右下7番の抜歯後、放置かインプラントにするか迷っています
相談者:
迷えるイノシシさん (31歳:男性)
投稿日時:2014-10-14 20:28:12
回答1
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2014-10-14 20:47:17
西山です
歯を失うまでの過程は”疾病”であって,歯を失った状態は”障害”であるという考え方があります.
”疾病”は現在進行形で状況が変化しますので,進行を止めるための治療が積極的に行われます.
”障害”は固定された状態ですので,その”障害”によって生活の質が低下しているのかが治療を選択するポイントになってきます.
歯を失ったことによる生活の質の低下は,食事ができない,発音ができない,審美的に不良であるといったことで引き起こされますので,これらの問題がなくて生活の質があまり低下していないのであれば,積極的治療は行わずに経過観察してゆくという選択肢もあってよいと思います.
ちなみに,7番1歯を失なっても食事に問題ない場合は多いと思いますし,顎関節などへの問題も起こることは少ないと報告されています.
歯を失うまでの過程は”疾病”であって,歯を失った状態は”障害”であるという考え方があります.
”疾病”は現在進行形で状況が変化しますので,進行を止めるための治療が積極的に行われます.
”障害”は固定された状態ですので,その”障害”によって生活の質が低下しているのかが治療を選択するポイントになってきます.
歯を失ったことによる生活の質の低下は,食事ができない,発音ができない,審美的に不良であるといったことで引き起こされますので,これらの問題がなくて生活の質があまり低下していないのであれば,積極的治療は行わずに経過観察してゆくという選択肢もあってよいと思います.
ちなみに,7番1歯を失なっても食事に問題ない場合は多いと思いますし,顎関節などへの問題も起こることは少ないと報告されています.
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-10-14 20:55:06
迷えるイノシシ さん、こんばんは。
同じような内容について、連日の投稿ですね。
右下7番は抜歯なさってから1年も経っているとのことですが、その間、不自由に感じたことはありましたか。
実際の状況が判りませんが、私だったら、最後臼歯である右下7番の欠損よりも、中間歯である右上6番の補綴を優先させるかもしれません。
費用で治療法を選択するのは、如何なものかと思います。
同じような内容について、連日の投稿ですね。
右下7番は抜歯なさってから1年も経っているとのことですが、その間、不自由に感じたことはありましたか。
実際の状況が判りませんが、私だったら、最後臼歯である右下7番の欠損よりも、中間歯である右上6番の補綴を優先させるかもしれません。
費用で治療法を選択するのは、如何なものかと思います。
回答3
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2014-10-14 23:29:42
問題無く生活出来ているのであれば、このまま経過観察でも良いかもしれませんね。
ただし、稀に7番の噛み合わせが無いので、咬みにくいと訴える方もいらっしゃいますが、そのような場合は7番を回復した方が良いこともあります。
また、噛み合わせのない右上7番が廷出といって、延びてきた場合は噛み合わせに問題が生じる場合があります。
このような場合は、7番を抜歯することや6番7番を連結させて動かないようにするなどの方法をとられる場合があります。
まずは、現状の問題があれば、それに対応し行くことが良いと思います。
ただし、稀に7番の噛み合わせが無いので、咬みにくいと訴える方もいらっしゃいますが、そのような場合は7番を回復した方が良いこともあります。
また、噛み合わせのない右上7番が廷出といって、延びてきた場合は噛み合わせに問題が生じる場合があります。
このような場合は、7番を抜歯することや6番7番を連結させて動かないようにするなどの方法をとられる場合があります。
まずは、現状の問題があれば、それに対応し行くことが良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
迷えるイノシシさん
返信日時:2014-10-15 06:46:51
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山先生
>7番1歯を失なっても食事に問題ない場合は多いと思いますし,顎関節などへの問題も起こることは少ないと報告されています.
