Wikipedia「上顎第一小臼歯」の文章に疑問があります

相談者: くるとんさん (22歳:男性)
投稿日時:2014-11-15 22:46:46
こんばんは。
お世話になります。
先日、歯列矯正のために上顎4番を左右抜歯した者です。

抜歯自体はうまくいき、経過も問題ないのですが、一つだけ疑問があります。
それは、抜いた4番の歯について調べていてたどり着いた、Wikipediaの文章です。


「上顎第一小臼歯」のWikipediaの文章に、以下のような文言が書かれています。


「近年一部の専門家の間で、上顎第一小臼歯は顎関節や、また睡眠時の歯軋りから顎を守ったり、下顎の固定をしている非常に重要な歯だという意見が上がっている。抜いた場合には将来的に顎関節症を併発したり、未知数の悪影響が起こるという説である。」

* http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E9%A1%8E%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%B0%8F%E8%87%BC%E6%AD%AF


この文章を見る限り、この上顎第一小臼歯は大変重要な役割を担っているようなのですが、この歯を矯正のために抜く、というのは致し方無いのでしょうか?
いくら矯正のため抜歯が必要とはいえ、このリスクを見ると抜いたことを多少後悔せざるを得ません。

ただ、そもそもこの文章の信憑性自体にも疑問があるのです。
「一部の専門家の間で」という抽象的な書き方が引っかかります。


上顎第一小臼歯を抜くことに対するWikipediaに書かれたような不具合は有り得る話なのでしょうか。また、実際にこのような症状が発生した事例はあるのでしょうか。

不安で仕方ないので、どうか回答の程よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-11-16 09:14:05
西山です

初耳ですね

矯正の場合は抜歯の後に他の歯を移動させて噛み合わせを作りなおすので、4番の位置も埋まるはずです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-11-16 10:01:12
wikipedia自体が「噂話」や「嘘」のレベルのものが混ざりこむシステムですから、参考程度にされた方が良いと思いますが、確かに一部専門家(歯科医師)でそういうことを言う人たちが少数ながらいる様です。

どんな業界でも、様々な意見や考え方があるのが通常ですが、この件に関しては未だ「学術的」と言えるレベルでは全くない様に認識しています。
(西山先生は顎関節に関して学術の世界のトップレベルの先生ですから、その先生がご存知ないというのがつまりそういう意味です)

でももしかしたら、今は「まさか」と言われている様なことも何十年かすると「常識」になっていることもあるかも知れませんし、今常識と考えられていることもいずれ失笑される様になるかも知れません。
情報というのはいつもそういうものです。



そもそも矯正治療を始める状況というのは、抜いてはいないとしても噛んでもいない様な歯が沢山あるはずですし、4本抜いたことで8本ぐらいが機能しだす(噛む様になる)ケースも多々ある訳です。

何でも利点欠点が同時に存在しますが、意識して欠点ばかりに着目する様になると何もしないことが一番となってしまいますね。

くるとんさんはまさかご自身の意思に反して矯正治療を始めることになった訳でもないと思うのですが、もともとは何か「もっと笑顔に自信が持ちたい」とか「歯磨きしやすくなって健康を維持したい」とか、相当に強いプラスのイメージがあったのではないでしょうか?

始める決断をされたのなら、プラスのイメージを最大限に膨らませて前向きに頑張ってみてはいかがでしょうか。



あ、あと因みに私自身も20年ぐらい前に4番全てを抜歯して矯正していますが、たぶん不幸にはなってなさそうです(笑)

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-11-16 10:29:29
リンクのページの下の方に書きかけの項目と書いてありますね。
まだまだ修正が必要な事もあるということなんでしょうか?


さて犬歯誘導という言葉があります。
顎関節症の方で夜間の歯ぎしり対策としてスタビライゼーション型スプリントを装着する場合は犬歯誘導にするように思います。

一部の専門家の意見と書いてあるということは信頼度の低いものだと思います。
ネット上のあまたのHPに乗っている意見と信頼度ではあまり変わらないように思います。

* http://ja.m.wikipedia.org/wiki/根拠に基づいた医療

ここの中のエビデンスレベルで言えば下位になると思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-11-16 13:13:35
ご相談ありがとうございます。


まず人間の身体にはきっと無駄なものはどこにもないに違いありません。
治療も自然を知ることから始めて間違いはありません。


4番の歯には全体の噛み合わせの安定させる一部の重要な役割があるとか、もしそれを失った場合は自律神経の支配領域の境界に当たるので自律神経のバランスに影響もあるとか、大昔から言われています。

実際の治療に役立てることも少なくありません。

しかし渡辺先生が回答されているように、それ以外の機能に問題がある場合は抜歯が適切なことも多く、また治療後にその機能が他の歯によって割り当てられれば良いともいえます。


科学は進歩したと言われていますが、人間の身体も宇宙も海の中も、全然というほど未だよく分かっていないともいえます。
生命が地球に生まれた約30億年前から進化して、人間も長い間に作られたとしたら4番も必要な可能性があります。

しかし、その生命の歴史も仮説で証明できないし、人間の進化の連続にも解明できない欠落があり、猿の祖先から分かれたのではなくて宇宙人が人間の元を作ったという話や証拠もたくさん発見されているとも言われています。


少しずつ解明されたこともあれば、まだ証明まではされていなかったり、初めは否定されたけれど後で重要な事実と認められたり、逆に後で否定されたりしたことは枚挙にいとまがありません。

つまり、絶対確実と分かっていることなど無いに等しいといえます。

それでも、今まで歯科で科学的に研究された成果で充分良い結果を手に入れることもできます。

歯科医師は科学に基づく歯科の専門家です。

噂話に惑わされることなく、ご担当の先生とよく相談しましょう。
正しい科学的な治療であればきっと良くなります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くるとんさん
返信日時:2014-11-16 15:43:42
西山先生
渡辺先生
柴田先生
さがら先生

ご回答ありがとうございました。
先生方の意見を聞くことができ、とても安心しました。
ありがとうございます。


誰でも編集できるものとは知っていながらも、Wikipediaの情報を過信してしまっていました。

もとは噛み合わせを良くしたい気持ちから歯列矯正に踏み切ったので、これからは歯の動きを楽しみにしながら、担当の先生とも相談して前向きに矯正を進めていきます。

本当にありがとうございました。



タイトル Wikipedia「上顎第一小臼歯」の文章に疑問があります
質問者 くるとんさん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(その他)
回答者




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