金属アレルギーの為、歯の詰め物の材質の選択について

相談者: yuusanさん (30歳:女性)
投稿日時:2014-12-01 22:17:03
こんばんは。
歯科治療について悩んでいます。

金属アレルギーと皮膚科で診断され、歯科金属の治療のため歯医者へ行きました。

インターネットでいろいろと自分なりに調べ、ハイブリッドセラミックがいいのではないかとお話を伺って治療をお願いしようと思って受診しました。

現在、右上6番、右下6番、左下6番7番にインレーがあります。

受診した医院では保険治療内のプラスチックでいいといわれました。

「最高の治療をお望みならしないでもないけど、プラスチックでいいんじゃない?」

と。

また、

「一回やってみてダメやったらハイブリッドに変えたら?」

と言われ、結局1本だけプラスチックに変えることになり、交換しました。

プラスチックの耐久性や強度に疑問があり大丈夫なのか尋ねましたが”そこまでしなくても”というような雰囲気の返答でした。

帰宅してからも疑問が残り、いろいろ調べていましたが、プラスチックの変色のたびに交換しているようでは、自分の歯がもたないのでは?という心配も出てきました。

来月より1年間、海外に行くこともあり早く治療を進めたいのですが、本当にプラスチックでいいのか不安になり、こちらで質問させていただきました。

お忙しいとは思いますが、ご回答いただければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-12-01 22:55:59
yuusanさん、こんばんは。

モノとしての素性は、ハイブリットセラミック保険のプラスチックもほとんど同じものなので、耐久性や強度も似たようなものと、自分は考えているので、その先生の方針で構わないと思います。

日本では保険のプラスチックとして売られている製品でも、海外では普通に保険外のハイブリットセラミックと同じように販売されているモノも多々ありますし。

ただ、直接詰める方法、保険のプラスチック、保険外だとダイレクトボンディングと呼ばれることが多いですが、材料の差より技術の差が出やすい治療法ですので、その先生が上手ければどちらの材料でも結果には差はほとんどないと思います。

余談ですが、個人的な好みや、論文から読み取れる成功率からお話すると、金属アレルギーに該当しなければ、金合金やアマルガムでの治療が一番だと思います。

お大事にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yuusanさん
返信日時:2014-12-06 00:12:51
森 先生。

お礼が遅くなり大変申し訳ありません。
お忙しい中、ご返答ありがとうございました。

ハイブリッドセラミック保険のプラスチックも、あまりかわらないとの御返答で正直驚いています。

ご意見参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2014-12-07 14:58:58
ハイブリッドセラミック保険のプラスチックも、あまりかわらないとの御返答で正直驚いています。


ハイブリッドセラミックインレー(間接法)は重合(硬化)をお口の中でさせるものとは異なるので、物性も耐性もかなり異なるものです。

直接湿潤状態のお口の中で光を当てて充填するダイレクトボンドやレジン充填と間接法(型どりして技工士が作製するもの)で、光と加温、(ものによっては加圧重合もさせたものから削り出すなど)させるハイブリッドセラミックインレーでは、物性はかなり異なります。



元々インレーだったところを変えるということでしたら、型どりして作製してもらうハイブリッドセラミックインレー(セラミック含有樹脂)で一度されてみてはいかがでしょう?


ただし、元々のインレー窩洞が小さかったり、細い、浅いなどであればゴールドインレーのほうがご自身の歯質を失うことが少なくて済む場合もあります。
歯質を出来るだけ保存したいとお考えでしたら、直説法のほうが有利なケースもあると思います。

主治医とよく御相談して決めてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-12-07 15:23:39
ハイブリッドというのは、樹脂とセラミックを混ぜたという意味ですが実は、森先生のおっしゃるようにお口の中で固めるレジン充填の素材も、同じように樹脂とセラミックを混ぜたペーストです。

では、何処が違うかというと、船橋先生が仰るようにハイブリットと呼ばれる物は、セラミックの混合割合が高く、光照射も全面から長時間行い、製品によっては100度程度で加熱します。それによって強度が違ってきます。


さらにハイブリッドセラミックインレーの作り方にはもう一つの方法があります。

CADDAMといって、カメラを使って型どりし、コンピューターを使って設計し、工場で作ったハイブリッドレジンのブロックを削り出す方法です。物によっては、セラミック以上の強度や光沢性をもつものもあります。

満足度の高い治療が出来ると良いですね。お大事に。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yuusanさん
返信日時:2014-12-10 20:50:43
船橋先生、三浦先生、ご回答ありがとうございます。

先生方は強度については差があるとお考えだとの理解でよろしいのでしょうか?

どの歯も十字に端から端までインレーがある状態ですが、噛み合わせで、歯と歯があまり当たっていないから大丈夫と言われました。

しかし、ネットでの情報が気になり内心いつわれるのかとヒヤヒヤしております。
歯ぎしりもかなりあります。

ただ、ハイブリッドセラミックにしたからといって、割れない、はずれない、というわけではないのですよね?

今後も日本で過ごすのであればこんなにも悩まないのですが、1年間帰国予定もなく海外で過ごす予定なので慎重になっています。

受診したところはハイブリッドセラミックに積極的ではなかったので自分が集めた情報と食い違い、余計に迷いや不信感があるような状態になっているのだと思います。

1か所だけ詰め替えて1週間、今のところ問題なく過ごしています。
次回受診時にもう一度話ができそうか頑張ってみたいと思います。

お忙しい中のご回答、ありがとうございました。



タイトル 金属アレルギーの為、歯の詰め物の材質の選択について
質問者 yuusanさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ハイブリッドセラミックインレー
歯科金属アレルギー
お勧めの詰め物・インレー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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