[写真あり] 左上1番に埋伏過剰歯、インプラントできるか (カナダ)
相談者:
ニコラスさん (35歳:男性)
投稿日時:2014-11-25 12:37:52
こんにちは、初めまして。
カナダ在住の者です。
7年程前に日本で神経治療を行い差し歯となっていた前歯左上1番が歯根破折と診断されました。
現在のところ、とくに痛みはありません。
この歯は1年半前に歯茎に膿ができカナダで再根幹治療をし、差し歯を作り直しました。
カナダでの歯の保険がないので根幹治療と新しいクラウン代で12万円くらい掛かりました。
1ヶ月程前から差し歯の歯茎からの出血が気になり、根幹治療をお願いした一般歯科医のもとへ検診に行きましたが、最初はレントゲンでは異常が見られないと言われました。
歯茎の問題だから、フロスをきちんと毎日するようにと言われたのですがフロスをしても歯茎の腫れは治らず虫歯の治療へ通っているうちに、前歯の歯茎にフィステルが2つ出来ているのに気付き、歯科医に伝えたところ、歯根破折の可能性があると言われ、根幹治療の専門医での検診を勧められました。
根幹治療の専門医の検診の結果、恐らく差し歯の中の支柱が折れている、再度根幹治療を行ってもまたすぐに問題が起こる可能性が高いし、治療費も無駄になるから、すぐに抜歯した方がいいと言われました。
こちらで通っている一般歯科医と抜歯をしてインブラントをする方向で話し合いましたが、左上1番の歯茎の上に埋伏過剰歯(垂直)があるからインプラントをするには恐らく埋伏過剰歯を抜く必要があるから難しい治療になるかもしれないということで、実際に抜歯とインプラント挿入をする提携外科医で検診を受けました。
外科医から埋伏過剰歯が歯茎の上の鼻に近いところにあるから、取り除くには多くの骨を損傷するだろう、左上1番の抜歯時に埋伏過剰歯が抜けるかは、手術をしてみないと分からない。
抜けたとしてもポーングラフトをして1年程待ってからインプラントを挿入することになるだろう、またポーングラフトが成功するか分からない。
大変な治療になるし期間も長くなるから個人的にはプリッジを勧めると言われました。
診断結果を聞いて一般歯科医と話し合いましたが、歯科医は統計から成功したプリッジでも平均して10年から15年しか持たない、両隣の歯は健康だし前歯はインプラントの方がいい、外科医とインプラントを出来ないか話し合って連絡すると言われました。
両医師の話し合いの結果、今の段階で埋伏過剰歯を抜くのはむずかしい。
左1番を抜歯後、取り外しの義歯で1年程様子を見て、埋伏過剰歯が下へ移動してくれば抜いてポーングラフトをして1年後にインプラント挿入。
埋伏過剰歯が下へ移動しない場合はインプラントをあきらめてブリッジにすると治療方針を伝えられました。
義歯が出来次第、12月初め頃に左上1番を抜歯する予定です。
抜歯の可能性が分かってからは、日本へ帰国しての治療も考えましたが、インプラントをする場合は長期間の治療になる点と日本で治療をしても高額な費用がかかるので、現在居住をしているカナダでの治療を考えましたが自分の想像以上に難しいインプラント治療になると分かり、日本で治療を受けた方がよいか迷っています。
実は1年半前に歯茎に膿みが出来たときに最初に診断を受けたカナダの他の一般歯科医から、この歯はもう死んでいる。
抜歯してインプラントをするしかない。
埋伏過剰歯は左1番抜歯時にいっしょに抜いてインプラントを即時挿入すると言われました。
そこの歯科医がインプラント専門医でほかの方法を提示せずにインプラントを勧めているという気持ちがあり、セカンドオピニオンを受けて根幹治療を勧めてくれた現在通っている歯科医の方が信頼できたので転院したのですが、その歯科医は埋伏過剰歯を抜くのはそれ程大変ではないという感じでした。
今回診断を受けた外科医にその事を話すとびっくりしていました。
自分でネットで調べたところ、「ピエゾサージェリー」を使用すれば骨の欠損量を少なくして埋伏歯の抜歯が出来るという記事を見ました。
自分としては、プリッジをして将来より多くの歯を失うのが怖いので抜歯をした後はインプラントを希望しています。
埋伏過剰歯のある場合のインプラントはそれ程困難な治療になるのでしょうか。
日本で治療を受ける場合はどのような方法、また治療期間はどれ位になるでしょうか。
また日本で埋伏過剰歯をインプラント目的に抜歯するのは、国民健康保険適用になるのでしょうか。
長くなり申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
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カナダ在住の者です。
7年程前に日本で神経治療を行い差し歯となっていた前歯左上1番が歯根破折と診断されました。
現在のところ、とくに痛みはありません。
この歯は1年半前に歯茎に膿ができカナダで再根幹治療をし、差し歯を作り直しました。
カナダでの歯の保険がないので根幹治療と新しいクラウン代で12万円くらい掛かりました。
