15歳、治療した歯や銀歯が多いと今更予防しても意味がないのか?
相談者:
しみちゃんさん (15歳:女性)
投稿日時:2015-01-26 14:36:17
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-01-26 20:11:25
しみちゃん さん、こんにちは。
>今の段階で治療した歯や銀歯が多いと今更いくら予防しても意味がないのでしょうか?
全く虫歯になっていない状態を維持していくのも予防ですが、再発を防ぐことも大事な予防です。
>若いうちから銀歯や治療した歯が多かった方は、今どうなってるか教えてください。
40歳以上の成人に対しての統計ですが・・・
治療が一段落した後、3ヶ月毎の定期的にメンテナンスに通っている方に比べ、
・いわゆる気が向いたときにだけメンテナンスをする人は、5.8倍。
・ 症状が発現した時にだけ歯科医院を受診するような人では、8.1倍。
5年後に歯を失う確率が高くなるというデータがあるそうです。
>今は心を入れ替えて、朝晩の歯磨き、フロスをしています。
まずは、今の状態に合わせたプラークコントロール法になっているか、間食や飲料を含めた食品の摂り方についても指導していただき、定期的に、自分流に戻ったりしていないか、チェックしていただきましょう。
>今の段階で治療した歯や銀歯が多いと今更いくら予防しても意味がないのでしょうか?
全く虫歯になっていない状態を維持していくのも予防ですが、再発を防ぐことも大事な予防です。
>若いうちから銀歯や治療した歯が多かった方は、今どうなってるか教えてください。
40歳以上の成人に対しての統計ですが・・・
治療が一段落した後、3ヶ月毎の定期的にメンテナンスに通っている方に比べ、
・いわゆる気が向いたときにだけメンテナンスをする人は、5.8倍。
・ 症状が発現した時にだけ歯科医院を受診するような人では、8.1倍。
5年後に歯を失う確率が高くなるというデータがあるそうです。
>今は心を入れ替えて、朝晩の歯磨き、フロスをしています。
まずは、今の状態に合わせたプラークコントロール法になっているか、間食や飲料を含めた食品の摂り方についても指導していただき、定期的に、自分流に戻ったりしていないか、チェックしていただきましょう。
相談者からの返信
相談者:
しみちゃんさん
返信日時:2015-01-28 00:00:36
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-01-28 08:29:46
しみちゃん さん、ご返信ありがとうございます。
>銀の詰め物の中の虫歯を予防する方法ってありますか?
フッ素の使用を含むプラークコントロール法のみならず、間食や飲料を含む食品の摂り方など、生活習慣の見直しについて、指導していただきましょう。
定期的にメンテナンスにし続け、自分流に戻っていないか、チェックしていただきましょう。
>銀の詰め物の中の虫歯を予防する方法ってありますか?
フッ素の使用を含むプラークコントロール法のみならず、間食や飲料を含む食品の摂り方など、生活習慣の見直しについて、指導していただきましょう。
定期的にメンテナンスにし続け、自分流に戻っていないか、チェックしていただきましょう。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-01-28 13:35:36
ご相談ありがとうございます。
>今は心を入れ替えて、朝晩の歯磨き、フロスをしています。
それは素晴らしいことです!
しかし、本当の予防効果を上げたいならば、歯磨きについても専門家と計画しましょう。
一人でがんばっても無理です。
>ですが、今の段階で治療した歯や銀歯が多いと今更いくら予防しても意味がないのでしょうか?
いいえ、とても大きな意味があります。
本当の予防をするかどうかで結果が全く違います。
もうむし歯から一生解放されることも夢ではありません。
>若いうちに歯を失ってしまうのでしょうか?
今までの延長と変わらなければ、そのとおりです。
>若いうちから銀歯や治療した歯が多かった方は、今どうなってるか教えてください。
今までの延長から抜けられない人は悪化のスパイラルに落ちます。
くりかえし削る生活から、抜歯になり、ブリッジやインプラントをしたり、30才頃すでに総入れ歯になった人もいます。
>やはり、統計的に私は若いうちに歯を失う可能性が高いということですね(泣)
世の中には、病気の世界と健康な世界があります。
統計などは今までの実績ともいえますが、統計を取るとき病気の世界からデータを集めれば悲惨な結果は当たり前といえます。
健康へと今までの延長からガラリと変えた人は、もうむし歯や抜歯を忘れてしまうほど、楽しい健康な生活に変えることもできます。
もしかりに健康な世界を知ったら全く違うことに気がつくでしょう。
ちなみに、当院では虫歯だらけの人生から健康に切り替えた結果、80才代になっても28本残って寿命を迎えられた方もおります。
どちらの世界に住みたいかの選択です。
健康を望む場合は、行動を180度変えなくては切り替わりません。
お一人ではとても難しくて無理です。
必ず実績のある予防の専門家に相談しましょう。
>銀の詰め物の中の虫歯を予防する方法ってありますか?二次カリエスが心配です…
治療が済んでしまった中を後から予防する方法はありません。
治療物と自然の歯の境目を、外から予防する方法はあります。
じっさいは初めの治療自体に予防の考えを入れているかどうかで全く結果は違ってきます。
例えば予防の考えがない治療だと仮定して、中にむし歯の取り残しがあれば、いくら予防しても中からダメになります。
あるいはむし歯の治療の時に削りすぎれば、やはりダメになります。
あるいは境目を守る治療でなければ、後からの予防も難しくなります。
また削り始める前に、むし歯ができた原因への治療がなければ、そのまま削っても又すぐくりかえしむし歯になるはずです。
予防の考えを入れた治療ならば、まず応急処置、次に原因への治療、それから本格的に削って詰めるという段取りがあり得るからです。
保険の銀歯はけっして悪い治療ではありません。
もし予防の考えがない治療であれば、「仏作って魂入れず」、ということわざ通りになるというだけです。
保険治療は魂を入れるかどうかのところまでは規則がないともいえます。
つまり一番初めにむし歯を治療する段階から、もう世界がまったく違うということです。
ちなみに本当の予防医療の一部を説明すると、
・もうむし歯の恐怖から解放され、
・削る・抜く治療が終わりになり、
・自然に健康への希望が湧きあがり、
・自信を植えつけられ、
・これからの暮らしが楽しくバラ色の未来に変わる、
そんなことをお話しすることが大事ともいえます。
その考えがないと、予防といえば歯を磨く、クリーニングや歯石取りに通うというありきたりの、今まで何も変わらない、単純作業の繰り返しとなるでしょう。
できればやりたくない、逃げだしたい、という気持ちとの葛藤になるかもしれません。
本当の予防医療はワクワクして待ち遠しい、と思えても良いと思います。
健康ってそんな世界です。
あきらめないで選んだ方向に向かいます。
>今は心を入れ替えて、朝晩の歯磨き、フロスをしています。
それは素晴らしいことです!
