奥歯数本が欠損、右上4〜6番ブリッジで揺れる歯を土台にする不安

相談者: みっちゃん。さん (43歳:女性)
投稿日時:2014-11-01 18:33:34
初めて質問させて頂きます。
宜しくお願いします。

子供の頃から虫歯に悩まされ、妊娠出産を機に、なかなか歯医者に行かれなかった事もあり、奥歯は20代の頃にほぼ神経をとってあります。
 
また、自分では気づいていなかったのですが、くいしばりがあるようで右上4番が舌で押すと揺れる感じです。(未治療で神経はあります。食事をしても痛みはありません)


現在、左下5、6が欠損し、保険対応の小さな部分入れ歯を食事の時に使用しています。


質問なのですが、2年くらい前でしょうか…
右上5番の差し歯が取れ、根が折れてしまったとの事で抜歯しました。

抜歯した医院では、健康な4番を削ってのブリッジは今すぐ考えなくてもいいと言われ、そのままにしておりました。
右上6は神経をとってある歯です。


今回、別の歯科医院に変えたのですが、右下5の治療済(神経とってあります。)の歯が伸びてきていて、レントゲンで根に膿がたまってるとの事で、かぶせ物をはずし、根っこの治療をして、高さも調節すると言われ治療中です。(根っこの膿に関しては痛みはなく、自覚症状はなかったです。)

これが終わったら、右上4、5、6でブリッジにすると言われました。

4と6を土台にするわけですが、最初に述べたように4番が揺れます。

この揺れる歯を土台にしてブリッジをしても大丈夫なのでしょうか?
更に揺れがひどくなったり、痛くなりそうで怖いです。


笑った時に見える部分なので銀歯には抵抗があるので、保険外で白いブリッジを考えています。

高額になると思うので、初めからリスクが高いと、このままのが良いのかと考えてしまいます。


今までの歯に対する認識の甘さを後悔して、これからは少しでも長く今ある歯を大事にしたいと思っております。

アドバイス宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-11-01 19:18:03
みっちゃん。 さん、こんにちは。

>この揺れる歯を土台にしてブリッジをしても大丈夫なのでしょうか?

まず、歯の動揺は、本当に食いしばりが原因なのか、改めて診査していただき、ブリッジの支台として用いることについての説明をしていただきましょう。

もしかすると、他にも歯周病などの状態にあるのかもしれません。

もちろん、どのような修復方法なるとしても、「くいしばりがあるようで」ということなのでしたら、「食いしばり」といった強い力をイメージするのとは全く違った次元で、歯の「接触」そのものに意識をおいてみた方が良さそうに思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みっちゃん。さん
返信日時:2014-11-01 20:09:08
早速返信いただいてありがとうございます。


歯の動揺の原因に関しては、前に抜歯を受けた歯科でも食いしばりが原因か、もしくは左下が部分入れ歯なので、噛み合わせや力の加わり具合で右上4番に強い負担がかかってるのではないかと言われました。
歯の擦り減りもあります。

私も歯の揺れで、歯周病では?と心配になったので、1か月前に歯周病認定医のいる近くの開業医に移りました。


歯周病の検査らしき事?(歯周ポケットの深さとかチェックするのでしょうか?)などはしておりませんが、歯全体のレントゲンを初診の時に撮りまして、歯を支える骨は大丈夫そうだね。
でも、無い歯も多いし、これから歯では苦労するよ。と言われました。
十分に自覚し、反省しております。


歯科医に揺れてるのに土台にして大丈夫ですか?と聞いたのですが、前より揺れは治まってきたでしょ。と言われました。
私的には、まったく変わっていないと感じます。


左の奥歯の欠損が原因で右上4番に強い負担がかかっているのだとしたら、4、5、6でブリッジにした方が4番への負担は軽くなるのでしょうか?