1ヶ月程前から差し歯の歯茎からの出血が気になり、根幹治療をお願いした一般歯科医のもとへ検診に行きましたが、最初はレントゲンでは異常が見られないと言われました。
歯茎の問題だから、フロスをきちんと毎日するようにと言われたのですがフロスをしても歯茎の腫れは治らず虫歯の治療へ通っているうちに、前歯の歯茎にフィステルが2つ出来ているのに気付き、歯科医に伝えたところ、歯根破折の可能性があると言われ、根幹治療の専門医での検診を勧められました。
根幹治療の専門医の検診の結果、恐らく差し歯の中の支柱が折れている、再度根幹治療を行ってもまたすぐに問題が起こる可能性が高いし、治療費も無駄になるから、すぐに抜歯した方がいいと言われました。
こちらで通っている一般歯科医と抜歯をしてインブラントをする方向で話し合いましたが、左上1番の歯茎の上に埋伏過剰歯(垂直)があるからインプラントをするには恐らく埋伏過剰歯を抜く必要があるから難しい治療になるかもしれないということで、実際に抜歯とインプラント挿入をする提携外科医で検診を受けました。
外科医から埋伏過剰歯が歯茎の上の鼻に近いところにあるから、取り除くには多くの骨を損傷するだろう、左上1番の抜歯時に埋伏過剰歯が抜けるかは、手術をしてみないと分からない。
抜けたとしてもポーングラフトをして1年程待ってからインプラントを挿入することになるだろう、またポーングラフトが成功するか分からない。
大変な治療になるし期間も長くなるから個人的にはプリッジを勧めると言われました。
診断結果を聞いて一般歯科医と話し合いましたが、歯科医は統計から成功したプリッジでも平均して10年から15年しか持たない、両隣の歯は健康だし前歯はインプラントの方がいい、外科医とインプラントを出来ないか話し合って連絡すると言われました。
両医師の話し合いの結果、今の段階で埋伏過剰歯を抜くのはむずかしい。
左1番を抜歯後、取り外しの義歯で1年程様子を見て、埋伏過剰歯が下へ移動してくれば抜いてポーングラフトをして1年後にインプラント挿入。
埋伏過剰歯が下へ移動しない場合はインプラントをあきらめてブリッジにすると治療方針を伝えられました。
義歯が出来次第、12月初め頃に左上1番を抜歯する予定です。
抜歯の可能性が分かってからは、日本へ帰国しての治療も考えましたが、インプラントをする場合は長期間の治療になる点と日本で治療をしても高額な費用がかかるので、現在居住をしているカナダでの治療を考えましたが自分の想像以上に難しいインプラント治療になると分かり、日本で治療を受けた方がよいか迷っています。
実は1年半前に歯茎に膿みが出来たときに最初に診断を受けたカナダの他の一般歯科医から、この歯はもう死んでいる。
抜歯してインプラントをするしかない。
埋伏過剰歯は左1番抜歯時にいっしょに抜いてインプラントを即時挿入すると言われました。
そこの歯科医がインプラント専門医でほかの方法を提示せずにインプラントを勧めているという気持ちがあり、セカンドオピニオンを受けて根幹治療を勧めてくれた現在通っている歯科医の方が信頼できたので転院したのですが、その歯科医は埋伏過剰歯を抜くのはそれ程大変ではないという感じでした。
今回診断を受けた外科医にその事を話すとびっくりしていました。
自分でネットで調べたところ、「ピエゾサージェリー」を使用すれば骨の欠損量を少なくして埋伏歯の抜歯が出来るという記事を見ました。
自分としては、プリッジをして将来より多くの歯を失うのが怖いので抜歯をした後はインプラントを希望しています。
埋伏過剰歯のある場合のインプラントはそれ程困難な治療になるのでしょうか。
日本で治療を受ける場合はどのような方法、また治療期間はどれ位になるでしょうか。
また日本で埋伏過剰歯をインプラント目的に抜歯するのは、国民健康保険適用になるのでしょうか。
長くなり申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
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回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-11-25 14:01:39
ニコラス さん、こんにちは。
>埋伏過剰歯のある場合のインプラントはそれ程困難な治療になるのでしょうか。
一口に埋伏過剰歯といっても、位置や向きによって、難易度が千差万別かと思いますが、実際に診査した口腔外科医が難しいと判断したのでしたら、難易度が高い状態にあるのではと推測します。
>日本で治療を受ける場合はどのような方法、また治療期間はどれ位になるでしょうか。
カナダでの説明と同じような流れになるのではと思います。
>日本で埋伏過剰歯をインプラント目的に抜歯するのは、国民健康保険適用になるのでしょうか。
健康保険は給付されません。
例えば、矯正治療を目的とした抜歯と同じ考えですね。
>埋伏過剰歯のある場合のインプラントはそれ程困難な治療になるのでしょうか。
