[写真あり] インレーの歯が虫歯になりクラウンにしたことを後悔

相談者: にじほさん (50歳:女性)
投稿日時:2014-09-25 16:59:51
右下6番の歯の治療について質問します。
(写真有)

咬合面のほとんどがインレーをかぶり、十字にインレーが被っていました。
頬側の色が変わっている部分は歯磨きのためけずれてCR充填していました。
歯肉の後退もありました。


2か月前、歯科に行ったところインレーの遠心側の下にかなり大きな虫歯、遠心側の歯茎に近いところにも小さな虫歯がみつかりました。
治療とし
ては大きな虫歯を削ると神経にさわるところまで来ていたので、ドッグベストセメントで埋めて神経を守ってこれで乗り切れるか、様子を見て今月の頭に大丈夫だろうということでかぶせることになりました。


先生からはクラウンを勧められクラウンにしました。
この歯は歯茎も下がり、知覚過敏もひどかったので今までトラブルも多く、少しでも楽になるならとクラウンにしましたが、今となってインレーにしておけばよかったと後悔しています。

先生からは過去の治療でかなり削られているが、どうしてもというならCRレジンでとはいわれたのですが、長い目で見ればクラウンの方がいいでしょうと言われたのです。

クラウンにした後、歯茎の不具合を感じ、自分の歯でなくなった思いが強くて食欲が落ちて困っています。


@今更、こちらで相談するのもおかしなことですが、クラウンにするしかなかったのでしょうか?

A人生の終わりまでクラウンにすることを延ばす方がよいとの意見も読みましたが、この先クラウンをやりかえる必要があるたびに暗澹たる気持ちになりそうです。
クラウンを長持ちさせるにはどうするのが得策でしょうか

Bジルコニアクラウンですが、ぼってりとした形で後ろの歯や左の歯と比べても丸みがなく形状にもがっかりしています。
この形状は納得のいく形に変えてもらうことはできるでしょうか


画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-09-25 19:40:52
ご相談ありがとうございます。

>@今更、こちらで相談するのもおかしなことですが、クラウンにするしかなかったのでしょうか?


他の選択肢について説明を受けたようですから、そうではなかったのかもしれません。



>A人生の終わりまでクラウンにすることを延ばす方がよいとの意見も読みましたが、この先クラウンをやりかえる必要があるたびに暗澹たる気持ちになりそうです。
>クラウンを長持ちさせるにはどうするのが得策でしょうか


お気づきの通り、これからクラウンにしようかな?という段階からならばいくつも得策がありますが、今となってはご担当の先生に伺ってみることが一番なのかもしれません。

少なくとも1本の歯のあちこちにむし歯の穴だらけとなってしまった原因を変えないと、またクラウンでもむし歯で歯を失うリスクがあります。
せめてもうむし歯ができない、安全なお口の中に変えることは、たった一つに過ぎませんが有効です。



>Bジルコニアクラウンですが、ぼってりとした形で後ろの歯や左の歯と比べても丸みがなく形状にもがっかりしています。
>この形状は納得のいく形に変えてもらうことはできるでしょうか


可能です。
理想的な形にするには高度な知識と技術と優秀な技工士さんとの連携が必要です。


なお、インレーをクラウンに変えることは大きな変化です。
インレーはインレーの仲間で治療できれば、クラウンによるトラブルを予防することができます。

被せてしまえば丈夫に思えて、安易にインレーの欠点だけを補えるのではないかとカラ望みすると、今のように思わぬことで足下をすくわれます。


むしろクラウンにするリスクは、インレーよりも一気に増えてしまうことを知らなければなりません。
長期で見てもとても難しい治療がクラウンです。

従ってもう一度やり直す時には、さらにリスクを重ねることですから、今の問題を解決してくれるだけではなく、そのリスクを予防してくれる治療が必要です。


歯の治療とは忘れるほど良く噛めることが大前提です。
せめてここできっちり歯止めをかけないと、トラブルの行列に飲み込まれることを覚悟しなければなりません。

慎重に計画しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にじほさん
返信日時:2014-09-25 21:52:18
さがら先生、ご回答ありがとうございました。


