歯性上顎洞炎。抗生剤を3週間服用するも炎症が引かない
相談者:
chaichaiさん (40歳:女性)
投稿日時:2014-09-07 00:17:37
歯性上顎洞炎に関する今までの投稿で勉強させて頂きました。
私の不安要素に関して具体的な日数の目安などを教えていただけたらと思い、初めての相談です。
よろしくお願いいたします。
【経過】
今年の7月下旬頃から、左側頭部・左頬骨周囲に鈍痛があり、ロキソニン頓服使用で自制内に。
8月中旬より上記に加えて、左下の歯茎から顎にかけても放散痛、全体的に疼くような違和感も。
さらに、左耳下腺・唾液腺・下顎腺のリンパに小さなしこりができて、左顔面が全体的に熱っぽく腫れぼったく。
この時点では歯の痛みはなく、叩かれて響く場所もありませんでした。
そのため、まず耳鼻科を受診、CTにて『上顎洞炎』と診断。
鼻腔からの内視鏡アプローチでは病巣ないため、原因は歯科であろうと。
採血での炎症所見は軽度でしたが、エコーで確認したリンパの腫れは5箇所ほどあり痛みも強かったので、ロセフィン2gの点滴を3日間施行。
その後はメイアクトとロキソニン内服続けて、炎症や痛みが落ち着いてきてからの歯科受診をすすめられました。
ところが数日後、原因と思われる左上5番とその周囲の歯にズキズキとした激しい痛みが現れたため、歯科受診。
レントゲンからも以前根の治療をした左上5番が病巣ではないかと。
クラウンを外してみたところ歯が折れてはいないので、もう一度根菅治療トライしてみることになりました。
しかし、根を洗浄したり薬を詰める度にどんどん治療部位に激痛が強くなり、治療中だけでなく、帰宅後もロキソニンも全く効かないようなズキズキに。
開放にすることで現在は少し激痛は落ち着いています。
このまま根菅治療が進めなければ、抜歯が第一選択になると説明を受けました。
なるべく抜歯は避けたかったので他院でセカンドオピニオン受けましたが「どうしても希望ならもう一度根菅治療することはできるが、正直痛みも伴うし結果抜歯となる可能性がとても高い」とのこと。
そして、9月5日に覚悟して予約の口腔外科へいったのですが、上顎洞炎の炎症が落ち着かないと処置できないので抗生剤と鎮痛剤を続けて、左頬骨や歯茎の痛みがなくなってからにしましょうと、延期になってしまいました。
ここのサイトでも、炎症があると麻酔の効きが悪かったり、抜歯後の治りが悪いとのコメントが多くあり、そこは納得しています。
【今、心配なこと】
・ 抗生剤使い初めて3週間になりますが、しこりが少し小さくなった以外は8月初めからの上顎洞炎の症状に変化はみられません。
抗生剤は、耳鼻科→ロセフィン2gを3日間、その後メイアクト内服を12日間。
その後歯科から→クラビット内服1週間(更にあと1週間あり)
@こんなに長く同じ抗生物質を続けて大丈夫でしょうか。
上顎洞炎の自覚症状があまり変わらず、特に頬骨と歯茎は鈍痛ですがじわーっと効いてます。
歩くだけでもズンズン響きます。
歯科の先生は、時間がくればほとんどの炎症は落ち着く、とのこと。
一般的にどの程度で抗生剤の効果を評価するのでしょうか。
Aまた、万が一炎症が引かない場合は、抗生物質を変える以外に何かできる処置はありますか。
サイト内では、切開して排膿という治療もみられましたが、どちらの先生も今の段階では考えていないとのことでした。
(補足ですが、根菅治療中でも鼻腔からも排膿はみられません。
レントゲンでおそらく薄い皮1枚みえるので、上顎洞と根菅病巣は交通してないのでは、とのことでした。)
長くまとまりのない文章で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
私の不安要素に関して具体的な日数の目安などを教えていただけたらと思い、初めての相談です。
よろしくお願いいたします。
【経過】
今年の7月下旬頃から、左側頭部・左頬骨周囲に鈍痛があり、ロキソニン頓服使用で自制内に。
8月中旬より上記に加えて、左下の歯茎から顎にかけても放散痛、全体的に疼くような違和感も。
さらに、左耳下腺・唾液腺・下顎腺のリンパに小さなしこりができて、左顔面が全体的に熱っぽく腫れぼったく。
この時点では歯の痛みはなく、叩かれて響く場所もありませんでした。
そのため、まず耳鼻科を受診、CTにて『上顎洞炎』と診断。
鼻腔からの内視鏡アプローチでは病巣ないため、原因は歯科であろうと。
採血での炎症所見は軽度でしたが、エコーで確認したリンパの腫れは5箇所ほどあり痛みも強かったので、ロセフィン2gの点滴を3日間施行。
その後はメイアクトとロキソニン内服続けて、炎症や痛みが落ち着いてきてからの歯科受診をすすめられました。
ところが数日後、原因と思われる左上5番とその周囲の歯にズキズキとした激しい痛みが現れたため、歯科受診。
レントゲンからも以前根の治療をした左上5番が病巣ではないかと。
クラウンを外してみたところ歯が折れてはいないので、もう一度根菅治療トライしてみることになりました。
しかし、根を洗浄したり薬を詰める度にどんどん治療部位に激痛が強くなり、治療中だけでなく、帰宅後もロキソニンも全く効かないようなズキズキに。
開放にすることで現在は少し激痛は落ち着いています。
このまま根菅治療が進めなければ、抜歯が第一選択になると説明を受けました。
なるべく抜歯は避けたかったので他院でセカンドオピニオン受けましたが「どうしても希望ならもう一度根菅治療することはできるが、正直痛みも伴うし結果抜歯となる可能性がとても高い」とのこと。
そして、9月5日に覚悟して予約の口腔外科へいったのですが、上顎洞炎の炎症が落ち着かないと処置できないので抗生剤と鎮痛剤を続けて、左頬骨や歯茎の痛みがなくなってからにしましょうと、延期になってしまいました。