一口に埋伏過剰歯といっても、位置や向きによって、難易度が千差万別かと思いますが、実際に診査した口腔外科医が難しいと判断したのでしたら、難易度が高い状態にあるのではと推測します。
>日本で治療を受ける場合はどのような方法、また治療期間はどれ位になるでしょうか。
カナダでの説明と同じような流れになるのではと思います。
>日本で埋伏過剰歯をインプラント目的に抜歯するのは、国民健康保険適用になるのでしょうか。
健康保険は給付されません。
例えば、矯正治療を目的とした抜歯と同じ考えですね。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2014-11-25 16:04:42
かなり深いところに埋伏歯があり、その部の永久歯がないためにインプラントを埋入して(複数ケース)埋伏歯と接触しても問題は生じなかったという、英語論文の紹介が雑誌に載ったことがあります。
検討の余地はあると思います。
検討の余地はあると思います。
相談者からの返信
相談者:
ニコラスさん
返信日時:2014-11-26 00:30:06
回答3
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-11-27 11:37:07
歯科用CTで精密に現在の状態を把握し、対応をお考えになることをお勧めします。
そうすれば、埋伏歯を抜かないでインプラント出来るかも知れないですし、埋伏歯を抜歯するにしても侵襲を最小限にする方法を見付けることも出来るのでは、と思います。
抜歯即時インプラントで手術を1回で全部終わらせられる、と言う方法も取れるかも知れませんし、同時に埋伏歯の抜歯を最小限の侵襲で出来、同時に骨造成を出来る方法を見付けることも出来るかも知れません。
いずれにしても、現状を正確に把握して、と言うことが前提になります。
ただ現在カナダにお住まいとのことですので、歯科用CT、CBCTで撮影していただくのが出来るのかどうか、です。
正確に現状を把握して、良い方法で治されることが出来るなら、3〜6ヶ月程度で治せる可能性もある、と思います。
まずは正確な現状把握です。
失礼しました。
そうすれば、埋伏歯を抜かないでインプラント出来るかも知れないですし、埋伏歯を抜歯するにしても侵襲を最小限にする方法を見付けることも出来るのでは、と思います。
抜歯即時インプラントで手術を1回で全部終わらせられる、と言う方法も取れるかも知れませんし、同時に埋伏歯の抜歯を最小限の侵襲で出来、同時に骨造成を出来る方法を見付けることも出来るかも知れません。
いずれにしても、現状を正確に把握して、と言うことが前提になります。
ただ現在カナダにお住まいとのことですので、歯科用CT、CBCTで撮影していただくのが出来るのかどうか、です。
正確に現状を把握して、良い方法で治されることが出来るなら、3〜6ヶ月程度で治せる可能性もある、と思います。
まずは正確な現状把握です。
失礼しました。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-11-27 13:49:32
ご相談ありがとうございます。
歯科用のレントゲンCTスキャンが必須となる治療の典型例だと思われます。
埋伏歯の悪影響を避けられるかどうかによって、インプラント治療計画の成否が決まるからです。
昔と違い、今では短いインプラントでも成功するようになりましたから、埋伏歯をそのままに治療できれば、ごく普通のインプラント治療と考えればすみ、とても楽です。
短いインプラントでも骨との接触率を上げれば、長いインプラントと同じ成果が期待できます。
最新の方法では、光機能化という治療により、インプラントを3倍強化することができ、短いインプラントでも充分期待できるようになりました。
歯科用のレントゲンCTスキャンが必須となる治療の典型例だと思われます。
埋伏歯の悪影響を避けられるかどうかによって、インプラント治療計画の成否が決まるからです。
昔と違い、今では短いインプラントでも成功するようになりましたから、埋伏歯をそのままに治療できれば、ごく普通のインプラント治療と考えればすみ、とても楽です。
短いインプラントでも骨との接触率を上げれば、長いインプラントと同じ成果が期待できます。
最新の方法では、光機能化という治療により、インプラントを3倍強化することができ、短いインプラントでも充分期待できるようになりました。
相談者からの返信
相談者:
ニコラスさん
返信日時:2014-11-27 21:55:41
タイトル | [写真あり] 左上1番に埋伏過剰歯、インプラントできるか (カナダ) |
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質問者 | ニコラスさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:1番(中切歯) インプラント治療法 その他(写真あり) カナダ 歯の数が多い(過剰歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。