クラウンにするリスクについては何ら説明もなく、これしかないとの言い方で、もっとセカンドオピニオンを聞かなかったことが悔やまれます。

引っ越して新しい先生を探して治療を開始し、信頼できると思っていて私の質問力にも問題があったのかもしれません。

忘れるほどよく噛めることが大前提とのこと、肝に銘じます。


今は自分の歯じゃないような感覚が大きく、クラウンの高さが気になって不具合を伝えたときに、先生の言い方としては慣れるしかない、気にしないように言われましたので、私の不快感を伝えても分かってもらえないように思っています。

クラウンをかぶせたばかりですが、審美的に納得のいくクラウンに変えたいので、今からじっくりよい歯科技工士と付き合いのある歯科医院を探さないといけないかと思っています。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-09-25 22:30:52
歯の噛み合わせの部分の大部分がむし歯になっていた場合、咬頭被覆と言って被せないと成りません。

詰めた場合、残った歯質が薄いので、そこが割れてしまう可能性がありますし、力がかかったときに、歪んで、金属と歯の間が広がり、むし歯が進行することも多く見られます。


被覆するかどうかの基準は、噛み合わせの歯と接触する部分よりむし歯が大きくなったら被覆、それより小さければ詰めることになります。
術前の画像でも、頬側は被覆されています。
舌側の少なくとも後側はこの時点でも被覆してもよかったのではないかとかんがえます。

 
インレーが入っていて、さらに歯肉の近くまでむし歯が拡大しているとなると、むし歯を取って健全な歯が残る部分はかなり少なくなると思われます。
 
そうであるならば、おかかりの先生の「これ(被せるしか)しかない」というのはおそらくその通りだったのではないでしょうか。

むしろもっと前から被せておけば、前述の理由でむし歯が進まなかった可能性もあります。

 
神経を残すかどうかも直ぐに判断せず、経過を見てから治療してくださっていますし。
信頼に値する先生と思われます。
 
危ない歯を助けてもらい被せていただいたと前向きに考えなさったら如何でしょう。

 

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にじほさん
返信日時:2014-09-26 10:40:12
三浦先生、ご回答ありがとうございます。

頬側は楔形欠損が原因で、遠心側は虫歯が原因で残る部分は少なかったと思いますが、舌側、近心側はまだ大丈夫だったかと思うのに削ってしまったことが後悔しています。

でも、おっしゃるとおり虫歯にこれ以上ならないようにという判断でクラウンを勧められたものと思います。



>危ない歯を助けてもらい被せていただいた

と思った方が精神衛生上もいいかもしれません。


重ねて質問なのですが、これからはクラウンにした部分と根の境目が虫歯にならないよう努力し、割れないように注意した場合、どれくらい使い続けられるのでしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-09-26 14:38:52
拙院は、セラミックの殆どがセレックなのですが、欧米のデーターによればセレックの場合、10年後の生存率が9割となっています。

もちろん、被せ物の適合、セメント、患者さんの手入れ、噛み合わせ
等によって、大きく変わると思います。


被せ物の場合は、歯と歯茎の境目の手入れが肝心ですので、頑張って長持ちさせてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にじほさん
返信日時:2014-09-27 01:24:53
長持ちできるようお手入れをがんばりたいと思います。
三浦先生のお言葉で前向きに考えられるようになりました。

私の口の中にはあと3本の歯に金属インレーがあります。
今は問題はありませんが、今後治療する時には、今回の経験を踏まえて慎重に判断しようと思います。



タイトル [写真あり] インレーの歯が虫歯になりクラウンにしたことを後悔
質問者 にじほさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物、インレーその他
クラウン(差し歯・被せ)その他
歯医者への不満・グチ
その他(写真あり)
詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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