アドバイスありがとうございます。
とりあえず、すぐにインプラントをやらずに様子を見てみるのもありかなと感じてきました。
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林先生
>同じような内容について、連日の投稿ですね。
連日の投稿にもかかわらず、アドバイスありがとうございます。
>最後臼歯である右下7番の欠損よりも、中間歯である右上6番の補綴を優先させるかもしれません。
私も右上6番の抜歯はかなり気になっているところであります。
なので、ブリッジで連結するようなやり方で治療を考えます。
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤先生
>問題無く生活出来ているのであればこのまま経過観察でも良いかもしれませんね。
今のところは、問題ないかもしれません。
>現状の問題があれば、それに対応し行くことが良いと思います。
問題があった場合に、またインプラント等の処置を考えたいと思います。
まずは、右上6番の抜歯した歯を治療して、経過観察後考えることとします。
(インプラント治療をしない場合も考えます)
諸先生方、貴重なアドバイスありがとうございました。
>7番1歯を失なっても食事に問題ない場合は多いと思いますし,顎関節などへの問題も起こることは少ないと報告されています.
アドバイスありがとうございます。
とりあえず、すぐにインプラントをやらずに様子を見てみるのもありかなと感じてきました。
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林先生
>同じような内容について、連日の投稿ですね。
連日の投稿にもかかわらず、アドバイスありがとうございます。
>最後臼歯である右下7番の欠損よりも、中間歯である右上6番の補綴を優先させるかもしれません。
私も右上6番の抜歯はかなり気になっているところであります。
なので、ブリッジで連結するようなやり方で治療を考えます。
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤先生
>問題無く生活出来ているのであればこのまま経過観察でも良いかもしれませんね。
今のところは、問題ないかもしれません。
>現状の問題があれば、それに対応し行くことが良いと思います。
問題があった場合に、またインプラント等の処置を考えたいと思います。
まずは、右上6番の抜歯した歯を治療して、経過観察後考えることとします。
(インプラント治療をしない場合も考えます)
諸先生方、貴重なアドバイスありがとうございました。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-10-15 08:35:11
結論が出たようでなによりです。
いろいろな考えがありますから迷うとは思います。
追い討ちをかけることにならないと願いながらもう一つお話をします。
前回のご相談も読みましたが、7番だけを、そしてもちろん6番も、それだけ単独で計画することはとても危険だと感じました。
またお気持ちが落ち込んでいることは、歯科の問題から出たことであれば歯科で解決する治療が適切です。
精神科などへ行けばそのデメリットと大きなリスクもあり、まず原因から考えることが勧められます。
そして7番への考えですが、人間に無駄な歯はまずありません。
7番は顎の位置の安定や他の歯の保護にとても重要です。
他の回答された先生方のような役割以外にそれをどう考えるかによって計画は変わってきます。
6番はさらに重要です。
初めに書きました通り、重要な歯ばかりですし全体の状況のためとても難しい判断が必要ですから、今回焦ることなく、当面の問題を乗り切りながら、最終的なゴールを設定することから充分に計画を練るべきではないかと思います。
従って、当面は入れ歯にしておくという選択はある意味とても良いのではないでしょうか。
いろいろな考えがありますから迷うとは思います。
追い討ちをかけることにならないと願いながらもう一つお話をします。
前回のご相談も読みましたが、7番だけを、そしてもちろん6番も、それだけ単独で計画することはとても危険だと感じました。
またお気持ちが落ち込んでいることは、歯科の問題から出たことであれば歯科で解決する治療が適切です。
精神科などへ行けばそのデメリットと大きなリスクもあり、まず原因から考えることが勧められます。
そして7番への考えですが、人間に無駄な歯はまずありません。
7番は顎の位置の安定や他の歯の保護にとても重要です。
他の回答された先生方のような役割以外にそれをどう考えるかによって計画は変わってきます。
6番はさらに重要です。
初めに書きました通り、重要な歯ばかりですし全体の状況のためとても難しい判断が必要ですから、今回焦ることなく、当面の問題を乗り切りながら、最終的なゴールを設定することから充分に計画を練るべきではないかと思います。
従って、当面は入れ歯にしておくという選択はある意味とても良いのではないでしょうか。
タイトル | 右下7番の抜歯後、放置かインプラントにするか迷っています |
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質問者 | 迷えるイノシシさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) 補綴関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。