しかし、本当の予防効果を上げたいならば、歯磨きについても専門家と計画しましょう。
一人でがんばっても無理です。
>ですが、今の段階で治療した歯や銀歯が多いと今更いくら予防しても意味がないのでしょうか?
いいえ、とても大きな意味があります。
本当の予防をするかどうかで結果が全く違います。
もうむし歯から一生解放されることも夢ではありません。
>若いうちに歯を失ってしまうのでしょうか?
今までの延長と変わらなければ、そのとおりです。
>若いうちから銀歯や治療した歯が多かった方は、今どうなってるか教えてください。
今までの延長から抜けられない人は悪化のスパイラルに落ちます。
くりかえし削る生活から、抜歯になり、ブリッジやインプラントをしたり、30才頃すでに総入れ歯になった人もいます。
>やはり、統計的に私は若いうちに歯を失う可能性が高いということですね(泣)
世の中には、病気の世界と健康な世界があります。
統計などは今までの実績ともいえますが、統計を取るとき病気の世界からデータを集めれば悲惨な結果は当たり前といえます。
健康へと今までの延長からガラリと変えた人は、もうむし歯や抜歯を忘れてしまうほど、楽しい健康な生活に変えることもできます。
もしかりに健康な世界を知ったら全く違うことに気がつくでしょう。
ちなみに、当院では虫歯だらけの人生から健康に切り替えた結果、80才代になっても28本残って寿命を迎えられた方もおります。
どちらの世界に住みたいかの選択です。
健康を望む場合は、行動を180度変えなくては切り替わりません。
お一人ではとても難しくて無理です。
必ず実績のある予防の専門家に相談しましょう。
>銀の詰め物の中の虫歯を予防する方法ってありますか?二次カリエスが心配です…
治療が済んでしまった中を後から予防する方法はありません。
治療物と自然の歯の境目を、外から予防する方法はあります。
じっさいは初めの治療自体に予防の考えを入れているかどうかで全く結果は違ってきます。
例えば予防の考えがない治療だと仮定して、中にむし歯の取り残しがあれば、いくら予防しても中からダメになります。
あるいはむし歯の治療の時に削りすぎれば、やはりダメになります。
あるいは境目を守る治療でなければ、後からの予防も難しくなります。
また削り始める前に、むし歯ができた原因への治療がなければ、そのまま削っても又すぐくりかえしむし歯になるはずです。
予防の考えを入れた治療ならば、まず応急処置、次に原因への治療、それから本格的に削って詰めるという段取りがあり得るからです。
保険の銀歯はけっして悪い治療ではありません。
もし予防の考えがない治療であれば、「仏作って魂入れず」、ということわざ通りになるというだけです。
保険治療は魂を入れるかどうかのところまでは規則がないともいえます。
つまり一番初めにむし歯を治療する段階から、もう世界がまったく違うということです。
ちなみに本当の予防医療の一部を説明すると、
・もうむし歯の恐怖から解放され、
・削る・抜く治療が終わりになり、
・自然に健康への希望が湧きあがり、
・自信を植えつけられ、
・これからの暮らしが楽しくバラ色の未来に変わる、
そんなことをお話しすることが大事ともいえます。
その考えがないと、予防といえば歯を磨く、クリーニングや歯石取りに通うというありきたりの、今まで何も変わらない、単純作業の繰り返しとなるでしょう。
できればやりたくない、逃げだしたい、という気持ちとの葛藤になるかもしれません。
本当の予防医療はワクワクして待ち遠しい、と思えても良いと思います。
健康ってそんな世界です。
あきらめないで選んだ方向に向かいます。
相談者からの返信
相談者:
しみちゃんさん
返信日時:2015-01-28 23:45:32
小林先生、さがら先生ありがとうございました!
頑張ります。
頑張ります。
タイトル | 15歳、治療した歯や銀歯が多いと今更予防しても意味がないのか? |
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質問者 | しみちゃんさん |
地域 | 北海道 |
年齢 | 15歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 高校生・中学生・小学生 |
カテゴリ | 虫歯予防 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。