土台にするには歯を削らなければいけないし、更に負担が増えるのではと素人考えですが思ってしまいます。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-11-01 23:17:57
ご相談ありがとうございます。


お口の状況が分かりませんから一般的に説明します。


>今までの歯に対する認識の甘さを後悔して、これからは少しでも長く今ある歯を大事にしたいと思っております。


とても良い心がけです。


歯の揺れは、歯周病認定医で歯周病という診断が出なかったのであれば他に考えられることがあります。



>前に抜歯を受けた歯科でも食いしばりが原因か、もしくは左下が部分入れ歯なので、噛み合わせや力の加わり具合で右上4番に強い負担がかかってるのではないかと言われました。
歯の擦り減りもあります。


食いしばりも、すり減りも原因となりますが、実はその原因の根本的な原因のほうが重要です。

それはお話の中にあるように、奥歯をとても削っていることと、抜歯をくり返していることが大元の原因です。



>右上5番の差し歯が取れ、根が折れてしまったとの事で抜歯しました。


これもおそらく同じ原因です。


したがって、削られた歯以外にまだ大きく削られていない歯に負担がかかってきたために、4番が揺れてきた可能性が大きいと思います。



>左の奥歯の欠損が原因で右上4番に強い負担がかかっているのだとしたら、4、5、6でブリッジにした方が4番への負担は軽くなるのでしょうか?


軽くなります。

何しろ大きく削られた歯は前よりも低く作られてきた、という今までのくり返しの延長ですから、4番も大量に削られて低くなれば負担が軽くなり4番自体の負担は楽になります。
大量に削られることは、大きなデメリットという負担ではありますが。

しかし、ここで大事なことを忘れないでください。
今までは歯を削ったことによって、未だ削られていない歯のうちで弱い歯から、折れたり揺れてきたことを、です。

つまり4番に楽をさせれば、さらに食い縛りが強くなり、今度は別の4番か5番か、それもすぐに通り越して前歯全部が揺れてくる危険がとても強くなります。

前歯まで失う前に、根本的な原因から解決できないか検討する時期に来たのかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みっちゃん。さん
返信日時:2014-11-02 00:51:47
さがら先生、ご回答有難うございます。


現在、左下5、6、左上4、7、右上5が抜歯してありません。

左上4は20代の頃?の抜歯で放置していたので、歯が寄って隙間はほぼない状態です。

左下5、6は部分入れ歯を使っていますが、その他の欠損歯の修復?処理はされてません。

左下5は3人目の子供を出産後に根に炎症を起こし、抜歯になりました。
左下6を3年ぐらい前に抜歯した頃から、口の中の調子が悪くなった気がします。(この歯は、最終的に折れました。)

こんな状態ですので、右側に負担がかかっているのだろうと私も自覚しています。


食いしばりを指摘されてからは、なるべく食事以外は歯を接触させないように力を抜くように意識はしていますが、就寝中に寝返りをうったときに食いしばってる事に気づくこともあります。

今の段階で、やはり4番を削ってブリッジにするのが最善なのでしょうか…


4番の歯は神経を残せるのでしょうか?
削るとしみるというのも、こちらで見ました。

凄く不安です。

根本的な解決とは、例えばどのようなものがあるのでしょうか…。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-11-02 12:45:16
ご返信ありがとうございます。


>今の段階で、やはり4番を削ってブリッジにするのが最善なのでしょうか…


今までの延長線上の、いわばおなじみの方法ですから、楽して簡単に早く治療できるという意味だけであれば、とても良い治療です。

費用についても、初めは安くてすみ、だんだん高くなりますが出世払いでまかなえます。
お馴染みさんが、くり返し治療に来て頂いて、どんどん金額がふくれあがる支払いを一生続けて頂けるなんて商売として最善かもしれません。

おなじみの方法ですから、これからの予想もお分かりのことと思いますが、今までと同じにあまり先のことは考えないことにする方法とも言え、目をつぶれば気楽で良い方法とも言えます。

考えないでくり返す、ってとても楽です。



>4番の歯は神経を残せるのでしょうか?


