ひびの入った7番の治療・銀の詰め物の体への影響

相談者: さかいっこさん (36歳:男性)
投稿日時:2014-11-26 17:42:48
こんばんは!
歯の治療についてご意見を伺いたいです。
質問が多くて申し訳ないのですが宜しくお願いします。


<現状>
親知らず4本抜歯済。
左上6番、右上6・5番、左下7・6・5番を虫歯治療保険銀のインレーが入っている。

左下7番は神経を抜いて大きく削っていて、歯は歯茎から1〜2mmしか残っていない。現在根幹治療中。
上の前歯6本が前に出ている感じで奥歯16本しか噛み合っていない。


<質問1>
根幹治療の際ラバーダムを使用しなかったのですが、ラバーダムを使用してもしなくても変わりないのですか?


<質問2>
左下7番の根幹治療中に中のヒビが大きい事がわかり、ある程度掃除をしたらヒビを広げないために根幹治療を中止し@また銀歯を入れるA入れ歯BブリッジCインプラントという選択肢を提示されました。

私は@でギリギリまで今の歯を維持していずれ歯がダメになったらインプラントにしたいと伝えたところ、インプラントを考えているなら骨がしっかりある今のうちの方がいいし2年以内に痛みが出て再治療となった場合に自費になるというお話をされました。

長期的な歯の健康を考えたらどの選択が良いと判断されますか?


<質問3>
銀の詰め物が身体に悪影響を与えるなら、全てセラミックに変えたいと思っています。
しかし、噛み合わせが悪く奥歯に負担がかかっているそうなのでセラミックは強度が心配と言われました。

金は審美的に嫌なのですが、このまま銀の詰め物をしていて身体に害はないでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-11-26 17:59:59
根幹治療の際ラバーダムを使用しなかったのですが、ラバーダムを使用してもしなくても変わりないのですか?

個人的な意見ですが、少なくとも臼歯部の根管充填の時は必要だと思います。



>長期的な歯の健康を考えたらどの選択が良いと判断されますか?

ヒビが入っているのなら基本は抜歯です、抜歯後はインプラントも良いかも知れませんが7番なら放置でも良いかもしれません。


>このまま銀の詰め物をしていて身体に害はないでしょうか?

多くの方はそれで健康被害は出ていません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さかいっこさん
返信日時:2014-11-26 18:40:22
細見先生

ご返答ありがとうございました。

ラバーダムについては、なんでしないんだろう?と思いながら治療にケチをつけるようで言い出せなかったのですが、これからは疑問に思った事はきちんとお話ししようと思います。

7番の歯を抜歯したまま放置すると上の歯が伸びてきて歯のバランスが悪くなるというお話を聞いたのと、隣の6番も傾いて来ないか心配なのですが大丈夫なのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-11-26 19:27:32
こんばんは。

ラバーダムを使用してもしなくても変わりないのですか?

個人的には床上浸水でもしない限りラバーダムはしません。
それより根尖まで根管形成が出来たかどうかのほうが重要だと思います。

根尖まで根管形成ができていなければラバーダム以前の問題です。個人的にはほとんどの症例が根管形成不十分で根管充填をしてあるように見受けます。


根幹治療中に中のヒビが大きい事がわかり、ある程度掃除をしたらヒビを広げないために根幹治療を中止

個人的にはナンセンスだと思います。
ヒビがあるなら抜歯を考える前に接着修復をすべきだと思います。

参考
歯根破折歯の外部接着再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=161


>@でギリギリまで今の歯を維持していずれ歯がダメになったらインプラントにしたいと伝えたところ、インプラントを考えているなら骨がしっかりある今のうちの方がいい。

インプラントを考えていらっしゃるならサッサと抜歯すべきだと思います。
それこそ骨の吸収がすすみインプラントを受け入れる骨がなくなる恐れがあります。


>上の歯が伸びてきて歯のバランスが悪くなる

バランス云々については関係ないと個人的には考えていますが上の歯が伸びてくる恐れはあります。

参考
延長ブリッジ http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2819


>隣の6番も傾いて来ないか心配なのですが大丈夫なのでしょうか?

心配には及びません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-11-26 20:13:24
ご相談ありがとうございます。


><質問1>
根幹治療の際ラバーダムを使用しなかったのですが、ラバーダムを使用してもしなくても変わりないのですか?

したほうが治療成績が良いという報告もあるようです。
しかし、一概には言えません。

ただ下の7番で歯がほとんど残っていない場合は、私はしたほうがはっきり良いと思います。

ラバーダムの目的は、ばい菌が入らないように隔離する意味ですから、それよりも治療中の配慮、もっと重要な事は仮蓋の精度や強度のほうがよっぽど影響があります。


><質問2>
>ある程度掃除をしたらヒビを広げないために根幹治療を中止し

意味が不明な説明です。


インプラントを考えているなら骨がしっかりある今のうちの方がいいし


一理あります。


>2年以内に痛みが出て再治療となった場合に自費になるというお話をされました。


保険の解釈の間違いです。
また保険でも治療できます。
費用はほぼ再診料だけです。


>長期的な歯の健康を考えたらどの選択が良いと判断されますか?


7番は重要な歯ですから、感染が無い状態で、しかも良く噛める状態が理想的です。
状況に応じて相談が必要です。


><質問3>
銀の詰め物が身体に悪影響を与えるなら、全てセラミックに変えたいと思っています。


銀は一番アレルギーを起こしにくいと言われています。
殺菌作用もあります。
決して悪い金属ではありません。

ただし、保険で使う銀歯という言葉は材料的には正しい呼び方ではなく、多種類の金属をぼんやりと呼んでいるだけです。

従って、健康に良からぬ金属を使っている事は充分考えられます。
その場合は、そしてそれが必要と思われる場合は、使わないほうが安全と言えます。


>しかし、噛み合わせが悪く奥歯に負担がかかっているそうなのでセラミックは強度が心配と言われました。


それならば噛み合わせを治す治療をすれば良いと思います。
最近のセラミックはとても強度が高くほぼ壊れません。
しかしその分噛み合う相手に被害を与えますから、噛み合わせ治療は重要です。


>金は審美的に嫌なのですが、このまま銀の詰め物をしていて身体に害はないでしょうか?


確認すれば大丈夫な事が多いと思います。
入れた先生とよく相談しましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さかいっこさん
返信日時:2014-11-26 20:49:50
山田先生
ご返答ありがとうございました。
接着修復という方法は知らなかったので参考になりました。



さがら先生
ご返答ありがとうございました。

<質問2>の「ある程度掃除をしたらヒビを広げないために根幹治療を中止し」というのは私の書き方が悪かったのかもしれません。

ヒビが入って脆くなっている歯に手を加えると更に脆くなる可能性があるので、もし抜歯をせずにまた銀歯を入れるならある程度で根幹治療は中断しましょうというお話でした。

噛み合わせを先に矯正した方が良いのではというご意見もごもっともだと思います。

銀歯からどんどん悪い物質が体内に取り込まれているメージがあったのですが、そうとは限らないようですし噛み合わせの矯正も念頭に置いて検討したいと思います。



タイトル ひびの入った7番の治療・銀の詰め物の体への影響
質問者 さかいっこさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 保険のインレー(銀・金属)
補綴関連
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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