ここのサイトでも、炎症があると麻酔の効きが悪かったり、抜歯後の治りが悪いとのコメントが多くあり、そこは納得しています。
【今、心配なこと】
・ 抗生剤使い初めて3週間になりますが、しこりが少し小さくなった以外は8月初めからの上顎洞炎の症状に変化はみられません。
抗生剤は、耳鼻科→ロセフィン2gを3日間、その後メイアクト内服を12日間。
その後歯科から→クラビット内服1週間(更にあと1週間あり)
@こんなに長く同じ抗生物質を続けて大丈夫でしょうか。
上顎洞炎の自覚症状があまり変わらず、特に頬骨と歯茎は鈍痛ですがじわーっと効いてます。
歩くだけでもズンズン響きます。
歯科の先生は、時間がくればほとんどの炎症は落ち着く、とのこと。
一般的にどの程度で抗生剤の効果を評価するのでしょうか。
Aまた、万が一炎症が引かない場合は、抗生物質を変える以外に何かできる処置はありますか。
サイト内では、切開して排膿という治療もみられましたが、どちらの先生も今の段階では考えていないとのことでした。
(補足ですが、根菅治療中でも鼻腔からも排膿はみられません。
レントゲンでおそらく薄い皮1枚みえるので、上顎洞と根菅病巣は交通してないのでは、とのことでした。)
長くまとまりのない文章で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2014-09-07 01:03:06
こんにちは。
>レントゲンでおそらく薄い皮1枚みえるので、上顎洞と根菅病巣は
交通してないのでは、とのことでした。
上顎洞と根菅病巣が交通していなくても上顎洞同底部の粘膜が炎症を起こして肥厚する場合があります。
そのような状況があったため、耳鼻咽喉科で上顎洞炎と診断されたのだと思います。
>@ こんなに長く同じ抗生物質を続けて大丈夫でしょうか。
副鼻腔炎に対しては、2か月間抗生物質の内服を継続するのが標準的だと認識しています。
>A また、万が一炎症が引かない場合は、抗生物質を変える以外に何かできる処置はありますか。
抜歯を避けたいのであれば、口腔内から切開して根尖部を開放する方法があります。
また、内視鏡で自然孔付近を拡大する方法もあります。
>レントゲンでおそらく薄い皮1枚みえるので、上顎洞と根菅病巣は
交通してないのでは、とのことでした。
上顎洞と根菅病巣が交通していなくても上顎洞同底部の粘膜が炎症を起こして肥厚する場合があります。
そのような状況があったため、耳鼻咽喉科で上顎洞炎と診断されたのだと思います。
>@ こんなに長く同じ抗生物質を続けて大丈夫でしょうか。
副鼻腔炎に対しては、2か月間抗生物質の内服を継続するのが標準的だと認識しています。
>A また、万が一炎症が引かない場合は、抗生物質を変える以外に何かできる処置はありますか。
抜歯を避けたいのであれば、口腔内から切開して根尖部を開放する方法があります。
また、内視鏡で自然孔付近を拡大する方法もあります。
相談者からの返信
相談者:
chaichaiさん
返信日時:2014-09-07 06:00:37
樋口先生、お忙しい中ありがとうございます。
抗生物質、まだ1ヶ月は大丈夫なのですね。
ただ、開放のままの左上5番の痛みと下顎リンパの痛みが昨日からまた強くなってきてボルタレンでも効かなくなってきているので、経過観察していると悪循環なのでは…と不安です。
クラビットが切れる頃(水or木曜日)に、主治医に切開などの選択肢と痛みについても相談してみます。
抗生物質、まだ1ヶ月は大丈夫なのですね。
ただ、開放のままの左上5番の痛みと下顎リンパの痛みが昨日からまた強くなってきてボルタレンでも効かなくなってきているので、経過観察していると悪循環なのでは…と不安です。
クラビットが切れる頃(水or木曜日)に、主治医に切開などの選択肢と痛みについても相談してみます。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2014-09-07 18:18:28
今日たまたま聞いて来た話ですが、
耳鼻科医による内視鏡下鼻内手術(ESS)の方が患者さんの負担がかなり軽くなると思います。
場合によっては外来で行い入院も必要なく再発の危険性も低くなるような講演でした。
また14員環系マクロライドの低用量長期服用が保存的な方法として日本耳鼻咽喉科学会のHPに記載があります。
この場合三ヶ月が一つの目安のようです。
参考
http://www.jibika.or.jp/citizens/hanaqa.html
耳鼻科医による内視鏡下鼻内手術(ESS)の方が患者さんの負担がかなり軽くなると思います。
場合によっては外来で行い入院も必要なく再発の危険性も低くなるような講演でした。
また14員環系マクロライドの低用量長期服用が保存的な方法として日本耳鼻咽喉科学会のHPに記載があります。
この場合三ヶ月が一つの目安のようです。
参考
http://www.jibika.or.jp/citizens/hanaqa.html
相談者からの返信
相談者:
chaichaiさん
返信日時:2014-09-08 06:33:11
タイトル | 歯性上顎洞炎。抗生剤を3週間服用するも炎症が引かない |
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質問者 | chaichaiさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
上顎洞炎(蓄膿症) 抗生剤(抗生物質)・化膿止め |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。