削ること自体痛みの原因となり得ます。
ふつうの歯でもクラウンとしてかぶせるだけで、インレーなどの詰め物より大量に削ります。


私個人的には健康のためには、一生インレーにもしたくないと思って仕事をしています。
かぶせる方法は、私としては人生の最後の最後にしたいと思う治療方法です。

ふつうよりも飛び出した状態ならばさらに大量に削ることでしょう。
その痛みに耐えられれば神経を残せます。



>根本的な解決とは、例えばどのようなものがあるのでしょうか…。


考え方はとてもシンプルです。

今困っていることへの解決と、くりかえす原因から解決する治療との二つの治療の組み合わせです。

いろいろデメリットもあり、「言うは易し行うは難し」、ですが、もし原因から変えられれば、くり返しの治療は止められ、歯は残り、突然の大金の出費もなくなり、悩みは解消し、これからは楽しくなるはずです。


比べてみると、現在お考えのブリッジや今までくり返してきた治療は、考えとしては対症療法であり、原因への治療はしていない可能性があるからです。

つまり原因が変わっていないのであれば、止めるブレーキの働きがないので、くり返しや、だんだん下って行きその後急坂を転げ落ちるまで悪化することは止められませんよね?

そこが一番の問題です。


原因について、状況が分かりませんから、断片的なお話から想像する範囲でごく一般的に説明いたします。

実際はお一人ずつで違いがあります。

実施に当たっては、ちょっとでも的外れなことをしては効果は期待できません。
ただの一般的な説明です。


検査のない状態では信頼性が高くありませんが、もし歯周病がないと仮定すると、歯周病治療が不要となり、治療が一つ減ります。

原因はまず、

1.噛み合わせの低下、そして不安定、が想像されます。


またさらにその原因は、くり返し削っていることとそのかぶせ物全部、そして下記が大きな要因です。

抜歯してありません。
>抜歯で放置
>歯が寄って隙間はほぼない
部分入れ歯


そして大元の原因は、

2.むし歯がくり返しできることです。


したがって、今お困りのことへの治療と同時に原因への治療として、

1.噛み合わせの改善治療

もし低いのであればそこを高く戻して上げることが根本的治療です。

低くなった過去の悪い基準に合わせて、悪いことを治さずに、今の良い歯を低く削っては絶対にいけません。
良い歯を悪くするからです。

そのくり返しで前歯を含めて全滅している人たちがたくさんいるからです。

総入れ歯のおばあさん達がなぜこんなに多いのかも、うすうすお分かりになると思います。
そうです、良い歯を削るから、これが大きな原因の一つとなっています。


根本的な解決とは今まで全く逆の考えです。
良い歯を基準にして悪い歯のほうを治すべきです。


2.むし歯根絶の予防医療

もうむし歯ができなくなれば、むし歯に伴う問題がもう一生起きないからです。


この3つの治療計画を総合的に組み合わせて、3つを同時進行させれば、ふつうは長期的に見て解決に向かうはずです。


ちなみに健康を目指すには、例えると、生きていくために必要なきれいな水を一生コップに入れておくようなものです。

コップの底に病気という穴が2つか3つ開いていれば、いくら穴をちょっとだけ小さくしても、いくら一つの穴を一所懸命埋めても、いくら忙しく水を注いでも、いずれ水は全部流れ出てしまうものです。

水が減っても生きてはいけます、水が全くなくなっても人間は3日位は生きられます、でもコップいっぱいの水があるとそんな苦しさを全く心配することなく、一生元気に楽しく潤いのある暮しができます。

それが歯科の役割です。


その三つのどれかを省いた計画や、それぞれの治療内容が適当では、妥協することになりますから、どれか一つだけ豪華絢爛にしても、いずれ歯も時間もお金も楽しい気持ちも身体の健康も失う、蟻地獄のようなくり返しの泥沼からは抜けられない可能性があるという考えです。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-11-02 17:10:18
博多の児玉です。

