1本義歯はそれほど稀な修復方法ではありません(通常は金属のバネがある場合が多いので嫌われます)。
ウェルデンツは金属のバネは使いませんから、その点では義歯と言っても抵抗が少ない装置に入るでしょう。(色の選択肢が少ないので見た目がさほどよくはない場合もありますが)


ブリッジを多くの人が選択するのは、やはり着脱が面倒臭くないからでしょう。また、自分の歯とほとんど同じような感覚で使用出来るからでしょう。

ただ、一度前後の歯を削ってしまうと元に戻りませんから、ウェルデンツを試してみられてもいいかもしれませんね。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-08-03 03:36:30
momokokko さん こんにちは

一本の入れ歯よりブリッジを選ばれるのは、取り外して掃除をしないといけないこと、引掛けの金具が見えること、ブリッジより異物感があることなどです。
あと、入れ歯を入れているということ自体が嫌だと考える人もいますね。この年令で入れ歯は嫌みたいな感じです。

船橋先生が言われているように、予算的に大丈夫でしたら、他の歯を削ったりしないですから、まずウェルデンツ義歯を試して、どうしても不満でしたら、インプラントやブリッジを選ばれても良いと思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: momokokkoさん
返信日時:2014-08-04 20:24:02
ご回答ありがとうございます。

ブリッジは左右の歯を痛める為やめようと思っていたのですが、更によくよく調べてみると骨吸収?というワードが出てきました。

ウェルデンツにした場合、骨吸収がおきてしまうのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-08-04 20:45:43
>ウェルデンツにした場合、骨吸収がおきてしまうのでしょうか?

そうですね、義歯にした場合は骨が吸収する可能性はあると思います。
特に適合が悪いと骨や粘膜の吸収が起きやすいかもしれません。

ウェルデンツはしなリ、柔らかく段々変形し易いと感じています。
作り直すことが頻繁ですので、ランニングコストはかかる義歯です。
他の義歯の材料でバネが見えない物もありますが、 ウェルデンツよりも柔らかいものから固い材料まで色々あります。

また、バネの見えない義歯でもある程度修理が出来る義歯もあり、ランニングコストは ウェルデンツよりはかからない義歯もあると思います。


よく分からないようでしたら、まずは保険の義歯を入れて、不満な点が改善出来る方法を探してみてはどうでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: momokokkoさん
返信日時:2014-08-05 19:56:14
ご回答ありがとうございます。

やはり骨吸収がおきるのですね。
骨吸収の画像を見て、抜歯するのがただただ怖いです。

骨吸収を抑える(予防する)方法はないのですか?

古い情報なのかよく分からないのですが、CPCによって骨の再生が出来るという文章を読んだのですが、一般的に本当に可能なのですか?

実際に行われているのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-08-06 08:20:36
歯を支えている骨を歯槽骨と言うのですが、この歯槽骨は歯が無くなるとある程度吸収します。

これはたとえ歯の代わりにインプラントを埋めようが避けられません。

この際、骨の部分に不適切な力が加わると吸収がより早く大きくなる場合があります。

そういった理由で、骨に不適切な力が加わりやすい入れ歯よりも残っている歯で力を負担するブリッジのほうが骨吸収のリスクは低いと言えます。

ただ、治療の適否を決めるのは骨吸収だけではありませんので、実際にどの治療法が良いのかは担当医と相談し総合的に判断して頂く必要があるかと思います。



>CPCによって骨の再生が出来るという文章を読んだのですが、一般的に本当に可能なのですか?

歯槽骨の再生については様々な研究が行われていますが、現時点では再生は不可能です。

GTRエムドゲイン骨移植などの歯周組織再生療法はそこそこ一般的に行われていますが、これも40点を80−90点にするようなものではなく、せいぜい40点を60点にしたり、60点が40点になるのを防いだりするようなものです。

だからこそ、早期に適切な治療を受けたり、予防に努めることが重要だと言われています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: momokokkoさん
返信日時:2014-08-06 20:51:33
ご回答ありがとうございます。


ネットでインプラント検索すると、インプラントなら骨吸収を抑えられると書いてあったのですが、それは義歯ブリッジと比較してという意味ですよね?

インプラントとノンクラスプデンチャーとブリッジでは、どのくらい骨吸収の進行に違いがでるのですか?


CPCによる骨再生も結局は、インプラントをする為に骨が足らない人が少しでも骨を増やして、手術を行えるボーダーラインを越えられるくらいには骨を増やせるということなのですね。



さらに質問なのですが、ウェルデンツやバルプラスト、エステショットなどは金属のクラスプではないですが、左右の歯にはやはり負荷がかかりますか?

6番目の歯が虫歯なので、ブリッジ程ではないにしても負荷がかかると抜歯の可能性が出てきそうで心配です。



タイトル 前から5番目の乳歯を抜歯した後、ウェルデンツにしようと思っています
質問者 momokokkoさん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジ治療法
部分入れ歯 その他
抜歯:乳歯(子供の歯)
歯の数が足りない(先天欠損)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい