右下7番の根管治療後はクラウン?インレー?(海外)

相談者: flower girlさん (39歳:女性)
投稿日時:2014-12-22 13:32:42
こんにちは。

以前こちらで右下7番の激痛について相談させていただき、その後根管治療を受け始めました。

とても良い歯医者さんに巡り合え、とても丁寧に慎重に治療を進めていっていただいていると感じています。
2回目の根管治療を終え、経過は順調のようです。
今後はしばらく期間を開け、何も問題なければ最終の根管治療、そして被せ物もしくは詰め物をして終了という予定のようです。

そこで質問です。

治療開始前の計画では3回の根管治療後、クラウンを被せるということになっていましたが、前回の治療後、私の右下7番は『短い』のでクラウンではなくインレーにしようと思うという旨を伝えられました。

その先生を信頼しているので何の疑問も持たなかったのですが、そのことを歯科衛生士の友人と話しているときに伝えたところ、

『根管療法後はクラウンが一般的であり、インレーはクラウンほどの強度はなく割れてしまうと抜歯を免れなくこともある。
インレーではなくクラウンにしてもらえるよう頼んでみては?』

とアドバイスをもらいました。

私の歯の状態を良く診ての変更だと思うので主治医の先生の判断にお任せしたいと思っているのですが、正直に言うと経験豊富な歯科衛生士の友人の言うことも少し気になります。

そこで根管治療後のインレーの対象症例やそれぞれの長所短所などを教えていただけませんか?

実際の歯の状態を診ていないので何とも言い難いとは思いますが、一般的にはクラウンを再検討してもらうようにお願いした方が良いと思われますか?

お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-12-22 14:21:46
結論から言えば

「担当医の判断に従う」

のが正解だと思います。


もちろん、お友達の衛生士さんの言われている事は「一般的には正しい」のですが、実際にflower girl さんのお口の中を見ているわけではありませんし、衛生士が診断をする事は出来ません(アドバイス程度は可能だと思いますが)。


根管治療後のインレーの対象症例やそれぞれの長所短所などを教えていただけませんか?

僕も歯質が十分に残っていて、力のコントロール的にも問題が無く「クラウンにする必要が無い」と判断した場合にはレジン充填やインレーにする事があります。

長所としては「歯を必要以上に大きく削る必要が無い」と言う事です。
短所は思い当たりません。
(技術的にはクラウンにするよりもインレーの方が難しい事くらいでしょうか)

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-12-22 14:22:09
flower girl さん、こんにちは

確かに根管治療後の補綴クラウンにするかインレーにするかは、非常に難しいところです。

それぞれのメリットデメリットがあるとともに、治療を担当する歯科医師の考え方によっても変わってきますので、一概にどちらが良いというわけでもありません。

ちなみに

インレーのメリットは

1.修復する部分の体積が少ない(削る量が少ない)ということ

ただ、歯質が薄い場合は無理の残ることで後に破折が起きるリスクがあります。

デメリットとしては

1.神経の無い歯なので虫歯などのサインを感じなくなるので虫歯が進行しやすい

2.強度的に破折のリスクがある


クラウンのメリットはインレーとは逆のことになります。

メリットとしては

1.すべて被覆する形になるので虫歯にはなりにくい

2.強度的にしっかりしている

デメリットとしては

1.審美的に銀歯になる(保険治療の場合)

ということになるかと思います。

ただ、最初に書いたように歯科医師の裁量によっても変わってきますので、ある程度の譲歩は必要ではないでしょうか。

参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: flower girlさん
返信日時:2014-12-22 17:53:29
櫻井先生、畑田先生、早速のご回答ありがとうございます。
(先ほど返信を投稿したはずなのですが、反映されていないようなのでもう一度返信させていただいています)


追加で質問させていただいてよろしいでしょうか?

主治医の先生より、『歯が短い』ため『インレーに変更する』と言われています。

櫻井先生のおっしゃる『歯質が十分に残っている』というのは、『歯が短い』状態の私の歯では逆ということになりませんか?(全くの素人でそのあたりが良くわかりません。すみません)

なぜ『歯が短い』とクラウンの対象ではなくなりインレーの対象になるのか、分かる範囲でかまいませんので教えていただくことは出来ませんか?

主治医の先生に直接聞くのが一番なのは理解していますが、海外在住のこともあり、一度日本の先生からお話を聞かせていただけるとありがたいです。

よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-12-22 18:46:24
おそらく

クラウンにすると歯冠高径が短く、外側保持ではダツリの可能性が高くなるだろう」

と言う事で

「天然歯質が多く残っているので内側保持のインレーの方が有利ではないか」

と考えられたのではないかと想像しますが、実際に拝見していないので、違う意味かもしれません。


やはり、担当の先生に直接伺うのがよろしいかと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-12-23 11:34:36
通常だと、支台(コア)をつくってから被せますが、高さがないので、コアごと被せものをつくるのではないでしょうか。

コアとクラウンが一体型のものってあるのでしょうか?

ちなみに、前歯小臼歯でないので、保険請求は出来るはずです。

納得のいく治療が出来るといいですね。
お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: flower girlさん
返信日時:2014-12-23 21:07:13
櫻井先生、三浦先生、ご回答ありがとうございます。

とても分かりやすい説明で納得しました。
主治医の先生にお任せして、このまま治療を続けていってもらおうと思います。

また分からないことが出てきたら、このサイトで質問させていただくかもしれません。
その時はよろしくお願いします。

ありがとうございました。



タイトル 右下7番の根管治療後はクラウン?インレー?(海外)
質問者 flower girlさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 海外その他
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




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