>根本的な解決とは

もともと口の周囲の筋肉に問題が潜んでいた場合、多数歯の治療や喪失などで潜んでいた問題が表に出て、時間とともにそれがより大きくなると、食いしばり等が起きやすくなるようです。

その場合、その問題も一緒に可能な限り治療することが根本的な治療の1つだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みっちゃん。さん
返信日時:2014-11-02 22:27:30
さがら先生、ご回答有難うございます。


何だか、凄く納得しちゃいました。
今までの対処療法によるツケが回ってきているのだと痛感して涙出てきちゃいました。

具体的にどういう治療を受けたらいいのか、その為には今の歯科でいいのか、今治療を受けている歯科にどうやって意思を伝えたらいいのか考えてますが、今のところは右上4番は無傷なので、まだ選択肢はあるかもしれない。
他に方法はないか安易に削らずに相談してみようと思います。


いずれにしても、右上5番をどうにかしないといけないし…
最近、ずっとそんな事ばかり考えています。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みっちゃん。さん
返信日時:2014-11-02 22:38:40
児玉先生、ご回答有難うございます。


乳歯の頃から虫歯があり、親も忙しかったのか、なかなか歯医者に連れて行ってもらえず、昔の歯医者さんって、何だか直ぐに抜歯されるイメージがあるのですが乳歯も抜歯された記憶が多々あります。

子供の頃から就寝中に歯ぎしりがあると兄に言われた事があります。
これも関係あるのでしょうか?


この間、レントゲンを撮った時に、右の顎の方が力が強いね。と言われました。
左側は歯が無いので力が入らないのは事実です。

こんな状態でも、まだ改善の見込みはあるでしょうか。
少しでも良くなりたいです。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-11-03 08:59:31
追加です。

>子供の頃から就寝中に歯ぎしりがあると兄に言われた事があります。
これも関係あるのでしょうか?

子供の時はあまり気にしなくても良い場合が少なくありません。


>こんな状態でも、まだ改善の見込みはあるでしょうか。


歯がある限りは、歯が全部無くなった場合よりもずっと大きく改善できます。


>少しでも良くなりたいです。


そのお気持ちがあれば必ず良くなります。
今できることから無理なく始めれば良いことです。

大事なことは一生のゴールをありありとイメージできるような相談をしておくことです。
そのゴールへ向かって軸がぶれないように一つ一つ進めれば必ず良くなります。
もっとも、元通りにはならないこと、治療の欠点やリスクはよく聞いておきましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: みっちゃん。さん
返信日時:2014-11-06 18:06:31
さがら先生、ご回答有難うございます。


今週ずっと悩んで、色々とネットで調べたりしていました。
私の中では、やはり4番は削りたくないという意思が固まりました。
インプラントは今のところ考えていないので、1歯欠損の部分入れ歯しか5番の穴埋めは出来そうにありませんが…。


明日、下の歯の治療で再診なので勇気を持って歯科医に削りたくないと伝えようと思います。

今までは歯科医の言いなりというか、言われるがままの治療を続けて、どんどん悪くなっていったように思います。
治療について、ちゃんと説明してもらった事も無かった気がします。
もちろん、保険範囲内の治療でしたから、それが限界だったのだとも思いますが…。


平均寿命から考えると、まだ40年近く生きそうなので、自分の出来る範囲で、元通りにはならない歯の事を考えようと思います。

口の中全体的に、何とかならないか…
無くなった歯と、治療済みの死んでる歯が多すぎるので時間はかかりそうですが、自分でも少し勉強したいと思いました。



タイトル 奥歯数本が欠損、右上4〜6番ブリッジで揺れる歯を土台にする不安
質問者 みっちゃん。さん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:複数の歯(臼歯部)
歯がグラグラする
ブリッジ治療法
ブリッジに関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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